Windows 11はなぜ使いにくい?
理由や使いやすくする方法9選を徹底解説
2025.06.09(MON)
2025.06.09(MON)

Windows 11はWindows 10から大きく仕様が変更されており、一部のユーザーにとって使いにくいと感じる点があるようです。例えば、スタートメニューの配置やエクスプローラーの表示、右クリックメニューの項目数などが変更されています。UIの全てをWindows 10に戻すことはできませんが、設定を変更することで部分的にWindows 10に近い使用感へ調整することが可能です。この記事では、Windows 11の使いにくい点と改善方法を紹介します。Windows 11のUIが使いにくいと感じている人は、ぜひ参考にして下さい。
Windows 11がWindows 10より使いにくいと感じる理由と改善方法9選!

Windows 11がWindows 10より使いにくいと感じる理由は、以下の通りです。
- スタートメニューの中央配置になり違和感を覚える
- エクスプローラーの表示間隔が広くなりファイルを探しにくい
- 右クリックメニューの項目が少なく「その他オプションを表示」を選択する必要がある
- タスクバーに不要なアプリが表示されカスタマイズがしにくい
- よく使うアプリの起動方法が変更され手間が増える
- ハードウエア要件が厳しくスペックが不足している
それぞれの具体的な理由と改善方法について解説します。
1|スタートメニューの中央配置になり違和感を覚える
Windows 11では、スタートメニューがデフォルトで中央に配置されています。使いやすいと感じる人もいますが、従来のWindows 10以前のバージョンに慣れている場合、違和感を覚える人もいるようです。確かに、長年スタートメニューは左下に固定されていたため、無意識のうちに左下をクリックしようとしてしまうことが多いのでしょう。作業効率を重視するユーザーにとっては、操作の流れが変わることで余計なストレスを感じているのかもしれません。そのため、従来の操作感を維持したい場合は、スタートメニューを左寄せに戻すのがよいでしょう。
改善方法:スタートメニューを左寄せに変更する
スタートメニューを従来の位置である左下に戻すことで、違和感を解消し、使い慣れた操作感を取り戻せます。以下の手順で設定を変更してみましょう。
1.タスクバーの空白部分を右クリック
2.「タスクバーの設定」をクリック
3.「タスクバーの動作」を選択
4.「タスクバーの配置」から「左揃え」を選択
この設定を適用すると、スタートメニューが画面の左下に戻り、従来のWindowsのレイアウトに近づきます。
2|エクスプローラーの表示間隔が広くなりファイルを探しにくい
Windows 11では、エクスプローラーのデフォルト設定でファイルの表示間隔が広めに設定されています。これはタッチ操作を意識した設計であり、タブレット端末やタッチスクリーン搭載パソコンを使用する際には便利な仕様です。しかし、Windows 10ユーザーにとっては一度に表示されるファイル数が減るため、一覧性が悪くなり目的のファイルを探しにくくなります。また、スクロール量が増えることで作業効率が低下し、多くのファイルを扱う人にとってはストレスの原因となるでしょう。
改善方法:エクスプローラーの表示設定を調整する
目的のファイルを素早く見つけられるようになります。設定変更の手順は次の通りです。
1.エクスプローラーを開く
2.上部の「…」をクリックする
3.「オプション」から「表示」のタブを選択する
4.「詳細設定」にある「項目間のスペースを減らす(コンパクトビュー)」にチェックを入れてフォルダーオプションを閉じる
この設定を適用することで、エクスプローラーの行間が狭くなり、より多くのファイルを一覧で表示できるようになります。仕事で多くのファイルを扱う人にとっては作業効率の向上につながるでしょう。
3|右クリックメニューの項目が少なく「その他オプションを表示」を選択する必要がある

