パソコンの電気代はいくら?
デスクトップ・ノートの消費電力や節約術9選を紹介
2026.02.17(TUE)
2026.02.17(TUE)
パソコンの電気代は消費電力によって変わり、使用しているパソコンの消費電力から月々の電気代をおおよそ算出できます。ノートパソコンとデスクトップパソコンでは消費電力が異なる他、搭載されているパーツや使い方によっても差が出るでしょう。パソコンの電気代を抑えるためには、省電力機能の活用や使用方法の見直しなど、さまざまな方法が考えられます。この記事では、パソコンの一般的な消費電力や電気代の計算方法、電気代が高くなるタイミングや効果的な節約方法など、電気代削減に役立つ情報を詳しく解説します。
パソコンの電気代は消費電力によって変わる
パソコンの電気代は消費電力によって異なるため、自分のパソコンの消費電力を調べた上で、電気代を計算する必要があります。ここでは、パソコンの消費電力の調べ方や電気代を計算する方法について解説します。
パソコンの消費電力はどう調べる?
パソコンの消費電力を調べる主な方法は以下の4つです。
- 仕様書やカタログの定格消費電力を確認する
- ワットチェッカー(電力測定器)を使用する
- システム情報やBIOSで電源ユニットの容量を確認する
- ソフトウエアを使用して消費量を確認する
製品の公式サイトや取扱説明書には、通常時やピーク時の消費電力が明記されています。より正確な消費電力を知りたい場合は、ワットチェッカー(電力測定器)を使用して実際の消費電力を測定する方法がおすすめです。ワットチェッカーをコンセントとパソコンの間に接続すれば、リアルタイムで電力使用量を確認できます。また、HWiNFOのようなソフトウエアを使用すれば、CPUやGPUなどの消費電力を確認できます。
消費電力からパソコンの電気代を計算する方法
パソコンの電気代の計算は「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力料金単価(円/kWh)」の式で求められます。まず、消費電力のワット(W)を1,000で割り、キロワット(kW)に変換しましょう。電力料金単価は契約している電力会社や料金プラン、地域によって異なるため、この記事では目安として「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」で定められる目安単価の31円/kWhで計算します。例えば、200Wのパソコンを1時間使用した場合、0.2kW × 1時間 × 31円/kWh = 6.2円です。この計算方法を使えば、日々のパソコン使用による電気代の目安を簡単に算出することができます。
参考:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会|よくある質問 Q&A
パソコンの種類・周辺機器ごとの消費電力や電気代の目安【1日・1ヶ月】
パソコンの種類やパーツによって消費電力は異なります。デスクトップ・ノート・ゲーミングPCでは、搭載されているパーツや設計思想が違うため、消費電力が異なり結果として電気代に差が生まれます。また、ディスプレイやプリンターなどの周辺機器も電力を消費するため、パソコン全体の電気代を把握したい場合はチェックしましょう。以下は、各種パソコンの消費電力と電気代の目安です。
| パソコンの種類 | 消費電力 | 1日の電気代 (8時間使用) |
1ヶ月の電気代(240時間使用) |
|---|---|---|---|
| デスクトップパソコン | 50~150W | 12.4~37.2円 | 372~1.116円 |
| ノートパソコン | 20~30W | 4.96~7.44円 | 148.8~223.2円 |
| ゲーミングPC | 300~600W | 74.4~148.8円 | 2.232~4.464円 |
※消費電力・電気代はあくまでも目安です
デスクトップパソコンの消費電力と電気代の目安
一般的なデスクトップパソコンの消費電力は50~150W程度で、1日8時間使用した場合の電気代は12.4~37.2円が目安です。CPUやグラフィックボード、メモリなどの主要パーツが消費電力に影響を与え、高性能なパーツを搭載したモデルほど電力消費量が増加します。ミニパソコンや一体型デスクトップパソコンは、省電力設計や小型化されたパーツを採用していることが多く、一般的なデスクトップより消費電力が低く抑えられています。
ノートパソコンの消費電力と電気代の目安
一般的なノートパソコンの消費電力は20~30W程度で、1日8時間使用した場合の電気代は4.96~7.44円が目安となり、デスクトップパソコンより安くなります。ノートパソコンがデスクトップより消費電力が低い理由は、省電力設計や小型化されたパーツを採用しているためです。バッテリー駆動を前提とした設計により、電力効率を重視した構造になっています。またノートパソコンは、画面サイズや性能によっても消費電力が変わります。
