8インチタブレットの大きさをチェック!
片手持ちできるサイズがポイント
2024.08.27(TUE)
2024.08.27(TUE)
8インチタブレットは日常的な使用であれば、その画面の大きさがさまざまなシーンで役に立ちます。しかし、具体的な大きさをイメージしにくい人が大半でしょう。8インチタブレットの大きさと、その魅力について解説します。
目次
8インチタブレットの実際の大きさはどれくらい?

8インチタブレット、といっても実際にどれくらいの大きさか分からない人がほとんどでしょう。そもそもインチという単位が、どれくらいか分かりません。8インチタブレットの大きさについて、注意点も含めて解説します。
タブレットの8インチは画面の大きさ
タブレットの8インチとは、一体何を意味しているのかご存知でしょうか。この8インチは画面の対角線の長さをあらわしています。1インチは約25.4 mmなので、8インチだと約203.2 mmです。画面の対角線が長いということは、それだけ画面が大きいということをあらわします。
ただし、画面の比率(アスペクト比)が変わると、横と縦の長さも変わることに注意が必要です。タブレットでは4:3、16:9、16:10といった複数のアスペクト比が用いられており、それぞれ対角線の長さは同じでも縦と横の長さが違うのです。
ベゼルの長さが追加されることに注意
タブレットを選ぶ時は画面サイズだけでなく、その周りの縁(ベゼル)の長さにも注意を払う必要があります。8インチは画面の対角線の長さを指しますが、実際に手に持った時の大きさにはこのベゼルが加わるのです。8インチという長さだけでは、正確なタブレットのサイズは分からないわけです。
最近のタブレットではコンパクトにするために、ベゼルを極力狭くするデザインが増えています。しかし、ベゼルが狭過ぎると、画面に指が触れないようにタブレットを持つのが難しくなります。タブレットを快適に使うには、ある程度のベゼルが必要になるのです。
タブレットのサイズ比較表
タブレット選びで重要なのは、サイズ感を正確に理解することです。8インチタブレットだけでなく、他のサイズとの違いも知っておきましょう。一般的なタブレットのサイズを、それぞれのアスペクト比を表にまとめました。
4:3 | 16:9 | 16:10 | |
---|---|---|---|
7インチ(177.8mm) | 142×107mm | 155×87mm | 151×94mm |
8インチ(203.2mm) | 163×122mm | 177×100mm | 172×108mm |
9インチ(228.6mm) | 183×137mm | 199×112mm | 194×121mm |
10インチ(254mm) | 203×152mm | 221×125mm | 215×135mm |
11インチ(279.4mm) | 224×168mm | 244×137mm | 237×148mm |
12インチ(304.8mm) | 244×183mm | 266×149mm | 258×162mm |
8インチタブレットの大きさの目安

8インチタブレットの大きさを具体的にイメージするため、身近なものとの比較してみましょう。8インチの画面サイズは対角線が約203 mmで、アスペクト比が16:9なら177×100mmです。
文庫本のサイズが148×105mmなので横のサイズだけならかなり近く、8インチタブレットは片手で持てることが分かります。縦は雑誌でよく使われるB5判が182×257mmなので、そこからイメージできます。B5判はB4判を半分に切ったサイズなので、B4判の書類を半分に折るとイメージしやすいでしょう。
8インチタブレットのメリット

具体的なサイズを把握できると、8インチタブレットは片手で持ちやすい、多くの人にとって使いやすいサイズだと分かります。そういった8インチタブレットを選ぶ、さまざまなメリットについて解説します。
片手で持てるちょうど良いサイズ感
8インチタブレットの最大の魅力は、持ちやすさにあります。多くの人が片手で持てる上に、スマートフォンを操作するような感覚で使うことが可能です。大きな荷物にならないため、電車の中やカフェでの使用にも適しています。立っている時でも片手でタブレットを支えながらもう一方の手で画面を操作できるため、移動中でも情報をチェックしたり、電子書籍を読んだりできます。
こういった使い方ができることは、通勤や通学、ちょっとした外出時にタブレットを活用したい人にとって、大きなメリットとなるでしょう。
コンパクト&軽量で持ち運びやすい
コンパクトさと軽量さが、8インチタブレットの魅力のひとつです。このサイズのタブレットであれば小さめのカバンだけでなく、コートのポケットに入れて持ち運ぶこともできるでしょう。軽量なので長時間持ち歩いても、重さが気にならないのもメリットです。そのため、外出する時はいつでも持って行ける、気軽に使えるデバイスになります。
プライベートだけでなく、書類のデータを確認する、修正するなど、ビジネスシーンでの利用も可能です。ノートパソコンを開けないような状況でも、8インチタブレットなら使えるでしょう。
価格も手ごろで購入しやすい
価格が手ごろで購入しやすいのも、8インチタブレットのメリットといえるでしょう。大画面のタブレットと比べると、8インチタブレットは比較的価格が安く、購入しやすいのです。スマートフォンとの併用など複数デバイスの活用を考えているのなら、金銭的な負担が少ないのは大きな魅力です。
価格が安いということは、一人一台という選択も考えられます。家族で共用するのではなく、家族一人ひとりが所有できるタブレットなのです。子どもの学習用に専用タブレットを用意するなら、8インチがおすすめです。
8インチタブレットを選ぶスペックのポイント

