FX取引はタブレット・パソコンどちらが良い?
選び方やおすすめ製品も紹介
2025.06.25(WED)
2025.06.25(WED)

パソコンを持っておらず、タブレットでFX取引に挑戦したいと考える人もいるでしょう。タブレットでもFX取引はできますが、デメリットも存在するためその内容を把握した上で決断することをおすすめします。FX取引は比較的リスクのある投資方法なので、自分の目的に合うデバイスを選択してリスクを軽減して臨むことが重要です。この記事では、タブレットやパソコンでFX取引を行うメリット・デメリットや、おすすめのスペックについて詳しく解説します。これからFXを始める人やタブレットでの取引を検討している人は、ぜひ参考にして下さい。
FX取引におすすめなのはタブレット?パソコン?
それぞれのメリット・デメリットを解説!

FX取引はタブレット・パソコンどちらでもできますが、それぞれに違いがあります。ここでは、タブレット・パソコンでFX取引を行うメリット・デメリットについて解説します。
FX取引にタブレットを使うメリット
タブレットを使うメリットは以下の通りです。
- 軽量で持ち運びやすい
- 簡単に操作ができる
- UIがタブレットに最適化されていて見やすい
各メリットを詳しく解説します。
軽量で持ち運びやすい
タブレットは軽量でコンパクトなため、外出先でも手軽に持ち運べます。例えば、通勤中やカフェでの休憩時間など、場所を選ばずに取引が可能です。移動中や出先でも取引がしやすくチャンスを逃しにくいでしょう。また、旅行先や出張中でも、手軽にマーケットの動向をチェックできます。ノートパソコンでも同様の作業はできますが、タブレットの方がより手軽でバッグの中でも場所を取りません。このように、タブレットはFX取引を行う上で、軽量で持ち運びやすく非常に便利です。
簡単に操作ができる
タブレットはタッチスクリーンなので、直感的でスムーズな操作が可能です。画面上で直接チャートの拡大・縮小やラインの描画ができ、素早く分析ができます。例えば、指先でチャートをピンチ操作して詳細を確認したり、ラインを引いてトレンドを視覚的に把握するのがスムーズに行えます。FX取引は一瞬の判断が求められるシーンもあるため、操作のしやすさは重要な要素です。ジェスチャー操作やマルチタッチ機能を活用して効率的に取引を行えるため、パソコンが苦手な人はタブレットを選択した方がよいかもしれません。
UIがタブレットに最適化されていて見やすい
多くのFXアプリはタブレット向けにUI(ユーザーインターフェース)が最適化されており、視認性・操作性に優れています。例えば、あるタブレット専用の取引アプリでは、チャートと注文画面を同時に表示できるためスムーズな取引が可能です。フォントサイズやボタン配置が見やすく設計されており、長時間の取引でも疲れにくい傾向もあります。また、タブレットの大画面を活かして、複数のチャートを同時に表示することもできます。タブレット向けに最適化されたUIのアプリを利用すれば、視認性がよく快適なタッチ操作でストレスなく取引ができるでしょう。
FX取引にタブレットを使うデメリット
タブレットを使うデメリットは以下の通りです。
- 小型モデルが多く表示できる情報が制限される
- アプリ内で利用できる機能が少ない場合がある
- LANポートが搭載されておらず接続が不安定になりやすい
デメリットを理解し、自分の用途に合うか確認しておきましょう。
小型モデルが多く表示できる情報が制限される
タブレットはパソコンに比べて画面サイズが小さいため、一度に表示できる情報量が限られます。例えば、複数のチャートやウィンドウを同時に表示しながら取引を行う際、パソコンであれば画面を分割しても視認性が確保できます。一方タブレットでは、細かい数値や指標が見づらくなることがあるでしょう。
高解像度のディスプレイの使用やデュアルディスプレイなどを活用し、自分の取引スタイルに合った環境を構築できます。大画面を利用してテクニカル指標を複数同時に表示したり、ブラウザでニュースを見ながら取引をしたりもできます。そのため、複雑な取引戦略を立てる場合、タブレットは向いていないでしょう。
アプリ内で利用できる機能が少ない場合がある
タブレットはパソコンと異なり、FX取引用の高度な機能を利用できないケースがあります。例えば、テクニカル分析に必要な高度なインジケーターやカスタマイズ機能が利用できず、自分好みの取引画面にできないこともあるでしょう。タブレットでは使用できない高度な機能も、パソコン版には搭載されていることが多いです。また、ハイスペックなパソコンであれば、処理速度も速くより迅速な取引ができます。取引の精度や効率を向上させたい場合は、タブレットよりパソコンの方がよいでしょう。
LANポートが搭載されておらず接続が不安定になりやすい
パソコンはLANポートが搭載されているモデルもあり、安定した有線接続ができます。一方、タブレットはWi-Fiやモバイルデータ通信を利用するため、通信環境が不安定になりやすいというデメリットがあります。例えば、公共のWi-Fiや移動中の通信環境では接続が途切れるリスクが高まり、リアルタイムで為替変動を追う際に取引機会を逃す可能性があります。
