パソコン(PC)の起動が遅いのは何が原因?
効果的な対処法・事前対策を紹介
2025.10.29(WED)
2025.10.29(WED)
パソコンを使っていると起動が重くなることがあります。パソコンの起動が遅いと、朝一の大切な時間を有効活用できません。毎日のことなので、作業効率にも悪影響を及ぼすでしょう。起動が遅い原因を突き止め、適切な対処法を講じる必要があります。そのためには、起動が遅くなる主な原因とそれに応じた効果的な対処法を認識しておかなければなりません。この記事では、パソコンの起動が遅くなる9つの原因と具体的な対処法について詳しく解説します。
パソコンの起動が遅い原因と対処方法9選!
パソコンの起動が遅い原因は、以下の通りです。
- 常駐プログラムが多過ぎる
- ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足している
- メモリが不足している
- ウイルスやマルウエアに感染している
- Windows Updateが影響している
- セキュリティソフトが影響している
- ストレージ(HDDやSSD)が劣化している
- 内部温度が上がり熱暴走を起こしている
- キャッシュデータが蓄積している
各原因の詳細と対処法について解説します。
原因1:常駐プログラムが多過ぎる
多過ぎる常駐プログラムは、パソコンの起動が遅い原因の一つです。起動時に自動で立ち上がる常駐プログラムが増えると、メモリやCPUのリソースを大量に消費し、システム全 体の動作が重くなります。例えば、メッセンジャーアプリ・クラウドストレージサービス・ウイルス対策ソフトウエア・音楽プレイヤー・画像編集ソフトウエアなどが同時に起動すると、パソコンに大きな負荷がかかるでしょう。これらのプログラムは起動時からバックグラウンドで動作し続け、システムのメモリを占有します。常駐プログラムの数が増えるほど、起動完了までの時間も長くなるため対策が必要です。
対処法:不要なスタートアップアプリを無効にする
不要なスタートアップアプリを無効にすることで、パソコンの起動速度を大幅に改善できます。Windows 11でスタートアップアプリを無効にする手順は次の通りです。
1.「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押してタスクマネージャーを開く
2.「スタートアップ アプリ」のタブをクリックする
3.無効にしたいアプリを「右クリック」する
4.「無効化」をクリックする
ただし、システムに必要なプログラムまで無効にしてしまうと、パソコンが正常に動作しなくなる場合があるため注意が必要です。セキュリティソフトウエアやドライバー関連のプログラムは無効にしないようにしましょう。また、「スタートアップへの負荷」列を確認し、「高」と表示されているアプリから優先的に無効化することをおすすめします。
原因2:ストレージ(Cドライブ)の空き容量が不足している
Cドライブの空き容量が不足すると、仮想メモリの確保ができず、パソコンの起動が著しく遅くなります。ストレージの空き容量が少ない状態では、データの読み書き速度が大幅に低下し、システム全体のパフォーマンスに影響を与えるため注意が必要です。一般的に、快適な動作を維持するためには、HDDでは全容量の50%程度、SSDでは20%程度の空き容量を保つことが推奨されています。また、容量不足の状態が続くと、Windows Updateの実行にも支障をきたし、セキュリティ面でのリスクも生じます。
対処法:不要なファイルやアプリを削除する
不要なファイルやアプリを削除することで、ストレージの容量を確保できます。Windows11でアプリをアンインストールする手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンをクリックし「設定」を選択する
2.「アプリ」をクリックする
3.「インストールされているアプリ」を選択する
4.削除したいアプリの右側にある「…」をクリックし「アンインストール」を選択する
大容量の不要ファイルを削除する場合は、エクスプローラーを開き、ダウンロードフォルダーやドキュメントフォルダーから使わなくなったファイルを選択して削除しましょう。削除後は必ずごみ箱を空にして容量を解放して下さい。動画ファイルや画像ファイルは容量が大きいため、優先的に整理することをおすすめします。
対処法:ディスククリーンアップを実行する
ディスククリーンアップを実行することで、システムが自動的に作成した不要なファイルを効率的に削除できます。ディスククリーンアップとは、不要な一時ファイルを削除し、ストレージの空き容量を確保することを指します。Windows 11でディスククリーンアップを実行する手順は、以下の通りです。
