持ち運びやすいノートパソコンの重量・サイズとは?
上手な選び方や軽量モデルを紹介
2025.11.28(FRI)
2025.11.28(FRI)
ノートパソコンの持ち運びやすさに影響する主な要素は、重量とディスプレイサイズです。軽量でコンパクトなモデルほど持ち運びやすくなりますが、作業効率や機能性とはトレードオフの関係にあります。利便性との関係を理解した上で、目的に合うモデルを選択することが大切です。また、CPU・メモリ・ストレージなどの基本性能、ディスプレイ品質、キーボードの使いやすさ、バッテリー駆動時間といった持ち運びやすさ以外の要素もチェックする必要があります。この記事では、持ち運びやすいノートパソコンを選ぶための重量・サイズの目安から、スペックの選び方やおすすめモデルまで、総合的な選び方を詳しく解説します。
持ち運びやすいノートパソコン(PC)とは?サイズ・重量と利便性の関係を解説
持ち運びやすいノートパソコンは、軽量・コンパクトであることが重要ですが、作業効率とのバランスも考慮する必要があります。サイズが小さく軽量になるほど持ち運びやすくなりますが、画面の見やすさやキーボードの打ちやすさが犠牲になりがちです。例えば、1kg未満の軽量モデルは通勤時の負担が少ない反面、ディスプレイが小さく文字が見づらいことがあります。重量とサイズ、作業効率はトレードオフの関係になるのが基本なので、用途に応じた選択が重要です。以下は、重量ごとの主なディスプレイサイズや持ち運びやすさをまとめた表になります。
| 重量 | ディスプレイサイズ | 対角線の長さ | 持ち運びやすさ |
|---|---|---|---|
| 1kg未満 | 11~13インチ | 約28~33cm | 非常に良い |
| 1~1.5kg未満 | 13~14インチ | 約33~36cm | 良い |
| 1.5~2kg未満 | 14~16インチ | 約36~41cm | やや持ち運びにくい |
| 2kg以上 | 15~17インチ | 約38~43cm | 持ち運びにくい |
ノートパソコンの重量別!持ち運びのしやすさをチェック
ノートパソコンの持ち運びのしやすさを、以下の重さごとに解説します。
- 1kg未満
- 1~1.5kg未満
- 1.5~2kg未満
- 2kg以上
各重量の持ち運びやすさや、その他の特徴について解説します。
1kg未満「軽量で持ち運びがしやすい」
1kg未満のノートパソコンは、通勤や出張での移動負担が少なく、長時間の持ち運びでも疲労を感じにくいのが特徴です。軽量化のために薄型設計になっていることや、アルミニウム素材やカーボン素材が使用されていることもあります。小型なので性能は限定的で、インターフェース数も限られる傾向がある点に注意が必要です。ディスプレイサイズは14インチ以下が多く、文書作成やWebブラウジングなどの軽作業に向いています。バッテリー駆動時間も長く設計されている傾向があり、外出先で作業する際の心配が少ないのもメリットです。頻繁に持ち運ぶビジネスパーソンや学生におすすめの重量といえるでしょう。
1~1.5kg未満「持ち運びがしやすく利便性も十分」
1~1.5kg未満は、持ち運びやすさと機能性のバランスが優れた重さです。軽さを保ちながらも必要なインターフェースやバッテリー容量を確保している上に、ハイスペックモデルもあります。14インチ以下が主流で、頻繁に持ち運んでも疲労感が少なく、カフェや図書館での作業にも向いている重さです。USB Type-CポートやHDMI出力などが搭載されていることが多く、外部モニターとの接続もできます。16GB以上のメモリ容量を搭載しているモデルの選択肢も多く、マルチタスク作業のストレスを感じにくいでしょう。外出先でしっかりと作業をしたいユーザーにおすすめの重さといえます。
1.5~2kg未満「使いやすいが重さを感じる」
1.5~2kg未満は機能性や性能を重視した設計で、高性能CPUや大容量バッテリーを搭載している機種が多くあります。画像処理用のグラフィックボードを搭載しているモデルもあり、クリエイティブな作業にも対応可能です。しかし、重さを感じるため、頻繁な持ち運びには向いていません。ディスプレイサイズは14~16インチ程度が目安で、動画編集や画像処理などでも十分な視認性を確保できます。また、冷却性能が優れている場合も多く、長時間の高負荷作業でも安定した動作を期待できるでしょう。主に据え置きでの使用で、時々持ち運ぶ程度のユーザーに適しています。
2kg以上「持ち運びには向いていない」
