目的別リフレッシュレート(Hz)のおすすめ!
リフレッシュレートを活かす豆知識も解説
2023.09.28(THU)
2026.06.23(TUE)
PCゲームをプレイする上で重要となる「リフレッシュレート」についてご存知ですか? ディスプレイが1秒間に何回画像を更新(リフレッシュ)するかを示す指標のことです。本稿では、リフレッシュレートの基本的な情報から、ゲームプレイのために高いリフレッシュレートが求められる理由、用途ごとのおすすめリフレッシュレート、リフレッシュレートを最大限に活かすためのヒント、具体的な設定方法・選択したい機器について説明します。
リフレッシュレートってなに?
リフレッシュレートがディスプレイにどのように影響するのか、また別の指標「フレームレート」とどう違うのか、そして自身のデバイスのリフレッシュレートを確認する方法など、リフレッシュレートについての基本的な知識を紹介します。
ディスプレイが画面表示を書き替える頻度
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画像を更新(書き換え)する回数を表す指標で、単位はHz(ヘルツ)です。例えば、1秒間に60回画像を更新するなら60Hzです。動画は静止画の連続で、高速に切り替えることで動いて見えますが、この原理はディスプレイのリフレッシュレートにも当てはまります。ディスプレイは、リフレッシュレートにしたがって画像を連続的に更新し、画面上の変化を表現します。リフレッシュレートが低いと、高速なアクションを含む動画やゲームでは、画面がちらついたり、動きがぎこちなく見えたりする可能性があります。
フレームレート(fps)との違い
映像の滑らかさに関連する指標に、フレームレート(Frames Per Second, fps)があります。これは、1秒間に表示される静止画(フレーム)の数を指します。フレームレートが高ければ高いほど、動画やゲームの動きは滑らかに見えます。映画は通常24fps、テレビ放送は約30fpsで、これがそれぞれのメディアで一般的に求められる滑らかさを実現します。一方でゲームでは、フレームレートが低いと動きが不自然に見えるため、60fps以上が好まれます。
ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzである場合、それ以上のフレームレートを出力する意味はありません。ゲームプレイ時、フレームレートはディスプレイのリフレッシュレートにマッチすることが重要です。
家庭用ゲームの場合はデバイスによる(PS5・Switch2など)
家庭用ゲーム機の対応リフレッシュレートは、機種ごとに異なります。PlayStation 5は最大120Hz出力に対応しており、対応するゲームタイトルであれば高リフレッシュレートの恩恵を受けられます。Nintendo Switch 2も最大120Hzに対応しますが、TVモードでは4K出力時は60Hzに制限される(フルHDやWQHDは120Hz)ため注意が必要です。初代Nintendo SwitchやPlayStation 4は最大60Hzまでの対応なので、一般的なモニターで十分でしょう。
ゲーム機本体が対応していても、プレイするゲームタイトルが対応していなければ高リフレッシュレートは活用できないため、購入前にプレイしたいゲームの対応状況を確認することが重要です。
リフレッシュレートを確認する方法
Windowsパソコンで利用しているディスプレイのリフレッシュレートを確認するには、「設定」の「ディスプレイ」を開き、「詳細ディスプレイ設定」画面から値を確認できます。
ディスプレイ側にも物理的なボタンやスイッチを使用してアクセスできる設定メニューが用意されていれば、そこからリフレッシュレートを表示したり変更したりできます。
高リフレッシュレートはおすすめ?メリット・デメリットを解説
高リフレッシュレートには映像が滑らかになる、ゲームで勝率が上がるなどのメリットがある一方、高いスペックが求められる、価格が高いなどのデメリットもあります。ここでは、高リフレッシュレートのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
高リフレッシュレートのメリット(映像が滑らか・勝率が上がる)
高リフレッシュレートは映像が滑らかに表示されるため、動きの激しいゲームや動画でもモーションブラー(残像)が抑えられ、快適に視聴できます。FPSなどの競技性の高いゲームでは、敵の動きが見やすく、照準を合わせやすくなるため勝率の向上につながる点もメリットです。操作の入力から画面表示までの遅延(入力遅延)が減少し、リアルタイムな操作感が得られるのも魅力です。動体視力を活かしやすく、瞬間の判断力が求められる場面で有利に働きます。一般的な用途ではスクロールやポインタの動きがスムーズになり、Webブラウジングや文書作成での快適性が向上します。
高リフレッシュレートのデメリット(スペックが求められる・価格が高い)
高リフレッシュレートのデメリットは、高性能なパソコンが必要な点です。グラフィックボードの性能が求められるため、トータルコストが高額になってしまいます。また、モニター側とゲーム機やパソコン側の両方で消費電力が増加するため、電気代などのランニングコストが上昇します。高リフレッシュレートのモニターは一般的なモニターと比べて高価格なので、初期投資が大きくなるのもデメリットです。予算に余裕がない場合や、プレイするゲームが高リフレッシュレートに対応していない場合は、無理に高いモデルを選ぶ必要はありません。
リフレッシュレートはどのくらいがおすすめ?
