【パソコン耐用年数と寿命】どれくらい?
目安は何年?壊れる症状は?
2022.12.15(THU)
2026.06.23(TUE)
Windowsが起動するまで何分もかかる、ソフトのボタンをクリックすると延々と待たされる、パソコンから変な音がする…もしかするとその症状はパソコンの寿命が近づいてきているからかもしれません。パソコンは構成するパーツの劣化によって壊れていきます。完全に壊れてしまう前に、パソコンの買い替えを検討しましょう。パソコンの寿命について解説します。
パソコンの耐用年数とは
なんとなく同じような意味に聞こえてしまいますが、耐用年数と寿命はまったく意味が異なります。耐用年数を超えていたとしても、パソコンは問題なく使用できることの方が多いでしょう。寿命とはちょっと違う、パソコンの耐用年数について解説します。
パソコンの法定耐用年数は4年
日本の税制ではパソコンの法定耐用年数を、4年と定めています。耐用年数は所得税や法人税を計算するために用いられるもので、機器や設備が仕事やビジネスに役立てられる期間を意味しています。パソコンはその役立つ期間が4年となっているわけです。
ただし、あくまでも耐用年数は税金の計算のために用いるもので、パソコンの寿命を4年と定めているわけではありません。パソコンそのものは大事にすれば、もっと長く使い続けられるでしょう。なお、データ管理に活用するサーバーの法定耐用年数は5年間です。サーバーの一般的な寿命は3〜5年程度といわれています。
固定資産になるパソコンは耐用年数に応じた減価償却が必要
パソコンを購入した時の価格が10万円以上だと、固定資産として扱われます。固定資産は耐用年数のあいだに価値が少しずつ下がっていく、減価償却という措置がとられます。固定資産になるパソコンの減価償却について解説します。
減価償却のしくみ
購入価格が10万円以上のパソコンは、固定資産として扱われます。固定資産は一時的に使用する備品などとは違い、長期間にわたって使用・保有するもので、複数年にわたって経費として計上するものをいいます。固定資産は一度に経費として計上することはできず、購入価格を耐用年数で割って、その期間のあいだ経費として計上します。これを減価償却といいます。
固定資産のパソコンは、買った時の価格をパソコンの耐用年数の4年で割り、それを毎年の経費として計算します。減価償却を用いることで、パソコンが古くなって価値が下がっていくことを、お金であらわせるようになるのです。
減価償却を用いると、20万円で購入したパソコンは、耐用年数の4年間で毎年5万円を経費として計上することになります。
ただし、税金に関係する法律がかわることもあるので、必ず最新の情報をチェックするようにしましょう。
定額法・定率法とは?
減価償却の計算方法には、定額法と定率法の2種類があります。定額法は毎年一定の金額を償却する方法で、毎期同じ金額の減価償却費を計上します。一方、定率法は未償却残高に一定の償却率を掛けて計算する方法で、初年度に多くの減価償却費を計上し、年数が経つにつれて償却額が少なくなっていく方式です。個人事業主は原則として定額法、法人は原則として定率法を使用します(届け出により変更可能)。例えば、取得価額30万円のパソコン(耐用年数4年)を定額法で計算すると、毎年7万5,000円ずつ償却する計算です。
購入費用が10万〜20万円未満は3年で償却できる「一括償却資産」を適用できる
取得価額が10万円以上20万円未満のパソコンには、一括償却資産の3年均等償却が適用できます。一括償却資産の3年均等償却とは、資産の耐用年数に関わらず3年間で均等に固定資産を償却できる制度です。通常、パソコンの耐用年数は4年ですが、一括償却資産の制度を活用すれば3年で償却できるため、通常よりも早く費用を計上できます。また、一括償却資産は固定資産税に含まれる償却資産税の対象外となる点もメリットです。例えば、取得価額15万円のパソコンを購入した場合、毎年5万円ずつ3年間で償却できます。ただし、この制度を適用できるのは事業で使用するパソコンに限られるため、用途をあらかじめ明確にしておくことが大切です。
購入費用が30万円未満は「少額減価償却資産の特例」を適用できる
少額減価償却資産の特例は、正式名称を「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」といい、中小企業を対象とした制度です。取得価額が30万円未満のパソコンを購入した年度内に一括で費用計上できるため、資金繰りの面でもメリットがあります。なお、令和8年度税制改正大綱によると、取得価額の上限が40万円未満に引き上げられる予定です。
