CPUに寿命はあるの?
よくある症状や寿命を延ばす方法を徹底解説!
2024.04.30(TUE)
2025.06.09(MON)

CPUには寿命といえる明確な基準はありません。しかし、設置環境や使い方によっては劣化が進み、寿命を迎えるケースはあります。そのため、寿命を迎えた時の症状や診断方法などを理解し、適切に対応できるようにすることが重要です。本記事では、CPUの寿命に対する考え方や寿命を迎えた時に起こる症状、診断方法や寿命を延ばす方法を解説します。CPUに配慮した使い方をすることで、他のパーツへの負担も低減できるので、ぜひ参考にして下さい。
目次
CPUに劣化や寿命はあるの?

まずは、CPUの寿命に関する詳細と、寿命といえる状態の定義について解説します。
CPUは明確な寿命が無いパーツ
CPUはパソコンの心臓部ともいえる重要なパーツです。一般的に、パソコンのパーツには「非有寿命部品」と「有寿命部品」があります。非有寿命部品は、理論的には使用によって劣化しない部品であり、CPUはこのカテゴリに分類されます。これは、CPUが使用中に寿命で故障することがほとんどないことを意味します。実際に、主要なパソコンメーカーの公式サイトを確認しても、有寿命部品リストにCPUは含まれていません。
以前のCPUは、高熱による故障が比較的多かったものの、近年の技術進歩により耐久性が大きく向上しています。しかし、CPUが完全に故障しないというわけではありません。製造上の欠陥や外部からの物理的なダメージにより、不具合が生じることもあります。
パソコン(PC)の故障・不具合の頻発・性能不足が寿命と考えられる
CPUには明確な寿命はありませんが、永遠に使用できるわけではなく、CPUが原因でパソコンが正常に機能しなくなる場合もあります。例えば、過度なオーバークロックによる熱ダメージなどです。
また、故障しなくても性能不足により寿命を迎えるケースがあります。CPUの技術進歩は非常に速く、古いモデルのCPUは新しいソフトウエアやアプリケーションの要求に対応できなくなることがあります。具体的には、最新の3Dゲームや高度なデータ分析などです。以上のことから、本記事ではCPUの寿命を、性能不足や不具合によって正常に機能しなくなった状態と定義します。
CPUが寿命を迎えた時に起こる症状

