一体型パソコン(PC)はおすすめ?
メリット・デメリットや選び方を徹底解説
2021.11.13(SAT)
2025.09.29(MON)
一体型パソコンとは、ディスプレイとパソコン本体がひとつにまとまったパソコンのこと。 省スペースな上に、ケーブル類が少ないため、お気に入りの家具のように、どこに置いても気にならないところが魅力です。 多くの製品では、映像や音質にこだわったものが多く、オンラインミーティング、ゲーム、またテレビの視聴なども楽しむことができます。 パソコンを活用する機会がますます増えている中、テレワークから個人的な趣味まで、さまざまな用途を満たす一体型パソコンの魅力や選び方、スペックの目安などを紹介しましょう。
目次
一体型デスクトップパソコン(PC)とはどんなパソコンのこと?
ノートパソコンの画面サイズでは物足りない、でも、サイズの大きなデスクトップパソコンは置き場に困るという人のために、高性能だけど使いやすくて、大画面だけどスペース効率が良いという、いいとこ取りのパソコンがあるのをご存知でしょうか?それは大型ディスプレイとパソコン本体を一緒にした「一体型パソコン」です。23〜27インチの大型ディスプレイの裏側に、高性能のCPUや大容量のストレージを備え、さらには音にもこだわって、高い品質のサウンド機能を搭載する、多機能なパソコンです。
ゲーム機のモニターとして使えるHDMI端子なども備えるなど、これ1台で仕事、趣味、家庭のエンターテインメントまで全部OKという間口の広さが魅力です。朝はBGMを流した り、昼は仕事に活用、夜は家族で映画を楽しむなど、一体型パソコンこそ家庭の一員になれる1台です。
一体型パソコンのメリット・デメリットを比較
一体型パソコンの基本は「省スペース」「高性能」「広いディスプレイ」「すぐに使える」です。これらのポイントを踏まえた上で、テレビが見られる、快適に動画編集ができ るなどの機能をオプションで加えることができます。ただし、一体型つまりオールインワンの利便性は、後から機能を追加したり、ハードウエアを交換しにくいという側面も持っています。色々な機能について、自分にとって必要か不要か、メリットかデメリットかを明確にし、適切な選択を目指しましょう。
【メリット】コンパクト&多機能&高性能が魅力
繰り返しですが広大なディスプレイと高機能を省スペースで可能にしてくれるのが一体型パソコンのメリットです。最近のディスプレイは21〜27インチぐらいが主流で、21インチあればウィンドウを2つ開いての作業も問題ありませんし、27インチならWebブラウザを開きながら大きな画像の編集も楽勝です。性能面でも高性能CPUのインテル®Core ™i7プロセッサーを選択でき、ストレージも4TBといった膨大な容量も可能です。これらが全てワンボディに収まり机の上に置けるのが一体型パソコンの魅力でしょう。
省スペースなので机を広々使える
省スペースと言いますが、実際どれぐらいの設置面積が必要なのでしょう。23インチディスプレイを持つNECの一体型パソコンなら、だいたい幅540mm、高さ410mm、奥行き220mmぐらいです。これが27インチディスプレイタイプになると、幅620mm、高さ440mm、奥行き 220mmぐらいです。この時重要なのは奥行きです。日本の一般的な仕事用机の奥行きは600〜700mmです。ここでパソコンを使おうとすると、手とキーボードのためのスペースが約200mm、ディスプレイはその奥に置きますから、ディスプレイを含めた奥行きが200mmぐらいの一体型パソコンなら、ゆとりを持って机の上に置くことができるのです。 これほどの省スペースでありながら、ディスプレイは23または27インチでキーボードもフルサイズですから、ノートパソコンより快適に作業が行えるでしょう。
配線が少ない
パソコンがある机は電気配線が乱雑していることが多く、余った配線をパソコンの裏側にギュっと押し込んでいるケースもままあるようです。しかし一体型パソコンなら、ディスプレイとパソコン本体が直接接続されているのでディスプレイ用のケーブルはいりません。キーボードやマウスもワイヤレスタイプを利用可能ですのでここでも配線レスです。機種によっては高性能なスピーカ機能を備えているので、外部スピーカをつなぐ配線も存在しません。つまり最低限必要なのは電源用の1本だけですので、すっきりと配置することができます。