タブレットを選ぶ時はサイズだけでなく、性能も重要です。スペックに注目して、使いたい用途に合ったタブレットを見つけましょう。タブレットを選ぶ時に注目するスペックについて解説します。
OSの種類
タブレット選びで最初に行うのは、どのOSにするのか決めることです。OSを決めることで購入するタブレットの方向性が定まります。タブレットで使用されているOSには、主に、Android™ 、iPadOS、Windowsがあります。それぞれの特徴を把握し、OSを決めましょう。
Android™ のスマートフォンを利用している人にとっては、アプリなどを共有できるAndroid™ のタブレットが適しているでしょう。データの共有なども行いやすくなります。同じ理由でiPadOSはiPhoneユーザーにとっての利便性の高さが魅力です。ビジネス用途であればMicrosoft Officeとの相性に優れるWindowsは利便性が高く、パソコンとタブレットを使い分けたい人におすすめです。
自分の使用環境や所有するデバイスとの連携を考慮して、最適なOSを選びましょう。
メモリーの容量
メモリーは一時的にデータを保管するパーツで、タブレットの動作速度や、複数のアプリを同時に使用する時の快適性に影響します。
一般的に4GBのメモリーを搭載したタブレットは、日常的な使い方であれば十分な性能を持っています。しかし、より多くのアプリを使用したり、高解像度の動画を編集したり、より高度な作業を行いたい場合は、6GB以上のメモリーを搭載したタブレットがおすすめです。メモリーの容量が多ければ、効率的に作業できるようになり、使用中のアプリの切り替えもスムーズになります。購入前にしっかりとチェックしましょう。
ストレージの容量
ストレージの容量も、タブレット選びの重要なポイントです。タブレットへ保存できるデータの量は、ストレージの容量によって決定します。例えば、アプリや写真、動画などのデータは、全てがストレージへ保存されます。そのため、ストレージの容量が多ければ大きいほど、たくさんのデータを保存できるのです。
タブレットの多くは32GBや64GBのストレージを搭載していますが、用途によっては不足することもあります。高解像度の動画や大量の写真を保存する、大容量のアプリをインストールする場合は、128GB以上のストレージを搭載したタブレットを選びましょう。
画面の解像度
タブレットで動画を見る時に、大きく影響するのが画面の解像度です。解像度は画面上に表示できるドット数のことで、解像度が高ければ高いほど密度の高い、美しい映像を表示できるようになります。
8インチタブレットの多くは、1280×800またはそれ以上の解像度を持っています。一般的なWebサイトの閲覧や動画視聴、電子書籍の読書には十分なクオリティです。しかし、より美しい映像でタブレットを利用したいのであれば、高い解像度を持つモデルを選びましょう。中には1920×1080以上の高い解像度を持つタブレットもあります。
通信方式
多くのタブレットはWi-Fiに対応していますが、外出先でもインターネットを利用したいのであれば、モバイル通信(LTEなど)に対応しているモデルが便利です。モバイル通信対応のタブレットであれば、SIMを挿入することで、Wi-Fiスポットがない場所でもインターネットに接続できます。
ただし、モバイル通信を利用するには、携帯電話事業者との契約や月々の利用料が必要になります。そのため、利用頻度や必要性をよく検討して決めましょう。
たまに使用する程度であれば接続の手間がかかるものの、スマートフォンのテザリング機能でも十分でしょう。
8インチタブレットにぴったりの用途