また、通信速度やデータ容量に制限がある場合、チャートの更新や注文の反映に遅延が発生し、取引に支障をきたすこともあるでしょう。特に、スキャルピングのように短時間で繰り返し取引を行うトレードスタイルでは、通信の遅延や切断が損失につながるため、タブレットの通信環境に依存するリスクを十分に理解する必要があります。
FX取引にパソコンを使うメリット
FX取引にパソコンを使うメリットは以下の通りです。
- 大きな画面でチャートの情報が確認しやすい
- 多様なテクニカル指標に対応している取引ツールがある
- 複数の情報を同時に表示できる
- 追加のカスタムインジケーターや拡張機能を使える
具体的なメリットについて解説します。
大きな画面でチャートの情報が確認しやすい
パソコンは大画面を備えているため、チャートの細かな動きを正確に確認できます。例えば、ローソク足の形状やインジケーターの変化を詳細に観察することで、市場の微妙なトレンドや転換点を見極めやすくなります。また、価格変動のパターンやサポートライン・レジスタンスラインの位置を視覚的に把握しやすいため、エントリーや決済のタイミングを判断する際にも役立つでしょう。
タブレットの場合、画面サイズが限られているため細部の確認がしにくい場合がありますが、パソコンの大画面であれば指標やチャートの動きを正確に捉えることができ、分析の精度向上につながります。テクニカル分析を重視するトレーダーにとっては、大画面による視認性の高さが取引成功の鍵となるでしょう。
多様なテクニカル指標に対応している取引ツールがある
パソコン版の取引ツールは、多様なテクニカル指標や分析機能をサポートしており、より高度な分析が可能です。例えば、移動平均線やRSI、MACDなど基本的な指標から、フィボナッチやサイコロジカルラインのようなマニアックな指標まで利用できます。また、独自に設定できる複雑なカスタムインジケーターを活用できるソフトウエアもあるでしょう。取引戦略を自分のスタイルに合わせて最適化でき、より高度な分析を行えます。パソコンの高い処理能力により複雑なデータ分析をスムーズに行えるため、分析時間の短縮と取引効率の向上が期待できるでしょう。
複数の情報を同時に表示できる
パソコンは高い処理能力と大きな画面を備えているため、ニュースやチャート、注文画面など複数の情報を同時に表示できます。例えば、リアルタイムニュースを確認しつつ為替チャートの動向を分析し、同時に注文画面で取引を実行することが可能です。タブレットは同時表示では見にくいこともありますが、パソコンは複数のウィンドウを利用しても視認性を確保でき、スムーズに情報収集ができます。さらに、複数のソフトウエアを同時に開いても動作が安定しているため、取引のチャンスを逃すリスクを低減できるでしょう。
追加のカスタムインジケーターや拡張機能を使える
パソコン版の取引ツールは、標準装備の機能に加えて独自のインジケーターや拡張機能を自由に追加できるものもあります。例えば、標準的な指標に加えて、自分専用のインジケーターを作成して取引スタイルに最適化できます。さらに、プログラムに基づいた自動取引を実現する自動売買プログラムを活用することで、取引の効率化が可能です。また、取引分析を自動化する拡張機能を利用して効率化を図ることもできます。パソコンは高い処理性能を備えているので、負荷の重い拡張機能や高度な分析を実現できるでしょう。
FX取引にパソコンを使うデメリット
FX取引にパソコンを使うデメリットは以下の通りです。
- 携帯性が低い
- 操作や設定が複雑になりやすい
- 導入コストが高い
デメリットを理解した上で導入を検討しましょう。
携帯性が低い
パソコンはタブレットに比べてサイズが大きく重量も重いため、持ち運びに不便を感じやすいデバイスです。例えば、外出先での取引を考えた場合、パソコンの場合は十分なスペースを確保できるテーブルが必要となり手軽さに欠けます。カフェなど、パソコンを開ける場所を確保する必要があるため、タイムロスが生じてしまうかもしれません。これに対して、タブレットは軽量でコンパクトなためカバンに収納しやすく、移動中でも手軽に取り出して取引が可能です。これらの理由から、パソコンはタブレットに比べて、機動性や柔軟性に欠けるといえるでしょう。
操作や設定が複雑になりやすい
パソコンは多機能であるがゆえに、操作や設定が複雑になることがあります。例えば、FX取引のソフトウエアをインストールして各種設定を行う際、専門用語や手順が難解で、初心者が全ての機能を使いこなすまでに時間がかかるかもしれません。これに対して、タブレット用のアプリは直感的な操作ができ、シンプルなインターフェースを備えているため初めての人でも短時間で基本的な取引を開始できます。複雑な設定や操作が必要ないので取引に集中でき、結果として好成績に結び付く可能性もあるでしょう。