2kg以上のノートパソコンは持ち運びには不向きなので、デスクトップパソコンの代替として使用することが前提となります。高性能なパーツや15~17インチ程度の大型ディスプレイ、充実したインターフェースを搭載していることが多いです。クリエイティブ作業やゲーミング用途に特化した高性能モデルが多く、強力な冷却システムが内蔵されているものもあります。例えば、NVIDIA® GeForce RTX™ 4070などの高性能グラフィックボードを搭載したゲーミングノートパソコンは、2.5kg以上になることも少なくありません。持ち運びよりも、性能や機能性を優先するユーザー向けの重量といえるでしょう。
ノートパソコンのサイズ別!持ち運びのしやすさをチェック
続いて、以下のサイズ別の持ち運びやすさについて解説します。
- 13インチ未満
- 13~14インチ
- 15~16インチ
- 17インチ以上
各サイズの持ち運びやすさや使い勝手について解説します
13インチ未満「持ち運びやすいが使いにくい」
13インチ未満は非常にコンパクトで持ち運びやすく、バッグの中でもかさばりません。軽量なので携帯性に優れており、移動の多いビジネスパーソンには魅力的です。しかし、画面が小さいため文字や画像が見づらい場合があり、長時間の作業では目の疲労が生じやすくなることもあります。また、キーボードも小さくテンキーがないモデルが多いので、タイピング効率が低下する可能性があります。Webブラウジングや文書作成などの基本的な作業には対応できますが、本格的な作業には不向きでしょう。短時間の作業や移動中のメールや資料確認など、サブ機としての用途に適しています。
13~14インチ「持ち運びやすさと作業効率のバランスが良い」
13~14インチは持ち運びやすさと作業効率のバランスに優れたサイズで、多くのモバイルパソコンに採用されています。一般的なA4サイズのバッグに収まりやすく、持ち運び時の負担も少ないのが特徴です。文書作成や表計算、プレゼンテーション作業に十分な画面サイズを確保しており、ビジネス用途での実用性も高いでしょう。
重量も1~1.5kg程度に抑えられた機種が多く、毎日の通勤でも疲労を感じにくいです。キーボードサイズも適度で、フルサイズに近い感覚でタイピングできます。バッテリー駆動時間も長く設計されていることが多く、外出先での長時間作業にも対応可能です。持ち運びが多いビジネス用途や学習用として汎用性が高いサイズといえるでしょう。
15~16インチ「持ち運べるけどかさばる」
15~16インチは横幅が33~35cm程度と大きく重量も増加するため、小型のバッグには収まりにくく、持ち運び時の負担も大きくなります。専用のバッグが必要になることが多く、毎日の持ち運びには向いていません。しかし、作業領域が広く複数のウィンドウを同 時に開いても効率的に作業できます。画面の情報量が多いため、データ分析や複雑な表計算などの業務で威力を発揮するでしょう。
クリエイティブ作業にも対応できる画面サイズであり、動画編集やプログラミングなどでも快適に作業できます。テンキー付きキーボードを搭載したモデルも多く、数字入力の多い業務にもおすすめです。主に固定場所での使用で、必要に応じて持ち運ぶ程度のユーザーに向いています。
17インチ以上「持ち運びには不向き」
17インチ以上のノートパソコンは、横幅37cmを超えてしまいます。携帯用の専用バッグを用意する必要があり、持ち運びには不向きです。重量も2.5kg以上になることが多く、日常的な携帯は現実的ではありません。一方で、大画面による高い作業効率と視認性を実現できるのがメリットです。ゲーミングやクリエイティブ作業など、高性能と大画面が必要な用途に特化しており、デスクトップパソコンに匹敵する性能を持つモデルもあります。映像編集や3DCGなどの専門的な作業を行うユーザーにも魅力的でしょう。持ち運びよりも性能と画面サイズを重視するユーザーにおすすめのサイズといえます。
持ち運びやすいノートパソコンは「1.5kg未満」「14インチまで」が目安
持ち運びやすさを重視する場合の具体的な基準として、重量1.5kg未満、画面サイズ14インチまでがおすすめです。重量1.5kg未満であれば片手でも楽に持ち運びでき、14インチまでであれば一般的なビジネスバッグに余裕で収納できます。この基準内であれば、日常的な持ち運びでも負担が少なく、作業効率も十分確保できるでしょう。職場への移動や階段の上り下りでも負担になりにくく、肩掛けバッグでの携帯も現実的です。用途や個人の体力、持ち運び頻度によって調整は必要ですが、一般的な目安として参考にしてみて下さい。反対に、性能や作業効率を重視する場合は、基準を超えたモデルを選択しましょう。
