Intel® Core™ Ultraシリーズとは?
特徴や世代による違いを徹底解説
2026.05.27(WED)
2026.05.27(WED)
Intel® Core™ Ultraシリーズは、NPUを搭載したIntelの新世代CPUです。AI処理に強く、省電力性能や内蔵GPUの性能も向上しています。今後のパソコン市場において主軸となるシリーズなので、世代による違いを理解し、自分に合うモデルを選ぶことが大切です。この記事では、Intel® Core™ Ultraシリーズの特徴や世代ごとの違い、搭載パソコンを選ぶ時のチェックポイントやおすすめ製品をご紹介します。
Intel® Core™ Ultraシリーズとは?
Intel® Core™ Ultraシリーズとは、どのようなCPUなのでしょうか。ここでは、Ultraシリーズの概要や型番の読み方、特徴について解説します。
Core™ Ultraシリーズは「NPUを搭載したAI機能に強いCPU」
Intel® Core™ Ultraシリーズは、NPUを搭載したAI処理に強いCPUです。NPUとは、AI処理に特化した演算ユニットで、ニューラルネットワークの推論処理を高速かつ省電力で実行できます。Intel® Core™ UltraシリーズのNPUは「Intel® AI Boost」と呼ばれ、ビデオ通話での背景ぼかしやノイズ除去などのAI機能の効率的な処理が可能です。
NPUの性能は、1秒間に何兆回の演算ができるかを示すTOPS(Trillion Operations Per Second)という単位で表され、世代ごとに大幅な性能向上を実現しています。NPUに対応するAIツールの処理を効率化することで、バッテリー駆動時間の延長にも貢献しています。
Core™ Ultraシリーズの型番の読み方
Intel® Core™ Ultraシリーズの型番は、「Intel® Core™ Ultra」に続いて「グレード」「3桁の型番」「サフィックス」という構造になっています。グレードは「Ultra 9」「Ultra 7」「Ultra 5」の3種類があり、数字が大きいほど処理性能に優れています。3桁の型番の最初の1桁はシリーズ(世代)を表し、残りの2桁は製品のグレードを指しており、数字が大きいほど高性能です。サフィックスは用途を以下のように示しています。
- H:高性能モバイル向け
- U:省電力モバイル向け
- V:超低消費電力モバイル向け など
例えば「Intel® Core™ Ultra 7 258V」は、Ultra 7グレードのシリーズ2で、超低消費電力モバイル向けの製品であることを示しています。型番を理解することで、自分に適した製品を選択しやすくなるでしょう。
Core™ Ultraシリーズの特徴
Core™ Ultraシリーズの特徴は、高度なAI処理が省電力で利用できることや、内蔵GPUが強化されていることです。各特徴について、詳しく解説します。
高度なAI処理が省電力で利用できる
Intel® Core™ UltraシリーズはNPUを搭載することで、AI処理をCPUやGPUから分離して効率的に実行できます。オンライン会議での背景ぼかしやノイズ除去、リアルタイム翻訳、画像生成などのAI機能を低消費電力で動作させられる点が特徴です。NPUを使うことでCPUやGPUの負荷が減り、電力消費を抑えながらAI処理ができるため、バッテリー駆動時間が長くなります。また、Copilot+ PCの要件を満たすシリーズ2以降のモデルでは、より高度なAI機能を活用できるのも魅力です。
内蔵GPUが強化されている
Intel® Core™ UltraシリーズはIntel® Arc™グラフィックスを内蔵し、従来の内蔵GPUと比較して大幅に性能が向上しています。シリーズ3の上位モデルであるIntel® Arc™ B390は最大12個のXe3コアを搭載し、外付けGPUのNVIDIA® GeForce RTX™ 4050 Laptopに匹敵する性能を発揮します。
また、ハードウエアレイトレーシングやAV1エンコード・デコード、優れたアップスケーリングとフレーム生成技術(XeSS)に対応し、PCゲームやビデオ編集などの画像処理が快適に行えるのも特徴です。Ultraシリーズであれば、モバイル環境でも高品質な映像体験を得られるでしょう。
Core™ Ultraシリーズの歴史と世代ごとの違いを解説
2026年2月現在、Intel® Core™ Ultraシリーズは以下の3世代が販売されています。
- Meteor Lake
