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フリーランス・自営業者におすすめの
パソコン選びを解説
2024.03.22(FRI)
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フリーランスや自営業者のパソコン選びは、学生や会社員とは少し異なります。業務に必要なスペックを満たしているだけでなく、経費として計上する必要があるためです。フリーランスのパソコン選びについて解説します。
目次
フリーランスのパソコン選びの重要ポイント
フリーランスがパソコンを選ぶときに、もっとも大切なのは「自分の仕事に合ったパソコンを選ぶ」ことです。仕事の道具なのですから、自分の業務内容に合わせたスペックのパソコンを選ぶ必要があります。
業務専用のパソコンを購入する
フリーランスがパソコンを購入するときは、業務専用のパソコンを購入しましょう。業務と私用で兼用のパソコンでもよいのですが、分けることでさまざまなメリットがあります。
まず、業務専用にパソコンを購入することで、経費の計上がしやすくなります。業務用と私用を分けることで、経理処理がスムーズになるのです。
セキュリティ面でのメリットも大きいです。業務用のパソコンには、重要な業務データやクライアント情報が含まれていることが多いため、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。私用と業務用を分けることで、情報流出などのセキュリティリスクを減らせます。
仕事内容に合った性能のパソコンを選ぶ
フリーランスのパソコンは価格より、性能に注目することが大切です。仕事内容に合わないパソコンを選んでしまうと、業務に支障をきたすかもしれません。
文章を書く、メールを送る、インターネットで調査をする程度なら、基本的な性能のパソコンで十分でしょう。しかし、デザインや動画編集、プログラミングなど、高い処理能力を要求される作業では、見合った性能のパソコンが必要です。
また、持ち運ぶ機会が多いのであれば、軽量でバッテリー持ちのよいノートパソコンがよいでしょう。CPUやメモリなどのスペック以外にも、仕事の効率を左右するポイントがあることに注意してください。
パソコンを経費計上するときの注意点
フリーランスが業務で使用するパソコンは、経費として計上されます。そのため、パソコンの購入代金を売上から差し引くことで、所得税を抑えることが可能です。しかし、この経費計上にはいくつかの注意点があります。
経費として清算する場合は10万円未満
フリーランスなどの自営業者がパソコンの購入代金を経費として計上する場合、注意すべき点のひとつが価格です。10万円未満のパソコンは消耗品費として、経費に計上できます。
その年の売上からパソコンの購入代金を差し引くことが可能なため、それだけ所得を減らせます。所得を減らせれば、それだけ所得税を抑えられるのです。
そのため、フリーランスがパソコンを購入するときは、10万円未満がひとつの目安になります。それほど高性能なパソコンが必要なければ、10万円未満を目安にパソコンを探しましょう。
ただし、仕事の内容的に高性能なパソコンが必要であれば、その年の経費として計上しない方法を採ることになります。
10万円を超えるパソコンは減価償却が必要
フリーランスなどの自営業者が10万円を超えるパソコンを購入したときは、その年の経費として計上することはできません。複数年で経費として計上する、減価償却を行う必要があります。
減価償却とは高価な物品の価値が年月とともに減少していくことを指し、税務上では物品の費用を数年間に分割して経費計上緒することをいいます。つまり、1年の経費として計上するのではなく、複数年の経費として計上するのです。一般的なパソコンの耐用年数は4年のため、4年間に分けて減価償却をすることになります。
フリーランスをはじめとする自営業者がパソコンを購入するときは、この減価償却の仕組みを理解し、適切に経費を計上することが大切です。
20万円未満なら一括償却資産処理が可能
10万円を超えるパソコンを購入したときは、減価償却を行う必要があります。そのため、4年間にわたって分割して経費として計上しなくてはなりません。
しかし、10万円以上20万円未満のパソコンであれば、一括償却資産処理という方法を用いて減価償却せず3年に分割して経費計上することが可能です。本来であれば耐用年数に合わせて月割りをする必要がありますが、それも不要です。パソコンの購入代金の3分の1ずつを3年にわたって毎年経費にできます。
一括償却資産処理によって4年かかる減価償却を3年で済ませられるため、1年あたりの経費を増やし、所得税の負担を軽減することが可能になるのです。
青色申告なら30万円未満まで経費にできる
フリーランスが青色申告を行っている場合、30万円未満のパソコンであれば、購入年度に全額を経費として計上できる特別なルールが適用されます。つまり、30万円未満のパソコンであれば、減価償却を行う必要がないわけです。
青色申告とは、より詳細な帳簿をつけることで税金の特典を受けられる制度のことをいいます。青色申告をすることで、所得控除をはじめ、さまざまな税金の負担軽減が可能になります。高額な経費が発生するフリーランスや自営業者にとって、青色申告は大きなメリットになるでしょう。
青色申告を行うには会計の知識と帳簿の管理が必要になりますが、経済的なメリットは少なくありません。フリーランスとして活動しているのであれば、ぜひ検討してください。
フリーランスはデスクトップ?ノートパソコン?