導入コストが高い
パソコンはタブレットに比べて価格が高く、初期投資が大きくなる傾向があります。例えば、高性能なパソコンを購入する場合、数十万円の費用がかかることも珍しくありません。さらに、快適な取引環境を整えるために、モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器や、専用のソフトウエアを追加で購入する場合もあります。これらのコストを合計すると、初期投資額はさらに増加します。加えて、性能向上のためのアップグレードや定期的なメンテナンス費用も考慮すると、長期的なコスト負担が大きくなる可能性もあります。これに対してタブレットは、比較的低価格で入手でき初期設定も簡単なので、負担を軽減できるでしょう。
タブレット・パソコンを併用してFX取引に使うのもおすすめ

タブレットとパソコンを組み合わせてFX取引を行うことは、取引の柔軟性と効率を高める有効な方法です。例えば、外出先では携帯性に優れたタブレットを使用し、自宅やオフィスでは高性能で大画面のパソコンを活用することで、常に最適な環境で取引ができます。
また、タブレットをサブモニターとして使用することで、パソコンでチャート分析を行いながらタブレットでニュースや経済指標を確認するなど、情報の同時閲覧が容易になります。タブレットは素早いタッチ操作ができるため、パソコンと併用することでより効率的な情報収集が可能です。このように、デバイスを併用することで取引の機会を逃さず、より戦略的なトレードが期待できるでしょう。
FX取引に使うタブレットのおすすめスペック

FX取引に使うタブレットを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- OSは「Android™ 」
- 画面サイズは「10インチ以上」
- CPUは「4コア・2.0GHz以上」
- メモリ容量「2GB以上」
- ストレージ容量は「32GB以上」
各ポイントについて詳しく解説します。
OSは「iPadよりAndroid™ 」がおすすめ
タブレットには主にiPadOSとAndroid™ OSがあり、コストパフォーマンスやパソコンとの連携のしやすさが異なります。Android™ タブレットは、コストパフォーマンスの良さや機種の豊富さが魅力です。例えば、同じ価格帯でも性能の高いモデルを選びやすいため、予算に対する選択肢が広がります。また、Android™ はGoogle Playストアに対応しており、多くのFXアプリをインストールできるため、取引スタイルに合わせたものを選択できます。
さらに、Windows OSのパソコンを使用している場合、Android™ タブレットとの連携がスムーズで、ファイル共有やデータ管理を簡単に行えるのも魅力です。ただし、macOSのパソコンを使っている場合はiPadの方が連携の幅が広がります。以上の理由から、多くの人にはAndroid™ タブレットをおすすめします。
画面サイズは「10インチ以上」を選ぶ
FX取引において、画面サイズの選択は視認性と操作性に影響します。10インチ以上の画面を選ぶことで、チャートや注文画面が一目で確認でき、スムーズな取引が可能です。例えば、複数のチャートを同時に表示する場合や、テクニカル指標を詳細に分析する際には、大画面の方が情報を見落とすリスクを減らせるでしょう。一方で、タブレットは持ち運びやすさも重要です。10インチ程度のタブレットであれば、カバンに収まりやすく外出先でも手軽に使用できます。加えて、視認性と携帯性のバランスが取れているため、在宅勤務やカフェでの作業など、さまざまなシチュエーションに対応できるでしょう。
CPUは「4コア・2.0GHz以上」を選ぶ
FX取引において、CPU性能は取引スピードと安定性を左右します。急な相場変動にも即座に対応するためには、スムーズな動作が必要不可欠です。例えば、低スペックのタブレットではアプリの動作が遅れ、エントリーや決済のタイミングを逃すリスクがあります。CPUは4コア・2.0GHz以上を目安に選択すると、複数のアプリを同時に立ち上げてもスムーズに動作しやすく、チャート分析や取引が快適に行えるでしょう。
タブレットの中には10コア以上の高性能なCPUを搭載した製品もありますが、過度なスペックは必要はありません。適度なCPUのスペックを選ぶことで、コストパフォーマンス良く安定したFX取引を実現できます。
メモリは「2GB以上」を選ぶ
メモリ容量はタブレットの動作速度や安定性に影響します。メモリが不足すると、FXアプリの動作が遅くなったり、クラッシュの原因になったりする可能性があります。取引タイミングを逃し損失につながる恐れがあるため注意が必要です。そのため、最低でも2GB、可能であれば4GB以上のメモリを搭載したモデルを選ぶとよいでしょう。十分なメモリ容量を確保することで、複数のアプリを同時に使用する場合や、高度なチャート分析を行う際にスムーズな操作が期待できます。適切なメモリ容量を選択することで、取引中のストレスを軽減し、快適なトレード環境を実現できるでしょう。