1.「スタート」ボタンをクリックし「すべて」を選択する
2.「Windowsツール」をクリックする
3.「ディスククリーンアップ」をダブルクリックする
4.対象ドライブを選択し「OK」をクリックする
削除対象として選択できる項目例は以下の通りです
- ダウンロードされたプログラムファイル
- インターネット一時ファイル
- 一時ファイル
- Windowsエラー報告とフィードバックの診断
- 縮小表示
- ごみ箱
- DirectX シェーダーキャッシュ など
クリーンアップの実行により、数GB程度の容量を確保できる場合もあるため、起動速度の改善につながるでしょう。また、「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックすると、より多くの不要ファイルを削除できます。ただし、システムの復元ポイントも削除される可能性があるため、実行前に重要なデータのバックアップを取ることをおすすめします。
原因3:メモリが不足している
メモリ不足も、パソコンの起動が遅くなる原因の一つです。メモリはパソコンが作業を行う際の一時的な保存領域として機能し、容量が不足すると処理速度が大きく低下します。メモリ不足の主な原因は、同時に多くのアプリを起動していることや、画像編集ソフトウエア・動画編集ソフトウエアなどの高負荷なソフトウエアの使用が挙げられるでしょう。 これらの要因が重なることで、メモリの使用率が高まり、パソコンの起動や動作が遅くなってしまいます。また、バックグラウンドで動作するアプリが増えるほど、利用可能なメモリ容量は減少し、システム全体のパフォーマンスに影響を与えるため対策が必要です。
対処法:メモリ交換・増設を検討する
メモリ不足の場合、交換・増設することで起動速度を改善できる可能性があります。まず、現在のメモリ容量を確認しましょう。Windows 11でメモリ容量を確認する手順は以下の通りです。
1.「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押してタスクマネージャーを開く
2.「パフォーマンス」タブをクリックする
3.左側のメニューから「メモリ」を選択する
4.使用中のメモリ容量と利用可能な容量を確認する
メモリの交換・増設を行う際は、パソコンの対応メモリ規格やスロット数を事前に確認する必要があります。また、デスクトップパソコンであればメモリ交換は比較的容易ですが、ノートパソコンの場合は専門知識が必要になる場合があるため、不安であれば専門業者に依頼することをおすすめします。
原因4:ウイルスやマルウエアに感染している
ウイルスやマルウエアに感染すると、パソコンの起動が遅くなることがあります。不正なプログラムがバックグラウンドで動作し続けることで、CPU・メモリ・ストレージなどのリソースが占有され、全体の動作が重くなってしまうからです。怪しいWebサイトのファイルをダウンロードした場合や、身に覚えのないソフトウエアのインストール履歴がある場合は、ウイルス感染の可能性があります。また、突然のポップアップ表示や異常な広告表示などの不審な動作も感染の兆候といえるでしょう。
対処法:ウイルススキャンを実行する
ウイルススキャンには、クイックスキャンとフルスキャンの2種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。クイックスキャンは短時間で主要な部分をチェックし、フルスキャンは時間をかけてパソコン全体を詳細に検査します。Windows セキュリティでウイルススキャンを実行する手順は、以下の通りです。
【クイックスキャン】
1.「スタート」ボタンをクリックし「設定」を選択する
2.「プライバシーとセキュリティ」をクリックする
3.「Windows セキュリティ」を選択する
4.「ウイルスと脅威の防止」をクリックする
5.「クイック スキャン」ボタンをクリックする
【フルスキャン】
1.上記の手順4まで進む
2.「スキャンのオプション」をクリックする
3.「フル スキャン」を選択し「今すぐスキャン」をクリックする
スキャン完了後、Windows セキュリティが削除や隔離を推奨した場合は必ず実行しましょう。
対処法:セキュリティソフトを使用する
市販のセキュリティソフトを使用することで、より高度なウイルス駆除が実行できます。セキュリティソフトのインストールからスキャン・駆除までの一般的な手順は、以下の通りです。
1.ソフトウエアのダウンロード
2.インストール
3.初期設定
4.フルスキャンの実行
5.検出されたウイルスの削除
信頼できるセキュリティソフトを選ぶためには、ウイルス検出率の高さ・定期的なアップデート・サポート体制の充実度などを確認することが重要です。
原因5:Windows Updateが影響している
