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Core i3の性能を解説!
コスパ重視におすすめ!意外と使える実力派CPU
2024.04.30(TUE)
2024.04.30(TUE)
Core i3はコストパフォーマンスに優れるCPUで、パソコンの購入を検討している人におすすめです。Core i3の実力はどれくらいのものなのか、より快適に使うのであればどうすればよいのかなどを紹介します。
目次
Core i3とはどんなCPU?
Core i3はインテルがリリースするCPUのひとつで、比較的価格の安いパソコンに搭載されていることが多いです。そのため、性能が低く見られがちですが、決してそんなことはありません。Core i3の基本について解説します。
コストパフォーマンス重視で価格が安め
CPUは性能の高さでいくつかのグレードに分かれており、現在のグレードを表にまとめると次のようになります。
ハイグレード | Core i9 Core i7 |
---|---|
ミドルグレード | Core i5 |
エントリーグレード | Core i3 インテル・プロセッサー |
インテル Core プロセッサー・ファミリーのなかではもっとも下のグレードのため、高性能なCPUとはいえません。しかし、決して性能が低いわけではなく、さまざまな用途に問題なく対応可能です。それでいて価格は控えめなので、Core i3はコストパフォーマンスに優れたCPUといえます。
書類作成や動画視聴なら問題なし
Core i3はエントリーグレードにカテゴライズされるため、ハイグレードのCPUと比較すると性能が低いとされることがあります。しかし、一般的なパソコンの用途であれば、問題なく対応できるだけの性能を持っています。
書類作成やWebサイトの閲覧、動画視聴などであれば、性能の低さを感じることはないでしょう。つまり、ハイグレードのような高性能は備えていないものの、使用する上で問題にならないだけの性能は備えているのです。
負荷の高い作業を行う予定がないのであれば、コストパフォーマンスに優れるCore i3のほうが適しているケースも多いでしょう。
Core i3を選ぶメリット、デメリット
Core i3は優れたCPUではありますが、すべてにおいて優れているわけではありません。購入するパソコンのCPUとしてCore i3を検討しているのであれば、メリットとデメリットをよく理解しておきましょう。
Core i3のメリット
Core i3の最大のメリットは、その価格の安さです。高性能なパソコンと比べて手ごろな価格で購入できるため、予算の限られた人にとってCore i3は魅力的でしょう。
また、Core i3のパソコンを選ぶことで、予算の範囲内でより容量の大きなメモリやストレージを選択することも可能です。たとえば、Core i3を選択して予算に余裕ができれば、大容量のメモリや高速なSSDを選ぶことで、パソコンのパフォーマンス向上を期待できます。
ただ価格が安いだけでなく、Core i3を選択することでパソコン全体のパフォーマンスを高められるのです。
Core i3のデメリット
負荷の高い作業を検討している人にとって、Core i3は決してよい選択ではありません。ハイグレードのCPUと比べたとき、性能不足が気になるでしょう。たとえば、高画質動画の編集、3DCGのモデリングなどは、ハイグレードのCPUでなければ対応できないおそれがあります。
また、Core i3は将来的に、性能不足になるおそれがあります。ソフトの要求スペックは技術の進歩によって年々高まっており、Core i3だと数年後には性能不足に陥るかもしれないのです。長期的に高い性能を求める人には、Core i5やCore i7などのがおすすめです。
Core i3を選ぶときのポイント
Core i3なら何でもよいというわけではありません。いくつもの種類があるため、Core i3搭載のパソコンを選ぶときには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。購入する前に自分に合ったCore i3を選ぶため、ぜひポイントをチェックして下さい。
コア数・スレッド数
購入するパソコンのCore i3の性能を知りたいときは、コア数とスレッド数をチェックしましょう。
コア数はCPUに内蔵しているプロセッサーの数をあらわし、数が多ければそれだけ複数の作業を同時に処理できます。大量のデータを処理する必要があるとき、コア数が多ければ効率よく処理して、スムーズに作業を進められるのです。
スレッド数は、CPUが同時に処理できる作業の数をあらわします。通常はひとつのコアに対して、ひとつの処理を行います。しかし、それほど負荷のかからない作業であれば、さらに別の作業を並行して行えるのです。