- Lunar Lake
- Panther Lake
Ultraシリーズの歴史を通して、各世代の特徴や違いについて解説します。
Core™ Ultra シリーズ1「Meteor Lake」(最大11TOPS)
シリーズ1は開発コードネーム「Meteor Lake」と呼ばれ、2023年12月に発表されたノートパソコン向けの初代Intel® Core™ Ultraシリーズです。Intel初のNPU搭載民生用CPUで、最大11TOPS程度のNPU性能を持ちます。CPU部分はPコア、Eコア、LP Eコア(低電力効率コア)の3種類のコアで構成されているのが特徴です。タスクに応じて最適なコアを使い分けることで、効率的な処理を実現しています。GPUはXeアーキテクチャで、最大8個のXeコアを搭載したシリーズです。
主なモデルのスペック
| モデル | コア数(P+E+LP) | スレッド数 | 最大周波数 | NPU TOPS |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 185H | 6+8+2 | 22 | 5.1 GHz | 11 |
| Core Ultra 7 165H | 6+8+2 | 22 | 5.0 GHz | 11 |
| Core Ultra 7 155H | 6+8+2 | 22 | 4.8 GHz | 11 |
| Core Ultra 7 125H | 4+8+2 | 18 | 4.5 GHz | 11 |
Core™ Ultra シリーズ2「Lunar Lake」(最大48TOPS)
シリーズ2の「Lunar Lake(薄型軽量ノート向け)」は2024年9月に発表された超低消費電力モバイル向けCPUです。NPU性能は最大48TOPSに向上し、Microsoftの「Copilot+ PC」の要件を満たす初のIntel製品となりました。GPUはXe2アーキテクチャで、最大8個のXe2コアを搭載し、画像処理性能が向上しています。TDPは17〜30Wで、バッテリー駆動時間の長さと高性能を両立しているのが特徴です。また、シリーズ2にはデスクトップや高性能ノート向けの「Arrow Lake」もあります。
主なモデルのスペック(Lunar Lake)
| モデル | コア数(P+E) | スレッド数 | 最大周波数 | NPU TOPS |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 288V | 4+4 | 8 | 5.1 GHz | 48 |
| Core Ultra 7 268V | 4+4 | 8 | 5 GHz | 48 |
| Core Ultra 7 258V | 4+4 | 8 | 4.8 GHz | 47 |
| Core Ultra 5 228V | 4+4 | 8 | 4.5 GHz | 40 |
Core™ Ultra シリーズ3「Panther Lake」(最大50TOPS)
シリーズ3は開発コードネーム「Panther Lake」と呼ばれ、2026年1月に発表された最新世代のCPUです。NPU性能は、最大50TOPSに達しています。また、Pコア・Eコアが改良されると共に消費電力が削減され、より長時間のバッテリー駆動を可能にしました。GPUはXe3アーキテクチャで、最大12個のXe3コアを搭載するモデルは外付けGPUに迫る性能を発揮します。Lunar Lakeの電力効率とArrow Lakeの性能を両立させることを目標に開発されており、Intel 18Aプロセスで製造される初の民生用CPUという点でも注目されています。
主なモデルのスペック
| モデル | コア数(P+E+LP) | スレッド数 | 最大周波数 | NPU TOPS |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra X9 388H | 4+8+4 | 16 | 5.1 GHz | 50 |
| Core Ultra X7 368H | 4+8+4 | 16 | 5.0 GHz | 50 |
| Core Ultra 7 356H | 4+8+4 | 16 | 4.7 GHz | 50 |
| Core Ultra 5 338H | 4+4+4 | 12 | 4.7 GHz | 47 |
Intel® Core™ Ultraシリーズとその他CPUシリーズとの違い
Intel® Core™ Ultraシリーズは、以下のシリーズとどのように違うのでしょうか?