パソコンを選ぶ最初の選択肢に、デスクトップパソコンとノートパソコンがあります。フリーランスであれば、どちらを選ぶべきでしょうか。
どのパソコンを選ぶのかは、仕事のスタイルや生活環境に大きく左右されます。デスクワークが中心で、自宅やオフィスで作業を行う場合は、大画面で高性能なデスクトップパソコンが適しています。一方で、ひんぱんに外出したり、場所を問わないノマドワークをしたりするのであれば、携帯性に優れるノートパソコンがおすすめです。重要なのは、自分の仕事スタイルに合った選択をすることです。
グラフィックデザインや動画編集など、高い性能を要求される仕事ならデスクトップパソコンを選び、処理能力よりもフットワークを求められる仕事ならノートパソコンを選びましょう。仕事によっては両方とも所有するという選択も考えられます。
パソコン選びで重要なスペックのポイント
パソコンを選ぶときに重要なポイントが、スペックです。CPUやメモリ、ストレージなどがどれほどの性能なのかをチェックし、仕事に合ったパソコンを購入しましょう。フリーランスがパソコンを購入するときに、特にチェックすべきポイントを解説します。
CPU
CPUはパソコンの基本的な性能を決めるパーツです。CPUによってプログラムを処理できるスピードが変わるため、高性能であればあるほど、快適にパソコンを使えます。もちろん、CPUが高性能になるとそれだけ高価になります。
CPUのメーカーにはIntelとAMDがあり、一般に流通しているパソコンではどちらかのメーカーのCPUが使われています。
書類作成など一般的な用途であれば、エントリーグレードのCPUで問題ありません。より快適さを求めるなら、ミドルグレードのCPUがおすすめです。それ以上は、負荷の高い処理で使用するパソコンに適しています。
CPUの種類とグレード
Intel | AMD | |
---|---|---|
エントリーグレード | Intel Processor(Celeron、Pentium) | Athlon |
Core i3 | Ryzen 3 | |
ミドルグレード | Core i5 | Ryzen 5 |
ハイグレード | Core i7 | Ryzen 7 |
Core i9 | Ryzen 9 |
メモリ(RAM)
CPUが高性能だったとしても、メモリの容量が少なければ快適に使えるとは限りません。適切なメモリの容量を搭載することで、パソコンはCPUの性能を適切に引き出すことが可能になるのです。
メモリは机の広さによくたとえられます。メモリの容量が多い=机が広いということで、容量が多ければそれだけスペースが広がり、効率的に作業を行えるようになるのです。机が狭ければどんなに早く処理できたとしても、作業効率は悪くなってしまいます。
メモリの容量としては、16GBがおすすめです。8GBだとやや少なく、ときは不足することもあるでしょう。しかし、その倍の16GBであれば余裕を持って、作業を行えます。
ストレージ
ストレージはデータを保存するパーツのことです。ストレージには大きく分けてSSDハードディスク(HDD)の2種類があります。いまの主流は高速にデータの読み書きができて、衝撃にも強いSSDです。新しく売られているパソコンのほとんどが、ストレージにSSDを採用しています。
ストレージの容量は「多ければ多いほどよい」のが基本です。特に大量のデータや大きなファイルを扱う場合は、容量の大きいストレージが必要になります。一般的には256GBや512GBのSSDが多く見られますが、必要に応じて1TBを検討してもよいでしょう。
GPU
GPUはCPUとは別に、映像処理を専門的に行うプロセッサーです。CPUとは別に映像を処理するGPUがあることで、スムーズに動画や画像を表示させられます。動画編集や画像加工などの作業では、このGPUの性能が重要になります。
一般的なパソコンだと、GPUはCPUに内蔵されていることが多いです。文書作成やWebサイトの閲覧、簡単な画像加工や動画編集であれば、このCPU内蔵のGPUの性能で十分間に合います。しかし、負荷の高い画像処理、高画質の動画編集を快適に行うのであれば、高性能GPUを搭載したグラフィックボードが必要です。
OS
パソコン選びではOSの選択も重要なポイントです。一般的にはWindowsがもっとも普及しているため、多くのソフトを使用できます。さまざまな業務に対応できるため、多くのビジネスシーンで活用できるでしょう。特にこだわりがなければ、Windowsのパソコンを購入しましょう。