ストレージ容量は「32GB以上」を選ぶ
タブレットのストレージ容量はデータを保存するためのパーツで、FX取引においてはアプリや分析用のチャートデータ、その他投資情報の保存などに活用します。ストレージが不足すると、新たなアプリのインストールやデータ保存が困難になり、取引に支障をきたす可能性があります。また、動作が不安定になりデータ処理の遅延が出る恐れもあるでしょう。そのため、ストレージ容量は最低でも32GB以上を選ぶことをおすすめします。もしストレージが足りなくなった時は、クラウドストレージや、対応している場合はSDカードなどを活用すると容量を追加できます。
FX取引に使うパソコンのおすすめスペック

FX取引に使うパソコンのおすすめスペックは以下の通りです。
- OSは「Windows OS」
- ノートパソコン・デスクトップパソコンは使い方次第
- 画面サイズは「14インチ以上」
- 解像度は「フルHD以上」
- CPUは「Core i5・Ryzen 5以上」
- メモリは「8GB以上」
- ストレージは「SSD 256GB以上」
- 拡張性は高い方が良い
- Wi-Fiの規格は新しい方が良い
スペックの詳細を解説します。
OSは「Windows OS」がおすすめ
FX取引には、Windows OSを搭載したパソコンをおすすめします。FX取引ツールやプラットフォームにはWindows OS向けの製品もあり、トレード環境をつくる上での選択肢が広がるからです。一方、MacOSでは一部の取引ツールが非対応であるため、代替手段やエミュレーターの導入が必要となり、手間や互換性の問題が生じる可能性があります。さらに、Windows OS搭載のパソコンは機種や価格帯の幅が広く、コストパフォーマンスに優れたモデルが多いのもおすすめする理由です。カスタマイズ性も高く、スペックをアップグレードしながら長期間利用できます。
ノートパソコン・デスクトップパソコンは使い方次第
FX取引に使用するパソコンは、利用シーンに応じてノートパソコンとデスクトップパソコンを選ぶとよいでしょう。外出先や移動中でも取引を行いたい場合、携帯性に優れたノートパソコンが適しています。例えば、カフェや出張先での取引には、軽量でバッテリー駆動時間の長いモデルが便利です。一方、自宅で腰を据えて本格的な取引を行う場合、性能や拡張性に優れたデスクトップパソコンがよいでしょう。複数のモニターを接続して広い作業スペースを確保できるため、同時に複数のチャートや情報を表示しやすくなります。外出先での取引がタブレットで対応できるのであれば、自宅用はデスクトップパソコンにするのもおすすめです。
画面サイズは「14インチ以上」がおすすめ
FX取引では、画面サイズが視認性と作業効率に直結するので大きいディスプレイの方がよいでしょう。具体的には、14インチ以上のディスプレイを持つパソコンがおすすめです。14インチ以上あれば、チャートや取引ツールの情報を一度に複数表示しても細部まで確認しやすくなります。例えば、15.6インチのノートパソコンであれば、左側にチャートを表示させ、右側に取引画面を表示させても視認性を確保できるでしょう。14~15インチ程度であれば、持ち運びの負担もそれほど大きくはありません。自宅での取引が中心であれば、さらに大きな画面のデスクトップパソコンや外部モニターの導入も検討するとよいでしょう。
解像度は「フルHD以上」を選ぶ
解像度の高いディスプレイは、FX取引においてチャートや数値の細部を鮮明に表示してくれます。とはいえ、それほど高解像度なディスプレイは必要なく、フルHD(1920×1080)の解像度があれば細かな値動きやテクニカル指標を正確に把握できます。例えば、フルHD対応の15.6インチのノートパソコンであれば、複数のチャートや情報を同時に表示しても細かい部分まで十分に確認できるでしょう。
16インチ以上のノートパソコンや24インチ以上の外部ディスプレイを使う場合は、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)のモデルも検討してみて下さい。ただし、高解像度モデルは価格が高くなる傾向があるため、予算や必要性に応じて検討しましょう。
CPUは「Core i5・Ryzen 5以上」を選ぶ
FX取引ではリアルタイムでのデータ処理や複数のチャート表示が求められるため、CPUの性能は重要です。低スペックのCPUで取引をすると、売買タイミングを逃し損失につながる恐れがあります。具体的な製品としては、IntelであればCore i5以上、AMDであればRyzen 5以上のCPUを搭載したパソコンがおすすめです。このグレードのCPUであれば取引ツールがスムーズに動作し、トレードチャンスを逃しにくくなります。複数のツールの同時使用やその他クリエイティブな用途にも使用する場合は、IntelのCore i7やAMDのRyzen 7を選ぶとよいでしょう。
メモリは「8GB以上」を選ぶ
