ノートパソコンの大きさは13インチがおすすめ!
モバイル選びのポイント
2021.11.05(FRI)
2024.06.13(THU)
ノートパソコンを持ち運んで使おうと考えているなら、13インチがおすすめです。
13インチであれば、A4判に近いサイズなので、問題なくビジネスバッグに入れることができます。
重さも1kg程度なので、重くて苦痛を感じることもありません。それでいて、13インチというディスプレイのサイズは、文書作成なら問題なくできるほどの大きさです。
パソコンの購入を検討している人に、13インチノートパソコンのメリットや選び方を紹介します。
目次
- 6. まとめ
持ち運ぶなら13インチがおすすめ
持ち運びできるノートパソコンの大きさとしては、13インチくらいのサイズが最も適しています。たまに持ち運ぶだけなら、15インチでも大丈夫でしょう。しかし、毎日のように持ち運ぶとなると、15インチのノートパソコンは、かなりの負担になります。小さいと持ち運びやすさは向上しますが、ディスプレイが見にくくなってしまいます。
13インチは、サイズや重さ、見やすさの点において、バランスが最も取れているノートパソコンなのです。
13インチの大きさはどれくらい?
ノートパソコンの13インチというサイズは、液晶ディスプレイのサイズのことです。そのため、同じ13インチのノートパソコンの大きさを比べても、ディスプレイのふちの厚さがパソコンごとに異なるので、わずかながら、大きさに違いがあります。
ディスプレイのサイズは対角線の長さのことで、13インチの場合は、約33センチです。つまり、横は約29センチ、縦は約16センチということになります。これにふちのサイズを加えた大きさが、ノートパソコンの大きさになります。狭額縁をアピールしているノートパソコンの場合は、ふちの厚さが少ないため、それだけサイズが小さくなります。
A4サイズが入るカバンなら大丈夫
13インチのノートパソコンは、約28.8センチ×約16.2センチ+ふちの厚さが大きさになります。
実はこの大きさは、紙の大きさを表すA4判に近い大きさなのです。A4判は、約30センチ×21センチなので、比較するとノートパソコンとほぼぴったりです。
つまり、A4判の書類が入るカバンなら、13インチのノートパソコンはすっぽりと収納することが可能なのです。ビジネスバッグであれば、スタンダードな大きさのA4判の書類が入ります。これで、13インチノートパソコンの大きさがイメージできたと思います。
特別なものを買わずに、いまのカバンでそのまま持ち運びできるのが、13インチのノートパソコンなのです。
インチと型はなにが違う?

ノートパソコンを選ぶ時によく目にする、インチと型ですが、基本的に同じものを指しています。どちらもノートパソコンでは液晶ディスプレイのサイズを指す単位で、インチ=型なのです。つまり、13インチディスプレイは、13型ディスプレイと同じサイズです。インチも型も、ディスプレイの対角線の長さをあらわしています。
元々テレビの大きさをあらわす単位として、日本人になじみのないインチの代わりに型が使われていたという背景があります。それがそのまま、パソコンのディスプレイのサイズをあらわす単位として、いまも使われているのです。
アスペクト比の違いには注意が必要
ディスプレイのサイズをもとにノートパソコンを選ぶ時は、アスペクト比の違いを理解する必要があります。アスペクト比とは画面の横と縦の比率のことで、これが異なると同じインチ数のディスプレイでも見え方が変わります。一般的なアスペクト比には、16:9、16:10、3:2などがあります。
例えば16:9のアスペクト比は、映画などの動画視聴に適しており、広い横幅を生かした表示が可能です。一般的なテレビでも採用されているアスペクト比です。16:10や3:2の比率は、縦が少し長くなっているため、書類作成やWebサイトの閲覧がしやすくなるでしょう。
用途別ノートパソコンの大きさを解説

ノートパソコンやタブレットを選ぶ時、用途によってどのサイズの製品に決めるのかが変わります。外出先での使用が多いのであれば小さなサイズが適していますが、作業をする頻度が高ければ大きなサイズにすると作業がはかどります。どのサイズが適しているのか、用途別に解説します。
ノートパソコン、タブレットの大きさを比較
