タブレットはパソコン代わりになる?
価格・OS・容量・画面サイズがポイント
2022.11.30(WED)
2024.03.22(FRI)
タブレットは単なるサイズの大きなスマートフォン(スマホ)ではありません。動画や音楽を生成するメディアプレーヤー、イラストを作成する液晶タブレットのほかに、キーボードを接続してノートパソコンの代わりにすることもできます。ゲームで遊んだり電子書籍のマンガを読んだりするのに使いたい方もいるでしょう。種類が豊富なタブレットから自分にぴったりなものを選ぶためのおすすめのチェックポイントを解説します。
目次
タブレットをパソコン代わりにする方法
タブレットはスマホと違ってサイズが大きいため、使い方によってはパソコン代わりにすることも可能です。パソコン代わりとして使うときに知っておきたい、どのようにすればよいのか、必要なものはなにかなどについて解説します。
タブレットはノートパソコンのように使うことも可能!
タブレットをパソコン代わりにするときに、ネックになるのが文字入力です。フリック入力ではあまり速く入力できず、タッチパネルのキーボードだと感触がなく、ご入力の原因になります。しかし、ほとんどのタブレットはBluetoothが利用できるため、ワイヤレスキーボードを接続すればキーボード入力が可能になります。これだけで、ほぼノートパソコンに近い状態になります。
キーボードだけでなく、マウスもBluetooth接続すれば利用可能です。マウスを接続すればカーソルが表示されて、タップできるようになります。これでほぼノートパソコンです。
アプリ版のMicrosoft OfficeやGoogleのオフィスソフトがあるため、ワードやエクセルなどパソコンで行っている作業をタブレットでも変わらず対応することが可能です。
パソコン代わりにするために必要なもの
タブレットをパソコン代わりに使うのであれば、キーボードはあったほうがよいでしょう。タッチパネルよりも文字入力がしやすいため、作業効率が向上します。キーボードは折りたたみのできるコンパクトなものから、タブレットを覆うサイズのものまで、幅広く販売されています。マウスがあるとよいのですが、タッチパネルでほぼ同じ操作ができるため、好みで選びましょう。
また、パソコンで使用しているオフィスソフトのアプリ版をインストールしておくと、パソコンとの連携がしやすいためおすすめです。
パソコンとの使い分けが重要
タブレットをパソコン代わりに使うことは可能ですが、パソコンとはまったく同じものではないことに注意が必要です。そのため、パソコンがなくてもタブレットがあれば大丈夫、とは言い切れない面もあります。
パソコンとタブレットを併用して、シチュエーションなどに合わせて使い分けることが大切です。外出先での作業はタブレットに、書類の仕上げはパソコンなど、それぞれの特長を活かした使い方をしましょう。
タブレットをパソコン代わりにするメリット
タブレットをノートパソコン代わりにするメリットは、気軽に持ち運べることです。ノートパソコンほど気をつかうことなく、バッグに収納して外出できます。また、タッチパネルだけで操作ができるため、キーボードを広げられない状況でも作業が行えるのも便利な点です。電車のなかなど、パソコンを広げられないときでも作業に対応できます。
ノートパソコンではできないことが、タブレットをパソコン代わりにすることでできるようになるのです。
タブレットをパソコン代わりにするデメリット
タブレットをパソコン代わりに使うデメリットもあります。タブレットはパソコンそのものではないため、パソコンとして使おうとすると、さまざまな面で制限を受けることになります。
タブレット用のオフィスアプリは、パソコン版とまったく同じではなく、さまざまな機能が削除されていることが多いです。そのため、パソコンと同じような書類作成はできません。書類の閲覧、修正なら問題ないでしょうが、書類を白紙状態から完成まで持っていくのは容易ではないでしょう。
タブレットを選ぶときのポイント
タブレットを購入するときにチェックすべきポイントについて解説します。タブレットはサイズが違うだけでどれもが同じように見えますが、OSやスペックなどによって使い心地が異なります。「なんとなく」で選んでしまうと、用途とタブレットの相性が悪くて後悔することも考えられます。購入前にタブレットのチェックポイントを確認しておきましょう。
OSの種類はどれがいい?