FX取引では複数のチャートや取引ツールを同時に開くことが多く、メモリ容量が不足すると動作が遅くなったりフリーズの原因になったりします。 そのため、最低でも8GBのメモリを搭載したパソコンを選びましょう。 推奨するメモリ容量が4GBのFXツールもありますが、 快適な取引を行うためにはメモリ容量に余裕を持たせることが必要です。たくさんのチャートを表示したり、他のアプリを複数同時に使用したりする本格的なトレーダーの場合は、16GB以上のメモリを搭載することでより安定した動作が期待できます。
ストレージは「SSD 256GB以上」を選ぶ
ストレージの種類と容量は、パソコンの処理速度や安定性に影響を与えます。 FX取引では、パソコンの起動やアプリの読み込み速度が取引のタイミングに影響するため、SSD(ソリッドステートドライブ)の搭載がおすすめです。 SSDはHDD(ハードディスクドライブ)に比べてデータの読み書きが速く耐久性も高いため、素早くアプリを起動できる上にデータ消失のリスクも抑えられます。
容量に関しては、FX取引のデータやアプリの他に、OSや日常的なファイルも保存することを考慮し、256GB以上を選ぶとよいでしょう。 FX取引のデータから戦略の有効性を分析するために大量のデータを保存する場合や、その他の用途で大きなファイルを扱う場合は500GB以上のSSDを検討してみて下さい。
拡張性は高い方が良い
FX取引を効率的に行うためには、外部モニターの接続やメモリの増設が可能なパソコンを選ぶのがおすすめです。拡張性が高ければ、複数チャートの同時表示や将来的なスペック向上にも対応できます。具体的には、USBポートやHDMIポート、DisplayPortの有無を確認しましょう。本格的に取引を行う場合は、外部モニターを3つ以上接続できる製品がおすすめです。ディスプレイが3つあれば、さまざまな国の通貨や為替情報を表示しつつ、詳細なテクニカル分析もできます。
Wi-Fiの規格は新しい方が良い
高速かつ安定したインターネット接続は、FX取引において非常に重要です。Wi-Fi接続をする場合は、できるだけ新しい規格のWi-Fiを搭載したパソコンを選びましょう。例えば、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したパソコンであれば、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)より通信速度と安定性が向上し、取引の遅延や接続切れのリスクを減らせます。また、同時接続時の安定性の向上や電波干渉の軽減などのメリットもあります。さらに、セキュリティが強化されているのも魅力です。なお、Wi-Fi 6で接続する場合はルーターもWi-Fi 6に対応している必要があるので注意しましょう。
FX用のタブレット・パソコンのスペックはトレードスタイルも考慮して選択する

FX取引に使用するデバイスは、トレードスタイルに応じて適切なスペックを選ぶことが重要です。以下に、各トレードスタイルの特徴と推奨するデバイスのスペックをまとめました。
トレードスタイル | 特徴 | 推奨スペック |
---|---|---|
デイトレード | 1日の中で頻繁に売買を行い、短期的な値動きを狙う手法。 リアルタイムの情報処理が求められる |
・パソコン CPU:Intel Core i7 メモリ:16GB以上 |
・タブレット CPU:6コア 2.0Hz以上 メモリ:4GB以上 |
||
スキャルピング | 数秒から数分の間に複数回の取引を行い、小さな利益を積み重ねる手法。 極めて高速な処理能力が必要 |
・パソコン CPU:Intel Core i7 メモリ:16GB以上 |
・タブレット CPU:6コア 2.0Hz以上 メモリ:4GB以上 |
||
スイングトレード | 数日から数週間にわたりポジションを保有し、中長期的な値動きを狙う手法。 頻繁な取引は行わないため、比較的低スペックのデバイスでも対応可能 |
・パソコン CPU:Intel Core i5 メモリ:8GB以上 |
・タブレット CPU:4コア 2.0Hz以上 メモリ:2GB以上 |
||
自動売買ツールの使用 | プログラムにより自動で取引を行う手法。安定した動作環境が求められる | ・パソコン CPU:Intel Core i7 メモリ:16GB以上 |
・タブレット CPU:6コア 2.0Hz以上 メモリ:4GB以上 |
デイトレードやスキャルピングはリアルタイムでの情報処理が求められるため、高性能なCPUと十分なメモリを備えたデバイスが必要です。一方、スイングトレードは中長期的な取引スタイルで頻繁な取引を行わないため、ミドルスペックでも対応できるでしょう。
FX取引におすすめ!NECのタブレット・パソコンを紹介

NECは、FX取引に対応できるタブレットやBTO(Build To Order:受注生産)パソコンを販売しています。ここからは、FX取引におすすめのNECのタブレット・パソコンをご紹介します。