適用条件は、青色申告をしている中小企業であること、そして1事業年度当たりの取得価額の合計額が300万円を上限とすることです。例えば、25万円のパソコンを3台購入した場合、合計75万円を当期の費用として一括計上できます。一括償却資産との主な違いは、少額減価償却資産の特例の方が上限金額が高く、購入年度内に全額を経費計上できる点です。適用条件や処理方法については、税理士などの専門家へ相談されることをおすすめします。
10万円未満の価格のパソコンは、固定資産ではなく、消耗品または備品として扱われます。購入した年度内で、パソコンを購入した価格を経費として計上することが可能です。そのため、耐用年数をもとにして減価償却する必要はありません。
なぜなら、価値がそこまで大きくないと考えられているためです。固定資産になるパソコンと違って、一度に経費計上できるため、会計処理がシンプルになります。また、パソコンの耐用年数はあくまでも税制上のもので、価格が安いからといって寿命が短いわけではありません。
パソコンの寿命は5年が目安!故障の予兆を紹介
パソコンの寿命は5年くらいといわれています。もちろん、5年経つと突然壊れてしまうのではなく、徐々にかつてのパフォーマンスを発揮できなくなり、5年ほどで性能の低下を感じられるようになります。パソコンの寿命が近づいている予兆を紹介していきます。
Windowsの起動が遅い
パソコンの寿命が近づいているのは、Windowsの起動が以前よりも遅くなることで感じることができます。Windowsの起動が遅くなる原因の1つにストレージの劣化が挙げられます。長期でストレージを使用すると劣化し、スムーズにデータにアクセスできなくなってしまうため、Windowsの起動が遅くなってしまうのです。特にHDDの劣化が進むと、起動に何分もかかることがあります。Windowsの起動にやたらと時間がかかるのは正常な状態ではありません。
ストレージの劣化の他に、たくさんのソフトをインストールしているとWindowsの起動が遅くなることがあるので、使わなくなったソフトはアンインストールしましょう。特に、Windowsと一緒に起動するソフトは、Windowsの起動を遅くする原因になることがあります。
よくフリーズする
パソコンが古くなってくると、フリーズ(操作をしても応答しなくなること)が頻繁に起こるようになります。フリーズから復帰するために何度もパソコンを再起動することになり、快適に利用できなくなります。フリーズの原因はWindowsなどのシステム的な問題と、パソコン内部の電子機器の劣化が原因の両方が考えられます。パソコン内部の電子機器が熱やホコリなどの影響でダメージを受けて、正常な動作ができなくなっている可能性があります。その場合はメーカー修理などの対応が必要です。システム的な問題の場合は、ソフトやWindowsの再インストールで復旧することがあります。
勝手に再起動する
操作をしていないのにWindowsが再起動してしまうことがあります。これも先ほどのフリーズと同じで、システム的な問題と電子機器の劣化が原因の両方が考えられます。システムや電子機器の異常が原因で、ストレージやメモリにエラーが生じて勝手に再起動されてしまうことがあるのです。
システムが再起動の原因になっている場合は、Windowsの再インストールや不要なソフトの削除などで対応可能です。電子機器が劣化している場合は個人が修理できる範囲ではないので、メーカーに修理を依頼しましょう。
ファンやハードディスクから異音がする
パソコンを操作している時に、ファンやHDDから異音がすることがあります。ファンやHDDは作動している頻度が高いため、異常が起こりやすいパーツの1つです。ファンの異音の原因は、ホコリが回転部分にたまったり、はさまったりして正常に動作していないことが考えられます。潤滑材としてのグリスが蒸発していることも考えられます。
HDDも同様に、頻繁な作動が原因で劣化して異音を発するようになります。異音がするHDDは正常ではないので、データ損失の恐れがあります。作動するうちにデータのバックアップを取るなどの対策を早めに行いましょう。
触るとすごく熱い
パソコン本体に触ると異常に熱を持っていることがあります。パソコンは高い熱を発する製品のため、ファンを回して内部の熱を外に排出するなど、熱をためこまない仕組みになっています。多少は熱くなることがありますが、かなり高温になっている場合は、パソコンに異常が起こっている可能性があります。
