10インチのタブレットを選ぶ12のポイント!
おすすめモデルも紹介
2024.08.27(TUE)
2024.08.27(TUE)

タブレットには多様なサイズがありますが、10インチのタブレットは適度なサイズ感で使いやすく人気があります。各メーカーからさまざまなモデルが発売されているため、選択肢が多いのが魅力です。自分にぴったりのタブレットを見つけるには、スペックや機能を理解した上で自分に合うモデルを選択することが大切です。この記事では、10インチタブレットの魅力や選び方を多角的に解説します。自分に最適なタブレットを見つけたい人はぜひ参考にして下さい。
10インチのタブレットはおすすめ?魅力を紹介

10インチタブレットの魅力は次の通りです。
- 画面が大きくて文字が読みやすい
- 動画視聴やゲームなどのエンタメをより楽しめる
- 人気のサイズなので選択肢が多い
- ノートパソコンのように使用できる
それぞれの魅力を詳しく解説します。
画面が大きくて文字が読みやすい
10インチタブレットの画面の大きさは、対角線で約25cmです。タブレットは視聴距離が近いため、10インチは十分な画面サイズといえます。Webブラウジングや電子書籍の閲覧時には、文字が大きく見えて読みやすいでしょう。また、画面から少し離れた場所にいても文字を読めるサイズです。そのため、読書やWebブラウジングの他、レシピを見ながらのお料理など、文字を読む多様なシーンで使い勝手が良い画面サイズといえます。
動画視聴やゲームなどのエンタメをより楽しめる
動画やゲームなどのエンタメコンテンツは、画面が大きければ大きいほど楽しめます。10インチのタブレットであれば、臨場感あふれる映像を楽しめ、より集中してゲームをプレイできるでしょう。10インチより小さな画面のタブレットでも動画視聴やゲームはできますが、スマホとの差を感じづらく、不満が出る恐れがあります。10インチを選択することで、明確なサイズアップを感じられ、よりエンタメコンテンツを楽しめるでしょう。
人気のサイズなので選択肢が多い
10インチクラスのタブレットは市場でも人気のサイズです。そのため、さまざまなメーカーから多くのモデルが販売されており、機能性やスペック、価格帯などから自分に最適なモデルを選ぶことができます。不人気サイズのタブレットの場合、販売されているモデルの数が少なく、何かしらの妥協が必要になることもあります。その点、10インチであれば満足度の高い選択ができるでしょう。この広い選択肢も、10インチタブレットを選ぶメリットといえます。
ノートパソコンのように使用できる
タブレットはキーボードを接続してノートパソコンのようにも使用できます。その際、10インチ以上のサイズがあると、十分な視認性が確保でき使いやすくなります。キーボードを使用すると画面からの距離が自然と離れるため、小さな画面サイズだと文字を読むのが難しくなるでしょう。また、複数のウィンドウを同時に扱う作業も、画面が大きい方が有利です。このように、10インチサイズのタブレットを選択することで、モバイルユースだけでなく、小型のノートパソコン代わりとしても活用できます。
10インチタブレットの選び方とは?チェックすべき12のポイント

10インチタブレットを選ぶ際のチェックポイントは次の12個です。
1.搭載しているOSによる違いを確認する
2.通信方式による違いを確認する
3.CPUの性能を確認する
4.解像度を確認する
5.リフレッシュレートを確認する
6.メモリ容量を確認する
7.ストレージ容量を確認する(32GB・64GB・128GBなど)
8.インターフェースを確認する
9.バッテリー駆動時間を確認する
10.防水・防塵性能を確認する
11.Bluetoothのバージョンを確認する
12.対応している機能を確認する
各ポイントの具体的な内容を解説します。
1|搭載しているOSによる違いを確認する
OSとはオペレーションシステムのことを指し、タブレットの動作全体を管理する役割を担うソフトのことです。タブレットに使われている主なOSは次の3種類です。
- Android™ OS
- iPadOS
- Windows OS
各OSの特徴を解説します。
Android™ OS
Android™ OSはGoogleが開発した操作性に優れたOSで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されています。汎用性の高さに優れており、エンターテインメントから仕事用のアプリケーションまで、豊富な種類のアプリがGoogle Playから入手可能です。また、スマホやパソコンとの共有機能が充実しており、データの移行や同期も簡単にできます。さらに、多様なメーカーから販売されており、リーズナブルな価格のモデルからハイスペックな高額モデルまで、ユーザーのニーズに合わせた選択が可能です。特にエンタメ用途を重視する人におすすめなOSといえます。
iPadOS
iPadOSはAppleが開発したiPad専用のOSで、直感的な操作性やスタイリッシュなUI(ユーザーインターフェース)が特徴です。Apple製品を使い慣れている人であれば、初めからスムーズに使用できるでしょう。また、Apple Pencilを使用した際の快適な使用感や、アプリ間のスムーズな移動など、ストレスフリーな体験を提供してくれます。App Storeで教育からビジネスまで多彩なアプリケーションをインストールできるため、さまざまな用途に使用可能です。ただし、Apple製品は価格が高めに設定されているため、コストパフォーマンスを重視するユーザーには他の選択肢をおすすめします。
Windows OS
Windows OSはMicrosoftが開発、販売しているOSで、パソコンに広く採用されています。そのため、Windows OSを採用しているタブレットは、パソコンの使用感と非常に近く、既にWindows環境に慣れ親しんでいるユーザーにとって使いやすいOSです。Microsoft Officeなどのアプリケーションとの互換性もあり、ビジネスシーンでの活用にも最適です。パソコンのように使いたい、またはメインのパソコンとしてではなくサブマシンとして導入したいユーザーには、Windows OS搭載のタブレットがおすすめです。
2|通信方式による違いを確認する