ただし、デザインや音楽制作などクリエイティブの分野では、MacOSを利用する人が少なくありません。そのため、業務内容によっては、MacOSを搭載するMacintoshを選ぶことが望ましいこともあります。
ディスプレイ
ディスプレイは意外と重要な周辺機器です。業務内容によっては1日中見続けることになるため、目が疲れないものを選びましょう。
ディスプレイの重要なポイントのひとつが解像度です。解像度が高ければ高いほど画面に表示できる情報量が増えるため、
フルHD(1920×1080ドット)が一般的ですが、より高解像度のディスプレイも多くあります。解像度の高いディスプレイのほうが多くの情報を一度に表示できるため、業務を効率よく進めることが可能です。
主な解像度には次のものがあります。
解像度の名称 | 解像度 |
---|---|
フルHD | 1920×1080 |
WUXGA | 1920×1200 |
WQHD | 2560×1440 |
4K | 3840×2160 |
フルHDでも外部ディスプレイを接続することで、作業領域を広げる方法もあります。
職業別・パソコンのおすすめスペック
フリーランスといっても職業はさまざまで、必要になるパソコンのスペックは千差万別です。どれだけの性能があればよいのか、職業別にパソコンのおすすめスペックを紹介します。あくまでも目安なので、実際の仕事内容に合わせて調整してください。
ライター・編集者
ライターや編集者など文字を中心としたコンテンツ制作に携わる人であれば、基本的にハイスペックなパソコンは必要ないでしょう。それよりもフットワークの軽さについていける、携帯性に優れるノートパソコンを見つけることが大切です。
ハイスペックなパソコンはそれだけ電力消費量が増えるため、不必要に高性能なパソコンは必要ありません。それより、パソコンの重量に注目しましょう。ひんぱんに持ち運ぶのであれば、1.5kg以下が目安です。
価格は高くなってしまいますが、なかには1kgを切るほど軽量なノートパソコンもあるのでチェックしましょう。
CPU | Intel Core i3、AMD Ryzen 3以上 |
---|---|
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
GPU | CPU内蔵 |
その他 | 外出時の使用を考えて、ノートパソコンがおすすめ |
デザイナー
Webサイトや紙媒体のデザイナーであれば、できるだけ高性能なパソコンがおすすめです。あらゆるスペックが高性能であることが望ましいのですが、特にメモリが多ければファイルサイズの大きな画像データを扱うときでも快適にパソコンを使えます。
また、マルチディスプレイ環境の導入もおすすめです。4Kの高解像度ディスプレイであれば、高精細な画像をそのまま映し出せるでしょう。予算に余裕があればCPUもより高性能なものを搭載したいところです。
画像データを扱うためグラフィックボードがあると、処理速度が向上して快適さが増すのでおすすめです。
CPU | Intel Core i5、AMD Ryzen 5以上 |
---|---|
メモリ | 32GB以上 |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
GPU | ミドルグレード以上のグラフィックボード搭載 |
その他 | 高解像度のマルチディスプレイなら作業のしやすさが向上 |
イラストレーター
いまのイラストレーターだと液晶ペンタブレットは、欠かせない重要なデバイスです。基本的に液晶ペンタブレットと使用するソフトが、快適に使えるだけスペックがパソコンに求められます。
CPUとメモリはハイスペックであればあるほどよいのですが、少なくともミドルグレードを目安にしておきましょう。また、画像処理に負荷がかかるため、グラフィックボードも必要です。
ストレージの容量も重要です。イラストのデータは作成途中のものも保存しておくため、できるだけ余裕を持たせましょう。
CPU | Intel Core i5、AMD Ryzen 5以上 |
---|---|
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
GPU | ミドルグレード以上のグラフィックボード搭載 |
その他 | 使用する液晶ペンタブレットとソフトの必要スペックに合わせる |
