パソコンがメモリ不足に!
7つの原因と9つの解消方法を徹底解説
2026.02.17(TUE)
2026.02.17(TUE)
パソコンのメモリ不足は、動作速度の低下やフリーズ、アプリの強制終了などさまざまな症状を引き起こす問題です。メモリ不足にはアプリの同時起動やスタートアップアプリの増加、ストレージやメモリの容量不足など複数の原因が考えられ、それぞれに応じた解消方法を実行する必要があります。本記事では、メモリ不足の症状と原因、効果的な解消方法を紹介します。また、用途別のメモリ容量の目安についても解説するので、ぜひ参考にして下さい。
パソコンのメモリ不足で起こる症状とは?
メモリ不足は、パソコンの動作速度を著しく低下させる主な原因です。メモリが不足するとアプリの起動に通常より長い時間がかかったり、ファイルを開く際に遅延が発生したりします。また、作業中に画面が固まるフリーズ現象や、アプリが突然終了するクラッシュが起こることもあるでしょう。その他にも、複数のアプリを同時に使用できない、Webブラウザでタブを開いていると自動的に再読み込みされてしまう、動画再生時にカクつきが生じるなどもあり、快適に作業することが難しくなります。
パソコンのメモリ不足をタスクマネージャーで確認する方法
メモリ不足の確認はタスクマネージャーを使用して簡単に行えます。確認手順は以下の通りです。
1. 「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する
2.「パフォーマンス」タブをクリックする
3.左側のメニューから「メモリ」を選択すると、現在の使用率が表示される
メモリ使用率が70%から80%を超えている場合、メモリ不足と判断できるでしょう。画面に表示される「使用中」は現在アクティブに使われているメモリ量、「コミット済」は予約されているメモリ量、「キャッシュ済」は高速化のために保存されているデータ量を示しています。
パソコンがメモリ不足になる7つの原因
パソコンがメモリ不足になる原因は以下の通りです。
- 同時に利用するアプリ・ブラウザタブが多い
- スタートアップアプリが多い
- バックグラウンドで不要なアプリが動いている
- 複数の周辺機器を同時に使用している
- ストレージ(HDD・SSD)の空き容量が少ない
- メモリ容量がそもそも足りない
- ドライバーやアプリのメモリリークが発生している
各原因の詳細について、詳しく解説します。
1|同時に利用するアプリ・ブラウザタブが多い
複数のアプリを同時に起動すると、メモリ消費量が増加してメモリ不足の原因となります。特に、動画編集ソフトや画像編集ソフト、PCゲームなどの高負荷アプリは大量のメモリを必要とするため注意が必要です。また、Webブラウザで多数のタブを開いている状態もメモリ消費の原因になります。一つひとつのタブ自体はそれほど消費量は多くありませんが、数十個開くとメモリ不足の原因になる恐れがあるでしょう。
2|スタートアップアプリが多い
パソコン起動時に自動で立ち上がるスタートアップアプリの数が多いと、メモリを常時消費してメモリ不足が発生します。例えば、SNSアプリや音楽配信アプリ、チャットアプリなどが挙げられます。常時使用する場合は起動していた方が便利ですが、必要以上に起動するとメモリ消費が増加するため注意が必要です。
3|バックグラウンドで不要なアプリが動いている
ユーザーは気付いておらず、バックグラウンドで動作しているアプリによってメモリ不足になることがあります。例えば、Windows Updateやアンチウイルスソフトウエアの自動スキャン、自動バックアップツールなどが挙げられるでしょう。これらの機能は重要ですが、タイミングによってはメモリ不足の原因となる場合があります。
4|複数の周辺機器を同時に使用している
USB機器やプリンター、外付けストレージなどの周辺機器がメモリを消費することで、メモリ不足が発生する場合があります。周辺機器のドライバーソフトウエアが常駐したり、対応するバックグラウンドサービスが起動したりなど、その原因はさまざまです。特に古いドライバーソフトウエアは、必要以上にメモリを消費することがあるため注意が必要です。
5|ストレージ(HDD・SSD)の空き容量が少ない
HDDやSSDの空き容量が不足して仮想メモリが正常に動作しないことも、メモリ不足が発生する原因の一つです。Windows OSは、物理メモリが不足した際にストレージ上の仮想メモリ(ページファイル)を使用して不足分を補います。しかし、ストレージ容量の上限近くが使用されている状態では、仮想メモリが十分に機能せずに動作に支障が出てしまいます。
6|メモリ容量がそもそも足りない
パソコンに搭載されている物理メモリの容量が、用途に対して不足していることがメモリ不足の原因になることもあります。Windows 11の最小要件は4GBですが、快適に使用するには8GB以上が目安です。動画編集や3Dゲーム、プログラミング開発などの用途では、16GB以上のメモリ容量が必要になることもあるでしょう。4GBのメモリでは基本的な作業でもメモリ不足が発生しやすく、用途が限定されてしまいます。
