10インチタブレットの大きさはどれくらい?
購入のチェックポイント
2024.08.27(TUE)
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タブレットを購入するのなら、10インチがおすすめです。持ち運びやすさ使いやすさに優れており、スマートフォンとの使い分けにぴったりです。10インチタブレットがどれくらいの大きさなのか、そしてどのような使い方ができるのかを紹介します。
目次
10インチタブレットの大きさを分かりやすく解説

タブレットを買うなら、大きさは10インチがおすすめです。しかし、10インチタブレットといわれても、どれくらいのサイズか分かる人はそう多くはないでしょう。10インチタブレットの大きさがどれくらいのサイズなのか、分かりやすく解説します。
1インチは何センチ?
タブレットやスマートフォンを選ぶ時に、よく見かけるのが「インチ」という単位です。インチはヤード・ポンド法で使われる単位のため、一般的なメートル法に慣れていると瞬時には把握できないため少し面倒な単位です。
1インチは、約2.54センチメートルに相当します。つまり、10インチは約25.4センチメートルということになります。
タブレットのサイズが8インチなら約20.32mm、12インチなら約30.48mmと意外と大きな差が生じます。タブレットは1インチ違うだけでも、サイズが大きく異なるため購入する時は注意が必要です。
注意!10インチは画面のサイズ
10インチの長さは分かったものの、それだけでタブレットのサイズを判断することはできません。なぜなら10インチは、タブレットの縦と横の長さではないためです。タブレットの10インチは、画面の対角線の長さをあらわしています。
画面の比率(アスペクト比)が異なると縦と横の長さが変わるため、10インチのタブレットだから大きさがどれくらいとは言い切れません。例えば、アスペクト比ごとの10インチのサイズは次の通りです。
アスペクト比 | 4:3 | 16:9 | 16:10 |
---|---|---|---|
縦 | 203mm | 221mm | 215mm |
横 | 152mm | 125mm | 135mm |
さらにタブレットには、ベゼルという枠の部分があります。10インチの画面にさらにベゼルが加わったものが、タブレットのサイズです。ベゼルの広いタブレットだと、それだけサイズが大きくなります。
タブレットの画面サイズ一覧
ここではタブレットについて、一般的な8〜12インチのサイズを表にまとめました。ベゼル込みのサイズは、各辺1センチとしています。
アスペクト比4:3(単位:mm)
画面サイズ | ベゼル込みのサイズ | |||
---|---|---|---|---|
横 | 縦 | 横 | 縦 | |
8インチ(203.2) | 163 | 122 | 183 | 142 |
9インチ(228.6) | 183 | 137 | 203 | 157 |
10インチ(254) | 203 | 152 | 223 | 172 |
11インチ(279.4) | 224 | 168 | 244 | 188 |
12インチ(304.8) | 244 | 183 | 264 | 203 |
アスペクト比16:9(単位:mm)
画面サイズ | ベゼル込みのサイズ | |||
---|---|---|---|---|
横 | 縦 | 横 | 縦 | |
8インチ(203.2) | 177 | 100 | 197 | 120 |
9インチ(228.6) | 199 | 112 | 219 | 132 |
10インチ(254) | 221 | 125 | 242 | 145 |
11インチ(279.4) | 244 | 137 | 264 | 157 |
12インチ(304.8) | 266 | 149 | 286 | 169 |
アスペクト比16:10(単位:mm)
画面サイズ | ベゼル込みのサイズ | |||
---|---|---|---|---|
横 | 縦 | 横 | 縦 | |
8インチ(203.2) | 172 | 108 | 192 | 128 |
9インチ(228.6) | 194 | 121 | 214 | 141 |
10インチ(254) | 215 | 135 | 235 | 155 |
11インチ(279.4) | 237 | 148 | 257 | 168 |
12インチ(304.8) | 258 | 162 | 278 | 182 |
10インチタブレットの大きさの目安

10インチタブレットの大きさを具体的にイメージするために、日常生活でよく見かけるものと比較してみましょう。最も比較しやすいのは、紙や封筒のサイズでしょう。
10インチタブレットに近いサイズの紙や封筒は次の通りです。
横 | 縦 | 特徴 | |
---|---|---|---|
紙:A5判 | 148 | 210 | 教科書、マンガの単行本のサイズ。A4判の半分 |
封筒:角形6号 | 162 | 229 | A5判の書類を折らずに入れられる封筒 |
書類でよく使われるA4判をふたつに折ると、A5判の大きさになります。持った時のサイズを確認したい時は、最も手っ取り早い方法でしょう。どれくらいのサイズのバッグにタブレットを収納できるか判断する時に役立ちます。
10インチタブレットのメリット