コア数とスレッド数は、CPUが効率よくデータを処理できる性能をあらわしているのです。
クロック数
クロック数はCPUの性能をあらわす数値のなかで、もっともポピュラーなものです。クロック数は、CPUが1秒間に行う処理の回数を示し、通常はヘルツ(Hz)であらわされます。クロック数が高いほどCPUの処理速度が速くなり、パソコンの動作もスムーズになります。
ただし、クロック数だけがCPUの性能を決定するわけではありません。コア数やスレッド数といったほかの要素との組み合わせにより、CPU全体の性能が決まります。クロック数だけを確認するのではなく、ほかのポイントも忘れずにチェックしましょう。
世代
CPUにはいくつかの世代があり、発売された時期で区切られています。世代の新しいCPUほど新技術が導入されており、高速でデータ処理ができるほか、電力消費が抑えられるなど性能が向上しています。同じCore i3でも世代が違うと性能差は大きく、別ものになるほどです。
そのほかにも新しい世代のCPUは、最新の機能に対応していることが多いのがメリットです。
ただし、1世代、2世代程度では、見違えるほどの性能差は生じないため注意しましょう。むしろ、価格が安くなることもあるため、あえて1世代前のCPUを選ぶという方法もあります。
同世代でもデスクトップパソコン向けとノートパソコン向けでは性能が違う
世代が同じCore i3でもデスクトップパソコン向けと、ノートパソコン向けでは性能が異なります。
デスクトップパソコン向けのCore i3は、一般的に高いクロック数と処理能力を持っています。これはデスクトップパソコンが大きな電力を供給でき、効率的に冷却できる仕組みを備えているためです。
一方、ノートパソコン向けのCore i3は、バッテリーを節約するために消費電力を抑える設計になっています。そのためノートパソコン向けのCore i3は、デスクトップパソコン向けに比べると性能が低くなります。
インテル CPUの型番の見方
購入するパソコンのCore i3がどれくらいの性能なのかを知るには、型番の見方を理解するのがおすすめです。見方を覚えてしまえば、型番を見ただけでおおよその性能を把握できるようになります。
次のCPUの型番を見てみましょう。
Core i3-1305U
Core i3のあとに続く「13」は、第13世代であることをあらわしています。13のあとに続く「05」は性能の高さをあらわします。同じ第13世代のCPUでも、1310と1305では1310のほうが高性能になります。
最後の「U」はサフィックスといって、CPUの特性をあらわします。Uはノートパソコン向けの省電力モデルという意味です。
サフィックス
CPUの型番のサフィックスにつて、より詳しく解説します。サフィックスを見ると、そのCPUがデスクトップパソコン向けか、ノートパソコン向けかを判断できます。サフィックスには次のものがあります。
デスクトップパソコン向け
K | 高性能タイプ |
---|---|
F | 内蔵GPUなし |
無印 | 通常タイプ |
T | 省電力タイプ |
ノートパソコン向け
HX | H以上の高性能タイプ |
---|---|
H | 高性能タイプ |
P | 薄型パソコン向け |
U | 省電力タイプ |
CPUの性能を高めるにはそれだけ電力が必要になるため、省電力設計だと性能はほかのものと比べてそれだけ低くなります。その代わりノートパソコンであれば、バッテリーの駆動時間を延ばせる、発熱量を抑えるといったメリットがあります。
このようにCPUの選択は、用途に合うものを選ぶことが重要なのです。
Core i3の性能比較表
Core i3の性能を比較する際には、PassMarkというベンチマークスコアが役立ちます。PassMarkはCPUの性能を数値化したもので、高いほど性能がよいことを示します。ここでは、いくつかの代表的なCore i3モデルのPassMarkを、比較表にまとめてみました。
名称 | コア数/スレッド数 | PassMark |
---|---|---|
Core i3-13100 | 4/8 | 14,714 |
Core i3-1220P | 10/12 | 14,412 |
Core i3-12100 | 4/8 | 13,505 |
Core i3-13100T | 4/8 | 13,150 |
Core i3-1315U | 6/8 | 13,004 |
Core i3-1215U | 6/8 | 11,032 |
Core i3-1305U | 5/6 | 9,491 |
Core i3-10300 | 4/8 | 9,290 |
Core i3-10105 | 4/8 | 8,637 |
Core i3-8350K | 4/4 | 6,882 |
Core i3-9100F | 4/4 | 6,747 |