7|ドライバーやアプリのメモリリークが発生している
プログラムの不具合により使用済みメモリが正常に解放されず、使用量が増え続けるメモリリークも、メモリ不足が発生する原因の一つです。古いドライバーソフトウエアや不安定なアプリなどが、メモリリークの原因になる場合があります。メモリリークが発生すると、時間経過と共にメモリ使用量が増加し続けるため、最終的にはパソコンの再起動が必要になることがあります。例えば、特定のアプリを長時間使用していると徐々にメモリ使用量が増加し、他のアプリが使えなくなる症状などが挙げられるでしょう。
パソコンのメモリ不足を解消する9の方法
パソコンのメモリ不足を解消する方法は、以下の通りです。
- 不要なアプリ・ブラウザタブを終了する
- 不要なアプリ・ファイルを削除する
- スタートアップアプリを減らす
- デフラグを実行する
- メモリを増設する
- 視覚効果を最小限にする
- メモリリークの原因プロセスやドライバーを調べる
- 定期的に再起動してメモリをリセットする
- パソコンの買い替えを検討する
それぞれの解消方法について解説します。
1|不要なアプリ・ブラウザタブを終了する
使用していないアプリを終了することで、メモリ使用量を削減できます。タスクマネージャーから、メモリ消費量の多いアプリを特定して終了する手順は次の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する
2.「プロセス」タブでメモリ使用量を確認する
3.メモリ使用量の多いアプリを右クリックして「タスクの終了」を選択する
また、Webブラウザで不要なタブを閉じることもメモリ削減に効果的です。タブを一つ閉じるだけで、数百MBのメモリを解放できる場合もあります。
2|不要なアプリ・ファイルを削除する
使用していないアプリをアンインストールして、ストレージ容量を確保することでメモリ不足を改善できます。コントロールパネルからアプリをアンインストールする手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を選択する
2.左側メニューの「アプリ」を選択し、「インストールされているアプリ」をクリックする
3.不要なアプリを見つけたら右側の「…」をクリックして「アンインストール」を選択する
また、一時ファイルを削除することでも、ストレージ容量を確保できます。削除手順は以下の通りです。
1.「設定」から「システム」を選択する
2.「ストレージ」を選択して「一時ファイル」をクリックする
3.削除したい一時ファイルにチェックを入れて「ファイルの削除」を選択する
ディスククリーンアップの実行も、メモリ不足に有効です。詳しい手順は以下の記事を参考にして下さい。
Windows 11でディスククリーンアップを実行してディスクの空き領域を増やす方法
3|スタートアップアプリを減らす
パソコン起動時に自動起動するアプリを減らすことで、メモリ使用量を抑制できます。タスクマネージャーのスタートアップタブからアプリを無効化する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する
2.「スタートアップ アプリ」を選択する
3.不要なアプリを右クリックして「無効化」をクリックする
スタートアップアプリの削減により、起動時間の短縮効果も期待できます。ただし、セキュリティソフトのような常時起動してほしいものは無効化しないようにしましょう。
4|デフラグを実行する
ストレージの断片化が、メモリ使用量増加の原因となることがあります。断片化とは、ファイルの保存や削除などを繰り返すうちに、ストレージ内の複数の領域に分割して保存されてしまう現象です。その結果、仮想メモリの拡張が難しかったりパフォーマンスが低下したりすることがあります。Windows標準のデフラグツールを使用して、ストレージを最適化する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を選択する
2.左側メニューの「システム」を選択して「ストレージ」をクリックする
3.「ストレージの詳細設定」をクリックして「ドライブの最適化」を選択する
4.対象ドライブを選んで「最適化」をクリックする
5|メモリを増設する
物理メモリを追加することで、根本的にメモリ不足を解消できます。デスクトップパソコンは増設できることが多いですが、ノートパソコンは交換自体ができない場合や空きスロットがなく増設できない恐れがあるため確認が必要です。また、メモリ規格(DDR4・DDR5)や容量の組み合わせも確認しましょう。それぞれの規格に互換性がないため、間違った製品を購入すると取り付けできません。容量は、同じ容量を組み合わせることでより高速に処理できるデュアルチャネルにできます。メモリを増設することで、複数アプリの同時使用が快適になるでしょう。