デザイン性が高い
一体型パソコンはモニターと本体が一体化しているため、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。部屋に置いた時にインテリアとしても映えるため、リビングやダイニングルームなどにも自然に溶け込みます。特に、モニターのフレームが薄く設計されているモデルは、シンプルでスッキリとした印象を与えます。さらに、スタンドや背面デザインもこだわったモデルであれば、部屋の美観を損なわずに場所を問わず設置できるため、室内の統一感を重視する人におすすめです。
初心者にも扱いやすい
一体型パソコンは、初心者でも使いやすい設計がなされています。電源をつなげばすぐに使い始めることができるモデルもあり、セッティングが簡単です。また、モニターやキーボード、マウスがセットになっているため別途購入する必要がなく、購入後すぐに使用を開始できます。さらに、よく使われるソフトウエアやドライバが事前にインストールされていることが多く、設定に困ることも少ないです。そのため、パソコンの操作に不安がある人や、手軽に使いたい人にぴったりの製品といえるでしょう。
【デメリット】コスパがやや悪い部分も
ほぼ完璧に見える一体型パソコンですが、デメリットを挙げるとすると、コストパフォーマンスがあまり高くない点かもしれません。高性能を省スペースで可能にするため、専用ケースや電子基板などが一般的なパソコンより多いのは事実で、そのためにコストがかかる部分は否めません。また拡張性が低い点も要注意です。あとからもっと性能を上げたくても、難しい場合があります。
価格がやや高い
先に紹介したように、一体型パソコンは専用のパーツやデザイン処理を施すことで高性能でも省スペースを可能にしています。ですからどうしても同じ性能で比較すると、一般的なデスクトップパソコン より高額になりがちです。
しかし「自分やりたいことがしっかりできて、金額も想定の範囲ならOK」という考えであれば、貴重な室内環境を乱すことなく快適に使えますから、一体型パソコンは良い選択と言えるでしょう。
またディスプレイも大きいだけでなく、美しい表示を可能にする性能の高いスペックを持っています。単純に大きさだけを比較するともっと安いディスプレイもありますが、実際に見てみると色の再現力が大きく違うことがわかります。
拡張性が低め
一体型パソコンは省スペースに優れていますが、それはパソコンの拡張性が高くないことも意味します。パソコンの利便性のひとつは、機能をアップしたくなった時、メモリを増やしたり、電気基盤を最新のものにしたり、CPUをより高性能なものに交換するなど、自分なりにカスタマイズできる点でしょう。
しかしそのためには交換可能で大きなものも余裕で包括できる箱型ボディが必要になります。一体型の場合、最初からそれなりの性能を確保しておくので、あとからグレードアップはしないという使い方を想定しています。ですからどうしても拡張性には劣る部分があります。
一例として、ディスプレイの表示を強化するグラフィックボードなどの追加や交換は難しいと言えるでしょう。ただし外部接続端子として USB の用意はありますから、USB経由でハードディスクなどの増設は容易に行えます。
性能がやや低い
一体型パソコンは、ノートパソコン用のパーツを使用していることが多いため、フルタワー型やスリム型のデスクトップパソコンに比べて性能が劣る傾向にあります。画像処理やCPUの処理能力が求められる場面では、その性能に限界を感じることがあるでしょう。高負荷な作業や本格的なゲームをする際に性能が不足することもあり、快適な作業環境を求める人には向いていません。専用のグラフィックボードの搭載が難しく画像処理性能も低いため、3Dゲームのような負荷の高い用途には不向きです。これらの用途であれば、一般的なデスクトップ型のパソコンやゲーミングPCを選ぶ方がよいでしょう。
冷却性能に制限がある