タブレットで使われているOSには、スマートフォンで使われているAndroid、パソコンで使われているWindowsなどがあります。それぞれのOSに特徴、メリット・デメリットがあります。ここではタブレットで使われているOSの違いについて解説していきます。
Android
Androidはスマートフォンで使われているOSと同じものです。タブレットを製造・販売しているメーカーによって、独自のカスタマイズがされていますが、基本的には同じものです。同じOSを使っているということは、スマートフォンのアカウントをタブレットでも使えるということです。そのため、スマートフォンで購入したアプリや利用しているサービスをタブレットでも使うことができます。外出しているときはスマートフォン、自宅ではタブレットと使い分けることができるのです。
Windows
タブレットのWindowsはパソコンで使っているWindowsと同じものです。そのためインストールできるソフトウェアも使い方もWindowsと変わりません。すでにパソコンでWindowsを使っている人であれば、そのまま使いこなすことができるでしょう。 パソコン版のMicrosoft Officeをタブレットでも使用できるのが大きなポイントです。そのため、パソコンで作成した書類をタブレットで編集することも可能です。パソコンをよく使っている人で、タブレットをビジネスで使いたい人に向いています。
スペックにも要注目
タブレットを購入するときは、OSよりもスペックのほうが重要です。動画や電子書籍を見るだけではなく、動画や画像を編集したりオフィスソフトで書類を作成したりするのであれば、パソコンと同じように快適に操作できるスペックが必要になります。タブレットを購入するときにチェックしておきたいポイントについて解説します。
画面サイズは何インチがいい?
タブレットを購入するとき、もっとも重要なのが画面サイズです。用途によって使いやすい画面サイズが異なるので、タブレットを主にどういった用途で使う予定なのかを決めておきましょう。8インチ程度のサイズは一般的なスマートフォンよりも二回り以上大きく、動画再生や電子書籍端末として使うのに適しています。10インチ程度であればさらに書類作成などの作業も可能です。10インチを超える大型のタブレットは、ノートパソコンに近い使い方もできます。
ストレージ容量はどれくらい必要?
タブレットに限らずストレージ容量は多ければ多いほどいいのですが、容量が大きい分価格が高くなってしまいます。タブレットはノートパソコンのように、メインで使用するものではないので必要最低限の容量があれば十分ですので、32GB以上を目安に購入するといいでしょう。ゲームや動画編集などさまざまな用途で使う方は、64GB以上を目安に商品を選択しましょう。撮影した動画や写真、書類などのデータはインターネット上のストレージへ移して、タブレットのストレージを圧迫しないようにするのがポイントです。
CPU・メモリの目安は?
タブレットもパソコンと同じように高性能なCPUのほうが快適に使用できます。ただし、タブレットはさまざまなメーカーのCPUが使われているため、性能の違いを比較するのは簡単ではありません。目安になるのがCPUのコアの数です。コアが多いほど性能が高く、4コアのCPUよりも8コアのほうが高性能です。メモリも多ければ多いほど快適で、少なくとも2GBは必要です。快適にゲームやビジネスソフトを使うのであれば、4GB以上がおすすめです。
SIMフリーはなくても大丈夫?
タブレットはWi-Fi接続が基本ですが、中にはSIMフリーで携帯電話キャリアの回線を使用してデータ通信ができるモデルもあります。タブレットを屋内だけでなく外出先でも使用したい方にはとても便利ですが、通信量が毎月かかるデメリットがあります。多くの方は店舗などのWi-Fiを利用したり、スマートフォンとテザリングで接続したりすれば間に合うでしょう。
利用シーンで選ぶタブレットの種類
タブレットを購入するときは、どういった用途を想定しているのかをあらかじめ想定しておくことが大切です。特に画面のサイズが複数種類あるので、用途と合わなかった場合はせっかく買ったタブレットを持て余してしまうこともあります。利用シーン別にどういったタブレットが適しているのかを紹介しますので、購入の参考にしてください。
電子書籍端末として
電子書籍を読むための端末としてタブレットを利用するのであれば、高性能なモデルは必要ありません。持ちやすさを重視するなら、サイズも大きすぎないほうがいいでしょう。ただし、電子書籍でマンガを多く読む方は、12インチを超える大型のタブレットを検討するのもいいでしょう。大型のタブレットは重量があって重いという欠点はありますが、マンガを見開きで表示できるため、紙に近い感覚で読むことができます。
動画再生やゲームアプリに使いたい