CPUが寿命を迎えた時に起こる症状は以下の6つです。
- パソコンの電源が落ちる
- フリーズして動作しない
- 再起動を繰り返してしまう
- パソコンが起動しなくなった
- ブルースクリーンになる
- ビープ音(警告音)が鳴る
各症状を詳しく解説します。
パソコンの電源が落ちる
パソコンの電源が落ちる原因は熱暴走が考えられます。熱暴走とは、負荷の重い作業を長時間続けたり、エアフローが悪い状態で使用したりして、パソコンケースの内部が高温になり不具合が発生することです。しかし、パソコンの温度が低い時に電源が落ちる場合は、CPUが故障しているかもしれません。例えば、室内の温度が低い場合や、パソコンを起動したばかりの時などです。このような場合、CPUが適切に機能していない可能性があるので、原因を特定する必要があります。
フリーズして動作しない
パソコンがフリーズして動作しなくなる現象は、CPUの故障や性能低下が原因かもしれません。例えば、CPUの処理能力が落ちてフリーズして動かなくなったり、画面表示がされなくなったりすることがあります。時間が経過すると動きだす場合は、故障ではなくCPUのスペック不足が原因かもしれません。しかし、負荷のかかっていない状態でのフリーズや、時間が経っても改善されない場合は、CPUの故障が考えられます。このような症状は、CPU以外が原因の可能性もあるので、原因を特定して対処しなければなりません。
再起動を繰り返してしまう
パソコンが突然再起動する、またはアップデート時に再起動を繰り返す場合、CPUの故障が原因の可能性があります。ただしこの症状は、CPUのスペック不足やその他の原因によっても起こることもあります。具体的には以下のようなケースです。
- OSの推奨環境を満たしていない
- パソコンが帯電している
- ハードウエアを制御するBIOS(バイオス)に問題がある
- ウイルスの感染している
- パソコン内部が高温になっている
以上のような原因も考えられるので、CPU以外の原因も念頭に置き、次章で紹介する診断方法を参考にチェックしてみましょう。
パソコンが起動しなくなった
パソコンの起動にはCPUが不可欠です。CPUが寿命を迎えると、パソコンは起動しなくなります。パソコンの起動にはCPUの他に、電源やマザーボード、メインメモリも必要です。パソコンが起動しない場合、これらのどのパーツが原因か検証する必要があります。例えば、パーツを一時的に交換して、起動しない原因を特定するなどが有効です。
ブルースクリーンになる
ブルースクリーンとは、パソコンのシステムに深刻な問題が発生したことを示します。青い画面にエラーコードが表示され、マウスやキーボード操作を受け付けてくれない状態になります。頻繁にブルースクリーンが表示される場合、CPUが寿命を迎えているかもしれません。ただし、ブルースクリーンはメモリの不具合や周辺機器のトラブル、OSの不具合など、さまざまな原因で発生します。それぞれに問題がないか診断し、原因を突き止めなければなりません。
ビープ音(警告音)が鳴る
ビープ音とは、パソコンがユーザーに対して情報・警告を伝える電子音のことです。ビープ音の回数や長さによって、故障している部品の種類を推測できます。例えば、「短音が5回鳴る場合はCPUエラーの可能性がある」などです。ただし、ビープ音の意味はマザーボードのメーカーやBIOS(バイオス)の種類によって異なるため、正確な情報を得るためにはマザーボードのサポートページや説明書を確認することが必要です。このビープ音は、不具合を認識できることに加え、CPUの問題を特定するための重要な手がかりとなります。
CPUの寿命を診断する方法

CPUの寿命を診断する方法は以下の4つです。
- CPUを付け替えて起動してみる
- 最小限の部品でパソコンを起動してみる
- CPUがBIOSに認識されているか確認する
- CPUの損傷を目視で確認する
- CPUの温度を確認する
具体的な診断方法を解説します。
CPUを付け替えて起動してみる
CPUの寿命を診断する効果的な方法の一つは、新しいCPUに付け替えてパソコンを起動してみることです。これにより、元々のCPUが故障しているかどうかを判断できます。パソコンが新しいCPUで正常に起動すれば、古いCPUが故障している可能性が高いです。CPUを交換しても問題が解決しない場合は、他のパーツに問題があると考えられます。なお、CPUを交換する際は、ソケット形状に注意しなければなりません。CPUの世代によってソケット形状が異なり、適合しない型では取り付けることができないからです。
最小限の部品でパソコンを起動してみる
複数のパーツが接続されていると、故障の原因を特定しにくくなります。そのため、CPU、電源ユニット、マザーボード、メインメモリだけの状態でパソコンを起動してみるとよいでしょう。これらは、パソコンを起動するために最低限必要なパーツです。もし、この状態でも正常に起動しない場合は、いずれかのパーツに問題がある可能性が高くなります。逆に、この構成で起動する場合は、HDD(ハードディスクドライブ)やグラフィックボードなど、他のパーツに問題があるといえるでしょう。
CPUがBIOSに認識されているか確認する
CPUが正常に機能していれば、通常はBIOSによって認識されます。BIOSとは、「Basic Input Output System」の略称で、ハードウエアの初期設定や起動を管理するシステムです。マザーボードに搭載されており、パソコンの形状や種類を問わず必ず搭載されています。CPUがBIOSに認識されなければ、CPUが故障している可能性があります。しかし、CPUが完全に故障している場合は、パソコン自体が起動しません。そのような場合は、パーツを一つずつ交換しながら、問題を特定していくしかないでしょう。
CPUの損傷を目視で確認する
CPUには多くの場合、ソケットに細かいピンが付いており、これが折れるとCPUが故障することがあります。ピンが折れる原因には、CPUを取り付ける際に間違った向きで挿入したり、床に落としたりなどが挙げられます。CPUのピンは非常に小さいので、ルーペを使用するか、スマートフォンのカメラで写真を撮って拡大すると、確認しやすいでしょう。
CPUの温度を確認する
CPUの温度を確認することで、パソコンの異常を察知できるケースもあります。2005年以降のパソコンに搭載されているCPUには、高温時、自動的に電源を落とす安全装置が搭載された他、電力効率の向上により発熱量も減少しています。そのため、CPUが高温になり不具合を起こす可能性は低くなっていますが、熱暴走のリスクは完全には排除されていないため、定期的にCPUの温度を確認するのがおすすめです。Windows OSに標準搭載されている「パフォーマンスモニター」を使用すれば、追加のソフトウエアをインストールせずにCPUの温度を確認できます。
パフォーマンスモニターを使いCPUの温度を確認する手順
パフォーマンスモニターでCPUの温度を確認するには、グラフを表示させるための設定変更が必要です。詳しい手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンを右クリックする
2.「コンピュータの管理」を選択する
3.「パフォーマンス」→「モニターツール」→「パフォーマンスモニター」の順にクリックする
4.パフォーマンスモニターの画面上部にある「+」ボタンをクリックすると、カウンターの追加がポップアップされる
5.表示されたリストから「Thermal Zone Information(熱エリアの情報)」の右側をクリックする
6.「Temperature(温度)」を選択し、「追加」ボタンをクリックしてから「OK」を選択すると、パフォーマンスモニターの下部の「表示」にカウンター「Temperature」が追加される
7.「ログデータの表示」アイコンをクリックする
8.パフォーマンスモニターのプロパティにある「グラフ」タブを選択する
9.「表示」の「時間軸ラベル」にし、「垂直スケール」は最大400と入力する
この手順により、Windows OSの標準機能を活用してCPUの温度を簡単にモニタリングできます。表示はケルビンなので、摂氏温度を確認する場合は「273」を引きます。定期的に温度確認することで異常をいち早く見つけられ、適切な対応を取ることができるでしょう。
CPU以外の寿命が不具合や故障につながることもある