通信方式には、屋外で通信ができる「LTEモデル」と、Wi-Fi環境でしか通信できない「Wi-Fiモデル」の2種類があります。各通信方式の特徴やメリット・デメリットを解説します。
LTEモデル
LTEモデルのタブレットは、携帯電話回線を使用してインターネット接続ができます。SIMカードを挿入することでWi-Fi環境がない場所でもWebブラウジングや動画視聴などを楽しむことが可能です。SIMフリーモデルのタブレットを選べば、好みの通信会社と契約して使用できますが、購入価格が高めに設定されている点、そして月額費用が発生する点を考慮する必要があります。屋外での使用が多い人や、常にインターネットに接続していたい人におすすめです。
Wi-Fiモデル
Wi-Fiモデルのタブレットは、Wi-Fi環境下でのみインターネット接続ができます。外出先での使用には限界がありますが、自宅やオフィス、カフェなどWi-Fi環境が整っている場所での使用には十分です。月額費用が必要なく、LTEモデルに比べて購入価格も安価なため、コストを重視するユーザーに適しています。主に屋内で利用する場合や、外出時はスマホのテザリング機能を使用する予定の人にはWi-Fiモデルが最適です。
3|CPUの性能を確認する
タブレット選びで重要なのがCPUの性能です。CPUはタブレットの「脳」ともいえる部分で、アプリの動作速度や複数タスクの処理能力に直接影響します。CPUは、主にコア数とクロック数で性能が決まります。コア数が多いほど同時に多くの処理をこなすことが可能です。一方、クロック数が高いほど、一つひとつの処理が速くなります。一般的には、2〜4コア、1.3GHz程度でWebブラウジングや電子書籍の閲覧、ライトなゲームには十分です。重たい画像や動画の編集、高度な3Dゲームを楽しみたい場合は、6〜10コア、1.5GHz以上のモデルを選ぶと良いでしょう。
4|解像度を確認する
解像度は画面上の細かさを決める要素で、高いほどピクセル数が多く、より詳細に映像を表示できます。動画などの映像が精細になるだけでなく、文字も滑らかに表示されて読みやすくなります。タブレットの主な解像度には、WXGA(1280×800)・フルHD(1920×1080)・WUXGA(1920×1200)・WQXGA(2560×1600)などがあります。10インチ程度なら解像度はそれほど気にならないと思われがちですが、視聴距離が近いため、高解像度の恩恵はそれなりにあります。エンタメや文書の閲覧だけでなく、動画編集やイラスト制作などクリエイティブ作業を行う際も高解像度の方が良いでしょう。
5|リフレッシュレートを確認する
リフレッシュレートとは、画面が1秒間に何回更新されるかを示す数値で、単位にはHz(ヘルツ)が使用されます。タブレットでは、60Hz・90Hz・120Hzが主なリフレッシュレートです。数値が高いほど画面の動きが滑らかになり、動画視聴やゲームプレイがより快適に楽しめます。特にゲームでは、高リフレッシュレートによって反応速度が向上するためゲームの成績に影響を及ぼします。また、Webページのスクロール時のチラつきも減少し、長時間の使用でも目が疲れにくくなるのもメリットです。ただし、高リフレッシュレートはバッテリー消費が多く、価格も高い傾向があります。
6|メモリ容量を確認する

