誤操作防止に!
ノートパソコンのタッチパッドを無効にする方法
2025.11.28(FRI)
2025.11.28(FRI)
ノートパソコンのタッチパッドはマウスがなくても便利に操作できる一方、使いにくく感じて無効にしたいと思っている人もいるでしょう。タッチパッドを無効にすることで誤操作を防止でき、外付けマウスをより快適に使用できるようになります。この記事では、Windows 11でタッチパッドを無効にする複数の方法を紹介します。また、macOSでの無効化方法やトラブルシューティング、タッチパッドを上手に活用するためのポイントも合わせて紹介しています。
ノートパソコンで有効になっているタッチパッドを無効にする方法【Windows 11】
ノートパソコンで有効になっているタッチパッドを無効にするには、以下の方法があります。
- Windows 11の設定メニューでタッチパッドを無効にする
- デバイスマネジャーでタッチパッドを無効にする
- キーボードショートカットでタッチパッドをオフにする
- 外付けマウス接続時に自動でタッチパッドを無効にする
各方法の手順を紹介します。
1|Windows 11の設定メニューでタッチパッドを無効にする手順
Windows 11の設定メニューでタッチパッドを無効にする方法は、操作が簡単で初心者でも 安心して実行できます。設定メニューを利用すれば、システムの深い部分に触れることな く、安全にタッチパッドの機能を停止できるでしょう。手順は以下の通りです。
1.タスクバーのスタートメニューから「設定」を選択する
2.「Bluetooth とデバイス」をクリックする
3.「タッチパッド」の項目を選択する
4.「タッチパッド」のスイッチをオフにする
操作完了後は、タッチパッドによる誤操作を防げるため、外付けマウスを使用する際の作 業効率が向上します。
2|デバイスマネジャーでタッチパッドを無効にする手順
デバイスマネジャーを使用してタッチパッドを無効にする方法は、より確実にタッチパッドの機能を停止できます。設定メニューで無効にできない場合でも、デバイスマネジャーであれば対応できます。詳しい手順は以下の通りです。
1.スタートボタンを右クリックし「デバイスマネージャー」を選択する
2.「ヒューマンインターフェイスデバイス」をダブルクリックして展開する
3.「HID準拠タッチパッド」を右クリックして「デバイスを無効にする」を選択する
4.確認画面で「はい」を選択する
デバイスマネジャーでの設定変更は、ハードウエアレベルでタッチパッドを無効にするため確実性が高い方法です。
3|キーボードショートカットでタッチパッドをオフにする手順
キーボードショートカットを使用する方法は、タッチパッドの有効・無効を素早く切り替えられる便利な機能です。外付けマウスを使用する時だけタッチパッドをオフにしたい場合に重宝します。ただし、機種によって対応状況が異なるため、全てのノートパソコンで実行できるわけではありません。NECの対応機種の場合、「Fn」キー+「スペース」キーの同時押し、または「Fn」キー+「M」キーの同時押しで無効にできます。キーボードショートカットの組み合わせはノートパソコンのメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーのWebサイトで確認しましょう。
4|外付けマウス接続時に自動でタッチパッドを無効にする手順
外付けマウス接続時に自動でタッチパッドを無効にする設定は、操作方法を切り替える機会が多い人におすすめの機能です。マウスを接続する度に手動で設定を変更する必要がなく、作業効率が向上します。設定の手順は以下の通りです。
1.タスクバーのスタートメニューから「設定」を選択する
2.「Bluetooth とデバイス」をクリックする
3.「タッチパッド」の項目をクリックする
4.「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」のチェックを外す
5.設定を保存して完了する
自動無効化機能を有効にすれば、USBマウスやBluetoothマウスを接続した際に、タッチパッドが自動的に無効になります。マウスを取り外せばタッチパッドは再び有効になるため、状況に応じた使い分けが可能です。
macOSでタッチパッドを無効にするには?
macOSでタッチパッドを無効にする方法は、システム環境設定から簡単に実行できます。以下の手順で設定を変更できます。
1.メニューから「システム環境設定」を選択する
2.左側メニューの「アクセシビリティ」をクリックする
3.「ポインタコントロール」をクリックする
4.「マウスまたはワイヤレストラックパッドがある時は内蔵トラックパッドを無視」をオンにする
macOSでも、外付けマウス接続時のみタッチパッドを無効にする設定が標準で用意されています。
タッチパッドが無効にならない時はどうすれば良い?
タッチパッドが無効にならないのは、ドライバー・BIOS設定に問題があるのかもしれません。まずデバイスマネジャーでドライバーを確認し、必要に応じて更新や再インストールを実行しましょう。
ドライバーで問題が解消しない場合は、BIOS設定でタッチパッドを無効にする方法も有効です。BIOSで設定する場合は、機種やメーカーごとに規定されている「BIOSキー」を押しながら起動すると、設定画面に移行できます。BIOS設定では、「Internal Pointing Device」や「Touchpad」などの項目を「Disabled」に変更しましょう。これらの方法でも解決しない場合は、メーカーのサポートセンターに相談することをおすすめします。
無効にしたタッチパッドを有効にしたい時は?