ノートパソコンの持ち運びやすさに影響するその他の要素をチェック
デスクトップパソコンを購入する時は、予算内で最高のスペックを求めるだけではなく、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。購入前にチェックしておきたい、選び方のコツや注意点を分かりやすく解説します。
筐体の厚さ
筐体が薄いほどバッグの中でかさばらず、スマートに持ち運べます。薄型設計は軽量化にもつながり、携帯性が向上するのも魅力です。ノートパソコンは15mm以下の薄型モデルから20mm程度の標準的なモデル、30~40mm程度の分厚いモデルまでさまざまな厚さがあります。ビジネスバッグに収納する際、薄型モデルであれば書類と一緒に入れてもスペースに余裕ができ、持ち運びの負担が軽減されるでしょう。ただし薄過ぎると堅牢性が低下したり、冷却性能が不足したりする可能性があるため、総合的な判断が求められます。
周辺機器をつなぐインターフェースの充実度
インターフェースの充実度も、持ち運びのしやすさに影響します。インターフェースの種類や数が不足していると、ハブやアダプターが必要になり持ち運びの負担が増えてしまいます。USB-A・USB-C・HDMI・イヤホンジャックなど、よく使用する端子が搭載されているかを確認しましょう。例えば、外出先でプレゼンテーションを行う際、HDMI端子があればプロジェクターに直接接続でき、スムーズに作業を進められます。USB-C端子は充電と映像出力の両方に対応する機種も多く、ケーブル1本で済むため便利です。購入前に、自分がよく使用するインターフェースを搭載しているか確認しましょう。
Webカメラ・マイクの有無
テレワークやオンライン会議が一般的になった現代では、Webカメラとマイクの搭載は必須要素となっています。内蔵されていない場合は外付けのWebカメラやヘッドセットを持ち運ぶ必要があり、負担が増えてしまいます。カフェやコワーキングスペースでオンライン会議に参加する際も、内蔵されていれば追加の機器を用意する手間がかかりません。Webカメラ付きモデルを購入する際は、画質や音質、カメラカバーやミュート機能の有無なども確認しておくと良いでしょう。
バッテリー駆動できる時間
バッテリー駆動時間に不安があると、ACアダプターやモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要があり、荷物が増えてしまいます。目安としては、8時間以上の駆動時間があれば、一般的な外出や会議での使用に対応できます。十分な駆動時間を確保することで、荷物を減らして軽快に持ち運べるでしょう。また、最近では急速充電に対応したモデルもあり、短時間の充電で長い時間使用できるようになっています。
ノートパソコンは持ち運びやすさ以外も重要!チェックすべきポイントを解説
ノートパソコンを購入する際にチェックすべきポイントは、以下の通りです。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックボード(GPU)
- ディスプレイ性能
- キーボード・タッチパッドの使いやすさ
- 堅牢性
- スピーカー品質
- Microsoft Officeのプレインストール
- サポート・延長保証
各ポイントの役割や選び方を解説します。
1|処理速度を決める「CPU」
CPUはノートパソコンの処理速度を決定する重要なパーツです。Intel® Core™ i3・i5・i7やAMD Ryzen™ 3・5・7などがあり、数字が大きいほどグレードが高く高性能になります。文書作成やWebブラウジングであればCore™ i3やi5、Ryzen™ 3や5でも十分ですが、動画編集や複雑な計算処理にはCore™ i7やRyzen™ 7が必要になるでしょう。用途に応じて適切なグレードを選択し、オーバースペックになることを避けることでコストパフォーマンスが向上します。なお、世代が新しいほど処理性能や省電力性能が優れているので、できるだけ新しい世代のCPUを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
2|マルチタスクのしやすさを決める「メモリ(RAM)」
メモリ容量が多いほど、複数のアプリを同時に実行できます。基本的な作業は8GBで対応できますが、クリエイティブ作業や重いソフトウエアを使用する場合は16GB以上がおすすめです。例えば、ブラウザで複数のタブを開きながら文書作成ソフトウエアを使用する際、メモリ容量が不足すると動作が遅くなり、作業効率が低下してしまいます。最近のアプリは高機能化が進んでいるため、余裕のある容量を選択することが重要です。将来的な要求スペックの上昇も考慮し、16GB以上のメモリ容量を搭載することをおすすめします。