- Core™ iシリーズ
- Ryzenシリーズ
- Snapdragonシリーズ
各シリーズとの違いを詳しく解説します。
Core™ UltraシリーズとCore™ iシリーズの違い
Intel® Core™ iシリーズは従来からのIntelのメインCPUブランドで、Intel® Core™ Ultraシリーズとは別の製品ラインとして展開されています。Intel® Core™ iシリーズにはNPUが搭載されていないため、AI処理はCPUまたはGPUで行います。
一方、Intel® Core™ Ultraシリーズは最初からNPU搭載を前提に設計されており、AI処理に最適化されている点が特徴です。そのため、AI機能を使用する際、Ultraシリーズの方が効率的に動作します。ベンチマークでも、同じグレードであればUltraシリーズの方が高い傾向があり、AI処理を含む総合的なパフォーマンスで優位性を示しています。
Core™ UltraシリーズとRyzenシリーズの違い
AMDは、NPUを搭載している以下のようなRyzenシリーズを複数展開しています。
- Ryzen™ 7040シリーズ
- Ryzen™ 8040シリーズ
- Ryzen™ AI 300シリーズ
- Ryzen™ AI 400シリーズ など
Ryzen™ AI 300シリーズは「Copilot+ PC」の要件を満たす初のAMD製品で、Intel® Core™ Ultraシリーズ2(Lunar Lake)に近い性能を持ちます。Ryzen™ AI 300シリーズのGPUは、非常に高性能なRDNA 3.5アーキテクチャを採用しており、PCゲームやクリエイティブワークに対応できるのが特徴です。また、2026年1〜3月期に提供が開始されるといわれているRyzen™ AI 400シリーズは最大60TOPSを実現し、データ処理や画像処理性能も非常に高いと予想されています。
Core™ UltraシリーズとSnapdragonシリーズとの違い
QualcommのSnapdragon X Elite/Plusは45TOPSのNPU性能を持ち、「Copilot+ PC」として最初に認証された製品です。Snapdragonシリーズはスマートフォンやタブレットでの実績を活かし、非常に優れた省電力性能を持つのが特徴です。
ただし、ARMアーキテクチャを採用しているため、x86アーキテクチャのIntel® Core™ Ultraシリーズとは根本的に設計が異なります。一部のx86専用ソフトウエアは「Prism」エミュレーターを介して動作する必要があり、完全な互換性が保証されていない点に注意が必要です。2026年1月に発表されたSnapdragon X2 Plusは、最大80TOPSを持つと共に全体の性能も向上しており、より幅広い用途に対応できるようになっています。
Intel® Core™ Ultraシリーズ搭載のAIパソコンは購入する価値がある?
AI機能が普及し始めた現在、Intel® Core™ Ultraシリーズを搭載したパソコンは購入する価値があるのでしょうか?ここでは、AIパソコンの基礎知識として以下を解説します。
- AIパソコンの概要
- Copilot+PCについて
- NPUを活用できるAIツール
- AIパソコン導入のメリット
ぜひ、Core™ Ultraシリーズを検討する際の参考にして下さい。
AIパソコンとは?
AIパソコンとは、AI処理を効率的に実行できるNPUを搭載したパソコンの総称です。広義にはAIアプリが動作する全てのパソコンがAIパソコンといえますが、狭義にはNPUを搭載したパソコンを指します。Intel・AMD・Qualcommなどの各社がそれぞれ独自にAIパソコンの定義を持っていますが、共通点はNPUの搭載です。AIパソコンはクラウドではなくローカルデバイス上でAI処理を実行できるため、プライバシー保護やオフライン利用ができるようになります。
Copilot+PCとは?
Copilot+ PCはMicrosoftが発表したAIパソコンの新しいカテゴリーです。Copilot+ PCの要件は以下の通りです。
- 40TOPS以上のNPU性能
- 16GB以上のメモリ
- 256GB以上のSSD
最も重要な要件は、NPU単体で40TOPS以上の性能を持つことです。CPU+GPU+NPUの合計TOPSではなく、NPU単体の性能が基準となります。Intel® Core™ Ultra シリーズでは、シリーズ2から対応していますが、一部のモデルは要件を満たしていないため購入時には確認が必要です。Copilot+ PCとして認証されたパソコンは、Windows 11の専用AI機能をフルに活用できる点が魅力といえるでしょう。
Copilot+PCは何ができる?