数あるタブレットのサイズの中から10インチを選ぶべき理由は、利便性が高いためです。持ちやすさや使いやすさをはじめとする、さまざまな10インチタブレットのメリットを紹介します。
画面サイズが大きくて見やすい
10インチタブレットの魅力のひとつは、画面サイズの大きさです。動画を見る時は、サイズの大きさは大きなメリットになります。スマートフォンでは小さくなってしまう字幕の文字も、10インチ画面であればはっきりと見えるようになるため、それだけ目の負担を軽減できるでしょう。また、Webサイトを閲覧する時も、タップなどの操作がしやすくなるのもメリットです。キーボードと同じ文字配列で文字入力ができ、メールやメッセージのやり取りもスムーズになります。
携帯性に優れていつも持ち運べる
10インチはタブレットとしては大きいものの、持ち運ぶのであればノートパソコンよりもずっとコンパクトなのがメリットです。これくらいのサイズのタブレットであれば、重過ぎず、かさばることがなく日常的に持ち運びが可能です。コンパクトなバッグに入れたり、リュックサックに他のものと一緒に入れたり、気軽に持ち運べるでしょう。バッグにしまって、使いたい時にさっと取り出すようなカジュアルな使い方が可能です。
スマホとの使い分けで活用しやすい
スマートフォンの多くは、画面サイズが5〜7インチです。つまり、10インチタブレットは、スマートフォンよりひと回り、ふた回りほど大きいサイズになります。これだけサイズが違うのに持ち運びやすいため、スマートフォンで行ってきたWebサイトの閲覧や動画の視聴などを10インチタブレットに変更するといった使い分けができます。
自宅でだけ使用するならもっと大きいタブレットの方が便利かもしれませんが、持ち歩くのならこのスマートフォンより少し大きいサイズが非常に便利です。
10インチタブレットを選ぶ時のポイント

10インチタブレットを選ぶ時は、サイズだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。OSの種類、メモリーの容量、ストレージの容量、画面の解像度など、タブレット選びの重要ポイントを紹介します。
OS選びが重要ポイント
タブレットを選ぶ時に最も重要なポイントが、OSの選択です。OSによって購入できるタブレットが大まかに決まり、また使用できるアプリも異なります。主な選択肢は、Android™ 、iOS(iPadOS)、Windowsの3つです。
OSの違いを表にまとめると、次のようになります。
OS | 特徴 |
---|---|
Android™ | Googleが開発。多くのメーカーのタブレットで採用されている。 スマートフォンにも採用されており、共通のアプリを使用できる |
iPadOS | Appleが開発。iPadに搭載されており、iPhoneと共通のアプリを使用できる。 Apple製品と連携しやすい |
Windows | Microsoftが開発。Windowsパソコンと同じアプリをインストールできるため、サブのパソコンとしても使用できる |
作業の快適さを左右するメモリー容量
メモリーはデータを一時的に格納するパーツで、容量が大きいほど操作が快適になります。できるだけ容量の大きいものが望ましいのですが、それだけ価格が高くなるため、予算との兼ね合いが重要になります。
タブレットのメモリー容量は少ないもので2GB、多ければ4GB、6GB、中には8GBを搭載しているものもあります。複数のアプリを同時に使用したり、高解像度の動画を視聴したりするなら、4GB以上のメモリーを搭載したタブレットがおすすめです。高品質なゲームで遊ぶなら、6GB以上のメモリーを持つモデルを選ぶと良いでしょう。
データを保存できる容量
データを保存するストレージの容量も、タブレット選びの重要ポイントのひとつです。ストレージ容量が多ければ、写真、動画、アプリなど多くのファイルを保存できるため、使い勝手がよくなります。一般的な10インチタブレットのストレージ容量は、32GB、64GB、128GB、256GBと大きく差があります。
基本的なアプリだけで使うなら32GBでも足りますが、写真などを保存するには少々不安です。多くの写真や動画を保存したい場合は、64GB以上の容量を選ぶと安心です。動画や写真を大量に保存するなら、128GB以上が良いでしょう。
映像の美しさを向上させる解像度
解像度とは、画面上に表示できるドットの数をあらわします。解像度が高ければ高いほど緻密な映像表現が可能になるため、それだけ美しい映像を楽しめるでしょう。解像度は横と縦に表示できるドットの数であらわし、フルHDであれば1920×1080となります。
多くの映像作品はフルHDで配信されているため、動画を楽しむのなら1920×1080以上がおすすめです。
10インチタブレットで採用されている解像度は、次の通りです。
名称 | 解像度 |
---|---|
WXGA | 1280×800 |
フルHD | 1920×1080 |
WUXGA | 1920×1200 |
WQXGA | 2560×1600 |
通信方式はWi-Fiかモバイル通信か
タブレットで使用できる通信方式も注意が必要です。タブレットにはWi-Fiモデルとモバイル通信(LTEなど)対応モデルがあり、使用環境や目的によって適したものを選びましょう。
Wi-Fiモデルは、自宅やカフェ、オフィスなどWi-Fi環境が整っている場所での使用に適しています。Wi-Fiスポットがなかったとしても、所有しているスマートフォンのテザリング機能で対応することも可能です。
モバイル通信対応モデルは、Wi-Fi環境がない場所でもインターネットに接続できるため、外出先や移動中でもタブレットをフルに活用できます。別途、携帯電話事業者と契約し、使用料が発生しますが、使用頻度が多く、早くインターネットへ接続したい人におすすめです。
おすすめ!10インチタブレットの使い方
10インチタブレットは持ち運びやすく、また使いやすいこともあって、多くの人に愛用されています。しかし、10インチタブレットは活用方法しだいで、より可能性を広げられます。さまざまな10インチタブレットの使い方を紹介します。
キーボードを接続してノートパソコン代わり