パソコンの不具合や故障は、必ずしもCPUの寿命によるものだけではありません。前章で紹介した診断方法を試しても原因が分からないことがあります。実際、パソコンの不具合には電源ユニットの故障、マザーボードの不具合、メモリの故障など、さまざまな原因が考えられます。そのため、症状に対してどのパーツが原因となっているかの傾向を把握しておくことが重要です。
以下の表は、一般的な症状と考えられる原因を掲載しています。
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
電源がつかない | ・ケーブルが抜けている ・電源ユニットの故障 ・マザーボードの不具合 |
電源がすぐに落ちる | ・CPUファンの故障による熱暴走 ・電力不足 ・バッテリーの劣化 |
再起動する | ・メモリの不具合 ・OSのエラー ・HDDの故障 ・ドライバの不具合 |
このような原因は、主に物理的な衝撃やパソコン内部の熱によって引き起こされます。そのため、パソコンを丁寧に扱うことや、温度管理に気を使うことが大切です。
CPU以外の寿命はどのくらい?(グラフィックボード・マザーボードなど)
CPU以外のパーツにも寿命があり、これらの故障がパソコンの不具合につながることもあります。各パーツの寿命の目安とポイントを、以下の表にまとめました。
パーツ | 寿命の目安 | ポイント |
---|---|---|
グラフィックボード | 3~5年 | ・画像処理を担当し、特にゲームや動画編集で重要なパーツ ・オーバークロックなど高負荷な使用が続くと劣化が早まる可能性がある ・不具合が生じると画像処理性能が低下してカクつきなどが発生する |
メモリ | 5年~半永久 | ・データの一時保管を行うパーツ ・基本的に故障は少ないが、稀に不具合が発生することがある ・メモリ交換・増設後に不具合が生じた場合は、正しく差し込めていない可能性が高い |
ストレージ | HDD:3~5年 SSD:4~10年 |
・データを長期保存するパーツ ・HDDは機械的構造のため故障しやすく、SSDは書き込み回数に制限がある ・起動が遅い、保存に時間がかかるなどの場合、寿命が近い可能性がある |
電源ユニット | 2~5年 | ・パソコン全体に電力を供給する重要なパーツ ・劣化すると、「電源が突然落ちる」「フリーズが頻発する」「異音がする」などの不具合が発生する |
マザーボード | 3~7年 | ・各パーツを接続・制御する基盤 ・コンデンサの劣化などにより故障することがある |
上記の寿命はあくまで目安であり、使用状況や環境によって変動します。定期的なメンテナンスや適切な使用環境を維持することで、より長く使用できるでしょう。
CPUの寿命につながる原因