メモリ(RAM)とは、CPUが処理するデータやプログラムを一時的に保存し、処理速度を速くする役割を担います。複数のアプリケーションを同時に動かす際に重要となるパーツです。一般的なタブレットのメモリ容量は2GBから12GBまでと幅広く、容量が大きいほど多くのアプリやデータを同時に処理できます。例えば、Webブラウジングや動画視聴などの軽作業であれば4GBでも十分ですが、画像編集や最新のゲームを快適に楽しみたい場合は、6GB以上のメモリ容量が推奨されます。メモリが多いほど価格は高くなりますが、用途に合わせて適切なメモリ容量を選ぶことが重要です。
7|ストレージ容量を確認する(32GB・64GB・128GBなど)
ストレージ容量もタブレットを選ぶ際の重要なポイントになります。ストレージとは、アプリや写真、動画などのデータを保存するための記憶装置です。一般的にタブレットは64GBから512GBまでの容量があり、用途に合わせて選ぶことが大切です。例えば、主にWebブラウジングや電子書籍を楽しむなら32GBでも問題ないですが、複数の大容量アプリや多くの動画を保存したい場合は、128GB以上を推奨します。また、クラウドストレージを活用することで、デバイスのストレージ容量を節約することも可能です。価格とニーズを考慮して、適切なストレージ容量を選びましょう。
8|インターフェースを確認する
インターフェースとは、外部デバイスとの接続端子を指します。タブレットの主なインターフェースは、USB Type-C・microUSB・HDMI端子などです。USB Type-Cは高速データ転送と充電が可能で、近年のデバイスに多く採用されています。microUSBは従来のAndroid™ デバイスに多く見られ、最近ではUSB Type-Cになっていることがほとんどです。HDMI端子は画面を外部モニターに映し出す際に利用されます。インターフェースの種類や数が多ければ多いほど、タブレットをさまざまな用途で活用しやすくなります。購入前に、必要なインターフェースが搭載されているかを確認しておきましょう。
9|バッテリー駆動時間を確認する
タブレットを選ぶ際は、バッテリー駆動時間も確認しておきましょう。長時間の使用を想定するのであれば、バッテリー駆動時間が長いモデルを選ぶことが重要です。バッテリー駆動時間が短いモデルは軽量で価格が低めですが、頻繁に充電する必要があり、外出時の利便性が低下します。反対に、バッテリー駆動時間が長いモデルは、長時間の作業やエンターテインメントを充電の心配なく楽しめますが、価格が高めに設定されていることが多いです。モバイルバッテリーを併用することで対応できますが、充電管理が煩雑になります。使用シーンを考慮し、バッテリー駆動時間と価格のバランスを見極めるようにしましょう。
10|防水・防塵性能を確認する
防水・防塵性能は、特に屋外やキッチン、バスルームなど、水やほこりが気になる場所でタブレットを使用する際に重要です。この性能はIP規格で定義されており、「IPXX」という形式で表示されます。10の位が防塵性能を、1の位が防水性能を示しており、数字が大きいほど高い性能を備えています。キッチンでレシピを見ながら料理をするなど、水回りで使用することが多い場合は、IPX5以上の防水性能を持つタブレットが適しています。高い防水・防塵性能を持つモデルは価格が高くなる傾向にあるため、実際にその機能を必要とするかどうかを考えて選択することが大切です。
11|Bluetoothのバージョンを確認する
Bluetoothとは、タブレットやスマホでのワイヤレス通信を可能にする技術であり、バージョンによって性能に違いがあります。新しいバージョンほどデータ転送速度が速く、省エネ性能が高く、通信距離が長いことが一般的です。例えば、Bluetooth 5.0は以前のバージョンに比べて通信範囲が約4倍に広がり、最大で400m離れていても通信ができるようになりました。2023年にリリースされた最新バージョンの5.4ではさらに進化した機能が提供されていますが、これをフルに活用するには、同等のバージョンをサポートするタブレットが必要です。
また、Bluetoothのバージョンは、使用するアクセサリーとの互換性を考える上でも重要になります。バージョン3.0と4.0は通信方式が異なるため互換性がありません。購入前には、タブレットがどのBluetoothバージョンに対応しているかを確認しておきましょう。
12|対応している機能を確認する