Windows 11では、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)が簡素化され、表示される項目数が減少しました。これにより、従来のWindows 10で利用できた多くのオプションが直接表示されず、「その他のオプションを表示」を選択する必要があります。この変更は視認性の向上に寄与していますが、頻繁に特定の機能を使用するユーザーにとっては、操作手順が増えることで使いにくさを感じる要因になっているのです。例えば、バージョン履歴や名前の変更など、以前は直接アクセスできましたが、Windows 11ではできなくなっています。
改善方法:右クリックメニューの項目を増やす
従来の右クリックメニューを直接表示するには、Windowsターミナルを使用してレジストリを編集する方法があります。具体的な手順は以下の通りです。
1.「スタート」ボタンを右クリックし、「Windowsターミナル(管理者)」を選択する
2.ターミナルが起動したら、以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押す
reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve
3.「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば、コマンドの実行は成功です
4.変更を適用するため、パソコンを再起動する
以上の手順で右クリックメニューが従来の形式に戻り、全てのオプションに直接アクセスできるようになります。なお、レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、操作前に重要なデータのバックアップを取ることをおすすめします。
4|タスクバーに不要なアプリが表示されカスタマイズがしにくい
Windows 11では、タスクバーに不要なアプリが表示され、カスタマイズがしにくいと感じる人もいます。例えば、ウィジェットやMicrosoft Edge、Microsoft Store、Xbox、チャットなどが配置されており、人によっては不要な場合もあるでしょう。タスクバーが煩雑になると、必要なアプリへのアクセスがしにくく、生産性の低下につながります。そのため、タスクバーを整理し、自分の使いやすいようにカスタマイズすることが重要です。
改善方法:タスクバーの不要なアイコンを非表示にする
タスクバーの不要なアイコンを非表示にすることで、作業効率を向上させることができます。以下の手順で設定を行いましょう。
1.タスクバーの何も表示されていない部分を右クリックし、表示されるメニューから「タスクバーの設定」をクリックする
2.「タスクバーの設定」画面で、非表示にしたいアイコンのトグルスイッチをオフにする
以上の手順により、タスクバーが整理され必要なアプリへのアクセスが容易になります。自分の作業スタイルに合わせてタスクバーをカスタマイズし、より快適な作業環境を構築してみましょう。
5|よく使うアプリの起動方法が変更され手間が増える

Windows 11ではスタートメニューのデザインが刷新され、よく使うアプリの起動方法が変更されました。従来のWindows 10では、スタートメニューの左側に頻繁に使用するアプリがリスト表示されており、素早くアクセスできました。しかし、Windows 11ではスタートメニューの中央にピン留めしたアプリが表示され、その下に「おすすめ」セクションが配置されています。他のアプリを見つけるには、右上の「すべて」をクリックしなければなりません。
このレイアウト変更により、目的のアプリを探す手間が増え、使いにくいと感じる人もいるでしょう。特に、以前の配置に慣れている人にとっては、操作の流れが変わることで戸惑いが生じる可能性があります。
改善方法:よく使うアプリをスタートメニューにピン留めする
よく使うアプリをスタートメニューにピン留めすることで、アクセスの手間を減らせます。詳しい手順は以下の通りです。
1.スタートメニューを開く
2.「すべてのアプリ」をクリックする
3.一覧からピン留めしたいアプリを探す
4.アプリ名を右クリックし、「スタートにピン留めする」を選択する
上記の操作で、選択したアプリがスタートメニューのピン留めセクションに表示され、ワンクリックで迅速に起動できるようになります。
6|ハードウエア要件が厳しくスペックが不足している
Windows 11は、Windows 10に比べてハードウエア要件が厳しくなっています。例えば、TPM 2.0のサポートやセキュアブートの対応が必須となり、対応していないパソコンではインストールができません。また、CPUやメモリ、ストレージの要件も引き上げられています。詳しいシステム要件は以下の記事をご覧下さい。
Windows 11の必要スペックとは?システム要件やアップグレードの手順・事前準備を解説
スペックが要件ぎりぎりの場合や、パーツの劣化が進んでいるパソコンでWindows 11にアップグレードすると、起動時間が長くなる、アプリの動作が重くなる、フリーズが増えるなどの症状が起きやすくなることもあります。このような問題が発生している場合は、パソコンのスペックを上げるしかありません。
改善方法:パソコンを買い替える
スペック不足が原因の場合、新しいパソコンへ買い替えることをおすすめします。最新のパソコンに買い替えることで、動作の安定性が向上し、Windows 11を快適に使えるようになるでしょう。
パソコンを買い替えるメリットは以下の通りです。
- 高性能なCPUやSSDの搭載により、起動やアプリの動作が速くなる
- 不具合が起きにくくなり、作業効率が向上する
- バッテリーの駆動時間が長くなる(ノートノートパソコンの場合)
パソコンを買い替える際、中古パソコンを検討する人もいますがおすすめできません。理由は次の通りです。
- スペック通りの性能を発揮できず、Windows 11のパフォーマンスが十分に発揮できない恐れがある
- バッテリー寿命が短く、交換コストがかかる(ノートパソコンの場合)
- 内部のパーツが劣化しており、故障のリスクが高い
- 保証が短い、もしくは付いていない
以上を加味すると、新品のパソコンの方がコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
スペック不足でWindows 11が使いにくい人はNECのパソコンがおすすめ!