CPUの寿命につながる原因は以下の3つです。
- 放熱しづらい・高温になりやすい状態で使用している
- 過度な負荷を与える作業に使っている
- 物理的な衝撃を与えている
- オーバークロックの数値が高過ぎる
CPUを含め、パソコンのパーツ全般の寿命が短くなる原因になるので注意しましょう。
放熱しづらい・高温になりやすい状態で使用している
CPUは熱に敏感なパーツです。放熱が不十分な状態や高温になりやすい環境で使用すると、故障するリスクが高まります。例えば、以下のような状態です。
- 通気口がホコリでふさがっている
- CPUファンが正常に作動していない
- パソコンが狭いスペースに設置されている
- 直射日光が当たっている場所に設置されている
- CPUグリスが劣化している
このような状態では、適切な冷却が行われず、CPUの温度が上昇して寿命が短くなる可能性があります。定期的な清掃や、冷却システムの点検・メンテナンスを行うことが、CPUの性能を保つために重要です。
過度な負荷を与える作業に使っている
過度な負荷を与える作業に使っていると、CPUの寿命が短くなる可能性があります。具体的には、仮想通貨のマイニングや、スペック不足のパソコンで高負荷な動画編集やPCゲームを行うと、負荷が大きくなり故障の原因になるでしょう。これらの作業はCPUに大きな負担をかけ発熱を伴います。発熱が続くとCPUの劣化が進み、寿命を縮める原因となります。そのため、適切なスペックのパソコンを使用し、冷却対策を行うことが重要です。例えば、冷却ファンのメンテナンスや作業環境の温度管理を徹底することで、CPUの寿命を延ばすことができるでしょう。
物理的な衝撃を与えている
CPUに物理的な衝撃が加わると、故障するリスクがあります。例えば、CPUの取り付け・取り外し時に無理な力が加わると、故障の原因になるかもしれません。また、パソコンが落下したり、強い衝撃を受けたりすることも、CPUにダメージを与える可能性があります。AMDのCPUはピンがCPU側にあるため、ピンの折れや曲がりに注意が必要です。一方、IntelのCPUではピンがマザーボード側にあるので、ピン折れのリスクは低いですが、それでも衝撃は避けるべきです。CPUへの物理的な衝撃は故障の可能性を高め、結果的に寿命が短くなることにつながります。
オーバークロックの数値が高過ぎる
オーバークロックは、CPUの性能を通常以上に引き上げられる一方、リスクも伴います。具体的には、オーバークロックにより消費電力が増加してCPUの発熱量が上がり、故障の可能性を高めるというリスクです。また、消費電力の増加は電源ユニットにも負担をかけます。さらに、電圧の上昇はCPUだけでなく、他のパーツにも負荷を与えるため、パソコンが故障するリスクが高まります。
オーバークロックはBIOSを通じて設定されるため、自分で設定していない限り通常は問題になりません。ただし、中古のパソコンを使用する場合は一度設定を確認しておきましょう。無理なオーバークロックは、CPUの寿命を大幅に縮めることになるので注意が必要です。
CPUの寿命を延ばす方法