3|データの保存量を決める「ストレージ(SSD)」
ストレージは、データの保存容量と読み込み速度の両方に影響する要素です。SSD(ソリッドステートドライブ)はHDD(ハードディスクドライブ)に比べて高速かつ軽量で、消費電力も少ないストレージです。NVMe接続のM.2 SSDであれば、より高速な読み書きができます。OSの起動やアプリの立ち上がりが高速になるため、日常的な作業効率が向上します。容量に関しては、256GBあれば基本的な用途には十分ですが、写真や動画を多く扱う場合は512GB以上がおすすめです。容量が不足した場合は、クラウドストレージや外付けストレージを併用することで、容量不足に対応できます。
4|画像処理の快適さを決める「グラフィックボード(GPU)
グラフィックボードは画像や動画の処理性能を左右し、クリエイティブ作業やゲームの品質に影響します。動画視聴やWebブラウジング、簡単な動画編集などの一般的な用途では、CPU内蔵のGPUで十分な性能を発揮します。しかし、高度な動画編集・3DCG制作・PCゲームなどを行う場合は、専用のグラフィックボードが必要です。グラフィックボード搭載モデルは高い処理能力を持つ反面、消費電力が増加し重量も増える傾向があるため、持ち運びやすさは低下します。グラフィックボード搭載モデルは価格も高くなるため、必要に応じて選択しましょう。
5|視認性や作業効率に影響するディスプレイ性能
ディスプレイの性能は、視認性や作業効率に影響を与えます。ここでは、解像度やリフレッシュレート、パネルの種類や表面加工について解説します。
解像度
解像度は、画面の精細さと作業領域の広さに影響する項目です。高い解像度ほど表示が精細になり、同時に表示できる情報量も増えるため作業効率が向上します。ノートパソコンでは、フルHD(1920×1080)・WUXGA(1920×1200)・WQXGA(2560×1600)のいずれかが採用されることが多いです。
フルHDは一般的な用途に十分で、コストパフォーマンスも優れている解像度といえるでしょう。WUXGAはフルHDより縦の解像度が高く、文書作成や表計算作業で縦スクロールが減り作業効率が向上します。WQXGAは高精細で広い作業領域を確保できますが、文字が小さくなりバッテリー消費も増えるデメリットがあります。WQXGAは14インチ以上の画面サイズで採用されることが多く、クリエイティブ作業に適した解像度です。
リフレッシュレート
リフレッシュレートが高いほど画面の動きが滑らかに表示され、ゲームの臨場感が向上したり、目の疲労を軽減できたりします。一般的なリフレッシュレートの60Hzでも十分な性能を発揮しますが、90Hzや144Hzなどの高リフレッシュレートはより快適な操作感を得ら れるでしょう。マウス操作時のカーソル移動や画面スクロールも滑らかになり、長時間の作業でも疲れにくくなります。ゲーム内のキャラクターの動きも捉えやすく、反応速度にも良い影響があります。ただし高リフレッシュレートはバッテリー消費が増加するため、バッテリー駆動時間が短くなる点には注意が必要です。
パネルの種類
ディスプレイのパネルは種類によって特性が異なり、用途に応じた選択が重要です。以下 の表で、パネルの種類ごとの特徴をまとめました。
| パネル種類 | 特徴 |
|---|---|
| TN | ・応答速度が速い ・コストが安い ・視野角が狭い |
| IPS | ・色再現性が高い ・視野角が広い ・価格がやや高い |
| VA | ・コントラスト比が高い ・黒の表現に優れる ・視野角はIPSより劣る |
| 有機EL | ・高コントラスト ・鮮やかな色彩 ・バッテリー消費が多い |
TNパネルはゲーミング用途に適しており、IPSパネルは画像編集やデザイン作業におすすめです。VAパネルは動画視聴に向いており、有機ELパネルは高画質を求める用途に向いています。持ち運んでさまざまな環境で使用する場合は、視野角の広いIPSパネルが実用的です。
パネルの表面加工
パネルの表面加工にはグレアとノングレアがあり、それぞれ特性が異なります。グレア(光沢)パネルは色鮮やかで美しい映像を表示できますが、外光の映り込みが気になる場合があります。一方、室内での映像視聴や画像編集では発色の良さを活かせるでしょう。ノングレア(非光沢)パネルは映り込みが少なく、長時間作業でも目が疲れにくいのが特徴です。オフィスや図書館など照明の多い環境でも画面が見やすく実用性に優れています。持ち運んでさまざまな環境で使用する場合は、ノングレアパネルの方が使いやすいでしょう。