一体型パソコンは、コンパクトな設計ゆえに冷却性能に制限があります。その理由は、エアフローが確保しにくいことに加え、冷却ファンやヒートシンクのサイズに制約があるからです。その結果、内部で熱がこもりやすくなり、長時間の使用や高負荷な作業を行うとパフォーマンスが低下しやすくなります。例えば、動画編集や3Dグラフィック処理を行うと、熱による動作遅延や処理速度の低下が発生する恐れがあります。さらに、冷却性能を向上させるためのカスタマイズが難しく、外部冷却装置を取り付けることも困難です。
故障すると修理が大変
拡張性を抑えるという話に通じる部分として「故障した時の修理がたいへん」という点が挙げられます。拡張性を抑える=めったにフタは開けない、開ける時は専門修理が必要ということになります。最近のパソコンは故障が少ないのですが、それでも機械ですから壊れないということはありません。
万が一故障した場合、箱型のデスクトップパソコンならユーザーでもパーツ交換で修理できる場合もありますが、一体型パソコンの場合は、対応する店舗なりセンターに持ち込んで修理する可能性が高いのは事実です。
専用パーツも多いので、修理代も一般的なデスクトップパソコンより高額になる場合も多い傾向があります。一体型パソコンだけに限ったことではありませんが、大切なデータは、外付けハードディスクやクラウドサーバーなどに保管するようお勧めします。
一体型パソコンが向いている人
一体型パソコンは、以下のような人におすすめです。
- デスク周りをすっきりさせたい人やインテリアにこだわる人
- パソコン初心者や初期設定、周辺機器の接続が面倒な人
- 主にインターネットや文書作成、動画視聴などの軽作業を行う人
一体型パソコンはモニターと本体が一体化しているため、配線が少なくシンプルなデザインなので部屋の美観を損ねません。また、パソコン初心者にも向いており、複雑な設定や周辺機器の接続が必要なく、電源を入れればすぐに使い始めることができます。さらに、インターネットや文書作成、動画視聴などの軽作業を行う人にも適しています。これらの作業であれば、性能面でも十分対応できるため快適に使用できるでしょう。
一体型パソコンが向いていない人
一体型パソコンが向いていない人は、以下のような人です。
- 高性能な処理能力を求める人や、ゲームや動画編集などの高負荷な作業を行う人
- パーツの交換や追加など、自分でカスタマイズしたい人
- 長時間の使用や高度な作業が多く、冷却性能を重視する人
- キーボードやマウス、ディスプレイなどを個別に揃えたい人
一体型パソコンは、ゲームや動画編集のような高性能な処理能力を求める人には向いていません。これらの作業では、高いグラフィック性能や処理速度が必要になります。また、パーツの交換や追加を行いたい人にとっても、拡張性が低いため不便です。さらに、長時間の使用や高負荷な作業が多い人にとっては、冷却性能の低さが問題になる場合もあります。一体型パソコンはディスプレイやキーボードが付属しているため、個別にキーボードやマウス、ディスプレイを選びたい人にも向いていません。
一体型パソコンを選ぶ時のチェックポイント
一体型パソコンを選ぶ時のチェックポイントは、以下の通りです。
- CPUの性能
- メモリの容量
- ストレージの容量
- GPUの性能
- ディスプレイのサイズ・性能
- スタンドの調整機能
- 内蔵スピーカーの搭載
- Webカメラ・マイクの有無
- Wi-Fi・Bluetoothの有無
- インターフェースの充実度
- キーボードやマウスの使いやすさ
各ポイントの目安や選び方について解説します。
CPUの性能(Core iシリーズ・Ryzenシリーズ)
一体型パソコンを選ぶ際に重要なのが、CPUの性能です。パソコンの処理速度を左右するパーツであり、用途に応じた選択が求められます。オフィスワークやエンタメ使用を主に行う場合、Intel® Core™ i3やi5、またはAMD Ryzen™ 3やRyzen™ 5のようなライト~ミドルクラスのCPUで十分です。クリエイティブやゲームなどでより高性能を求める場合は、Intel® Core™ i7やAMD Ryzen™ 7以上のスペックを選ぶと快適に使用できます。
また、同じシリーズでも世代による性能差があるため注意が必要です。最新の世代ほど、消費電力の改善やパフォーマンス向上が見込めます。具体的には、Intelは第12世代以降、AMDは5000シリーズ以降を目安に選ぶとよいでしょう。