6|視覚効果を最小限に(パフォーマンス優先設定)
透明効果やアニメーション効果などのWindowsの視覚効果を変更すると、メモリ使用量を削減できます。システムプロパティからパフォーマンスオプションを「パフォーマンスを優先する」に設定する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を選択する
2.左側メニューの「システム」を選択し、「バージョン情報」をクリックする
3.「システムの詳細設定」を選択する
4.「システムのプロパティ」のウィンドウが起動するので「パフォーマンス」をクリックする
5.パフォーマンスオプションで「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れる
視覚効果の削減により、古いパソコンでも動作速度が向上する可能性があります。なお、パフォーマンス優先の設定だけでは、全ての視覚効果が無くならない場合もあります。全てオフにしたい場合は、設定のアクセシビリティにある視覚効果で個別にオフにして下さい。
7|メモリリークの原因プロセスやドライバーを調べる
パソコンのCPUやメモリなどの情報を確認できるリソースモニターを使用すると、メモリ使用量が異常に多いプロセスを特定できます。詳しい手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択する
2.「パフォーマンス」タブをクリックして、右側にある「…」から「リソースモニター」を起動する
3.「メモリ」タブでプロセス別の使用量(ワーキング セット)を確認する
異常が見られるプロセスを発見した場合、以下のようにそれに応じた改善策を実行してみましょう。
- ドライバーが関連するプロセスに異常があるなら最新版に更新する
- 特定のアプリに異常があるなら一時的にアップデートやアンインストールをして動作を確認する
- システム系のプロセスに異常があるならシステムファイルチェッカー(sfc)を実行してシステムファイルの整合性を確認する
- コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行してシステムファイルの破損を自動修復する
Windows 11のセーフモードでシステムファイルチェッカーを実行する方法はこちら
Windows 11でデバイスドライバーを最新バージョンに更新する方法
8|定期的に再起動・シャットダウンしてメモリをリセットする
パソコンを再起動・シャットダウンすると、メモリ上の不要なデータがクリアされてメモリ不足を解消できる場合があります。定期的に再起動・シャットダウンをするように意識して、メモリ不足を回避しましょう。メモリリークの一時的な解消にもつながります。ただし、高速スタートアップに設定している場合、シャットダウンしてもメモリが完全にリセットされないことがあるため、無効化して実行しましょう。再起動の場合は高速スタートアップの影響を受けません。
Windows 11で高速スタートアップを無効にする方法はこちら
9|パソコンの買い替えを検討する
古いパソコンでメモリ増設ができない場合や性能に不足を感じる場合は、買い替えが有効な解決策となります。新しいパソコンでは、メモリだけでなく高速なストレージや高性能なCPUなどの選択が可能です。古いパソコンに比べて機能性なども向上しているため、多くのメリットを享受できるでしょう。例えば、Windows 11対応の新しいパソコンでは、8~16GB程度のメモリ容量が標準的となっています。また、SSDが標準搭載されているため仮想メモリの動作も高速になり、全体的なパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
メモリ不足を防ぐ!用途別メモリ容量の目安
メモリ不足でパソコンを買い替える時は、用途に合ったメモリ容量を選択することが重要です。適切な容量を選ぶことで快適な作業環境を実現できます。メモリ容量別のおすすめ用途は以下の通りです。
| メモリ容量 | おすすめ用途 |
|---|---|
| 8GB | ・Webブラウジング ・文書作成 ・メール ・軽い画像編集 ・オンライン会議 ・動画視聴 など |
| 16GB | ・動画編集 ・画像編集 ・プログラミング ・イラスト制作 ・仮想マシン ・中程度のPCゲーム ・複数アプリの同時使用 など |
| 32GB | ・4K動画編集 ・3DCG制作 ・大規模なデータ処理 ・重いPCゲーム ・ゲーム配信 など |
8GBは基本的な作業には十分ですが、複数のアプリを同時使用する際はメモリ不足が発生する可能性があります。16GBは多くの用途で快適に使用できるバランスの良い容量で、動画編集やプログラミングも問題なく行えるでしょう。32GB以上は専門的な作業や高負荷な用途に適しており、メモリ不足の心配はほとんどありません。