Windows Updateの実行中の場合、パソコンの起動が遅くなることがあります。更新プロセスが長引いたり、バックグラウンドで動作している場合、システムリソースを大量に消費してしまい起動が遅くなります。頻繁に更新が実行される状態では、CPU・メモリ・ストレージへの負荷が高まり、全体的なパフォーマンスに影響が出やすくなるため注意が必要です。
対処法:アップデートの進行状況を確認する
Windows Updateの状況を確認することで、更新が原因であるかを判断できます。Windows 11での確認手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンをクリックし「設定」を選択する
2.「Windows Update」をクリックする
3.更新中の場合は、「ダウンロード中 - 〇〇%」や「インストール中 - 〇〇%」などと表示される
4.保留中の更新がある場合は「今すぐ再起動」をクリックする
数時間進行が止まっている場合は、一度パソコンを再起動してから再度更新を実行してみましょう。
対処法:アップデートのスケジュールを調整する
Windows Updateのアクティブ時間や再起動のスケジュールを適切に設定することで、利用中のパフォーマンス低下を回避できます。Windows 11でのスケジュール調整手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンをクリックし「設定」を選択する
2.「Windows Update」をクリックする
3.「詳細オプション」をクリックする
4.「アクティブ時間」をクリックする
5.「アクティブ時間を調節する」という項目が表示される
6.「自動」になっている場合「手動」に変更する
7.使用頻度の高い時間帯を設定する
アクティブ時間を業務時間や使用頻度の高い時間帯に設定することで、作業中の再起動の実行を防げるでしょう。また、更新時に再起動のスケジュールを調整したい場合は、以下の手順が必要です。
1.上記の「手順2」まで進む
2.「今すぐ再起動する」の右にある「∨」をクリックする
3.「再起動のスケジュール」を選択する
4.再起動の日時を選択して「再起動のスケジュール」をクリックする
設定後、「Windows Update」の画面で指定した日時になっているか確認して下さい。
原因6:セキュリティソフトが影響している
一部のセキュリティソフトは、起動時の動作が重く、パソコンの起動速度を低下させる原因になることがあります。また、複数のセキュリティソフトが同時にインストールされている場合、競合してパフォーマンスが低下する可能性もあるでしょう。設定内容や動作タイミングによっては、起動時スキャンやファイアウォール機能などが同時に動作し、システムに負荷をかけてしまうことも考えられます。
対処法:セキュリティソフトの設定を見直す
セキュリティソフトの設定を見直すことで、起動が遅い症状の改善が期待できます。リアルタイム保護や起動時スキャンの設定を確認し、必要に応じて調整しましょう。一時的に機能を制限する方法として、スキャンスケジュールの変更や保護レベルの調整などがあります。ただし、設定変更によりセキュリティレベルが低下するリスクもあるため、バランスを考慮して調整することが重要です。また、負荷の軽いセキュリティソフトへの移行も検討しましょう。
原因7:ストレージ(HDDやSSD)が劣化している
ストレージが劣化すると、パソコンの起動が遅くなります。HDDやSSDが経年劣化すると、データの読み込み速度が低下することでシステムファイルの読み込みに時間がかかり、結果として起動が遅くなります。特に、HDDは機械的なパーツを使用しているため、回転ディスクや読み取りヘッドが摩耗し、故障するリスクもあるため注意が必要です。SSDも使用回数に応じて書き込み性能が徐々に低下していきます。劣化の前兆として、異常なアクセス音・頻繁なフリーズ・ファイルの読み込み遅延などが挙げられます。また、エラーメッセージの表示が発生する場合も、ストレージの劣化が原因かもしれません。
対処法:ディスクの健康状態をチェックする
ストレージの劣化状況を確認するためには、専用のチェックツールを使用することが効果的です。Windows 11には標準でCHKDSKコマンドが搭載されており、基本的なエラーチェックができます。より詳細な情報を取得したい場合は、CrystalDiskInfoなどの無料診断ツールを使用することで、温度・使用時間・エラー発生回数などを数値で確認できるでしょう。これらのツールを使用することで、システムエラーの発生状況が判明し、軽微な問題であれば修復できる可能性があります。
対処法:ストレージの交換を検討する