メモリの容量(8GB・16GB・32GB)
メモリの容量はパソコンの作業できる広さを示します。机の広さに例えられることも多く、メモリ量が多ければ机も広い=作業がしやすいというわけです。インターネットを見たり、文章を書いたり、写真を表示するなど、一度に一つの作業をするのなら、対応できますが、快適に作業ができるとは限りません。これらの作業も同時に行うとなると8GBぐらいは欲しくなるでしょう。また動画編集などの高度な作業を考えているなら16GBは用意しておきたいと言われています。メモリは多ければ多いほどパソコン作業の快適さが増すのは事実です。できれば8GBを、予算が許せば16GBは検討しましょう。32GBは、高負荷な環境でのPCゲームや高度な3DCG制作などに使いたい人は検討しましょう。
ストレージの容量(SSD・HDD)
ストレージは、パソコンのデータを長期保存するパーツで、SSDとHDDの2種類に分けられます。SSDは読み書き速度が速く耐久性にも優れており、OSやアプリケーションの起動を迅速に行えます。一方、HDDは容量が大きく価格が安いのが特徴ですが、読み書きの速度は遅いです。読み込み速度が重要なアプリやソフトウエアはSSDに保存し、大容量のデータ保存が必要な場合はHDDの追加を検討しましょう。両者を組み合わせたハイブリッド構成にすることで、起動速度と保存容量を両立させることができます。
GPUの性能
GPUは主に画像処理を担当するパーツで、動画編集やPCゲームを行う際に重要となります。一体型パソコンはCPUに内蔵されたGPUが主流となり、外部のグラフィックボードを搭載することは基本的に難しいです。ライトな動画編集や軽いゲームプレイであれば、内蔵GPUで対応できることもあります。しかし、3Dグラフィック処理や高画質なゲーム、プロフェッショナルな動画編集など、より高いグラフィック性能を求める場合は一体型パソコンでは対応できません。そうした作業には、専用のグラフィックボードを搭載したデスクトップパソコンを検討しましょう。
ディスプレイのサイズ・性能
ディスプレイのサイズや性能は、設置の自由度や作業のしやすさなどに影響する要素で す。特に、以下の要素が重要になります。
- 液晶画面のサイズ
- 解像度
- 表面加工
各要素を詳しく解説します。
液晶画面のサイズ
一体型パソコンのディスプレイサイズは、24インチから27インチ程度が一般的で、使用目的や設置スペースに応じて選ぶことが重要です。大きな画面は複数のウィンドウを同時に表示しても視認性が確保できるため、作業効率が向上します。例えば、資料作成でWordと参考資料を表示する際、より広い画面を使用することで効率良く作業が進みます。しかし、画面が大きくなると設置に広いスペースが必要です。また価格も高くなる傾向があるため、使用場所や予算を考慮して選ぶ必要があります。そのため、27インチの画面が必要ない人は、コスパの良い24インチを選択するとよいでしょう。
解像度(フルHD・WQHD・4K)
ディスプレイの解像度は、表示される画像や文字の鮮明さに直結する要素です。一般的な使用にはフルHD(1920×1080)の解像度で十分ですが、より高精細な表示を求めるのであれば、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)を選択しましょう。WQHDはフルHDよりも約1.5倍の解像度を提供し、4Kはさらに詳細な表示が可能です。解像度が高いと作業領域も広がるため、マルチタスクもしやすくなります。高解像度な動画編集をする人やコンテンツを楽しみたい人は、高解像度の一体型パソコンが効果的です。ただし、解像度が高くなるほど価格も上昇するため、使用目的を考慮して選択しましょう。
表面加工(グレア・ノングレア)
ディスプレイの表面加工にはグレア(光沢)とノングレア(非光沢)の2種類があります。グレアパネルは色彩が鮮やかで映像が明瞭に表示されますが、映り込みが発生しやすいため光が少ない環境での使用が推奨されます。ノングレアパネルは、映像の美しさはグレアパネルに劣るものの、映り込みが少なく目に優しいので長時間の作業に向いています。幅広い用途で快適に使用するには、ノングレアパネルがおすすめです。室内でのエンタメ利用など画質にこだわる場合はグレアパネルを検討しましょう。