10インチタブレットの特徴のひとつは、サイズの大きな画面です。文字が見やすく、簡単な書類作成にも対応できます。それならいっそのことキーボードを接続して、まるでノートパソコンのように使うのも良いでしょう。キーボードと接続すると文章を書いたり、メールを長文で返信したりする時に便利です。
キーボードはBluetooth接続の他、タブレットに直接取り付けられるドックタイプのものがあります。Bluetoothで接続するのなら、タブレットとキーボードを物理的につなぐ必要がないため、設置場所を選びません。一方、ドックタイプのキーボードは、タブレットを固定できるため、打ちやすさや安定感が増します。
大画面でどこでも視聴できる動画デバイス
10インチタブレットは、動画視聴に最適なデバイスです。画面のサイズが大きいため、スマートフォンでは得られない視覚体験を得られます。細部まではっきり見える高い解像度、鮮やかな色彩など、タブレットならではの楽しみ方ができます。
また、10インチタブレットは持ち運びやすいため、家の中ならリビング、寝室、キッチンと場所を選びません。外出先でも気軽に動画を楽しめるため、旅行中の長距離移動や、カフェでのリラックスタイムにも動画視聴が可能です。高品質なスピーカーやヘッドフォンを使用すれば、サウンド面でも満足のいく体験が得られるでしょう。
外出先で動画を楽しむのであれば、バッテリーの駆動時間にも注目しておくことをおすすめします。
拡大しなくても読める電子書籍リーダー
10インチタブレットは、電子書籍リーダーとしても優れています。10インチの画面であれば小説やマンガなど、さまざまなジャンルの書籍を拡大しなくても快適に読むことが可能です。特にマンガでは1ページを全画面に表示すれば、細部まではっきりと見えるため、ストーリーに没入しやすくなります。
スマートフォンで電子書籍を読む時は、文字を小さく感じたら頻繁に拡大・縮小を繰り返す必要があります。しかし、10インチタブレットならそのような手間は不要で、ページをめくる楽しみを存分に味わえるでしょう。また、画面が大きいため、長時間の読書でも目の疲れを感じにくいのも大きなメリットです。片手で持てるサイズも、電子書籍リーダーにぴったりです。
イラスト、マンガを描く液晶ペンタブレット
イラストやマンガを描くための液晶ペンタブレットとしても、10インチタブレットは大変優れています。専用のスタイラスペンを使用することで、紙に描くような感覚でイラストやマンガを描くことが可能になります。10インチタブレットは持ち運びしやすいのにも関わらず、イラストなどを描くのに十分な広さがあります。そのため、外出先や移動中でもクリエイティブな作業を行えるでしょう。
単に線を描くだけでなく、筆圧感知機能を備えたスタイラスペンにも対応している製品が多いため、軽やかな描線や力強いタッチも表現が可能です。気軽にイラストやマンガを描く環境を求めている人にとって、10インチタブレットはおすすめです。
楽曲制作、動画編集をタブレットだけで対応