CPUの寿命を延ばす方法は以下の3つです。
- 温度が高くなる環境を避ける
- 冷却するCPUファンの交換やCPUグリスの塗り替えを検討する
- 高性能なCPUを搭載する
パソコンを長く使用するために役立つ方法なので、ぜひ試してみて下さい。
温度が高くなる環境を避ける
CPUの寿命を延ばすためには、高温環境を避けることが重要です。例えば、以下のような設置場所が望ましいでしょう。
- 通気性の良い場所
- 直射日光や暖房器具から離れた涼しい場所
- 湿度が高くなりにくい場所
- ホコリが溜まりにくい場所
上記の条件を、できるだけ満たす所に設置することをおすすめします。
また、定期的なパソコン内部の清掃はCPUの冷却性能を維持し、寿命を延ばす効果があります。清掃にはドライバーやエアダスター、静電気防止手袋などが必要です。特に、静電気防止手袋は、メモリや基盤が静電気で故障しないように必ず用意しましょう。自信がない場合は、専門のパソコンショップで定期的に清掃してもらうのもおすすめです。これらの対策を行うことで、CPUの寿命を延ばすことにつながります。
冷却するCPUファンの交換やCPUグリスの塗り替えを検討する
CPUの冷却を効率的に行うためには、CPUファンの交換やCPUグリスの塗り替えを検討するとよいでしょう。性能の良い冷却ファンに交換することで、排熱効率が向上し、CPUの温度を下げることができます。一般的に、CPUファンは約3年程度が寿命とされているので、定期的な交換も有効です。
また、CPUグリスも経年劣化するため、2年に1回程度は塗替えるようにしましょう。グリスを塗り替えると、CPUの排熱性能が維持され、寿命を延ばすことができます。ただし、グリスの塗替え作業は専門的な知識が必要なため、専門家への依頼がおすすめです。
高性能なCPUを搭載する
パソコンの性能面での寿命を延ばすためには、より高性能なCPUを搭載することも有効な手段です。高性能なCPUは、新しいハードウエアやソフトウエアの進化に対応しやすく、長期間にわたって快適に使用できます。CPUの交換を検討する場合は、マザーボードがサポートしているCPUを確認し、適切なものを選ぶように注意しましょう。
なお、CPUの交換は専門的な知識が必要な作業なので、自作でパソコンを組み立てた経験がない場合は、専門のパソコンショップに依頼することをおすすめします。高性能なCPUへのアップグレードは、パソコンの寿命を延ばすだけでなく、作業の快適性を向上させる効果も期待できるでしょう。
CPUが寿命を迎えた時の対処法

CPUが寿命を迎えた可能性がある場合は、パソコンショップやメーカーで調査してもらうか、新たにCPUかパソコンを購入するという対処法があります。
パソコンショップやメーカーを利用する
専門のパソコンショップやメーカーにパソコンを調べてもらう方法です。これらに検査や修理を依頼すると、CPUだけでなく、他のパーツの故障も含めて不具合の原因を特定し、修理や交換を行ってくれます。CPUの交換費用は、診断料がおおよそ3,000円、工賃が3,000円から8,000円程度、部品代が2万円から4万円程度が一般的です。故障の原因が明確な場合でも、自分で修理・交換するのはリスクを伴うので、専門店に依頼することをおすすめします。専門知識を持つスタッフが適切な対応をしてくれるため、安心してパソコンの修理や交換を任せられるでしょう。
新たにCPUかパソコンを購入する
新たにCPUを交換するか、パソコン自体を新しく購入する対処法です。他のパーツに問題がない場合や、現在のパソコンをまだ使いたい場合はCPUの交換を検討しましょう。しかし、故障したパソコンがまだ新しい場合、CPUだけの交換は工賃や部品代を考慮するとコストパフォーマンスが悪い選択肢です。パソコンの寿命はおおよそ3年から5年といわれているので、使用年数が長い場合は新しいパソコンへ買い替えた方がよいでしょう。なお、データの移行を自分で行う場合はHDDへコピーするのが一般的ですが、パソコンが起動しない場合は専門店に依頼して下さい。
高性能なCPUを搭載したNECのおすすめパソコン
CPUの寿命により買い替えを検討する際は、高性能なCPUを搭載するNECのパソコンをおすすめします。デスクトップ型とノート型をそれぞれ紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。
LAVIE Direct A27/A23