Copilot+ PCでは、Microsoftが提供する専用のAI機能をローカルで実行できます。主な機能は以下の通りです。
- リコール:パソコン上で見たものを過去に遡って検索できる機能で、ファイル名を忘れても内容から探せる
- コクリエイター:ペイントアプリで利用できる画像生成AIで、画像を生成できる
- ライブキャプション:多言語対応の自動字幕生成機能で、40以上の言語から英語へのリアルタイム翻訳ができる
- Windows スタジオエフェクト:AIを活用したビデオ通話の補正機能で、背景ぼかしや照明調整、視線補正などができる
例えばリコールでは、スライドのイメージを伝えて欲しい資料を探すことができ、コクリエイターでは、プレゼン資料に使うイラストや図解を生成できます。これらの機能はNPUで動作するためCPUやGPUの負荷を抑えながら実行できる他、バッテリー駆動時間への影響も少ない点がメリットです。オフライン環境でもAI機能を利用できるため、インターネット接続がない場所でも作業を継続できます。
どのAIツールでもNPUを活用できる?
NPUを活用できるのは、NPUに対応した特定のAIアプリのみです。対応していないAIアプリやAI機能では、従来通りCPUやGPUでの処理となります。一般的なAIアプリやサードパーティ製ソフトウエアの多くは、まだNPUに完全対応していない場合が多いのが現状です。一部対応している主な外部ソフトウエアと機能は以下の通りです。
- GIMP(画像編集ソフト):Stable Diffusionを使った画像生成ができる
- Luminar Neo:(写真編集ソフト)ポートレートに背景ぼかしを入れることができる
- CapCut(動画編集ソフト):人物だけを残して背景を削除できる
- Audacity(音声加工ソフト):楽器・ボーカルなどの分離や、ノイズの除去、音質のアップスケールなどができる
今後対応ソフトウエアは増加していく見込みであり、クリエイティブ分野を中心にNPU対応が進んでいます。開発者向けのツールも整備されており、NPUを活用したアプリの開発環境は充実しつつあるといえるでしょう。
AIパソコンを導入するメリットは?
AIパソコンの主なメリットは以下の通りです。
- 省電力でAI処理ができる
- プライバシーが保護される
- オフラインでAI機能を利用できる
NPUを使うことでCPUやGPUの負荷が減り、バッテリー駆動時間が延びます。特に、ビデオ会議やAI処理を頻繁に使用する場合は効果を感じられるでしょう。また、ローカルでAI処理を実行するため、データをクラウドに送信する必要がなくプライバシーを保護できます。さらに、インターネット接続がない環境でもAI機能を利用できるため、移動中や外出先でも快適に作業できるでしょう。将来的にNPU対応アプリが増えることを考慮すると、長期的な投資価値があります。ビジネス用途では、セキュリティ面も含めて購入する価値のあるデバイスといえるでしょう。
Core™ Ultar搭載パソコンを選ぶ11のチェックポイント
Core™ Ultraシリーズ搭載パソコンを選ぶ時のチェックポイントは、以下の通りです。
- 世代
- グレード
- メモリ容量
- ストレージ容量
- GPU性能
- バッテリー駆動時間
- 重量
- ディスプレイサイズ
- 解像度
- Microsoft Officeのプリインストール
- 生体認証機能
各ポイントの内容と選び方について、詳しく解説します。
世代
Intel® Core™ Ultraシリーズは型番の最初の数字(1・2・3)が世代を表しており、数字が大きいほど新しい世代です。新しい世代ほどNPU性能・GPU性能・電力効率が向上しており、より快適に使用できます。シリーズ2のLunar Lakeとシリーズ3はCopilot+ PCの要件(NPU 40TOPS以上)を満たしていますが、シリーズ1とシリーズ2のArrow Lakeは満たしていません。そのため、Copilot+ PC機能が必要な場合は、NPU性能が40TOPS以上の世代を選ぶ必要があります。予算に余裕があれば最新世代を選ぶことで、長期間快適に使用できるでしょう。
グレード
Intel® Core™ Ultraシリーズには「Ultra 9」「Ultra 7」「Ultra 5」の3つのグレードがあります。数字が大きいほど高性能で、Ultra 9が最上位、Ultra 5がエントリーモデルとなります。Ultra 9は最も多くのコア数と高いクロック周波数を持ち、負荷の高い作業に適しています。Ultra 7は性能と価格のバランスが良く、一般的なビジネス用途からクリエイティブ作業まで幅広く対応できる点が魅力です。Ultra 5は日常的な作業や文書作成、軽いクリエイティブ作業などに対応できる性能を持ちます。以下は、各グレードの用途の目安です。
| グレード | 主な用途 |
|---|---|