ゲーミングPCの消費電力と電気代の目安
一般的なゲーミングPCの消費電力は300~600W程度で、1日8時間使用した場合の電気代は74.4~148.8円と、他のパソコンより高額になります。ゲーミングPCが他のパソコンより消費電力が高い理由は、高性能CPUと専用グラフィックボードを搭載しているためです。
特にグラフィックボードの性能によって消費電力が大きく変わり、エントリークラスのTGP(最大消費電力)は150W程度、ミドルクラスは250W程度、ハイエンドクラスは500W以上になることもあります。実際はTGPより低い電力で稼働しますが、ゲーミングPCは消費電力が多いことが分かるでしょう。また、冷却ファンやRGBライティングなどの付加機能も消費電力に影響を与えるため、これらの機能が多いモデルほど電気代が高くなる傾向があります。
周辺機器の消費電力と電気代の目安
パソコン関連全体の電気代を把握するには、周辺機器の消費電力もチェックしましょう。ディスプレイ・プリンター・無線LANアダプターなどの主要な周辺機器の消費電力の目安は以下の通りです。
| 周辺機器 | 消費電力 | 1日の電気代 (8時間※プリンターのみ1時間) |
1ヶ月の電気代 (240時間使用) |
|---|---|---|---|
| 液晶ディスプレイ (LCD-AS24F:27インチ) |
17W程度 | 4.2円 | 126円 |
| インクジェットプリンター (印刷時のみ) |
25W程度 | 0.7円 | 21円 |
| 無線LANアダプター | 2W程度 | 0.5円 | 15円 |
※消費電力・電気代はあくまでも目安です
周辺機器は使用していない時でも微量の電力を消費しているため、作業終了後は電源を切ることで電気代を節約できるでしょう。
パソコンの消費電力・電気代が高くなるタイミング
パソコンの電気代が高くなるタイミングは、以下の通りです。
- 動画や画像を編集する時
- 複数のアプリを同時に起動する時
- 複数のディスプレイを使用する時
- 動画視聴やPCゲームをする時
- OSを起動・シャットダウンする時
各タイミングで電気代が高くなる理由について、詳しく解説します。
動画や画像を編集する時
動画や画像の編集は、パソコンの消費電力が非常に高くなるタイミングです。大量のデータ処理が必要なのでCPUに高い負荷がかかり、消費電力が通常より増加します。4K動画や高解像度の画像ファイルを扱う場合、CPUやメモリへの負荷が特に大きくなるため電力消費はさらに上昇するでしょう。
また、レンダリング作業中は長時間にわたって高負荷状態が続くため、電気代が通常より増加しやすくなります。Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどの動画編集ソフトウエアでは、グラフィックボードを使用したハードウエアエンコーディング機能もあり、使用時には消費電力がさらに増加することも覚えておきましょう。
複数のアプリを同時に起動する時
複数のアプリケーションを同時に動作させると、CPUとメモリの使用率が上がり、消費電力が増加します。例えば、Microsoft OfficeのWord・Excel・PowerPointを同時に開いている状態では、1つのアプリを使用している時より多くの電力を消費するでしょう。バックグラウンドで動作するアプリも消費電力に影響を与えるため、気付かないうちに電気代が上がっていることも考えられます。また、ブラウザで複数のタブを開くことも、メモリ使用量が増加して消費電力が上がる原因の一つです。さらに、起動時に自動で立ち上がるアプリが多い場合も、余分な電力を消費してしまうため注意しましょう。
複数のディスプレイを使用する時
マルチディスプレイ環境では、各モニターが独立して電力を消費するため、単体使用時より電気代が高くなります。グラフィックボードが複数の画面に映像出力する際に負荷が増加し、パソコン本体の消費電力が上昇します。モニターのサイズや解像度、輝度設定によって消費電力が変わるため、4Kモニターを高輝度で使用するなどの環境では電力消費がさらに増加するでしょう。ノートパソコンでも外付けモニターを接続した場合、本体の消費電力は増加します。
動画視聴やPCゲームをする時
高画質動画の再生やPCゲームは、パソコンの消費電力を押し上げる原因になります。4K動画やHDR動画の再生時には、CPUやGPUの処理負荷が通常より増加し、電気代が高くなるでしょう。また、オンラインゲームでは画像処理・ネットワーク通信・音声処理が同時に行われ、継続的に高負荷状態が続きます。PCゲームは画質やフレームレートの設定によっても消費電力が変わり、高画質・高フレームレートに設定するほど多くの電力を消費する傾向にあります。さらに、VRゲームや最新の3Dゲームなどの高負荷コンテンツは非常に高い電力を消費するため、電気代への影響は無視できません。