Core i3-8300 | 4/4 | 6,343 |
Core i3-10110U | 2/4 | 3,920 |
比較表を確認すれば、おおよそのCore i3ごとの性能の違いを把握できます。基本的にデスクトップパソコン向けのCPUのほうが性能は高いのですが、新しい世代であればノートパソコン向けでも負けていません。
最新の情報をチェックするために、定期的にPassMarkのWebサイトなどで情報を確認しましょう。新しいCPUが発表されて、より高性能なCore i3が登場していることもあります。
Core i3をより快適にするためのポイント
Core i3はほかの上位のCPUと比べると、性能的に劣る面があります。しかしちょっとした工夫で、Core i3をより快適に使うことはできます。快適にCore i3搭載パソコンを使うために、押さえておきたいポイントを紹介します。
メモリの容量を増やす
パソコンを快適に使うのであれば、メモリの容量を増やすことが効果的な方法です。メモリはデータを一時的に保管するパーツで、容量が多いほどストレージへのアクセスが減るためパソコンが快適に動作します。どんなに高性能なCPUを搭載していても、メモリが少なければその性能を発揮できないのです。
Core i3搭載パソコンだと価格を抑えるために、メモリ容量が8GBになっていることがあります。これを16GBに増やすことで、Core i3でも快適にパソコンを使えるようになります。
ストレージにSSDを選ぶ
Core i3搭載パソコンはより価格を抑えるために、ストレージにHDDを搭載していることがあるため注意しましょう。いまのストレージの主流はSSDで、アクセス速度はHDDよりも格段に高速です。しかも衝撃に強いという特徴があるため、ノートパソコンに適しています。
ストレージがHDDだとCore i3の性能を発揮できず、パソコンの動作が重くなる原因になります。快適にパソコンを使用するのであれば、ストレージにSSDを選びましょう。
グラフィックボードを搭載する
Core i3の性能を向上させるのであれば、グラフィックボードを搭載するのもよいでしょう。映像処理はグラフィックボードが担うため、多少負荷のかかる作業でもCore i3搭載パソコンでも対応することが可能です。動画や画像の編集などであればグラフィックボードを搭載するだけで、Core i3搭載パソコンでも対応可能です。
ただし、ミニパソコンやノートパソコンだとグラフィックボードは搭載できません。少なくともロープロファイルPCIに対応する、スリムタワーのデスクトップパソコンの必要があります。
Core i3搭載パソコンで対応できる用途
Core i3は意外とポテンシャルを秘めたCPUで、ビジネスからクリエイティブまでさまざまな用途に対応することが可能です。Core i3がどのようなシーンで力を発揮するのか、対応できる用途を紹介します。
書類作成・動画視聴などの一般的な用途
Core i3搭載のパソコンは書類作成、表計算、プレゼンテーション用のスライド作成など、オフィスソフトを使用した基本的な作業には問題なく対応できます。これらの作業は高度な処理能力を必要としないため、Core i3のコストパフォーマンスの高さを活かせる用途といえるでしょう。
Webサイトの閲覧、SNSの利用、配信動画の視聴も問題ありません。パソコンで負荷の高い作業を予定していないのであれば、Core i3はおすすめのCPUです。
イラスト・マンガの作成
イラストやマンガの作成はそれほど高い負荷がかからないため、Core i3搭載のパソコンで問題なく対応できます。
ただし、イラストやマンガ制作には、比較的多くのメモリが必要です。特に、複数のレイヤーや大きなファイルサイズを扱う場合、メモリが不足するとパフォーマンスが低下します。そのため、Core i3搭載パソコンでイラストやマンガ制作をするのであれば、16GB以上のメモリを搭載しましょう。
プログラミング
Core i3を搭載するパソコンは、プログラミングでも十分な性能を発揮します。特にWeb開発や軽量なソフト開発などには適しています。
プログラミング作業の多くはコードの記述や軽度のデータ処理が中心のため、Core i3のCPUでもスムーズに行うことが可能です。また、多くの開発環境やプログラミング言語は、高性能を必要としていないため、Core i3搭載パソコンでも快適に使用できるでしょう。
フルHDの動画編集
動画編集には高い性能を求められると思いがちですが、フルHDほどの解像度であればCore i3搭載のパソコンでも対応可能です。複数の動画データをひとつにまとめる、不要なシーンをカットする、テキストを動画に合成する、音楽や音声を追加するなどであれば、Core i3でも問題なく行えます。