リフレッシュレートは用途によって選択することが大切です。ここでは、用途ごとのおすすめリフレッシュレートやスマホのリフレッシュレートについて解説します。
一般的な用途には60Hzで十分
一般的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzが主流です。例えばWebの閲覧や動画視聴、文書作成などの一般的な作業には十分なスムーズさで、視覚的なストレスを感じることはほとんどありません。それというのも、一般的な動画コンテンツのフレームレートは24fpsから30fpsで、これらは60Hzのリフレッシュレートでも十分にスムーズに表示することができるからです。一般的な用途では60Hzのリフレッシュレートを超える必要性はありません。
ライトなゲームには60Hzでも楽しめる
RPGやアドベンチャーゲームなど、動きが激しくないジャンルのゲームでは60Hzでも十分に楽しめます。FPSや格闘ゲームでもライトゲーマーであれば60Hzでも違和感なく遊べるでしょう。シビアなプレイをしない場合、遅延もそれほど感じずにプレイできます。60Hzのモニターは安価なモデルが多く、コストを抑えられるのもメリットです。初めてゲーミング環境を整える人や、競技性よりも物語や高解像度を楽しみたい人は、60Hzから始めてみましょう。
本格的なゲーム用途なら144Hzや240Hzがおすすめ
ゲーミングディスプレイには、1秒間に144回更新されるリフレッシュレート144Hzや、240回更新されるリフレッシュレート240Hzに対応したものも存在します。高いリフレッシュレートは、ゲームプレイの滑らかさとレスポンスの向上に役立ちます。画面の更新頻度が高いため、動きがより自然で滑らかになり、ゲームの応答性が向上します。動きのぶれや残像が少なくなり、迅速なアクションに対する視覚的な遅延も減少します。動きの激しいゲームの体験を向上させることができるのです。
スマホならAndroidがおすすめ!iPhoneは60Hzか120Hz
スマートフォンのリフレッシュレートも60Hzが一般的ですが、90Hz、120Hz、240Hzなどのモデルもあります。iPhoneは60Hzか120Hzですが、Androidスマートフォンは、さまざまなリフレッシュレートのモデルが存在します。スマートフォンで高いリフレッシュレートが求められるゲームを楽しみたいなら、240Hzに対応するなど、ゲーミングに特化したAndroidデバイスがおすすめです。より高いリフレッシュレートのスマートフォンを選ぶことで、より滑らかなゲームプレイやレスポンシブな操作を楽しむことができるでしょう。
リフレッシュレートを活かすために知っておくべきおすすめ情報
高いリフレッシュレートのディスプレイを最大限に活かし、ゲームをより没入感のある体験にしたり、優位にプレイしたりするためのノウハウをご紹介します。
高リフレッシュレートのモニターだけではダメ
ゲームを最大限に楽しむには、高いリフレッシュレートに対応したディスプレイの用意だけでは足りません。ハードウエアとソフトウエアの両面での最適化が必要になるのです。まず、ゲーム自体が高いリフレッシュレートに対応しているか確認しましょう。一部の古いゲームやモバイルゲームは60Hzまでしかサポートしていない場合があるからです。次に、デバイスのパフォーマンスを向上させるために、十分な処理能力とグラフィックスボードを備えた高性能なゲーミングPCが必要です。ゲームの設定調整やドライバーのアップデートも重要です。
グラフィックボード・CPU・メモリの性能が重要
高リフレッシュレートのディスプレイは、スムーズな映像表現が可能ですが、その効果を活かすためには、パソコンに搭載したグラフィックボードの性能が重要となります。なぜなら、グラフィックボードの性能が高ければ高いほど、1秒間により多くのフレームを処理し、描画することができるからです。たとえディスプレイが高リフレッシュレートでも、グラフィックボードが出力できるフレームレートが低いと、映像をなめらかに表現できず、リアルタイムのゲームプレイや映像の快適さを損ないます。
CPUやメモリ容量も大切です。CPUはゲーム全体の処理を統括し、メモリは処理中のデータを一時保存する役割を持つため、これらの性能もゲームの快適さに影響します。以下は、リフレッシュレートと解像度ごとの推奨スペックの目安です。
| リフレッシュレート | 解像度 | CPU | メモリ | グラフィックボード |
|---|---|---|---|---|
| 60Hz | フルHD | Intel® Core™ i5/Ultra 5 AMD Ryzen™ 5 |
16GB | NVIDIA® GeForce® RTX 4060 AMD Radeon™ RX 6800 |
| 144Hz | フルHD | Intel® Core™ i5/Ultra 5 AMD Ryzen™ 5 |
16GB | NVIDIA® GeForce® RTX 5060 AMD Radeon™ RX 7700 XT |
| 240Hz | フルHD | Intel® Core™ i7/Ultra 7 AMD Ryzen™ 7 |
16GB以上 | NVIDIA® GeForce® RTX 5070 AMD Radeon™ RX 7900 XT |
| 144Hz | WQHD | Intel® Core™ i7/Ultra 7 AMD Ryzen™ 7 |
32GB以上 | NVIDIA® GeForce® RTX 5070 Ti AMD Radeon™ RX 7800 XT |
4Kなどの高解像度は足かせになることも