OSを起動・シャットダウンする時
OS起動時は、多数のシステムとアプリケーションが一斉に立ち上がるため、消費電力が急激に増加するタイミングです。Windows OSの起動時には通常より大幅に電力を消費し、起動完了までこの状態が続きます。シャットダウン時にも各アプリケーションの終了処理やシステムファイルの保存で一時的に消費電力が上がり、安全にシステムを終了するまで高い電力消費が続きます。
パソコンの電気代を節約する方法9選
パソコンの電気代を節約する方法は、以下の通りです。
- 省電力プラン・省エネ機能を活用する
- スリープとシャットダウンを状況に合わせて使う
- モニターの明るさ調整と画面設定を見直す
- 不要なアプリや周辺機器を整理する
- 負荷をかける使い方をしない
- イヤホン・ヘッドホンを活用する
- 通気口を清掃する
- 自宅の電気プランを見直す
- 新しいモデルのパソコンに買い替える
各方法について詳しく解説します。
1|省電力プラン・省エネ機能を活用する
Windows 11の消費電力を抑えるには、省電力プランや省エネ機能を活用することが効果的です。省電力プランはCPUなどの性能を抑えたりディスプレイの輝度を下げたりする機能で、通常時の消費電力を削減できます。省電力プランにすることでパフォーマンスが若干低下する可能性がありますが、文書作成やWebブラウジングなどの軽い作業であれば影響はほとんどありません。省エネ機能もディスプレイの輝度を調整する他、バックグラウンド活動の抑制などの処理が実行されます。詳細な設定方法については、以下のページでご確認下さい。
省電力プレンの設定はこちら
省エネ機能の設定方法はこちら
2|スリープとシャットダウンを状況に合わせて使う
短時間の離席時はスリープ、長時間使用しない時はシャットダウンのように使い分けると、電気代節約に効果的です。90分以内の休憩であればスリープにし、それ以上使用しない場合はシャットダウンするなど、時間を決めて実行することをおすすめします。スリープ状態でも微量な電力を消費し続けますが、頻繁な起動・終了による消費電力と比較すると節約効果が期待できるでしょう。スリープの大きなメリットは、起動時間を短縮してすぐに作業を開始できるところです。夜間や休日など長時間使用しない時は、完全にシャットダウンすることで待機電力を無くすことができます。
3|モニターの明るさ調整と画面設定を見直す
ディスプレイの輝度を適切に調整することで、モニター全体の消費電力を抑制できます。室内の明るさに合わせて、見やすい範囲で輝度を下げてみましょう。また、有機ELディスプレイを搭載している場合は、ダークモードの使用で消費電力を削減できます。液晶は画面に黒い部分が多くてもバックライトで画面全体を照らしているため、消費電力はほぼ変わりません。さらに、画面の解像度やリフレッシュレートを下げることでも消費電力を抑制できます。モニター設定の変更方法については、以下のぺージで紹介しているので併せてご確認下さい。
画面の輝度を調整する方法はこちら
ダークモードに設定する方法はこちら
リフレッシュレートを変更する方法はこちら
解像度を変更する方法はこちら
4|不要なアプリや周辺機器を整理する
バックグラウンドで動作する不要なアプリケーションを終了させることで、CPUとメモリの負荷が軽減され消費電力を抑制できます。また、スタートアップアプリの見直しと無効化を行うことで、起動時の消費電力を抑制して継続的に電力消費を削減できるでしょう。さらに、使用していないUSB機器やBluetoothデバイスの接続を切ることでも消費電力を抑えられます。定期的なアプリケーションの整理とアンインストールにより、システム全体を軽くでき、結果として電気代の削減につながるでしょう。タスクマネージャーで使用状況を確認し、不要なプロセスを終了してみて下さい。
5|負荷をかける使い方をしない
不要な高負荷作業を避けることで、パソコンの消費電力を抑制できます。例えば、動画のストリーミング品質を1080pから720pに調整したり、PCゲームの画質設定を「高」から「中」に下げたりすることで、消費電力の削減が可能です。また、パソコンの設置環境を見直すことも効果があります。直射日光や暖房器具の近くを避け、風通しが良く涼しい場所に設置することで冷却ファンの動作頻度を少なくでき、消費電力を削減できます。性能に合わせた無理のない使い方が、電気代節約につながります。
6|イヤホン・ヘッドホンを活用する
内蔵スピーカーの代わりにイヤホンやヘッドホンを使用することで、音響系統の消費電力を若干ですが抑えられます。パソコンの内蔵スピーカーはアンプにより一定の電力を消費するため、外部オーディオ機器の活用は節電につながる可能性があります。Bluetoothイヤホンと有線イヤホンでは消費電力への影響が異なり、有線タイプの方が節電効果が高いです。Bluetoothイヤホンは、ペアリングや音声データの無線伝送で電力を消費します。音質向上と消費電力の抑制を同時に実現できるため、長い時間音楽や動画を楽しむ人は有線のイヤホン・ヘッドホンを試してみましょう。