ノートパソコンとタブレット、それぞれの大きさを比較することで、どちらが自分のニーズに合っているかを見極められます。ノートパソコンはディスプレイのサイズが大きく、タイピングに適したキーボードが付いているのが一般的です。そしてタブレットはディスプレイのサイズが小さく、キーボードが付いていないものの持ち運びやすくなっています。
ノートパソコンのサイズは12インチ~17インチと幅広く、15インチがスタンダードなサイズです。一方、タブレットは7インチから12インチが主流で、人によって使用するサイズはさまざまです。
ノートパソコンとタブレットでよく使われているサイズは、次の表の通りです。
16:9(cm) | 16:10(cm) | |
---|---|---|
7インチ | 15.5×8.7 | 15.1×9.4 |
8インチ | 17.7×10.0 | 17.2×10.8 |
9インチ | 19.9×11.2 | 19.4×12.1 |
10インチ | 22.1×12.5 | 21.5×13.5 |
12インチ | 26.6×14.9 | 25.8×16.2 |
13インチ | 28.8×16.2 | 28.0×17.5 |
14インチ | 31.0×17.4 | 30.2×18.8 |
15インチ | 33.2×18.7 | 32.3×20.2 |
16インチ | 35.4×19.9 | 34.5×21.5 |
8インチ|片手で持てる気軽さが魅力
8インチのタブレットはサイズがコンパクトなため、片手で気軽に持てることが大きな魅力です。移動中やちょっとした空き時間にさっと取り出して使えるため、日常のさまざまなシーンで活躍するでしょう。
スマートフォンよりも画面が大きいため、Webサイトの閲覧や電子書籍での読書、メールやチャットによるコミュニケーションなどがより快適に行えます。
また、8インチのタブレットは、重量も軽く、バッグに入れても邪魔になりません。8インチのタブレットは携帯性と機能性を兼ね備えたサイズと言えるでしょう。
10インチ|タブレットがパソコン代わりになる
10インチはタブレットとしては、携帯性よりも機能性を重視したサイズです。片手で持つのは難しい代わりにディスプレイが大きくなるため、ノートパソコンのような使い方が可能になります。Webサイトの閲覧や書類作成、表計算など、ノートパソコンで行うような作業にも対応できます。また、キーボードを接続すれば、まるで小型のノートパソコンのように使い方もできるでしょう。
8インチなどのタブレットと比較すると携帯性では劣りますが、それでもノートパソコンよりも小型で軽量なため、持ち運びやすいというメリットがあります。
12インチ|毎日パソコンを持ち運びたい人向け
毎日ノートパソコンを持ち運ぶ人にとって、12インチは理想的なサイズと言えるでしょう。軽量でコンパクトなためバッグに収納しやすく、また持ち運びをしている時もあまり負担になりません。ノートパソコンを携帯するストレスを、大幅に軽減してくれるでしょう。
12インチは決して大きなサイズではありませんが、書類作成であれば問題なく対応可能です。作成の書類をチェックにも、対応できます。
また、サイズがコンパクトなため、広い設置スペースを必要としません。カフェや電車内など限られたスペースでも、キーボードで入力できるでしょう。
13インチ|携帯性、操作性を兼ね備える
13インチは12インチと比べるとサイズが大きくなるものの、まだ持ち運びの負担にはならないでしょう。外出する時に気軽に持ち運び、いつでもどこでも作業に取りかかれます。また、ディスプレイのサイズが大きくなるため、作業のしやすさでは12インチのノートパソコンを上回ります。
持ち運びや作業の頻度によって、12インチと13インチのどちらにするかをよく比較する必要があるでしょう。持ち運ぶ機会が多ければ12インチ、書類作成で入力作業が多い人であればディスプレイの見やすい13インチの方が適しています。
14インチ|見やすさ、操作性を重視
14インチのノートパソコンは、ディスプレイが見やすくて作業がしやすいサイズです。携帯性にも優れており、ビジネスバッグであれば問題なく収納できるでしょう。13インチのノートパソコンと比べるとディスプレイが大きいため、表の作成やデザイン作業などの細かい作業がしやすくなるのがメリットです。作業のしやすさを重視するなら、14インチのノートパソコンがおすすめです。
ただし、12インチ、13インチと比べると、重量が増えるため、頻繁に持ち運ぶのであれば、重量にも注意しましょう。1.5kgを超える重さは、頻繁な持ち運びにはあまり適しません。