メモリ不足による買い替えに!カスタマイズできる
NEC Directのおすすめパソコン
NEC Directは、作業内容に応じてスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、NEC Directのおすすめパソコンをご紹介します。
スリムな大画面ノート「LAVIE Direct N15 Slim」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct N15 Slim」は15.3型の大画面で効率的に作業ができるノートパソコンです。WUXGA(1920×1200)を採用しており、文字や画像・映像を精細に表示してくれます。また、アメリカ国防総省の品質基準であるMIL規格に準拠しており、衝撃や振動、温度変化などへの耐性を備えている点も魅力です。さらに、CPUにはAMD Ryzen™ 7000シリーズを搭載し、DDR5対応メモリを最大24GBまで選択できます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen™ (3 7335U/5 7535HS/7 7735HS) |
| グラフィックボード(GPU) | AMD Radeon™ 680M グラフィックス/AMD Radeon™ 660M グラフィックス(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8〜24GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| ディスプレイ | 15.3型 ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・ノングレア)(WUXGA:1920 × 1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1(映像出力に対応) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × USB-LAN変換アダプタ(RJ45×1に変換可能)/無し ・SDメモリーカードスロット× 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1.6kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約13.3〜約14.6時間 |
大容量メモリを選べる「LAVIE Direct A27」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct A27」は、27型ワイド画面を搭載したオールインワンデスクトップパソコンです。目線に合わせた高さ調整・チルト機構を備えており、作業環境に合わせて設置できます。また、CPUは第13世代のIntel® Core™ i5/i7、メモリは8~32GB、SSDは256GB~2TBまで選択できるなど、柔軟にカスタマイズできる点も魅力です。さらに、タイピングしやすいキーボードや充実したインターフェースなども備え、使い勝手の良いモデルといえるでしょう。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™(i7-1355U/i5-1335U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Iris Xe グラフィックス/インテル UHD グラフィックス(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ・SDメモリーカードスロット × 1 |
| 画面サイズ | 27型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角・高色純度)(フルHD:1920×1080) |
| サイズ(横幅/奥行/高さ) | 615.4×221.0×440.2(mm) |
メモリ不足は少しの工夫で解消できる!
メモリ不足はパソコンの動作速度を低下させるため、原因に応じた対処法を実行することが大切です。不要なアプリやファイルの削除、スタートアップアプリの削減、定期的な再起動などの基本的な対策から始めてみましょう。根本的な解決には、メモリ増設や買い替えが有効です。増設や買い替えをする際は、用途に合ったメモリ容量を選択し、快適に作業できる環境を構築しましょう。NEC Directは、メモリ容量やその他スペックをカスタマイズできるBTOに対応しています。詳しい商品情報は、以下の公式サイトからチェックしてみて下さい。
NEC Directの公式サイトはこちら