7|通気口を清掃する
パソコンの通気口にたまったホコリは冷却効率を低下させ、消費電力を増加させる原因になります。定期的な清掃によって冷却ファンの動作効率を上げることで、ファンの回転数を抑制し、電力消費を削減できるでしょう。ノートパソコンでは本体底面や側面の通気口を、デスクトップパソコンではケースの前面・背面・上面を中心に清掃することが重要です。清掃時は必ず電源を切り、エアダスターや柔らかいブラシを使用して丁寧にホコリを除去します。月1回程度の清掃を継続することで、冷却性能を維持し、電気代の無駄な増加を防げるでしょう。
8|自宅の電気プランを見直す
時間帯などで電気代が変わらないプランを利用している人は、時間帯によって電気代が変化するプランへの変更を検討すると良いでしょう。夜間に安くなるプランが多い傾向があり、夜にパソコンを使う人は電気代を抑えられます。また、電力会社の変更も有効な場合があります。いくつかの電力会社を比較し、最も安く利用できるサービスを探してみると良いでしょう。パソコン使用時間が長い人ほど、プラン見直しや電力会社の変更による節約効果が期待できます。
9|新しいモデルのパソコンに買い替える
最新のパソコンは省エネ性能が向上しており、古いモデルに比べて消費電力を削減できるので買い替えを検討しましょう。パソコンの使用時間が長いほどその効果は大きくなるため、使用中のパソコンに不満がある人は買い替えをおすすめします。例えば、CPUの製造プロセスが微細化されることで、同じ性能でも消費電力が減少し、発熱も抑制されます。また、買い替えは消費電力の削減以外にも、処理速度の向上・セキュリティ機能の強化・最新ソフトウエアへの対応など多くのメリットがあります。初期投資は必要ですが、電気代節約と性能向上を両立できる根本的な解決策です。
新しいパソコンは電気代の節約につながる!
NEC LAVIEのおすすめモデルを紹介
NECは、CPUのグレードやメモリ容量などをカスタマイズできるBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、NEC LAVIEのおすすめモデルをご紹介します。
※スペック表はカスタマイズモデルのものです
見やすい大画面が魅力の「LAVIE Direct N16」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct N16」は16型ワイドのIPS液晶(WUXGA:1920×1200)を搭載した大画面ノートパソコンです。広視野角のIPS液晶なので、複数人でディスプレイを共有するシーンでもキレイな映像を楽しめます。また、キーボードは周囲の迷惑になりにくい静音仕様に加え、AI機能をワンタッチで起動できる「Copilotキー」を搭載。さらに、第13世代のIntel® Core™ iシリーズや32GBの大容量メモリなどを選択でき、多様な用途に活用できます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™(i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Core™ UHD グラフィックス Intel® Iris Xe グラフィックス(メモリ32GBの場合)(どちらもプロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 8GB/16GB/32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB/512GB/1TB |
| ディスプレイ | 16.0型ワイド スーパーシャインビュー LED IPS液晶(広視野角)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 標準バッテリー:約2.1kg 大容量バッテリー:2.2kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 標準バッテリー:約6時間 大容量バッテリー:約10時間 |
パソコンの電気代は工夫次第で削減できる!
パソコンの電気代は、使い方や設定を見直すことである程度削減できます。省電力プランの活用や不要なアプリの終了、モニター設定の最適化や定期的な清掃など、簡単な工夫で月々の電気代を節約できるため、試してみましょう。また、古いパソコンを最新モデルに買い替えると、節電につながるだけではなく性能アップも期待できるのでおすすめです。NECは、目的に合わせてカスタマイズできるBTOに対応しています。多様なベースモデルを販売しているので、詳しくは以下の公式サイトをチェックしてみて下さい。
NEC LAVIEのパソコンはこちら