NECは、購入時にスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しているメーカーです。ここからは、NECの保証・サポート体制やおすすめパソコンをご紹介します。
NECは充実した保証とサポート体制が魅力!
NECは、安心して長期的に利用できる保証とサポート体制を備えています。保証に関しては、標準のメーカー保証1年に加え、有償で最大5年までの延長保証を選択可能です。また、火災や落下、水こぼしなどの思わぬトラブルによる故障にも対応できる特別保証を付けることもできます。保証期間中であれば何回でも利用でき、梱包や引き取り、お届けなど全て無料です。
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サポート体制に関しては、公式サイトでQ&A検索ができ、トラブルの原因や解決策を簡単に特定できます。検索しても問題が解決しない時は、チャットでの相談や電話サポートの予約などにも対応しています。さらに、ユーザー同士のQ&Aコミュニティも利用できるなど、多様な方法で問題を解決できる点が魅力です。
NECのサポート情報についてはこちら
カスタマイズの幅が広い「LAVIE Direct N16」

大画面のメインパソコンとして使いたい人は、LAVIE Direct N16がおすすめです。16インチの広視野角IPS液晶(WUXGA:1920×1200)搭載しているため、ウィンドウを並べてのマルチタスクやエクセルなどの表計算を効率よくできます。また、数値の入力に便利なテンキー付きなので、事務作業もサクサクと進められるでしょう。さらに、USB Type-Cに加えHDMIポートや有線LANポートも備えており、外付けディスプレイへの出力や高速通信も可能です。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル Core (i7-1255Uまたは1260P/i5-1235U/i3-1215U) |
グラフィックボード(GPU) | インテル® UHD グラフィックス/インテル® Iris Xe グラフィックス (どちらもCPUに内蔵) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
ディスプレイ | 16.0型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角)(WUXGA) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
重量 | 約2.1kg(大容量バッテリー選択時2.2kg) |
バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約6〜約9.6時間 |
Z世代にぴったりの「LAVIE Direct SOL」

長期間快適に使いたい人には、AIバッテリーや堅牢性の高いボディを採用したLAVIE Direct SOLがおすすめです。大容量バッテリーに加え、AI搭載のロングバッテリーモードが採用されており、長時間のバッテリー駆動を実現しています。充電量の調整も行ってくれるので、使用開始から4年後の最大バッテリー容量が従来より多くなっているのもうれしいポイントです。また、薄型・コンパクトボディなことに加え、衝撃や破損に強いMIL規格(アメリカ国防総省の品質基準)に準拠しており、持ち運びがしやすくなっています。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル Core ( i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
グラフィックボード(GPU) | インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA: 1920x1200) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
重量 | 約1,197g |
バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約23.2時間 |
スリムでコンパクト「LAVIE Direct DT Slim」

新しい世代のCPUを搭載したデスクトップパソコンを利用したい人は、LAVIE Direct DT Slimがおすすめです。インテル 300Tや第14世代のCore iシリーズ(i3・i5・i7)を選択でき、事務作業や趣味、クリエイティブワークなど幅広い用途に活用できます。また、限られたスペースにも設置しやすいコンパクト設計も魅力です。幅34.5mm、高さ179mm、奥行き182.9mmなので、小さな作業机にも設置できます。ディスプレイ(オプション)は、23.8インチの広視野角 ノングレア液晶(フルHD:1920×1080)を採用。スリムベゼルでスタイリッシュな点も魅力です。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | インテル(Core i3-13100T/Core i5-13500T/Core i7-13700T) インテル 300T |
グラフィックボード(GPU) | インテル UHD グラフィックス 770 or 730 or 710 (いずれもプロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜1TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 6(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・DisplayPort×1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
画面サイズ ※ディスプレイは、オプションです。 |
23.8型ワイド LED IPS液晶(23.8型ワイド Full HD・広視野角・高色純度・ノングレア) |
重量(本体のみ) | 約1.2kg |
大きなディスプレイで作業しやすい「LAVIE Direct A27」

省スペースに使えるデスクトップパソコンがほしい人は、LAVIE Direct A27がおすすめです。ディスプレイとパソコン本体が一体になっているオールインワンタイプなので、スペースの少ない部屋や小型のデスクなどにも設置できます。マウスやキーボードはワイヤレスタイプなので、配線のないすっきりしたデスク環境を構築可能です。また、ディスプレイは27インチ IPS液晶(フルHD:1920×1080)を採用。大きな画面で快適に作業できる他、動画の迫力を感じられるのもメリットです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | AMD Ryzen(5 5500U/5 5700U/7 5800U) |
グラフィックボード(GPU) | インテル Iris Xe グラフィックス/インテル UHD グラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ・SDメモリーカードスロット×1 |
画面サイズ | 27型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角・高色純度)(フルHD) |
重量(本体のみ) | 約10.9kg |
Windows 11の「使いにくい」は解消できる!
Windows 11はUIや機能が変更され、使いにくいと感じることもあります。例えば、スタートメニューの中央配置や右クリックメニューの簡素化など、従来の操作と異なる点が多くあります。しかし、設定変更などで部分的にWindows 10のUIに戻すことが可能です。Windows 11にアップグレードして使いにくさを感じている人は、ぜひ紹介した改善方法を試してみて下さい。パソコンのスペック不足を感じている場合は、Windows 11を搭載したNECのBTOパソコンをおすすめします。公式サイトでは、お得なクーポンの発行やキャンペーンを定期的に開催しているため、ぜひチェックしてみて下さい。
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