6|快適性に影響する「キーボード・タッチパッドの使いやすさ」
キーボードとタッチパッドは毎回使用する部分であり、使いやすさが作業効率に影響します。キーピッチやキーストローク、キータッチの感触が自分の手に合っているかを確認することが重要です。一般的にキーピッチは19mm程度、キーストロークは1.5~2mm程度が好ましいとされています。浅過ぎると打鍵感が乏しく、深過ぎると疲労しやすくなってしまいます。タッチパッドの大きさや反応性、マルチタッチ機能の対応状況も快適性を左右する要素です。可能であれば、購入前に実際に触れて操作感を確認することをおすすめします。
7|持ち運ぶ時の安心感につながる「堅牢性」
持ち運び時の衝撃や振動に耐えられる堅牢性は、長期間安心して使用するために重要な項目です。堅牢性の高いノートパソコンは、アメリカ国防総省の品質基準であるMIL規格への準拠や、耐衝撃設計などが採用されています。落下テストや振動テスト、温度変化テストなどをクリアした製品であれば、過酷な環境でも安心して使用できるでしょう。軽量化と堅牢性は基本的にトレードオフの関係にあるため、用途に応じてバランスを取ることも大切です。ただし、高級モデルで採用されることが多いアルミニウム素材やカーボン素材などは、軽量かつ堅牢性にも優れています。また、堅牢性をより高めたい場合は、保護ケースの使用も検討しましょう。
8|エンタメの臨場感に影響する「スピーカー品質」
音楽や動画を楽しむ際、スピーカーの品質が体験の質を左右します。薄型軽量モデルでは物理的制約によりスピーカー品質が犠牲になる場合が多く、音の迫力や立体感が不足しがちです。一方で、高品質スピーカーやオーディオブランドとのコラボレーションモデルも存在し、優れた音響体験を提供しています。また、Dolby Atmosなどの立体音響技術に対応していると、より臨場感のあるサウンドを楽しめるでしょう。会議での音声品質や動画視聴時の音質にこだわる場合は、スピーカー性能も選択基準に含めることをおすすめします。
9|ビジネス用途で必須な「Microsoft Officeのプレインストール」
ビジネス用途ではMicrosoft Officeの使用が前提となる場合が多く、プレインストールの有無も重要な判断材料です。プレインストール版とサブスクリプション版があり、それぞれ使い勝手が異なります。プレインストール版はローカルで利用できる利点がありますが、パソコンを買い替えた際に移行できないデメリットがあります。また、後から買い切り版を購入するより安価に利用できるのもメリットです。
サブスクリプション版は複数デバイスで使用でき、常に新機能を利用できます。ただし、月額/年額費用の支払いが必要になり、長期使用ではプレインストール版よりコストが高くなります。互換性のあるソフトウエアもありますが、完全な互換性は保証されない場合があるため、ビジネス環境での使用にはMicrosoft Officeが安心です。
10|トラブル時に重要な「サポート・延長保証」
持ち運び使用では故障リスクが高まるため、サポート体制と保証内容も重要になります。メーカーサポートの対応時間や修理対応の詳細を、公式サイトで確認しましょう。電話サポートの受付時間が長く、オンラインでのトラブルシューティングが充実していると安心 です。また、延長保証に対応していると、標準保証期間を超えてもサポートを受けられるため安心して利用できます。
NECでは、公式サイトからの問い合わせやトラブルシューティングなどに対応しており、手厚いサポートを提供しています。最長5年間の延長保証サービスも用意しているため、長期利用も安心です。購入後のサポート品質は長期的な満足度に影響するため、価格だけでなくアフターサービスも含めて総合的に判断することをおすすめします。
持ち運びしやすい!NECのおすすめモバイルノートパソコン
NECは、CPUやメモリ容量などを用途に応じてカスタマイズできるBTO(Build ToOrder)パソコンを販売しています。ここからは、持ち運びにおすすめのNECのモバイルノートパソコンをご紹介します。
※表内のスペックはカスタマイズモデルのものです
1|コンパクトで堅牢性に優れた「LAVIE Direct N13 Slim」