※表内のスペックはカスタマイズモデルのものです
NECのおすすめタブレット
まずは、NECのおすすめタブレットをご紹介します。
バランスの良いスタンダードモデル「LAVIE Tab T11 (TAB11/F01)」

FX取引において使いやすさとパフォーマンスを両立したタブレットを探している人には、LAVIE Tab T11 (TAB11/F01)がおすすめです。ペンやキーボード入力に対応しており、テキスト入力やチャートへのメモ書きもスムーズに行えます。11型ワイドの広視野角液晶(WUXGA:1920×1200)を採用しているため、複数のチャートを同時に表示した際の視認性も良好です。さらに、最大90Hzのリフレッシュレートを実現しているため、チャートや動画の動きを滑らかに描写してくれます。FX取引で重要な細かな数値や指標の確認がしやすく、スムーズな操作性が期待できるタブレットです。
OS | Android™ 13 |
---|---|
CPU | MediaTek Helio G88(8コア) |
メモリ | 4GB |
ストレージ(SSD) | 約64GB |
外部インターフェイス | ・USB 2.0 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用) ・micro SDメモリーカード×1 ・ヘッドフォンステレオ出力(マイク入力共用)×1 |
画面サイズ | 11型ワイドLED 広視野角液晶(WUXGA:1920×1200) |
重量 | 約465g |
幅広い用途に活用できる「LAVIE Tab T11(TAB11/203)」

LAVIE Tab T11(TAB11/203)は、FX取引だけでなく動画視聴やゲームプレイなど、幅広い用途に対応するハイパフォーマンスタブレットです。11.45型の広視野角・高解像度液晶(2,000×1,200)を搭載しており、チャートや取引ツールの細部まで鮮明に表示します。8コアのCPUと8GBのメモリを採用しており、複数のアプリを同時に開いても動作はスムーズです。また、NFCによるタッチ決済や、よく使うアプリを素早く起動できるアクションキーなどの便利機能も搭載しています。リアルタイムでのトレードにも対応できる、安定したパフォーマンスが魅力です。
OS | Android™ 14 |
---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon 685(8コア) |
メモリ | 6GB |
ストレージ(SSD) | 約128GB |
外部インターフェイス | ・USB 2.0 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用) ・micro SDメモリーカード×1 ・ヘッドフォンステレオ出力(マイク入力共用)×1 |
画面サイズ | 11.45型ワイドLED 広視野角液晶(2000×1200) |
重量 | 約520g |
NECのおすすめパソコン
続いて、NECのおすすめパソコンをご紹介します。
スリム&大画面「LAVIE Direct N15 Slim」

LAVIE Direct N15 Slimは、15.6型ワイド ノングレアの大画面液晶(フルHD:1920×1080)を搭載したスリムなノートパソコンです。広い画面で複数のチャートやニュースフィードを同時に確認できるため、スピーディーな情報収集と分析が可能です。第13世代のIntel Core iシリーズを採用しており、i3・i5・i7から自分に合ったスペックを選択できます。さらに、独立したキー配列と広いキートップにより、誤入力を防ぎスムーズな操作を実現します。長時間のトレードを快適に行いたい人におすすめです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel(U300/Core i3-1305U/Core i5-1335U/Core i7-1355U) |
グラフィックボード(GPU) | インテル Iris Xe グラフィックス/インテル UHD グラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜16GB |
ストレージ(SSD) | 256GB〜1TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 (USB Power Delivery 3.0対応、DisplayPort出力機能付き、パワーオフUSB充電機能付き) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ・SDメモリーカードスロット×1 |
画面サイズ | 15.6型ワイド LED液晶(ノングレア)(フルHD) |
重量 | 約1.65kg |
バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約13.2〜14.6時間 |