劣化が進んだストレージを交換することで、起動が遅いパソコンの速度を改善できることがあります。特に、HDDからSSDへ換装すると、起動時間の大幅な短縮が期待できるでしょう。ストレージを選ぶ際は、容量・接続方式・転送速度を考慮する必要があります。SATA接続のSSDでも十分な効果がありますが、NVMe接続のSSDであれば、より高速な動作が可能です。また、データを移行する際は、重要なデータのバックアップを必ず取りましょう。
原因8:内部温度が上がり熱暴走を起こしている
内部温度の上昇による熱暴走も、パソコンの起動が遅くなる原因になります。CPUやグラフィックボード、メモリなどのパーツの温度が上昇すると、システムは自動的にパフォーマンスを制限してしまいます。内部温度が上がる原因はさまざまです。例えば、内部ファンの不具合やホコリの蓄積が排熱を妨げる要因になり、温度が上昇することもあるでしょう。また、夏場の高温や狭い設置環境・密閉された空間での使用時に高温になることもあります。さらに、長時間の動画編集・PCゲーム・3D画像処理などの高負荷な作業を行うことでも温度が上昇し、熱暴走を起こす恐れがあります。
対処法:冷却ファンの動作を確認する
冷却ファンの動作状況を確認することで、熱暴走の原因を特定できます。ファンの異音・回転速度の低下・完全な停止などの兆候が現れた場合、冷却性能が低下している可能性があるため要注意です。確認方法として、BIOS・UEFI設定画面でファンの回転数を調べる方法や、専用ユーティリティソフトを使用して温度とファン速度を調べる方法があります。正常な動作音と異なる音が聞こえたり、ファンが回転していない場合は故障が疑われるため、修理や交換を検討しましょう。
対処法:内部の清掃を行う
パソコン内部のホコリを除去することで、冷却性能を向上させることができます。ヒートシンクやファン、通気口に蓄積したホコリは、排熱を妨げる原因になるため清掃をしましょう。清掃にはエアダスターを使用し、ファンの羽根・CPU周辺・電源ユニットなどを丁寧に掃除していきます。清掃時は必ず電源を切断し、コンセントからケーブルを抜いてから作業して下さい。また、静電気による内部パーツの破損を防ぐため、静電気防止手袋の着用や金属部分に触れて静電気を放電する対策を行います。分解に不安がある場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
原因9:キャッシュデータが蓄積している
キャッシュデータが蓄積すると、パソコンの起動速度は遅くなります。そもそもキャッシュとは、一度アクセスしたデータを一時保存し、素早く再利用するための仕組みです。キャッシュデータが肥大化すると、メモリやストレージの容量を圧迫し、起動や動作に悪影響を与えます。ブラウザのキャッシュ・アプリのキャッシュ・システム自体のキャッシュなど、さまざまな種類のキャッシュが蓄積されることで、全体的なパフォーマンスが低下します。
対処法:キャッシュデータを削除する
キャッシュデータを削除することで、パソコンの起動が遅い状態を改善できる可能性があります。キャッシュを削除するには、Windowsのディスククリーンアップを使用します。手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンをクリックし「すべて」を選択する
2.「Windowsツール」をクリックする
3.「ディスククリーンアップ」をダブルクリックする
4.一時ファイルなどを選択して「OK」をクリックする
また、ブラウザキャッシュの削除も効果的です。Google Chromeでの削除手順は以下の手順になります。
1.ブラウザ右上の「︙」をクリックして「設定」を選択する
2.左側の「プライバシーとセキュリティ」を選択し、「閲覧履歴データを削除」をクリックする
3.「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
4.期間を選択し「データを削除」をクリックする
削除後は、Webページの読み込み速度が一時的に遅くなる場合がありますが、システム全体の動作は軽快になります。
対処法:簡単にキャッシュクリアができる拡張機能を使う
Chromeの拡張機能をインストールすることで、簡単・自動的にキャッシュクリアができます。効率的なキャッシュ管理ツールは、以下の通りです。
| 拡張機能名 | 主な機能 |
|---|---|
| Clean Master | ・ワンクリックでキャッシュを削除 ・ブラウザの履歴を消去 ・個人情報の消去にも使用可能 |
| Clear Cache | ・自動キャッシュクリア ・設定したタイミングで実行 ・消去するドメインのカスタマイズ |
| Super History&Cache Cleaner | ・ワンクリックでキャッシュを削除 ・ブラウザ履歴やCookieも削除 ・ローカルユーザープロファイルから閲覧データを消去 |