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「LAVIE Direct N13 Slim」は、コンパクトなサイズながら高性能を実現したモバイルノートパソコンです。フルHDよりも縦の解像度が高いWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶ディスプレイを採用しており、文書作成の作業効率向上が期待できます。また、ノングレア液晶により外光の映り込みが少なく、さまざまな環境で快適に使用できる実用性の高いモデルです。CPUはAMD Ryzen™ 7000シリーズを搭載し、優れた処理能力を発揮します。外出先での作業でも快適に使用したい人におすすめです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen™ (5 7535HS/7 7735HS) |
| グラフィックボード(GPU) | AMD Radeon™ 680M グラフィックス/AMD Radeon™660M グラフィックス(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8〜16GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・ノングレア)(WQXGA:1920 × 1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 2(USB Power Delivery3.0対応:パワーオフUSB充電機能付き)(ACアダプタの接続ポートを兼用)(DisplayPort出力機能付き) ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × USB-LAN変換アダプタ(RJ45×1に変換可能)/無し ・microSDメモリーカードスロット×1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1,175g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約19.7時間 |
2|AIバッテリー搭載の高機能モデル「LAVIE Direct SOL」
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「LAVIE Direct SOL」は、インテル® Core™ Ultra プロセッサーを搭載した高機能モバイルノートパソコンです。かしこく節電できるAIバッテリー機能を搭載しており、出先での長時間業務に対応できます。また、バッテリーをいたわる充電にも対応し、劣化を抑制できるのも魅力です。さらに、パソコンに関する質問に適切なアドバイスを提供してくれるAI機能も搭載しており、初心者でも安心して使用できるでしょう。見た目もスタイリッシュなノイズレスデザインを採用しており、質感も高いノートパソコンです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | インテル® Core™ Ultra(7-258V/7-256V/5-228V/5-226V) |
| グラフィックボード(GPU) | インテル® Arc™ 140V/130V GPU (プロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 16〜32GB(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA: 1920 x 1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約34.3時間 |
重量・サイズをチェックして持ち運びやすいノートパソコンを購入しよう!
持ち運びやすいノートパソコンを選ぶには、重量1.5kg未満・画面サイズ14インチまでを目安にしましょう。性能を重視する人は2kg以内・15インチ以上、軽作業にしか使わず持ち運びを重視する人は1kg以内・13インチ以内など、使い方や重視する要素も検討して自分に合う重量・サイズを見つけてみて下さい。重量とサイズ以外にも、筐体の厚さ・インターフェースの充実度・バッテリー駆動時間なども持ち運びやすさに影響します。さらに、CPUやメモリ、ストレージなどのその他スペックも含めて総合的に判断し、用途に最適なモデルを選択しましょう。
NECは小型・軽量なモバイルノートパソコンを販売しています。スペックのカスタマイズにも対応しているので、自分好みのノートパソコンが手に入ります。詳しい製品の情報は、以下の公式サイトからチェックしてみて下さい。
NEC LAVIEの公式サイトはこちら