スタンドの調整機能
スタンドの調整機能は、モニターの高さや角度を変更できるため、姿勢や視線の調整に役立ちます。調整の自由度が高いと、長時間の作業でも疲れにくい快適な作業環境をつくることができます。例えば、目線の高さを自分に合わせることで、首や肩の負担を軽減できるでしょう。調整機能が充実している一体型パソコンを選ぶと、デスクワークが快適に続けられるため作業効率の向上が期待できます。長時間パソコンを使用する人は、スタンドの調整機能がある一体型パソコンを選択しましょう。
内蔵スピーカーの搭載
一体型パソコンに内蔵スピーカーが搭載されていると、外部スピーカーを接続せずに音声を再生できるため大変便利です。手軽に音楽や動画を楽しむことができるため、外部スピーカーを導入する予定がない人は確認しましょう。ただし、音質にこだわりたい場合は外部スピーカーの導入をおすすめします。内蔵スピーカーは最低限の役割を果たしますが、音質面で外部スピーカーには及ばないことが多いからです。それほど高音質が必要ない人は、内蔵スピーカーの有無をチェックしてみて下さい。
Webカメラ・マイクの有無
一体型パソコンにWebカメラとマイクが内蔵されていると、Web会議やオンライン授業に便利です。最近では、HDやフルHDなどの解像度を備えたカメラが多く、クリアな映像で会話ができます。外部機器を別途用意する手間が省け、簡単にオンラインコミュニケーションを図れるのが魅力です。内蔵タイプの方が、デザイン面で優れているという利点もあります。また、プライバシー保護のため、カメラにシャッター機能が付いているモデルであれば、使用しない時にカメラを物理的に遮断できます。
Wi-Fi・Bluetoothの有無
Wi-Fi機能が搭載されている一体型パソコンは、ケーブルレスでインターネットに接続でき、場所を選ばず快適に利用できます。Wi-Fi 6Eなど新しい規格に対応したモデルであれば、より安定した通信ができるので、オンラインでの作業やストリーミングにもおすすめです。また、Bluetooth機能があると、ワイヤレスマウスやキーボード、ヘッドセットなどを簡単に接続でき、デスク周りをすっきりさせることができます。無線接続の利便性を重視する人は、Wi-FiやBluetoothの有無を確認しましょう。
インターフェースの充実度
インターフェースの種類と数は、周辺機器との接続に影響します。一体型パソコンの場合、USBポート(Type-A・Type-C)、HDMI、SDカードスロット、LANポートなどが充実していると便利です。USBポートが複数あると、外付けストレージやプリンターなどを同時に接続できます。さらに、映像出力端子(HDMI)やSDカードスロットがあれば、他の機器を接続したりカメラからのデータ転送をスムーズに行ったりできます。
キーボードやマウスの使いやすさ
キーボードやマウスの品質や使用感は、作業の快適さに影響します。一体型パソコンに付属するキーボードやマウスは、実際に使用してみてキー配置や打鍵感、マウスの形状や重さが自分に合っているか確認することが大切です。テンキーや角度調整機能の有無もチェックしましょう。また、ワイヤレス対応のモデルを選べば、ケーブルが邪魔にならず、デスク周りを有効活用できます。快適な作業環境をつくるためには、キーボードやマウスの使いやすさも重視しましょう。
【用途別!】目安となる一体型パソコンのスペック
一体型パソコンのおすすめスペックを、以下の用途別に紹介します。
- ライトなエンタメやオフィスワーク
- マルチタスクが多いビジネス用途
- 画像や動画編集
- PCゲーム
スペック選びは重要な要素なので、購入時の参考にして下さい。
ライトなエンタメやオフィスワーク
ライトなエンタメやオフィスワークに使う一体型パソコンは、エントリークラスのスペックで十分対応できます。一般的なWebブラウジングや動画視聴、Microsoft Officeでの作業においては、ライトな処理能力を持つCPUで問題ありません。また、Webカメラが内蔵されているとオンライン会議やビデオ通話がスムーズに行えます。画面サイズは24インチ程度で、フルHD解像度があれば十分です。以下のスペックを参考にすれば、コストパフォーマンスが良く、日常的な作業に不満のない一体型パソコンを購入できるでしょう。