| Ultra 9 | 4K動画編集 3Dモデリング 高度なAI処理 本格的なPCゲーム など |
| Ultra 7 | フルHD動画編集 写真編集 マルチタスク作業 一般的なPCゲーム など |
| Ultra 5 | 文書作成 Webブラウジング 動画視聴 ビデオ会議 軽い画像・動画編集 など |
用途と予算を考慮してグレードを選択するとよいでしょう。
メモリ容量
メモリはデータを一時的に保存し、処理速度を上げたり同時に処理できるデータ量を増やしたりするパーツです。メモリ容量は、パソコンが同時に作業できる能力に影響します。一般的な用途には、複数のアプリを同時に使用する場合でも快適に動作する16GBがおすすめです。Copilot+PCの要件も16GBとなっています。高負荷な画像・動画編集やPCゲーム、データ分析などを行う場合は32GB以上がよいでしょう。シリーズ2のLunar Lakeはメモリがパッケージ統合型になっており、購入後の増設ができないので十分な容量を選ぶことが大切です。シリーズ1やシリーズ3の多くのモデルは通常のメモリを搭載しており、後から増設できる場合もあります。
ストレージ容量
ストレージはOSやアプリ、データを保存する領域で、容量が多いほど多くのファイルを保存できます。最低でも256GB以上を選び、快適に使用するには512GB以上がよいでしょう。画像や動画などの大容量ファイルを扱う場合やPCゲームなどを保存する場合は、1TB以上あると安心です。Intel® Core™ Ultra搭載パソコンの多くは、従来のHDDやSATA SSDよりも高速な読み書きができるNVMe接続のM.2 SSDを採用しています。また、クラウドストレージや外付けストレージを併用することで、本体のストレージ容量不足を補うことも可能です。
GPU性能
Intel® Core™ UltraシリーズはIntel® Arc™グラフィックスを内蔵しており、世代によってGPU性能が異なります。シリーズ1はXeアーキテクチャ、シリーズ2はXe2アーキテクチャ、シリーズ3はXe3アーキテクチャを採用しており、新しい世代ほど性能が向上しています。
シリーズ3の上位モデルであるIntel® Arc™ B390は、最大12個のXe3コアを搭載し、グラフィックボードに匹敵する性能を発揮します。PCゲームや動画編集、3D制作などを行う場合はGPU性能の高いモデルを選びましょう。動画の視聴や文書作成などの軽作業であれば、下位モデルのGPUでも十分に対応できます。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は、外出先での使用頻度が高い人にとって重要な選択基準となります。シリーズ2のLunar Lakeとシリーズ3のPanther Lakeは特に優れた電力効率を持ち、長時間のバッテリー駆動が可能です。
例えば、シリーズ2を搭載したNECの「LAVIE Direct SOL」は、動画再生時で約17.7時間の駆動時間を確保しています。しかし、実際の駆動時間は使用状況によって変わるため注意が必要です。動画編集やPCゲームなどの高負荷な作業を行うとバッテリー消費が激しくなるため、ACアダプター接続での使用も想定しましょう。なお、メーカーが公表するバッテリー駆動時間は理想的な条件での測定値であり、実際にはそれより短くなるのが一般的です。
重量
ノートパソコンの重量は、持ち運びやすさに影響する重要な要素です。一般的に1.0kg未満が軽量、1.0〜1.5kgが標準、1.5kg超えが重量級と分類されます。軽量なモデルほど持ち運びしやすいですが、画面サイズやバッテリー容量とトレードオフの関係にあるのが一般的です。毎日持ち運ぶ場合は1.5kg以下のモデルが目安で、主に自宅やオフィスで使用する場合は重量よりも他のスペックを優先してよいでしょう。デスクトップパソコンは持ち運びを想定していないため、重量は選択基準としてあまり重要ではありません。
ディスプレイサイズ
ディスプレイサイズは、作業効率と携帯性のバランスを考慮する必要があります。ノートパソコンの主なサイズは以下の通りです。
- 13〜14インチ(持ち運び重視)
- 15〜16インチ(バランス型)
- 17インチ以上(据え置き型)
13〜14インチは軽量で持ち運びしやすいですが、表示領域が限られるため複数ウィンドウを開く作業では少し狭さを感じるでしょう。15〜16インチは作業効率と携帯性、コストパフォーマンスのバランスが良いサイズで、多くの人におすすめできます。17インチ以上は表示領域が広く作業効率が高いものの、重量は重く価格も高い傾向にあります。デスクトップパソコン用の外付けモニターは、用途と設置スペースに応じて24〜32インチ程度から選択するとよいでしょう。
解像度
解像度は、ディスプレイの鮮明さと作業領域の広さを決定する要素です。主な解像度は以下の通りです。