15インチ|携帯性より操作性が重要
ノートパソコンとしては15インチが最もスタンダードなサイズで、操作性を重視する人におすすめです。15インチになるとそれだけ重量が増えて持ち運びにくくなるものの、キーボードのサイズが大きくなるため入力しやすくなります。製品によってはテンキー付きのキーボードになるため、表計算ソフトを使用する機会が多い人は重宝するでしょう。
また、対応できる作業の幅が広がるのも、15インチのノートパソコンの特徴です。グラフィックやデザインなども対応できるでしょう。また、ディスプレイが見やすいので長時間の作業にもぴったりです。
16インチ以上|省スペースがポイント
16インチ以上のノートパソコンはサイズが大きいため、屋内の移動ならともかく、外出先に持っていくのに適さないでしょう。持ち運ぶ機会が頻繁であれば、避けた方が良いかもしれません。
しかし、自宅やオフィスに限定して使用するのであれば、省スペースのパソコンとして16インチ以上のノートパソコンはおすすめです。ディスプレイのサイズが大きいため見やすく、なおかつ作業もしやすくなります。外出先へ持ち出さないと決めてしまえば、とても快適に使えるでしょう。長時間の作業もしやすくなるため、リモートワーク用に購入するのも良いでしょう。
2台持ちなら活用の幅が広がる!

ノートパソコンのサイズは、小さいと持ち運びやすいものの作業がしにくく、大きいと持ち運びにくい代わりに作業がしやすいという関係になっています。そのため、人によってどちらを重視するのかがポイントになります。
しかし、ノートパソコンを2台持つという選択であれば、そういった検討は必要ありません。作業のしやすいノートパソコンと、持ち運びのしやすいノートパソコンの良いところ取りができます。自宅作業用のパソコンは、デスクトップパソコンにしてしまうのも良いでしょう。自宅での作業効率を上げつつ、外出先でも快適に作業を行いたい人は、2台持ちという選択がおすすめです。
モバイル生活を快適にする方法
屋外やカフェ、電車の中など、ノートパソコンはどこでもインターネットに接続できて、仕事をしたり、資料をチェックしたりといった作業が可能です。
そのため、思いついたら、どこにいても、すぐに作業を始められるのが、ノートパソコンのメリットです。その一方で、ディスプレイに接続して、大画面で作業することもできます。
そういったノートパソコンのメリットを十二分に活かした、モバイル生活を、快適にする方法を紹介します。
モバイル通信でどこでも使える
ノートパソコンは、Wi-Fiなどの無線LANを利用できるところで使用することが多いでしょう。しかし、ノートパソコンがモバイル通信に対応していれば、Wi-Fiなどがないところでも、どこでもインターネットに接続できます。
モバイル通信とは、携帯電話やスマートフォンなどで利用されている電波でデータ通信をすることです。ノートパソコンにSIMカードを挿せるようになっていれば、モバイル通信を利用できます。モバイル通信をする際は、別途通信会社との契約が必要なので注意しましょう。
SIMカードをノートパソコンに挿せなくても、モバイルWi-Fiルーターや、スマートフォンのテザリングを利用して、モバイル通信を行うこともできます。
自宅は大画面で快適に
画面が13インチもあれば、書類作成には十分な大きさと言えます。しかし、資料になるデータを表示させたり、複数のソフトウエアを起動したりすると、ちょっと画面が狭く感じることもあるでしょう。
そういった時は、外部のディスプレイに接続して、複数の画面で作業をしましょう。ノートパソコンの多くには、外部のディスプレイに接続する端子が用意されているので、そこから接続可能です。ディスプレイの端子には複数の種類があるので、ディスプレイとノートパソコンの端子が対応しているか、しっかり確認しましょう。
持ち運びをしている時は、文字の入力などを中心に行い、自宅は外部ディスプレイに接続して仕上げをするような使い方も可能です。
外部ストレージで容量が気にならない
ノートパソコンの内蔵ストレージは、残りの容量を気にせずに大量のデータを持ち運びたい人にとって、少し物足りないと感じることでしょう。内蔵ストレージが大容量のモデルもありますが、少し価格が高くなります。
内蔵ストレージに予算をかけられない場合は、外部ストレージを用意するのがおすすめです。ソフトウエアなどは内蔵ストレージに保存して、使わなくなったデータなどは、外部ストレージに保存してしまいましょう。こまめにデータを外部ストレージに保存するようにすれば、バックアップにもなります。