| 項目 | 目安スペック |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i3またはi5 / AMD Ryzen™ 3または5 |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 256GB SSD |
| GPU | 内蔵GPU |
| ディスプレイ | 24インチ フルHD |
マルチタスクが多いビジネス用途
マルチタスクを多くこなすビジネス用途には、CPUとメモリの性能が重要です。複数のビジネスアプリを同時に使用する場合、少なくともIntel® Core™ i5やAMD Ryzen™ 5以上がよいでしょう。複数ウィンドウでの作業を効率よく進めるためには、メモリも十分な容量が求められます。また、テンキー付きのキーボードがあると、数値入力が多い業務でも作業効率が良くなります。具体的なおすすめスペックは、以下の通りです。
| 項目 | 目安スペック |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i5 / AMD Ryzen™ 5 以上 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB SSD |
| GPU | 内蔵GPU(例:Intel Iris Xe) |
| ディスプレイ | 24~27インチ、フルHDまたはWQHD |
画像や動画編集
画像や動画編集には、ミドル~ハイスペックの一体型パソコンが必要です。CPUはIntel®Core™ i7やAMD Ryzen™ 7以上を選び、メモリは16GB以上がよいでしょう。このスペックであれば、動画編集ソフトや画像処理ソフトが快適に動作します。本格的な動画編集を行う場合は、専用のグラフィックボードが搭載された一体型パソコンがより効率的です。ディスプレイは、色彩が鮮やかで精細な高解像度のものを選ぶと作業が楽になります。
| 項目 | 目安スペック |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i7 / AMD Ryzen™ 7 以上 |
| メモリ | 16~32GB |
| ストレージ | 512GB~1TB SSD |
| GPU | 内蔵GPU / NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 または4060以上 |
| ディスプレイ | 27インチ、WQHDまたは4K |
PCゲーム
PCゲームを楽しむためには、ミドル~ハイスペックの一体型パソコンが必要です。ライトなゲームならエントリークラスのグラフィックボードを搭載した製品を、高負荷な3Dゲームや高画質なゲームをプレイする場合はハイグレードなグラフィックボードを搭載した製品が求められます。PCゲームは特にグラフィックボードが重要なので、妥協のない製品選びが重要です。ディスプレイは、FPSなどの競技性が高いタイトルはフルHDの24インチ前後、ロールプレイングゲームのような画質重視のタイトルはWQHDの27インチ以上がよいでしょう。
| 項目 | 目安スペック |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ i7 / AMD Ryzen™ 7 |
| メモリ | 16~32GB |
| ストレージ | 512GB~1TB SSD |
| GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 / 4070SUPER |
| ディスプレイ | 24~27インチ、フルHDまたはWQHD |
人気の一体型パソコンはこれ!【Windows 11】