LAVIE Direct A27/A23は、高性能なデスクトップ型でありながら、省スペースでも使用できるオールインワンタイプのパソコンです。CPUには、起動や処理が速い「AMD Ryzenシリーズ」を採用しています。その他の具体的なスペックは以下の表をご覧下さい。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | ・AMD Ryzen (3 7330U/ 5 7530U/7 7730U) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
DVD/CDドライブ | ・DVDスーパーマルチドライブ ・ブルーレイディスクドライブ |
ディスプレイ | 23型/27型 IPS液晶(フルHD) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3 ・HDMI入力端子 × 1 ・LAN × 1 ・SDカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
ディスプレイには、23型/27型のフルHD IPS液晶を採用。IPS液晶は視野角が広く、色再現性が高いというメリットがあります。薄型の筐体ですが、「YAMAHAサウンドシステム」を搭載しており、豊かなサウンドが楽しめるのも魅力です。リモートワークからプライベート利用まで、幅広い用途におすすめできるパソコンといえます。
LAVIE Direct DT

LAVIE Direct DTは、カスタマイズの幅が広いデスクトップパソコンです。CPUはライトな用途に合うインテル プロセッサー300から、高負荷なクリエイティブ作業にも対応できる第14世代のインテル Core i9まで選択できます。メモリは8〜64GB、ストレージは256GB〜2TBと幅広く選べ、自分好みのスペックを構築できるのが魅力です。また、ディスプレイは、スタンドの高さ調整や左右の回転に対応しており自然な体勢で作業ができます。ノングレア液晶なので目への負担も軽減できるでしょう。省スペースのスリムデザインなので、場所を選ばず設置できるのもポイントです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル Core (i9-14900/ i7-14700/i5-14500/i3-14100) インテル プロセッサー 300 |
メモリ | 8〜64GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1(DisplayPort出力機能付き) ・USB Type-A × 8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort×1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
LAVIE Direct SOL

LAVIE Direct SOLは、質感や機能性に優れたスタイリッシュなノートパソコンです。天面やパームレスト、底面に手触りが良く指紋が拭き取りやすい「シルクタッチコート」を施しています。また、ディスプレイは防指紋コーティングが施されたタッチパネルになっており、タブレットのような直感的な操作も可能です。さらに、大容量バッテリーに加え、AIが制御することにより長時間駆動を実現しています。その他にも、パソコンに関する疑問に答えてくれる「LAVIE AI Plus」や、ワンタッチでカメラやYouTubeを起動できるショートカットキーなどを搭載しているなど、多様な魅力を備えたノートパソコンです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル Core ( i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
ディスプレイ | 13.3型 IPS液晶(WUXGA) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
LAVIE Direct N15

LAVIE Direct N15は、作業領域の広い15.6型のIPS液晶を搭載しているスタンダードなノートパソコンです。フルHDの広視野角液晶なので、複数人で画面を閲覧するシーンでも視認性を確保できます。CPUは低コストで導入できるCeleronから、動画編集などにも対応できるCore i7までカスタマイズでき、用途に合わせて選択できます。また、SSDは高速な読み書きを可能にするPCIe接続を採用。容量は256GBから2TBまで選択可能です。さらに、数値入力に便利なテンキーを搭載している他、光学ドライブの選択などもでき、幅広い用途で活用しやすいノートパソコンになっています。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル Core (i7-1255U/i5-1235U/i3-1215U) インテル Celeron 7305 |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
ディスプレイ | 15.6型 IPS液晶( フルHD) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
CPUの寿命は工夫しだいで長くできる!
CPUに明確な寿命はないものの、使用環境や扱い方によっては故障する可能性があります。寿命を示す症状が出た場合は、今回紹介した診断方法を試してみて下さい。また、CPUやパソコンを買い替えた際には、長く使えるように、設置環境や使用方法に注意しましょう。品質の高いパソコンをお探しの人には、NECの製品がおすすめです。品質管理にこだわった国内生産のパソコンを販売しています。また、長く、安心して使用できる最大5年の延長保証サービスも用意しています。下記の公式サイトでぜひ確認してみて下さい。
NEC LAVIE公式サイト