また、OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージにデータを保存するのもいいでしょう。クラウドストレージの場合、外出先でもデータをダウンロードすることが可能です。
性能のチェックポイント
ノートパソコンは、購入後に内蔵ストレージを増やしたり、メモリを増設したりといったことが難しいです。ノートパソコンを購入する時は、性能をしっかりとチェックし、ご自身の用途にあっているかどうか考えて選択しましょう。せっかくノートパソコンを購入するのであれば、長く使い続けられるものを選ぶことが非常に大事です。
CPUやメモリは、ノートパソコンの性能の基本となる部分なので、よく検討しましょう。また、バッテリの駆動時間も、長い方が安心して持ち運べるのでチェックすると良いでしょう。
CPUは性能の基本
パソコンの性能を決める重要なポイントの一つが、CPUです。データの処理を担っているパーツなので、高性能なCPUであれば、ソフトウエアが快適に動作します。また、高解像度の動画編集や3Dのリアルなゲームなど、負荷の高いデータの処理にも、高性能なCPUが必要になります。
ただ、主にビジネスシーンでの使用が目的であれば、Microsoft OfficeなどのビジネスアプリケーションやWebブラウザオフィスソフトが快適に動作するくらいの性能で十分です。目安としては、インテル® Core™ i5以上です。それくらいの性能があれば、書類作成やインターネット、画像の加工くらいの作業で性能不足を感じることはないでしょう。
ハイスペックなパーツは、予算に余裕があったり、動画の編集など、パソコンに負荷のかかる処理を行う場合に検討しましょう。
メモリが多いほど快適に
メモリは、データを一時的に保管するパーツです。データを内蔵ストレージまで読み込まずに済むので、メモリの容量が多ければ多いほど、パソコンが快適に動作します。ただ、メモリは非常に高価なので、大容量にすると、それだけパソコンが高価になります。
8GBがMicrosoft Officeを快適に使えるメモリの目安です。4GBでも十分作動しますが、複数のソフトウエアを起動する場合には、動作が重たくなり、少し性能に物足りなさを感じることでしょう。
せっかく購入したノートパソコンなので、できるだけ長く、快適に使えるように、8GB以上を搭載するようにしましょう。
予算に余裕があるなら、より多くの容量のメモリを搭載してもいいでしょう。
長時間バッテリで荷物を減らす
ノートパソコンのバッテリが外出先で切れてしまうと、作動しなくなりますので、それ以上作業をすすめることができません。もちろん、電源ケーブルも一緒に持ち歩いていれば、外出先で充電することはできます。しかし、せっかく軽量のノートパソコンを購入したのに、電源ケーブルも一緒に持ち歩いてしまうと、それだけ重量が増えてしまいます。できるだけ、電源ケーブルなしで利用できるように、バッテリの駆動時間が長いノートパソコンを購入しましょう。
バッテリの駆動時間は、勤務時間中の外出でもバッテリが切れるおそれの少ない8時間以上あれば、安心して使うことができるでしょう。もし、バッテリを選択できる場合は、長時間バッテリを選択することをおすすめします。
NECのおすすめ13インチ LAVIE Directシリーズ
NEC Directで販売されているパソコンは、CPUやメモリなどを自分好みにカスタマイズできます。
パソコンの負荷が高い仕事をしているのなら高性能に、容量の大きなファイルを扱うことが多い場合は内蔵ストレージを多めに、など自分の使い方に合わせて、使いやすくカスタマイズしましょう。
まとめ
持ち運んでパソコンを使うのなら、13インチはベストチョイスです。
A4サイズ程度なのでカバンに収納して、楽々持ち運べます。重量も1.5kg未満なので、重さもほとんど気になりません。それでいて、13インチのディスプレイは、作業に十分な大きさです。
モバイル通信を利用すれば、どこでもインターネットに接続できます。持ち運びやすさとモバイル通信で、仕事場所を選ばない働き方が可能になります。
そして、大型ディスプレイを自宅に用意すれば、自宅での作業が大画面でできるようになります。
このように、スタイルの自由度の高さが、13インチのノートパソコンの魅力といえるでしょう。