4Kディスプレイのような高解像度ディスプレイは、美しい映像体験を提供しますが、それを実現するためには大量のデータを処理する能力が求められます。1フレーム当たりのピクセル数が増えると、そのぶんさらに高速に処理し、描画する必要があるからです。これには、グラフィックボードの演算能力とメモリが必要となります。特に、高リフレッシュレートを保つためには、フレームを一定速度で描画し続ける強力なグラフィックボードが必要となります。
ゲーム用のモニターは応答速度などのその他スペックにも注目
応答速度は、画面の色が切り替わるまでの時間を示す数値で、単位はms(ミリ秒)で表されます。応答速度が速いほど残像感が少なく動きの激しいゲームでも快適にプレイできるため、ゲーミングモニターでは1ms以下のモデルがおすすめです。その他にも、解像度・パネル方式・モニターサイズなど、用途に応じて確認すべき項目があります。以下は、ゲーム用モニターのスペックの目安です。
| 項目 | おすすめ仕様 |
|---|---|
| 応答速度 | 1ms以下 |
| 解像度 | フルDH(1920×1080):エントリー向け、応答速度やリフレッシュレート重視する人向け WQHD(2560×1440):画像とパフォーマンスのバランスが良い 4K(3840×2160):画像品質を求める人向け |
| パネル方式 | TNパネル:応答速度が速い IPSパネル:視野角が広く色再現性が良い VAパネル:コントラストが高い |
| モニターサイズ | 24インチ:デスクに置きやすい 27インチ:視野が広く没入感が高い 32インチ以上:大画面で迫力がある |
高リフレッシュレートではケーブルも重要
ディスプレイとパソコンのグラフィック機能との間をつなぐケーブルも重要な役割を果たします。例えば、HDMIやDisplayPortのようなケーブルは、それぞれ異なるバージョンがあり、各バージョンで対応する最大リフレッシュレート・解像度が定められています。古いバージョンのHDMIケーブルでは、4K解像度で60Hz以上のリフレッシュレートをサポートしていない場合があるのです。適切なケーブルを使用しないと、その性能を十分に引き出すことはできません。
フレームレートとリフレッシュレートの設定を合わせる
フレームレートとリフレッシュレートが合っていないと、スタッタリング(画面のカクつき)やティアリング(画面のズレや分断)といった映像の不具合が発生します。スタッタリングは、モニターのリフレッシュレートとゲーム側のフレームレートが一致していない時に起こる現象で、映像がカクカクして見えるのが特徴です。ティアリングは、モニターが画面を更新している最中に新しいフレームが送られることで、画面が横に分断されたように見えます。これらの不具合を防ぐには、G-SyncやFreeSyncなどの同期技術を活用するか、フレームレートをモニターのリフレッシュレートに合わせて設定しましょう。
ゲーミングモニターは高価!
ゲーミングモニターは高解像度、高リフレッシュレート、低応答時間などの特性から、一般的なディスプレイよりも高価です。自分が遊びたいゲームのスタイルや、使用しているハードウエア(特にグラフィックボード)によっては、これらの特性を十分に利用できない場合もあります。自分のニーズと使用環境に適したディスプレイを選びましょう。
ライトなゲームに対応できる!NEC Directの
おすすめパソコン「LAVIE Direct DT」
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「LAVIE Direct DT」は、コンパクトかつ高性能なデスクトップAIパソコンです。NPUを内蔵したIntel® Core™ Ultraシリーズを選択でき、AI処理を快適に実行できます。コンパクトなスリムデザインながら、最大64GBメモリやグラフィックボードを搭載でき、ゲームやクリエイティブにも対応可能です。また、パソコンの使い方や機能について質問できる「LAVIE AI Plus Hint」を利用できるので、初心者も安心して使えるでしょう。RPGやアドベンチャーゲームなどを、ライトに楽しみたい人におすすめです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225/7 265/9 285) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(プロセッサーに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB・64GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C ×1 ・USB Type-A ×8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort × 2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920 × 1080)液晶(広視野角・高色純度・ノングレア) |
| 本体サイズ(横幅/奥行/高さ) | 216×300×345(mm)※スタビライザ設置時 |
リフレッシュレートは用途に合わせて選ぶのがおすすめ!
リフレッシュレートが高いと、滑らかな動きでゲームができる他、スクロールやポインタの移動もスムーズになります。特に、FPSや格闘ゲームなど、動きの速いソフトをプレイする際はリフレッシュレートの高さが重要です。ただし、一般的な用途やライトなゲームでは60Hzで十分です。60Hzのディスプレイは低価格モデルが豊富なので、コストを抑えて購入できるでしょう。用途を明確にし、自分に合うリフレッシュレートを見つけてみて下さい。
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