軽量で持ち運びやすい「LAVIE Direct N13 Slim」

外出先でもFX取引を行いたい人には、LAVIE Direct N13 Slimがおすすめです。約1,175gの軽量設計なので、持ち運びが容易でカフェや出張先でもスムーズな取引ができます。MIL規格に準拠した堅牢性を持ち、移動中の衝撃や振動による故障リスクを抑えられるのも魅力です。また、高速かつ安定したインターネット接続をサポートするWi-Fi 6Eにも対応しています。モバイル性能と高い堅牢性を両立したこのモデルは、アクティブなトレーダーに最適です。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | AMD Ryzen(5 7535HS/ 7 7735HS) |
グラフィックボード(GPU) | AMD Radeon 660M グラフィックス AMD Radeon 680M グラフィックス (どちらもプロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜16GB |
ストレージ(SSD) | 256GB〜1TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 2 (USB Power Delivery 3.0対応、DisplayPort出力機能付き、パワーオフUSB充電機能付き、ACアダプタの接続ポートを兼用) ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 無し/USB-LAN変換アダプタ ・microSDメモリーカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
画面サイズ | 13.3型ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・ノングレア)(WUXGA: 1920×1200) |
重量 | 約1,175g |
バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約19.7時間 |
コンパクトなデスクトップパソコン「LAVIE Direct DT Slim」

自宅で本格的なFX取引環境を構築したい人には、LAVIE Direct DT Slimがおすすめです。コンパクトなデザインで設置場所を選ばず、デスク上をすっきりと保てます。2種類のコアを採用したCPU、第14世代 Intel Core iシリーズを搭載しており、複雑なデータ解析をスムーズに行えます。また、23.8型のノングレア・スリムベゼル広視野角液晶(フルHD:1920×1080)を採用。スリムベゼルなので画面に集中しやすく、快適な取引をサポートしてくれます。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、機能性と美観を両立したデスクトップパソコンです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel(Core i3-13100T/Core i5-13500T/Core i7-13700T) |
グラフィックボード(GPU) | インテル UHD グラフィックス 770/インテル UHD グラフィックス 730 (どちらもプロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜32GB |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 6(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・DisplayPort×1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
画面サイズ | 23.8型ワイド LED IPS液晶(23.8型ワイド Full HD・広視野角・高色純度・ノングレア) |
重量 | 約1.2kg |
FX取引はタブレット・パソコンどちらでもできる!併用もおすすめ
FX取引はタブレット・パソコンどちらでもできるため、用途やトレードスタイルに合わせて選択するとよいでしょう。例えば、タイミングのシビアな取引をする場合や高度な分析をする場合はパソコンを選択し、外出先で軽く情報を確認する場合やスイングトレードをする場合はタブレットを選択するなど、使い方を考慮して選択して下さい。また、FX取引は素早い投資判断や効率的な情報収集が求められることが多いため、ミドル~ハイスペックのタブレット・パソコンを選択しましょう。
NECでは、FX取引に対応できる高品質なタブレット・パソコンを販売しています。カスタマイズにも対応できるため、ぜひ以下の公式サイトから詳細をご確認下さい。
NEC LAVIEの公式サイトはこちら