タブレットのメモリは3GBで足りる?
容量別のおすすめ用途や選び方を解説
2025.09.12(FRI)
2025.09.12(FRI)
タブレットのメモリ容量は、デバイスのスムーズな動作を保つために重要な役割を果たします。日常的なアプリやWebブラウジングをスムーズにこなすには、最低でも3GB以上のメモリ容量があるとよいでしょう。しかし、ゲームやマルチタスク、動画編集などを行う場合はさらに多くの容量が求められます。また、メモリ容量だけでなく、CPU性能やバッテリーの持続時間なども考慮することが大切です。この記事では、タブレットのメモリ容量の目安やその他の選び方のポイントなどについて解説します。
タブレットのメモリとは?(3GB・4GBなど)
タブレットにおける「メモリ(RAM)」は、アプリやソフトウエアを効率良く動かすため、一時的にデータを保持する役割を担っています。メモリが大きいほど、複数のアプリを同時に開いてもスムーズに使用できるため重要なパーツです。主なタブレットのメモリ容量は次のように分類されます。
- 3GB
- 4GB
- 6GB
- 8GB
- 12GB
上記はAndroid™︎タブレットの例で、Windowsタブレットはパソコンと同じ容量です。メモリ容量が少ないと、アプリの起動が遅くなり、複数のアプリを同時に使う際に動作が重くなることがあります。そのため、自分の用途に合ったメモリ容量を選ぶことが大切です。
メモリとストレージの違い
メモリとストレージは、どちらもタブレットにとって重要な要素ですが、その役割は異なります。メモリは、アプリやソフトウエアを実行するための一時的な作業スペースです。電源を切ると内容は消えてしまいます。一方、ストレージは写真や動画、アプリなどのデータを長期的に保存するための領域で、電源を切ってもデータは保持されます。メモリは作業机、ストレージは引き出しのようにイメージすると分かりやすいでしょう。作業机は複数の資料を置いてすぐ使える状態にでき、引き出しには長期保管する資料を収納できるという感じです。ストレージ容量は、16GBから512GB程度が一般的で、保存するデータ量に合わせて選ぶとよいでしょう。
タブレットのメモリは最低何GB必要?(3~32GB)
タブレットに必要なメモリ容量は、OSによって異なります。ここでは、Android™︎ OSとWindows OSに最低限必要なメモリ容量について解説します。
Android™タブレットは「2GB以上」
Android™︎ タブレットの基本的な動作には、2GB以上のメモリが必要です。2GBのメモリであれば軽いWebブラウジングや動画視聴はできますが、アプリを複数同時に使う場合には3GB以上を目安にするとよいでしょう。複数のアプリを開いたまま作業をすると、2GBのメモリでは動作が遅くなる可能性があります。さらに多くのアプリを同時に使用したい、ゲームもプレイしたいという人は、4GB以上を選ぶことをおすすめします。
Windowsタブレットは「4GB以上」
Windowsタブレットは、OS自体が多くのメモリを消費するため最低でも4GB以上のメモリが推奨されます。Microsoft Officeなどを使ったり、複数のアプリを同時に開いたりする場合には、4GBでは足りないことがあるため注意が必要です。例えば、複数のWord文書を開きながら、Webブラウザやメールアプリを使用すると、メモリ不足で動作が重くなる可能性があります。このような場合には、8GB以上のメモリを選ぶと快適に使用できるでしょう。メモリ容量が多ければ、作業効率も向上し、快適な操作が可能になります。
容量別【3GB~】!タブレットのおすすめ用途
タブレットの用途によって容量を検討することが大切です。ここでは、以下の容量別におすすめの用途を解説します。
- 3~4GB(Android™︎)
- 6~8GB(Android™︎・Windows)
- 12GB以上(Android™︎)
- 16~32GB(Windows)
それぞれの用途は目安になります。マルチタスクが多い人は少し多めのメモリ容量を選ぶことも検討して下さい。
3~4GB【Android™】
3~4GBのメモリ容量を搭載したAndroid™︎ タブレットは、日常的な使用に向いています。この容量におすすめの用途は以下の通りです。
- 電子書籍の閲覧
- Webブラウジング
- SNSの利用
- 動画視聴
- ビジネスアプリの使用
- エンタメアプリの使用
これらの用途では3~4GBのメモリ容量でスムーズに動作します。電子書籍やWebサイトの閲覧、SNSなどは負荷の軽い用途です。また、動画視聴やビジネスアプリ、エンタメアプリを使う際にも問題なく動作します。ただし、負荷の重いビジネスアプリを複数利用したり、高負荷な3Dゲームなどは動作が重くなる恐れがあるため注意しましょう。
6~8GB【Android™・Windows】
6~8GBのメモリ容量は、Android™︎ ではより高いパフォーマンスを求めるユーザー向け、Windowsでは一般的な使用に向いた容量です。具体的には、以下の用途に適しています。
- Android™︎(6~8GB)