ITエンジニア
ITエンジニアは対応する業務内容によって、求められるパソコンのスペックが大きく変わります。基本的にミドルグレード以上を目安にして、対応する業務内容に合わせたスペックにしてください。
外出先で業務に対応する機会が多い場合は、ノートパソコンを選びましょう。ただし、ノートパソコンだとディスプレイが小さく、家での作業に支障が出てしまいます。家での作業を快適にするために、マルチディスプレイ環境を整えておくことをおすすめします。
グラフィックボードが必要な業務に取り組んでいる人は、デスクトップパソコンとノートパソコンの2台体勢も便利です。
CPU | Intel Core i5、AMD Ryzen 5以上 |
---|---|
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
GPU | CPU内蔵、用途によってはグラフィックボード搭載モデル |
その他 | マルチディスプレイ環境がおすすめ |
事務代行
事務作業のしやすいデスクトップパソコンで、スペックはミドルグレード以上であれば問題ないでしょう。それよりもセキュリティに気をつけることが大切です。企業の情報を取り扱う立場であることから、そのような情報が流出しないようにセキュリティソフトを導入するなどして対策をしましょう。使用するパソコンは、業務用と私用とで分けておくことも望ましいです。
また、いざというトラブルのときに備えて、無停電電源装置(UPS)を設置しておくとよいでしょう。UPSがあれば停電のときでもパソコンに電源が供給され、データの破損などを防げます。
CPU | Intel Core i3、AMD Ryzen 3以上 |
---|---|
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
GPU | CPU内蔵 |
その他 | セキュリティを考慮して、業務専用パソコンを用意する |
NEC Directなら業務に合わせたカスタマイズが可能
フリーランス向けのパソコンを購入するなら、細かくスペックを変更できるBTOがおすすめです。NEC DirectではCPUやメモリなどを変更できるため、求めるスペックのパソコンを購入することが可能です。
また、スペックを変更すると、変更後の価格が表示されます。そのため10万円未満、20万円未満など確定申告を意識してパソコンを購入できることも、NEC Directを利用するメリットのひとつです。
LAVIE Direct N15 Slim
ディスプレイの見やすいノートパソコンを求めている人には、15.6型ワイドディスプレイを備えるLAVIE Direct N15 Slimがおすすめです。テンキー付きのキーボードを備えているうえに、キーとキーが独立しているため文字入力がしやすくなっています。
さらにディスプレイのフレームが狭いため、15.6型ワイドと大きめのディスプレイのわりにコンパクトです。しかも本体の厚さが約17.9mmと薄いため、持ち運びがしやすいでしょう。
カスタマイズの幅が広く、自分好みのスペックに調整しやすいのもLAVIE Direct N15 Slimのポイントです。
LAVIE Direct N13
持ち運びやすさを優先するなら、13.3型ワイドディスプレイのLAVIE Direct N13がぴったりです。標準バッテリーなら重量は約972gと1kgを切るほど軽量なので、気軽に外へと持ち出せるでしょう。ひんぱんに外出する機会があるなら、ぜひ購入したいパソコンです。サブパソコンとして持っておくのもよいでしょう。
マウスなしでも操作がしやすい、高精度タッチパッドを搭載しているのもLAVIE Direct N13のポイントです。作業スペースをあまり確保できない状態でも、マウスを使うことなく作業に対応できます。
LAVIE NEXTREME Infinity
ノートパソコンでもストレスを感じることなく快適に使いたい人には、ハイスペックなLAVIE NEXTREME Infinityがおすすめです。16.0型ワイドの有機ELディスプレイは、WQUXGA(3840×2400ドット)というデスクトップパソコンの並の高解像度で美しい映像を映し出します。デザイナーやイラストレーターなど、ディスプレイに美しさを求める人はぜひチェックしてください。
スペックも非常に高く、CPUはCore i7、メモリは最大64GB、ストレージは最大2TBへのカスタマイズが可能です。