一体型パソコンを選ぶなら高性能、省スペースは抑えたいポイントです。そのためにパソコンの心臓であるCPUはインテル® Core ™i7プロセッサーやCore ™i5プロセッサーが選べること、ストレージはSSDやHDDをミックスして2〜4TBは目指したいところです。ディスプレイは最低でも21インチ、できれば27インチも選択肢に入れたいものです。一体型パソコンは拡張性より省スペースやデザイン性を優先していますので、購入される場合はカスタマイズを活用し、最初からご自身が納得いくスペックの1台を目指すことが大切です。つまり、カスタマイズの選択肢が多いことが一体型パソコン選びでのポイントになります。LAVIE Direct A23 / A27なら、仕事でも趣味でも、また家族でも楽しめる、自分にぴったりのパソコンにできるのです。
オールインワンで使える LAVIE Direct A23 / A27
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LAVIE Direct A23/A27は、ディスプレイ一体型のシンプルでスタイリッシュなパソコンです。液晶ディスプレイが23.8型ワイドまたは27型ワイドのモデルを選ぶことができます。
エンターテインメントが楽しめるのはもちろん、仕事に利用する場合も見やすいワイド画面なら作業効率を上げることができます。機能はパソコンの裏面にすっきりと収められ、設置場所を選びません。作業空間も広々です。仕事にも趣味にもオールマイティに活用できます。
高さ調整やチルトにも対応しており、長時間作業も快適です。
CPUは、第13世代のIntel® Core™i5からi7まで選択できます。動画編集や、ゲームなどの用途で、パソコンのスペックにこだわるなら、Intel® Core™ i7のように高性能のCPUを選ぶと負荷の高い作業もスムーズに行えます。
さまざまなカスタマイズが可能
LAVIE Direct A23 / A27を選ぶ時、最初の悩みはディスプレイの大きさです。大きな27インチならゆとりある操作ができますし、さまざまな資料を同時に参照しながら書類を作成するなど、広さは色々なことを可能にしてくれます。それでもコストパフォーマンスを考慮した賢い選択も気になるところ。23インチでも十分という人は、27インチの差額でタブレット端末を購入しアクティブなパソコンライフを堪能するのも良いかもしれません。
他にもLAVIEならメモリは8GBから32GB、ストレージはSSD 256GB~2TBまで選択可能です。DVDやBlu-rayディスクドライブを選ぶこともできます。
一体型パソコンは、余裕のあるスペックで活用することをおすすめします。
インテリア性が高いデザイン
LAVIE Direct A23 / A27なら、省スペースかつデザイン性もしっかり考慮しています。無駄な装飾はなく、部屋のどこに置いても違和感のないシンプルなデザインが特徴です。色はスタイリッシュでおしゃれな黒を用意しました。キーボードやマウスも、ワイヤレスですから使い勝手が良く場所もとりません。さらにボディスタイルにマッチした専用のものですのでトータルでのデザインを感じられるはずです。
臨場感あふれるスピーカ
LAVIE Direct A23 / A27には、部屋でのエンターテインメントをより楽しめる能力があります。 低音再生技術の「FR-Port」を内蔵したスピーカーに加え、リアルで臨場感にあふれるサウンドを提供するYAMAHAサウンドシステムを採用しており、深みのある音で映像や音楽を視聴できます。ゲームプレイや映画の視聴体験が向上するため、自室でエンタメを楽しむのにピッタリです
Microsoft Officeも選べるから仕事にも使える
LAVIE Direct A23 / A27なら、そのままで家族の1台に活用できますが、Microsoft Officeを最初からインストールしておけば、仕事や勉強でもしっかり活用できます。
「Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024」を選べますので、ご自身のニーズを考えてご判断下さい。また趣味の用途がメインという人なら「Microsoft Officeなし」という選択肢も用意してあります。
「Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024」には、Word、Excel 、PowerPoint、Outlookが含まれています。ビジネスでMicrosoft Officeを活用する人は、お得に利用できるプレインストールモデルの購入を検討しましょう。