●画像・動画編集アプリの使用
●複数アプリを使ったマルチタスク
●3Dゲームアプリの使用
- Windows(8GB)
●Microsoft Officeの使用
●Web会議
●ライトな画像・動画編集アプリの使用
Android™︎ では、複数のアプリを同時に開いてもスムーズに動作し、画像や動画編集も快適に行えます。Windowsタブレットでは、Microsoft Officeとブラウザを同時に使う際、動作にストレスを感じることは少ないでしょう。6GB~8GBのメモリは、一般的なクリエイティブ作業にも十分対応できるバランスの良い容量です。
12GB以上【Android™︎ 】
12GBのメモリ容量は、Android™︎ タブレットの高性能モデルに採用され、高負荷な用途にも対応できます。具体的には以下のような用途です。
- 高負荷な3Dゲーム
- 高度な動画編集やその他クリエイティブワーク
- 複数のアプリを使った高度な作業
このメモリ容量では、3Dゲームや複雑な画像処理を行う際でもタブレットのパフォーマンスが落ちにくいのが魅力です。また、長期的な要求スペックの向上に対応できるため長く使えるでしょう。ディスプレイの品質やその他機能性も高い傾向にあります。ただし、価格帯が高くなるため必要性をよく検討することが重要です。
16~32GB【Windows】
16~32GBのメモリ容量は、主にWindowsタブレットで使用される容量で、高いパフォーマンスが求められる用途に適しています。例えば以下のような用途です。
- 高度なマルチタスク
- 専門的なクリエイティブワーク
- 高負荷な3Dゲーム
この容量はWindowsのパソコンでも採用されており、3Dモデリングや動画編集、ソフトウエア開発など、プロフェッショナルな業務に対応できます。Windowsタブレットをパソコン代わりに使い、高度な作業を行いたい場合は16GB以上を選択するとよいでしょう。
メモリ・ストレージ容量が不足した時の対処法
メモリ・ストレージ容量が不足した時の対処法は、以下の通りです。
- メモリの最大容量は増やせない(アプリの管理・運用で対処する)
- ストレージは容量を追加する
それぞれ詳しく解説します。
メモリの最大容量は増やせない
タブレットのメモリは、基本的に増設や交換ができない設計です。そのため、タブレットを購入する際には、使用目的に合ったメモリ容量を選ぶことが重要になります。例えば、軽いアプリを主に使う場合は3GBでも十分ですが、複数のアプリを同時に開く場合やゲームプレイも視野に入れる場合は4GB以上を選択した方がよいでしょう。もし、購入後にメモリ不足を感じた時は、不要なアプリのアンインストールやバックグラウンドで動作しているアプリの停止を行うと改善されることがあります。
ストレージは容量を追加できる
多くのタブレットはmicroSDカードスロットを備えており、ストレージ容量を追加できます。ストレージ不足を感じた場合、必要な容量のmicroSDカードを追加してデータを保存しましょう。さらに、クラウドサービス(Google Drive、OneDriveなど)を活用することで、ストレージ容量を増やすこともできます。クラウドにデータを保存すればタブレットの容量に余裕ができ、より多くのアプリをインストールできるでしょう。
メモリ・ストレージ以外も重要!タブレット購入時に確認すべきスペック情報
タブレットを購入する際は、メモリ・ストレージ以外のスペックも確認しましょう。ここでは、タブレット購入時に確認すべきスペックとして、以下を解説します。
- CPUの性能
- カメラ性能
- バッテリー駆動時間
- メーカーの問い合わせ対応
それぞれ具体的に解説します。
CPUの性能
タブレットの処理速度や快適さは、CPUの性能が大きく影響します。CPUの世代やコア数やクロック数などによって、タブレットの処理の速さが異なるため確認が必要です。例え ば、最新世代のCPUは処理速度が速い傾向にあり、負荷の重いアプリを同時に使ってもスムーズに動作します。コア数が多いほどマルチタスク処理も得意となり、アプリやゲームを動かす際に有利です。また、クロック数が高いほどデータ処理が速くなります。高性能なCPUを搭載したタブレットは、ゲームや動画編集、画像処理などの高負荷な作業でも快適に使用できるため、性能を重視する人には重要なポイントです。
カメラ性能
タブレットのカメラは、オンライン会議や写真・動画撮影に使用されます。カメラを頻繁に使用する人は、解像度や画質を確認しましょう。例えば、前面カメラはオンライン会議で使う場合が多く、500画素以上のモデルがおすすめです。また、写真撮影などに使う背面カメラは800万画素以上を目安にするとよいでしょう。写真や動画撮影が多い人は、手振れ補正機能も重要です。反対に、カメラを使用しない人はコスパの観点からも性能の低い製品で問題ないでしょう。
バッテリー駆動時間