- フルHD(1920×1080):一般的な用途向け
- WQXGA(2560×1600):高精細、ノートパソコン向け
- WQHD(2560×1440):高精細、外付けモニター向け
- 4K(3840×2160):より高精細、外付けモニター向け
一般的な用途にはフルHDで十分であり、文字や画像を鮮明に表示できます。画像・動画編集や複数ウィンドウでの作業を行う場合は、WQHDやWQXGAの高解像度がよいでしょう。高解像度になるほどGPUへの負荷が増えバッテリー消費も多くなるため、用途に応じて適切な解像度を選択することが大切です。
Microsoft Officeのプリインストール
Microsoft Officeがプリインストールされているモデルは、購入後すぐにWord・Excel・PowerPointなどを使用できます。通常のパッケージ版より安く導入できるのがメリットですが、パソコン買い替え時に移行はできません。プリインストール版は追加料金なしで使い続けられるため、長期利用を考えている人に向いています。
クラウドベースのサブスクリプションサービスであるMicrosoft 365を利用する場合は、Microsoft Officeなしモデルを選ぶとよいでしょう。Intel® Core™ Ultra搭載パソコンでは、Copilot for Microsoft 365を追加することで、アプリ内でAI支援機能を活用できます。購入前にMicrosoft Officeの利用スタイルを確認しておきましょう。
生体認証機能
生体認証機能は、セキュリティを高めながら素早くログインできる便利な機能です。主な生体認証は、指紋認証センサーと顔認証(Windows Hello対応カメラ)の2種類があります。指紋認証はタッチパッド一体型や電源ボタン一体型があり、タッチするだけでログインできます。顔認証はハンズフリーでログインでき、パソコンの前に座るだけで自動的に認証される点が魅力です。Webサイトでのパスワード入力や決済などでも利用できるため、作業の効率化につながります。ビジネス用途や個人情報を扱うなどセキュリティを重視する場合や、効率を重視する場合は生体認証機能が搭載されたモデルを選択しましょう。
Core™ Ultraシリーズを搭載!NEC Directのおすすめ製品
NEC Directは、スペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、Core™ Ultraシリーズを搭載したNEC Directのおすすめパソコンをご紹介します。
※スペック表はカスタマイズモデルのものです
セキュリティに優れたビジネスAIパソコン「VersaPro J タイプVX」
商品詳細はこちら
「VersaPro J タイプVX」は、Intel® Core™ Ultraシリーズを搭載したビジネス向けノートパソコンです。高度なセキュリティ機能とAI性能を兼ね備えています。顔認証や指紋認証などの生体認証機能を標準搭載し、企業での情報管理に適した設計となっています。また、キーボードの耐久性に優れているのも魅力です。キーボードのたわみ試験や押下試験、キーキャップを引っ張る試験などを実施し、長時間タイピングしても打鍵感を損なわないようになっています。さらに、パソコンのハードウエアに不調を感じた時に利用するハードウエア・スキャン機能も搭載しており、業務の継続性に優れているのもポイントです。
| OS | Windows 11 Pro |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™(7 265U/5 235U/5 225U) ※最大12TOPS |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® グラフィックス(CPUに内蔵) |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB ※暗号化機能付き |
| ディスプレイ | 15.6型ワイドTFTカラー IPS方式液晶(フルHD:1920×1080/HD:1366×768 LEDバックライト ノングレア) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 4 ・HDMI × 1 ・ミニD-sub 15ピン × 1 ・LAN × 1 ・SDメモリーカードスロット× 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約2.1kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約10.1時間 |
世界最長クラスのバッテリー駆動を実現するCopilot+PC「LAVIE Direct NEXTREME」