タブレットはモデルによって、搭載している機能が異なります。搭載機能はそのモデル特有のものもあるため、必要な機能を明確にしておくことが大切です。ここで紹介する機能は次の3つです。
- キッズモード機能
- ブルーライトカット機能
- 生体認証機能
それぞれ詳しく解説します。
キッズモード機能
キッズモードは、子どもがインターネットを利用する際の安全を確保するための重要な機能です。保護者が子どものタブレットを管理する上で非常に役立ちます。具体的には、不適切なコンテンツのフィルタリングやアプリのダウンロードや購入の制限、使用時間の管理など、多岐にわたるカスタマイズが可能です。現代では、子どもたちがタブレットをはじめとしたデジタルデバイスを通じて学ぶ機会が増えており、キッズモードは安全性を確保するために必要な機能といえるでしょう。
ブルーライトカット機能
ブルーライトカット機能は、目の健康を守るために必要な機能の1つです。ブルーライトは刺激の強い光であり、睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制することで知られています。ブルーライトカット機能は、画面の色温度を調節してブルーライトを減らし、タブレット使用による目の疲れや睡眠の質の低下を防いでくれる機能です。夜間の使用を避けることがベストですが、仕事やコンテンツの視聴などで使うことが避けられない人も多いでしょう。そのような人は、ブルーライトカット機能が付いたタブレットをおすすめします。なお、ブルーライトカットメガネや画面に貼るフィルムを活用することもできますが、タブレットの機能を使うのが最も手軽です。
生体認証機能
生体認証機能を搭載したタブレットは、セキュリティや利便性が向上します。この機能により、指紋や顔認証を通じて迅速かつ簡単にデバイスのロックを解除できます。特に、公共の場や職場でタブレットを頻繁に使用するユーザーにとって、パスワードの入力を避けられるのは大きなメリットです。生体情報を真似することは困難なので、セキュリティ面でも安心です。また、オンラインショッピングやアプリ内課金時の認証手続きにも利用できるので、生産性も向上します。このように生体認証機能は、日常生活での利用はもちろん、ビジネスシーンでの利用でもセキュリティ性、利便性が向上する機能です。
NECのおすすめタブレットを紹介!

NECは、高品質なタブレットを販売するメーカーです。ここからは、NECのおすすめタブレットをご紹介します。
大画面&高性能「LAVIE Tab T11」

LAVIE Tab T11は、11型ワイド、有機ELディスプレイを搭載したプレミアムタブレットです。美しい色表現が魅力で、動画やゲームがより楽しくプレイできます。120Hzのリフレッシュレートに対応しており、動きのある動画やゲームもスムーズです。ブルーライト低減の認証も取得しているため、目に優しいのも嬉しいポイントです。さらに、オプションのスタンドカバー付きキーボードを装着すれば、ノートパソコンのようにも使用できます。10インチより少し大きなサイズがほしい人や、高性能なタブレットがほしい人におすすめです。
OS | Android™ 12 |
---|---|
CPU | Media Tek Kompanio 1300T 2.6GHz(4コア)+2.0GHz(4コア)(計8コア) |
メモリ | 8GB |
ストレージ(SSD) | 約256GB |
外部インターフェイス | ・USB 3.2 Gen 1 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、DisplayPort出力機能付き、充電兼用) ・micro SDメモリーカード×1 |
画面サイズ | 11.2型ワイド 有機ELディスプレイ |
重量 | 480g |
10インチのタブレットにおすすめの周辺機器

タブレットにはさまざまな周辺機器が存在し、うまく活用することで利便性が向上します。下の表は、特におすすめの周辺機器とその役割について解説したものです。
周辺機器 | 役割説明 |
---|---|
スタンド | ・長時間の動画視聴やビデオ会議に便利 ・手を使わずに画面を支えられる |
リモコン | ・エンターテインメント用途で遠隔操作ができるようになる |
スタイラスペン | ・細かい作業やイラスト作成に適しており、直感的な操作ができる |
ケース | ・タブレットを落下や衝撃から保護する ・スタンドとして使える製品もある |
キーボード | ・文章作成やメール返信などの入力作業に便利 ・タブレットをノートPCのように使える |
カメラレンズ | ・タブレットのカメラ機能を強化し、高品質な写真やビデオを撮影できる |
コンパクトスピーカー | ・音質を向上させ、音楽や映画、ゲームの臨場感を高める |
モバイルバッテリー | ・外出時や電源のない場所で長時間タブレットを利用できる |
これらの周辺機器は、タブレットをより便利で快適に使うために有効です。用途に応じて適切な周辺機器を選ぶことで、タブレットの魅力を引き出し、日々の生活や仕事に役立てることができます。
10インチのタブレットは必要なスペックや機能を明確にして選択しよう
10インチのタブレットは、汎用性が高くさまざまな用途で便利に使用できます。選択肢も多いため、目的に合ったモデルを見つけやすいのも魅力です。10インチのタブレットを購入する際は、CPUや解像度、メモリ、機能性など、紹介したポイントを確認して絞り込みを行い比較検討して決定しましょう。NECでは、品質の高い高性能タブレットを販売しています。操作マニュアルや無料の使い方相談などのサポート体制も整備されているので、初心者でも安心して使用できます。詳しい製品の情報は以下のリンクからご覧下さい。
NEC LAVIE公式サイトはこちら