動画再生だけであれば高性能なタブレットは必要なく、比較的価格の安いモデルでも問題なく利用できるでしょう。ゲームもパズルゲームやシミュレーションゲームであれば同程度のスペックのタブレットで大丈夫です。ただし、3D映像の対戦型のアクションゲームなど一部のゲームを快適に遊ぶには、高いスペックが必要です。
イラスト・マンガを描きたい
イラストやマンガを作成するアプリがタブレットでリリースされていて、タブレットを液晶タブレットとして使うことができます。パソコンがなくても、タブレットだけでイラストやマンガを作成できるのです。ただし、タブレットの画面サイズが8インチ程度だと小さすぎて作業しにくいため、できるだけ画面の大きなタブレットを選びましょう。12インチ以上あれば、かなり快適にイラストを描くことができます。また紙に近い書き心地になる液晶保護シートも販売されています。
NEC Direct おすすめの人気タブレット
NEC Directで販売されているタブレットからおすすめのモデルを紹介します。ビジネスに向いているモデルと動画再生や電子書籍端末に向いているモデルの2種類を紹介していますので、タブレットを使う目的に合わせてお選びください。どちらのタブレットもそれぞれの用途に合った性能を備えていますので、ぜひ購入をご検討ください。
PC-T0855CAS・PC-TAB08H02・PC-T0875CAS
8型ワイドのLAVIE Tab T8は、NEC Direct限定モデルのタブレットです。2.3GHzの8コアCPUと64GBのストレージ、4GBメモリを搭載。コンパクトなボディに、Android タブレットの性能としては標準以上のCPUとストレージ、メモリを搭載しています。ゲームや動画再生やブラウジングなど、多用途に利用可能です。
Androidアプリであればジャンルを問わず、最新アプリをダウンロードして利用することが可能です。また、micro SDでストレージを拡張できるので、写真や電子書籍・デジタル文書の保存・閲覧にも使いやすいモデルです。
バッテリー駆動時間は、Web閲覧時で13時間と長時間利用できます。また、画面の美しさも特徴です。広視野角のIPS液晶画面を採用しているので、外出先でも美しい映像を楽しむことができます。
本体の重量は約305g。軽量でタブレットを気軽に持ち運ぶことができます。片手で取り扱うのにもちょうどよい重量と大きさです。使い心地と性能、コストパフォーマンスのバランスに優れています。お子様からシニアまで、幅広い年齢層のニーズに応えられるタブレットです。
PC-TAB11201
NEC Direct限定モデルのPC-TAB11201は、11型ワイドの画面に8コアの高性能CPUと64GBのストレージ、4GBメモリとタブレットとして十分な性能を備えているモデルです。さらにオプションでタッチパッドを搭載したキーボードを装着できるので、ノートパソコン的な使い方も可能です。ストレージが64GBでは足りないときは、microSDメモリーカードを追加することもできます。ビジネスもホビーもカバーする、幅広い用途に対応できるタブレットです。
PC-TAB10F01
10.1型ワイドのPC-TAB10F01は、NEC Direct限定モデルのタブレットです。8コアCPUと32GBのストレージ、3GBメモリを備えています。
画面は大きめの10.1型ワイド、アプリはAndroid対応アプリを幅広く使うことができます。動画やブラウジング、電子書籍向けにも十分な性能です。映像を楽しむなら、視野角の広い液晶画面は斜めから見ても映像が美しく、リラックスして動画を楽しめます。
外出先に持ち出す場合には、標準バッテリーで9時間の駆動が可能。モバイルバッテリーと組み合わせるとさらに長時間利用できます。画面が大きめなので、外出先ではスマートフォンを使い、自宅では画面サイズの大きなタブレットというように使い分けてもいいでしょう。
簡単な文書作成などのビジネス・学習・趣味など、さまざまな用途に対応できます。別売りのツールなどを使うと、さらに用途を広げることも可能です。Micro SDでのストレージの拡張や、文書作成にはBluetoothキーボードが利用できます。イラスト用にペン入力を使うなら、紙の書き味に近づける液晶シートの利用がおすすめです。
アウトレットセールで安い製品をチェック!
アウトレットセールではパソコンだけでなく、タブレットを安く購入できることがあります。カバーやキーボードがセットになっていることがありますが、タブレットとカバーをセットで購入するよりお手ごろな価格になっているのがポイントです。購入を検討しているタブレットが思わぬ価格で売られていることもあるので、見逃さないようにしましょう。また販売しているタブレットは常に入れ替わっていますので、できるだけ小まめにチェックしておきましょう。