楽曲制作、動画編集といったクリエイティブな作業も、10インチタブレット一台で行うことが可能です。画面サイズが大きく多機能なアプリを快適に操作できるため、外出先でもハイクオリティな作品づくりを行えます。
楽曲制作ではシンセサイザーやドラムマシン、サンプラーなど、さまざまな楽器をシミュレートするアプリが豊富にあります。こういったアプリを組み合わせることで、実際に楽器がなくても本格的な音楽制作を行えるのです。
動画編集も撮影から編集までタブレット一台で行うことが可能です。撮影した映像をチェックしながら、カット編集、テキストや音楽の挿入など、複雑な編集作業に対応できます。高価な機材がなくても、タブレット一台で十分なのです。
クラウドストレージでデータを共有
クラウドストレージを活用すれば、タブレットをより便利に使うことが可能です。クラウドストレージとはデータをインターネット上に保存できるストレージのことで、タブレットだけでなくパソコンやスマートフォンなどとも共有できます。これによりオフィスだけでなく、自宅や移動中でもデータを作成したり、閲覧したりすることが可能です。
クラウドストレージを使用することで、10インチタブレットを作業用のデバイスとしてもより活用できるようになります。
また、データのバックアップにもなるのも、クラウドストレージの利点です。もし、タブレットが故障したとしても、データはクラウドストレージに残っているため、買い替えたタブレットやパソコンから参照できるのです。
勉強やプログラムを学ぶ子どもの学習用ツール
子どもの学習用ツールとしても、10インチタブレットは非常に有効です。タブレットは直感的に操作できるため、パソコンよりも早く子どもでも自然と使いこなせるようになります。そして、10インチは、子どもが操作しやすいサイズでもあることがポイントです。
学習アプリを利用することで、紙の教材では得られない体験が可能になります。算数の解き方をアニメーションで教えてくれるアプリや、インタラクティブに理科を学べるアプリなどが豊富に用意されているため、幅広い学習可能です。
また、プログラム学習としても10インチタブレットは有効で、プログラムの論理的な思考を養うアプリもあります。今後の学習ツールとして、タブレットは欠かせないものになるでしょう。
10インチ以外のサイズとの比較

多くのメリットや活用方法のある10インチタブレットですが、他のサイズのタブレットにもさまざまな特徴があります。人によっては、その他のサイズの方が適していることもあるでしょう。10インチ以外のタブレットについて解説します。
7~9インチ
7~9インチのタブレットは、コンパクトさが大きな特徴です。片手で持てるほどの軽さと持ち運びやすさでありながら、スマートフォンよりひと回り大きな画面サイズを持っています。このサイズのタブレットは、自宅での使用はもちろん、外出時の携帯にも適しているため、スマートフォンの延長線として活用できるでしょう。
片手でも操作できるため、スペースのあまりない環境でも使用可能なのも大きなメリットです。
11~12インチ
10インチよりもひと回り大きいため、画面が広く、作業のしやすさが大きく向上します。画面が大きくなっただけ文字が見やすく、書類作成や表計算、スライド作成などの作業がしやすくなるでしょう。11~12インチのタブレットは、よりビジネスに適したサイズといえます。
持ち運びに関しては、10インチタブレットに比べると重く、大きいため少し面倒になるかもしれませんが、それでもカバンに入れて持ち歩くことは十分に可能です。
13インチ以上
13インチ以上のタブレットは、ノートパソコンと変わらない画面のサイズを備えていることになります。そのため、ノートパソコンの代わりとして使用する他、液晶ペンダブレットとして使う時に大きなメリットを感じられるでしょう。持ち運びはしにくくなりますが、作業のしやすさで優れています。
気軽な使い方をしにくくなるデメリットはありますが、自宅やオフィスなど、固定された場所での使用を前提として選ぶと良いでしょう。
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