無効にしたタッチパッドを有効にする方法は、無効にした時と同じ手順で設定を元に戻すだけです。例えば、Windows 11の設定メニューで無効にした場合は、同じ画面でスイッチをオンにします。ただし、どの方法で無効にしたか忘れてしまうと、確認作業に時間がかかってしまいます。そのため、無効化した方法をメモに残しておきましょう。
ノートパソコンのタッチパッドは使いにくい?無効にするメリット・デメリット
ノートパソコンのタッチパッドを無効にすると、誤操作を防止できるなどのメリットがある一方、外出先での作業効率が低下しやすいなどのデメリットも存在します。ここでは、詳しいメリット・デメリットについて解説します。
タッチパッドを無効にするメリット
タッチパッドを無効にする最大のメリットは、キーボード入力時の誤操作を防止できることです。文書作成中に手のひらがタッチパッドに触れてしまい、カーソルが予期しない場所に移動してしまう経験は多くの人にあるでしょう。外付けマウスを使用する際に、タッチパッドが無効になっていれば、マウス操作に集中でき作業効率が向上します。また、プレゼンテーション中や重要な作業中に、意図しないクリックやスクロールが発生するリスクを回避できるのもメリットです。外付けマウスの操作感を最大限に活用したい場合には、タッチパッドの無効化が有効な選択肢になります。
タッチパッドを無効にするデメリット
タッチパッドを無効にするデメリットは、外出先でマウスが使用できない状況での作業効率が低下しやすいところです。カフェや電車内など、限られたスペースではマウスを使用することが困難な場合があります。タッチパッドに慣れていないと、そのような状況での作業効率が低下してしまいます。急きょタッチパッドを利用する必要が生じた時の対応にも不安が残るでしょう。実際のところ、タッチパッドは使いこなせると思った以上に快適で便利な入力デバイスです。感度調整やジェスチャ機能を活用すれば、マウスに匹敵する操作性を実現できるため、無効化する前に設定の最適化を検討することをおすすめします。
ノートパソコンのタッチパッドを使いこなすためのポイント
ノートパソコンのタッチパッドを使いこなすためのポイントは、以下の通りです。
- タッチパッドの感度を調整する
- タッチパッドジェスチャを有効にする
各ポイントについて解説します。
タッチパッドの感度を調整する
タッチパッドの感度調整は、操作性を改善できる設定項目です。感度が高過ぎると意図しない操作が発生しやすく、低過ぎると反応が鈍くなってしまいます。自分に合った感度に調整することで、自然な操作が可能になり、ストレスのない操作環境にできるでしょう。手順は以下の通りです。
1.スタートメニューから「設定」を選択する
2.「Bluetooth とデバイス」をクリックする
3.「タッチパッド」をクリックする
4.「感度」のスライダーを調整する
5.実際に操作して最適な設定を見つける
軽快な操作性を重視する人は感度を少し高めに、誤操作の防止を重視する人は感度を少し低めにすると良いでしょう。
タッチパッドジェスチャを有効にする
タッチパッドジェスチャは、複数の指を使った直感的な操作で作業効率を向上させる機能です。マウスでは難しい滑らかな操作感と、ショートカットキーを覚える必要がない手軽さが魅力になります。Windows 11では豊富なジェスチャが利用でき、慣れると手放せない機能です。例えば、以下のような操作ができます
| ジェスチャ名 | 操作方法 |
|---|---|
| ページをスクロールする | 2本指で上下移動 |
| 画面を拡大・縮小する | 2本指でピンチ操作 |
| 全てのウィンドウを表示する | 3本指で上にスワイプ |
| デスクトップを表示する | 3本指で下にスワイプ |
| 開いてるアプリ・ウィンドウを切り替える | 3本指で左・右にスワイプ |
| デスクトップを切り替える | 4本指で左・右にスワイプ |
ジェスチャを有効にする手順は以下の通りです。
1.スタートメニューから「設定」を選択する
2.「Bluetooth とデバイス」をクリックする
3.「タッチパッド」をクリックする
4.3本指と4本指のタッチジェスチャがオンになっていることを確認する
5.「タッチスクリーンエッジジェスチャ」を選択して展開する
6.「左端からスワイプ」「右端からスワイプ」もオンになっているか確認する
7.実際に操作して動作を確認する
ジェスチャー機能を活用すれば、マウスよりも効率的な操作が実現できる場合もあります。
ノートパソコンのタッチパッドは無効にできる!
Windows 11を搭載したノートパソコンのタッチパッドを無効にする方法は複数あります。設定メニューからの基本的な操作やデバイスマネジャーを使った方法、キーボードショートカットを活用した方法などさまざまです。外付けマウス接続時の自動無効化設定を利用すれば、手動での切り替え作業も不要になります。一方で、感度調整やジェスチャ機能を活用することで、タッチパッド本来の使いやすさを実感できる場合もあるため、一度試してみることをおすすめします。
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