ゲームモニターにもなる
LAVIE Direct A23 / A27なら、パソコンとしてだけでなくゲーム機のモニターとしても活用できます。ゲーム機はもちろんデジタルカメラや一部のスマートフォンを接続して画像などを入力できるHDMI端子があるので、接続するだけでゲームを大画面で楽しむなど、ディスプレイとしても活用できます。また、別のパソコンを接続してマルチ画面にもできるので、作業効率の向上も期待できるでしょう。
一体型パソコンをカスタマイズする時のポイント
一体型パソコンは、使う上で大切な機能を色々自由に選ぶことができます。最初に目につくのはディスプレイの大きさでしょうか。次は本体内部のCPU、メモリ、ストレージなどを吟味しましょう。ソフトウエアも、Windows OSを標準タイプにするか、リモート機能や暗号化など法人ビジネスでニーズが高い機能を持つProにするかワープロや表計算ソフトを含めるかなど、一体型パソコンを自分ならどんな風に使うだろうか? とイメージを膨らませてスペックを考えてみましょう。
ハイスペックで長く使おう
インターネットの閲覧やワープロ、表計算作業といった一般的な使い道ならば、ハードウエアのカスタマイズはしなくても良いかもしれません。
しかしパソコンを使い始めると、色々なことができるのに気付くのも事実です。動画の編集が面白くなったり、パソコンで音楽をつくりたくなったり、3DCGに興味がわくかもしれません。そんな将来の可能性にも対応できる準備という意味でも、予算の範囲内でより高い性能のスペックを選択してみてはいかがでしょう。
それに高い性能にしておけば、年月が経っても使えますから、長い目で見ればコストパフォーマンスが良いとも言えます。今なら、Intel® Core ™i5 以上のCPUを選択しておくと、幅広い用途に利用できるでしょう。
2018年頃からはYouTubeの人気から動画編集が話題になりました。 2020年は学習指導要領の改変もあってプログラミングに注目が集まるなど、毎年のように新たな用途が増えていくのがデジタルの特徴です。このようなデジタル環境の大きな変化を考えると、3年後でも十分使えるスペックは用意しておきたいものです。
光学ドライブはどれがいい?
LAVIE Direct A23 / A27にはDVDディスクドライブが標準で付いていますので、選択肢としてはBlu-rayディスクドライブにグレードアップするかどうかです。
仕事の文章ファイルや写真の画像ファイルなどを保存するだけなら、標準のDVDで問題ありません。ハイビジョンで映画を堪能したいならBlu-rayディスクドライブをお勧めします。
LAVIEで選べるBlu-rayディスクドライブはBDXL規格に対応した高性能タイプです。BDXLは対応するディスクを利用すると1枚で100GBもの情報を保存できる新しい規格で、ハイビジョン映像でも1枚で141時間保存することができるのです。通常のパソコン活用ではここまでの容量は使いませんが、BDXL機能を活用したい人はBlu-rayタイプがお勧めです。
高速無線LANも搭載!
LAVIE Direct A27/A23なら無線LANはWi-Fi 6Eが標準で付いています。Wi-Fi 6EはWi-Fi 6の拡張版で、対応周波数が増加しています。具体的には、Wi-Fi 6は2.4GHz・5GHzに対応していますが、Wi-Fi 6Eはそれに加えて6GHzにも対応した規格です。6GHzは新しい周波数帯なので干渉する恐れが低く、より高速な通信ができます。どちらも最大通信速度は同じですが、使用できる周波数が多いため速度の低下が起きにくいというイメージです。無線で使用しても安定したパフォーマンスを維持できるので、ストレスなく利用できるでしょ う。
キャンペーン・アウトレットを活用して一体型パソコンをお得に購入しよう!
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アウトレットパソコンの用意もあり、低価格で入手できます。安くなったぶん、周辺機器やアプリケーションを充実させるという買い方もあるでしょう。
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