拡張機能をインストールする際は、信頼できる開発者が提供しているかを確認し、安全性を重視しましょう。また、キャッシュを残さずにWebブラウジングを行いたい場合は、シークレットモード(プライベートブラウジング)も有効です。「Ctrl + Shift + N」で実行できます。
対処法を試してもパソコンの起動が遅い場合の対処法
対処法を試してもパソコンの起動が遅い場合は、「Windowsの再セットアップ」「パソコンの買い替え」なども検討しましょう。それぞれ詳しく解説します。
Windowsを再セットアップする
Windowsの再セットアップは、システム的な不具合をリセットできる有効な解決策です。OSの初期化により、破損したシステムファイルや不要なプログラムの蓄積などをまとめて解消できます。再セットアップには、個人ファイルを保持する方法と完全に初期化する方法がありますが、起動の遅さを解消する場合は完全初期化が効果的です。
実行前には必ずバックアップを取っておきましょう。個人データ・インストール済みソフトウエア・ライセンス情報などを事前に保存しておくと復元できます。再セットアップ後は、必要なドライバーやソフトウエアを再度インストールする手間がかかりますが、パソコンの起動が速くなる可能性があります。再セットアップの具体的な手順は、以下の記事を参考にして下さい。
詳しい再セットアップの手順はこちら(Windows 11)
パソコンの買い替えを検討する
パソコンの買い替えは、根本的な解決策として有効な選択肢になります。ハードウエアの寿命やスペック不足が起動が遅い根本的な原因の場合、修理や調整では限界があるでしょう。パソコンを買い替えるメリットには、新しい世代のCPUや高速なSSDの搭載、省電力性能の向上や保証の付帯などが挙げられます。新しいパソコンを選ぶ際は、CPUの性能やメモリ・ストレージ容量、グラフィックボードの必要性などを改めて検討しましょう。ノートパソコンの場合は、画面のサイズや解像度、バッテリー駆動時間、堅牢性なども確認することをおすすめします。
起動が遅いパソコンになる前に!事前にできる対策
起動の遅延を未然に防ぐためには、日常的な予防策を実践することが重要です。定期的なメンテナンスやウイルススキャンなどを行うことで、パフォーマンスの低下を防ぎ、長期間にわたって快適な動作を維持できるでしょう。以下の対策を継続的に実施することで、パソコンの起動が遅くなるリスクを軽減できます。
| 対策項目 | 実施内容 |
|---|---|
| 定期的にメンテナンスを実施する | ・月1回のディスククリーンアップの実行 ・不要ファイルの定期削除 ・システムファイルチェッカーの実行 |
| 定期的にウイルススキャンを行う | ・週1回のフルスキャン実行 ・疑わしいファイルの隔離 |
| 不要なソフトウエアのインストールを避ける | ・必要最小限のソフトウエアのみインストール ・バンドルソフト(パッケージされたソフトウエア)の削除・回避 |
| クラウドストレージを活用してストレージ容量を圧迫しないようにする | ・写真や動画のクラウド保存 ・ローカルストレージの空き容量確保 |
パソコンの起動が遅い!買い替えにおすすめのNECパソコン
NECは、目的に合わせてスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しているメーカーです。ここからは、買い替えにおすすめのNECパソコンをご紹介します。
視野角が広く見やすい液晶「LAVIE Direct N15 Slim」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct N15 Slimは、視野角が広く鮮やかなIPSディスプレイを搭載した15.3型ノートパソコンです。WUXGA(1920 × 1200)の液晶を採用しており、精細な映像を楽しめます。CPUはAMD Ryzen™ 3/5/7を選択でき、用途に応じた処理性能を確保できます。また、高い堅牢性を示すMIL規格に準拠しており、破損のリスクを抑えられるのも魅力です。さらに、Copilot対応のキーボードや大型のタッチパッドを採用しており、操作性も優れています。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen™ (3 7335U/5 7535HS/7 7735HS) |