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「LAVIE Direct NEXTREME」は、Intel® Core™ Ultra シリーズ2(Lunar Lake)を搭載したCopilot+ PCです。優れた電力効率により、世界最長クラスのバッテリー駆動時間を実現しています。また、NPU性能は最大47TOPSになっており、本格的なAI処理も可能です。リコールやコクリエイター、スタジオエフェクトなどのAI機能をローカル利用できるため、作業効率の向上にも役立ちます。小型・軽量・高堅牢なモデルなので、外出先での作業が多いビジネスパーソンやクリエイターにおすすめです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(7 258V/7 256V/5 226V) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Arc™(140V/130V) (CPUに内蔵) |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・ノングレア・タッチパネル)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 2(USB Power Delivery3.0対応 パワーオフUSB充電機能付き)(DisplayPort出力機能付き) ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフ充電機能付) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 もしくは無し ・microSDメモリーカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約994g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約40.2時間 |
拡張性に優れた高性能モデル「LAVIE Direct DT」
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「LAVIE Direct DT」は、Intel® Core™ Ultra 200Sシリーズ(最大13TOPS)を搭載したデスクトップパソコンです。拡張スロットや豊富なインターフェースを備え、用途に応じたカスタマイズが可能です。また、メモリは最大64GB、ストレージは最大約1TBを選択でき、多様な用途に対応できます。さらに、メモリやストレージの増設もしやすく、長期間使用できる設計になっているのも魅力です。グラフィックボードも選択できるため、本格的な画像・動画編集やデータ処理を行う人にもおすすめのモデルです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225/7 265/9 285) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(プロセッサーに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB・64GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C ×1 ・USB Type-A ×8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort × 2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920 × 1080)液晶(広視野角・高色純度・ノングレア) |
| 本体サイズ(横幅/奥行/高さ) | 216×300×345(mm)※スタビライザ設置時 |
Core™ UltraシリーズはNPUを搭載したAI活用に強いCPU
Intel® Core™ Ultraシリーズは、NPUを搭載したAI処理に強いCPUです。世代ごとにNPU性能・GPU性能・電力効率が向上しているため、用途に応じて適切な世代とグレードを選びましょう。Copilot+ PC機能を利用したい場合は、NPU 40TOPS以上のモデルを選ぶ必要があります。また、メモリ・ストレージ・ディスプレイなどのスペックも考慮し、自分に合ったパソコンを購入しましょう。NEC Directは、Core™ Ultraシリーズを搭載したBTOパソコンを販売しています。詳しい製品の情報は、以下の公式サイトをチェックしてみて下さい。オトクなお買い得セールやアウトレットセールも開催しているため、そちらもぜひご確認下さい。
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