それでも決して負荷の低い作業ではないため、快適な環境で編集をするのであれば、メモリ、ストレージなどの容量を多めに搭載することをおすすめします。
Core i3搭載パソコンではできないこと
紹介してきたようにCore i3搭載のパソコンは多くの用途に対応できますが、その性能には限界があり、すべての用途に適しているわけではありません。Core i3のCPUでは性能的に難しい、または不向きな用途について解説します。
高画質動画の編集
Core i3搭載のパソコンで動画の編集をすること自体は可能ですが、高画質動画の編集に関しては性能に限界があります。特に4Kのような高画質動画の編集は、非常に高い処理能力を要求する作業で、Core i3では対応が難しいのが現実です。
高画質動画の編集は大量のデータを扱うため、CPUだけでなく大容量のメモリ、ストレージ、そして高性能なグラフィックボードが必要です。そしてこれらをそろえたとしても、Core i3の性能不足で快適に処理できないでしょう。
AIなどのプログラミング
Core i3搭載のパソコンは一般的なプログラミングには問題ないものの、AIをはじめとする高度なプログラミングには性能が足りません。AIプログラミングや機械学習、ディープラーニングなどは、膨大なデータ処理と複雑な計算を必要とするため、Core i3の処理能力では対応できないのです。
AI関連のプログラミングは高性能CPU、大容量のメモリ、そしてGPUの計算能力が重要となります。Core i3では要求されるスペックに応えられないでしょう。
Core i3でパソコンゲームはできる?
Core i3搭載のパソコンで、ゲームを楽しむことはできるのでしょうか。Core i3搭載パソコンでどのようにゲームに対応するのか、どのようなゲームなら快適にプレイできるかを解説します。
デスクトップパソコン向けCore i3なら可能
パソコンでゲームを遊ぶときに、もっとも重要なスペックはグラフィックボードの性能です。実はCPUの性能は、グラフィックボードほどの高性能は求められません。そのため、デスクトップパソコン向けのCore i3であれば、ゲームを楽しむことが可能です。
デスクトップパソコンでも省電力のために、ノートパソコン向けのCore i3を使用していることがあります。まずは搭載しているCPUをチェックしましょう。グラフィックボードもエントリーグレードのもので、十分に対応可能です。メモリも16GBは搭載して下さい。
最新の大作ゲームを高品質の映像で楽しむことは難しいかも知れませんが、遊ぶのに問題ないレベルで楽しめるでしょう。
Core i3でゲームを遊ぶときの注意点
Core i3搭載のパソコンでゲームを楽しむときには、いくつかの注意点があります。
まずCore i3は、最新の大作ゲームや、高度なグラフィック性能を要求するゲームにはスペック不足です。これらのゲームは、高い処理能力や高性能のグラフィックボードを必要とするため、Core i3ではグラフィックス設定を下げる必要があります。たとえば、影や光の品質を下げたり、テクスチャの解像度を低く設定したりする必要があるでしょう。
ゲームによっては、フレームレートを制限することで、より安定したゲームプレイが可能になります。フレームレートを高く設定すると、ゲームの動作が不安定になることがあるため、30FPSや60FPSに制限することをおすすめします。
NEC Directのコストパフォーマンスの高いおすすめパソコン
NEC Directではコストパフォーマンスに優れた、さまざまなパソコンを販売しています。しかも、メモリを増やすなど、Core i3を使いやすいパソコンにカスタマイズすることが可能です。まずはNEC Directでおすすめパソコンを、Web上で自由にカスタマイズしてみましょう。
LAVIE Direct N15 Slim
LAVIE Direct N15 Slimは大きめの15.6型ワイドディスプレイを搭載しながらも、厚さ約17.9mmというスリムなデザインが特徴です。入力のしやすいキー配列とテンキー付きで、書類作成に最適なノートパソコンです。
メモリは最大16GB、ストレージはSSDが約1TBも搭載できます。LAVIE Direct N15 Slimで選択できるCore i3はCore i3-1305Uです。
LAVIE Direct DT Slim
場所を取らないコンパクトなデスクトップパソコンを求めている人には、LAVIE Direct DT Slimがおすすめです。幅34.5mm、高さ179mm、奥行き182.9mmという超小型筐体を採用しており、ほとんど場所を取りません。
マルチディスプレイに対応しており、最大4台ものディスプレイを接続できます。メモリは最大32GB、ストレージはSSDが最大2TB、HDDが最大1TBまで搭載可能です。選択できるCore i3はCore i3-13100Tです。