コンパクトなサイズなため、8インチタブレットはさまざまな用途で活躍します。外出先での使用はもちろん、家の中でのリラックスタイムにもぴったりです。8インチタブレットが特に力を発揮するシーンをいくつか紹介します。
ゲーム
ゲームが好きな人であれば、8インチタブレットはおすすめです。スマートフォンよりも大きな画面で操作がしやすく、なおかつ美しい画像でゲームを楽しめます。細かなグラフィックも鮮明に映し出せるため、よりゲームの世界に集中できるでしょう。
タブレットでゲームを楽しむポイントのひとつは、画面が大きくなるだけ操作がしやすくなることです。誤タップなどのミスを減らし、より効率的にゲームをプレイできます。また、高性能なCPUを搭載しているタブレットであれば、処理もスピーディで快適さが増し、プレイ中のストレスを軽減できます。
読書
電子書籍を読むのなら、8インチタブレットのコンパクトさは最適といえるでしょう。片手で持てるサイズ、文字を見やすく拡大できる画面など、読書端末として非常に優れています。
スマートフォンでは小さくて読みにくいマンガも、8インチの画面であれば十分なサイズで楽しめます。8インチの画面だと見開きページの表示には向いていないかもしれませんが、1ページずつの表示であれば、文字がはっきりと大きく表示されるため、スマートフォンと比べて読みやすさは格段に向上します。寝転がって読書をする時も、軽量なので手や腕への負担も少ないでしょう。
動画視聴
8インチタブレットはスマートフォンと比べて画面が大きいため、映画やドラマ、YouTubeの動画などがより迫力ある映像で楽しめます。それでいて長時間持っていても疲れにくいサイズのため、ベッドでのリラックスタイムや移動中の電車内など、さまざまな場所での視聴に適しています。キッチンで料理をしながら視聴する、といった使い方もできるでしょう。
多くの8インチタブレットは画面が高解像度で、鮮明でクリアな画質で動画を楽しめます。また、良質なスピーカーやヘッドフォンを使用すれば、サウンド面でも満足のいく体験が得られるでしょう。
Webサイト、SNSの利用
8インチタブレットは、WebサイトやSNSの閲覧にも最適です。スマートフォンと比較して画面が大きいため、多くの情報をひとつの画面に表示できる上に、文字も見やすいサイズで表示できます。画像や動画も画面に合わせて大きく表示されるため、情報収集にぴったりといえるでしょう。
また、8インチタブレットのバーチャルキーボードは、スマートフォンと比べてタイピングしやすいサイズなのもポイントです。フリック入力よりも素早く文字入力ができるため、ストレスなくSNSなどでコミュニケーションをとれます。
8インチタブレット向きでない用途

非常に使いやすいタブレットですが、8インチというサイズは大型のタブレットと比べると小さいこともあって、あまり適さない用途もあります。どのような用途に8インチタブレットが適さないのか見ていきましょう。
書類作成、編集
8インチタブレットは書類を確認するのには適していますが、書類を作成するのにはあまり適さないサイズです。文字の入力はしやすいものの、書類全体を見ながら作成するような作業には適していません。書類を作成したり編集したりといった作業は、やはりもっと大きな画面サイズの方が適しています。
ビジネス用途に8インチタブレットを利用するのであれば、書類の修正レベルの作業に留めておきましょう。特に書類作成を本格的に行うのであれば、タブレットではなく、ノートパソコンを検討することをおすすめします。
動画編集
8インチタブレットは日常的な用途には便利なのですが、動画編集のような作業には適さないことが多いです。シーンの切り貼りや基本的な編集作業は可能ですが、高画質の動画を扱う本格的な編集には、画面の大きさや処理能力で不足を感じるかも知れません。
複数のトラックを扱ったり、細かいエフェクトの調整を行ったりする作業では、より大きな画面と高い処理速度が求められます。こういった本格的な動画編集を行うのであれば、より大型のタブレットやパソコンを使用しましょう。8インチタブレットだと作業しにくく、長時間の動画編集には限界があります。
イラスト、マンガ制作
イラストやマンガ制作を快適に行うには、ある程度以上の画面サイズが必要になります。それほどサイズの大きくないイラストであれば、8インチタブレットでも対応できるでしょう。しかし、よりサイズの大きなイラストやマンガの制作で使用するのであれば、それ相応の画面サイズが必要です。また、アプリのメニューなども小さくて操作しにくく、快適ではないでしょう。
スタイラスペンに対応しているだけでは、本格的な作業ができるとは限りません。8インチタブレットは、外出先でも簡単なイラストを描ける、くらいに考えておくと良いでしょう。
NEC Directで購入できるおすすめタブレット
NEC Directでは不空数の8インチ前後のタブレットを、取りそろえています。さまざまなニーズに合ったタブレットを用意しているので、自分の用途に合ったものがないかチェックしましょう。ここではおすすめのタブレットをふたつ紹介します。
LAVIE Tab T9

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8.8型ワイドディスプレイを搭載するLAVIE Tab T9は、コンパクトサイズながら高い性能を誇るタブレットです。大容量メモリー、大容量ストレージに加え、高解像度なディスプレイを備えています。特にディスプレイは高解像度、高リフレッシュレートで、ゲームを楽しみたい人にぴったりです。
さらにUSC-Cのポートをふたつも備えており、タブレットながら拡張性の高さもポイントです。タブレットでも性能に妥協したくない人におすすめします。
LAVIE Tab T8

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8型ワイド液晶を搭載するLAVIE Tab T8は、気軽に使えるタブレットを求めている人におすすめの一台です。日常的な使用では問題のないスペックと、軽さを兼ね備えており、いつでもどこでも持ち運んで使えるのが魅力です。
CPUやメモリーなども十分なスペックで、よほど負荷の高い処理でなければ問題なく使えるでしょう。場所を選ぶことなく、いつでもどこでも取り出して使えるタブレットを求めている人はぜひチェックして下さい。