タブレットの使用頻度や外出先での使用を考慮して、バッテリー駆動時間を選ぶことも大切です。駆動時間が短いと、大切な時にバッテリーが切れて使えなくなる恐れがありま す。ビジネス用途で使用する人には特に重要です。外出先でよく使用する場合は、8時間以上のバッテリー駆動時間を目安にするとよいでしょう。主に自宅や職場で使用するのであれば、それほど長時間の駆動は必要ありません。また、急速充電機能があると、短時間で充電ができ、急いで使用したい場合でも便利です。自分の使い方に合うバッテリーの駆動時間を検討しましょう。
メーカーの問い合わせ対応
タブレットを購入する際には、購入後のトラブル対応やサポート体制もしっかりと確認しましょう。保証期間や延長保証、サポート窓口の対応時間などを確認し、サポート体制の充実度をチェックします。手厚いサポートを提供しているメーカーを選ぶことで、万が一の不具合時にも素早い対応が期待できるでしょう。例えば、NECは公式ホームページから修理や電話サポートなどの申し込みができ、便利なQ&Aコミュニティも利用できます。PDFのマニュアルもダウンロードできるので、使い方が分からない時も安心です。購入前には、これらのサポート情報をチェックし、長期的に安心して使用できるメーカーを選ぶとよいでしょう。
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NECのおすすめ!メモリ3GB以上のタブレット
NECは、高品質かつユーザーフレンドリーなAndroid™︎ タブレットを販売しています。ここからは、3GB以上のメモリを搭載したおすすめタブレットをご紹介します。
スペック表はカスタマイズモデルのものです
読書やWebブラウジングにおすすめ「LAVIE Tab T9(TAB09/H01)」
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「LAVIE Tab T9」は、9インチのコンパクトな設計で、読書やWebブラウジングを快適に行えます。軽量で持ち運びやすく、片手での操作も快適です。8コアのCPUと3GBのメモリを搭載し、日常的なアプリの利用や動画視聴もスムーズに行えます。また、ステレオスピーカーとDolby Atmos技術により、音楽や動画の視聴も楽しめます。さらに、カメラに顔を向けるだけでサインインできるフェイスアンロックにも対応しており、利便性にも優れたタブレットです。
| OS | Android™︎ 12 |
|---|---|
| CPU | MediaTek Helio G802.0GHz(2コア)+1.8GHz(6コア)(計8コア) |
| メモリ | 4GB |
| ストレージ(SSD) | 約64GB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用) ・ヘッドフォンステレオ出力 ・micro SDメモリーカード×1 |
| 画面サイズ | 9型ワイドLED 広視野角液晶 |
| 重量 | 約344g |
| バッテリー駆動時間(Web閲覧時) | 約10時間 |
パソコンのように利用できる「LAVIE Tab T10(TAB10/F03)」
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「LAVIE Tab T10」は、10.1インチの大画面ディスプレイを搭載したタブレットで、別売りのキーボードを接続すればパソコンのような使い方もできる製品です。WUXGA(1920×1200)の解像度を持つ広視野角液晶を採用し、鮮明に画像や文字を表示してくれます。4GBのメモリを搭載し、マルチタスクや軽めのゲームにも対応可能です。さらに、microSDメモリーカードに対応しており、ストレージ容量を手軽に追加できます。
| OS | Android™︎ 14 |
|---|---|
| CPU | MediaTek Helio G85(8コア) |
| メモリ | 4GB |
| ストレージ(SSD) | 約64GB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C×1(OTG対応、充電兼用) ・micro SDメモリーカード×1 ・ヘッドフォンステレオ出力(マイク入力共用)×1 |
| 画面サイズ | 10.1型ワイドLED 広視野角液晶 |
| 重量 | 約430g |
| バッテリー駆動時間(Web閲覧時) | 約10.5時間 |
タブレットのメモリは用途に合わせて3~32GBの中で選ぼう
タブレットのメモリ容量は、用途に応じて選択することが大切です。日常的な用途では3~4GBを、クリエイティブな用途やゲームプレイなどは6~8GB以上を目安に選択しましょう。また、メモリ容量やストレージの他にも、CPU性能やカメラ機能、バッテリーの持続時間、メーカーサポートなどを確認することも大切です。NECは、3GB以上のメモリ容量を搭載したAndroid™︎ タブレットを販売しています。6GBや8GB、12GBのメモリを搭載した製品もラインナップしているので、ぜひ下記の公式サイトをチェックしてみて下さい。
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