| グラフィックボード(GPU) | AMD Radeon™ 680M グラフィックス/AMD Radeon™660M グラフィックス(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8〜24GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| ディスプレイ | 15.3型 ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・ノングレア)(WQXGA) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1(USB Power Delivery3.0対応)(パワーオフUSB充電機能付き)(DisplayPort出力機能付き) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × USB-LAN変換アダプタ(RJ45×1に変換可能)/無し ・SDメモリーカードスロット×1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1.6kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約13.3〜約14.6時間 |
高機能&高耐久な「LAVIE Direct SOL」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct SOLは、大容量バッテリーとかしこい節電機能で長時間使用できるモバイルノートパソコンです。AIがかしこく節電することで、23.2時間(アイドル時)のバッテリー駆動を実現しています。13.3型ワイドのスーパーシャインビューLED IPS液晶はタッチパネルに対応しており、直感的な操作が可能です。また、ワンタッチでYouTubeやカメラを起動できるショートカットキーも備え、便利に活用できます。さらに、待ち受け画面をカスタマイズできるLAVIE decoアプリや、別売りの着せ替えケースなどで見た目をカスタマイズできるのもポイントです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™( i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Iris Xe グラフィックス(プロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA: 1920x1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約23.2時間 |
シンプルデザインのオールインワンパソコン「LAVIE Direct A27」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct A27は、27型ワイドの大画面を搭載したオールインワンデスクトップパソコンです。目線に合わせて高さや角度を調整できるため、目や首の疲れを軽減できます。CPUには第13世代のIntel® Core™ i5/i7を搭載でき、高度なマルチタスクにも対応可能です。また、USB Type-AやType-C、SDカードスロットやHDMI(入力)などインターフェースが充実しており、拡張性も優れています。さらに、低音再生技術を内蔵したスピーカーやYAMAHAサウンドシステムに対応し、自然で臨場感のあるサウンドを楽しめるおすすめモデルです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™( i7-1355U/i5-1335U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Iris Xe グラフィックス/Intel® UHDグラフィックス(プロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ・SDメモリーカードスロット×1 |
| 画面サイズ | 27型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角・高色純度)(フルHD) |
| 重量(本体のみ) | 約11.0kg |
起動が遅いパソコンは改善できる!
起動が遅いパソコンは、適切な対処法を実践することで改善できます。常駐プログラムの見直しやストレージ容量の確保、ウイルス対策の強化やメモリ不足の解消など、原因に応じて対処法を実行することが重要です。症状が深刻な場合は、Windowsの再インストールや新しいパソコンへの買い替えも選択肢となるでしょう。また、定期的なメンテナンス・ウイルススキャン・不要ソフトウエアの削除・クラウドストレージの活用などにより、起動速度の低下を予防することも可能です。NECは、高品質なWindowsパソコンを製造・販売しています。詳しい製品情報は、以下の公式サイトからチェックしてみて下さい。
NEC LAVIEの公式サイトはこちら