内部にホコリがたまって排気口が詰まったり、ファンが動きにくくなったりと、熱の排出がうまくできなくなっているかもしれません。
バッテリーの駆動時間が短い
ノートパソコンのバッテリー性能が低下して、持続時間が短くなっているのもパソコンの寿命が近い兆候です。ノートパソコンによってはバッテリーを交換できるものもあるので、バッテリーの劣化そのものは解決することができます。しかしバッテリーが劣化するほどノートパソコンを長く使っているということでもあり、バッテリーの駆動時間以外にも調子が悪くなっている部分がある可能性があります。Windowsの起動が遅くなっていないか、異常な高熱を発するようになっていないかなど、不調をチェックしておきましょう。
パソコンの寿命を早める原因
パソコンは長年使っていくうちに、さまざまな原因によって調子が悪くなっていきます。人の手で防げるものもあれば、どうやっても防げないものもあります。パソコンの寿命を縮める、壊れる原因について紹介していきます。
ホコリなどのダメージ
パソコンで使用されているCPUやメモリなどの電子機器は、熱によって動作に異常が起き、ダメージを受けてしまいます。そのため、内蔵しているファンによって、外気を吸気・排出することで、電子機器の熱を冷却しています。しかしその仕組みによってホコリがたまりやすくなり、それによって電子機器がダメージを受けることがあります。またホコリがたまると空気の流れが悪くなり、電子機器も冷えにくくなってしまいます。
衝撃によるダメージ
ノートパソコンのように頻繁に持ち運ぶ際、どこかにぶつけてしまい内部の電子機器が破損したり接続不良を起こしたりして、パソコンの調子が悪くなってしまう場合があります。購入して数年経過している頻繁に持ち運んでいるノートパソコンですと、このような物理的な衝撃が原因の可能性があります。物理的な破損が原因の場合は、メーカーで修理を受けることで不調が解消することがあります。劣化による動作不良とすぐに判断せずに、メーカーでチェックしてもらいましょう。パソコンが不調になる原因はさまざまなので、購入して間もない場合は、メーカーに相談することが大切です。
熱や湿気による影響
パソコンは熱や湿気による影響でダメージを受け、不調を起こします。例えばパソコンの吸気口・排気口が壁に近かったり、吸気口・排気口を塞ぐようにものを置いていたりすると、廃熱がうまくできなくなります。そのため、ホコリがたまっていなくても同じような影響を受けます。湿度の高い環境もパソコンの電子機器に大きな影響を与えるため、故障を起こしやすくします。
パソコンを使用する時は、できるだけ風通しのいい、熱のこもらない場所を選びましょう。加湿器を設置する時も、少し離しておいた方がパソコンへの影響を抑えられます。
ハードディスクの劣化
HDDは物理ディスクの読み書きを常に行っているため、長年使用していると機械が劣化して徐々に調子を悪くしていきます。HDDに保存されているデータも使用していくうちに断片化し複数箇所に分散して保存されるため、データの読み込み・書き込みにも時間がかかるようになります。こういった積み重ねによってHDDの動作が遅くなり、パソコンの不調へとつながります。
劣化したHDDの調子はもとには戻らないため、読み込みや書き込みに異常に時間がかかるようになった場合、近いうちに故障を起こす可能性があります。重要なデータは別のストレージへ保存するなど、普段から備えておくことをおすすめします。
パソコンの寿命ではないパターンもある!
パソコンの調子が悪い場合、機械的な寿命が近づいているのではなく、システムなどが原因になっていることもあります。Windowsやソフトの起動が遅い、フリーズしやすいなどの現象が起こる時は、まずシステムなどに問題がないかチェックしましょう。
ストレージの空きがほとんどない
WindowsがインストールされているCドライブのストレージに空き容量がほとんどない状態の時には、システムが不安定で異常な動作が起こることがあります。パソコンの動作に異常がある時は、まずストレージの空き容量をチェックしましょう。
パソコンは一時的なデータをメモリだけでなく、ストレージも保存しています。それによってメモリが少ないパソコンでも、問題なくWindowsを動作させることができるのです。ところがWindowsが使用するCドライブの空き容量が極端に少なくなると、一時ファイルを保存できないため、動作が遅くなったり異常が起こったりするのです。
たくさんのソフトをインストールしたり、データを保存していくうちに、Cドライブの空き容量が足りなくなってしまうので注意しましょう。別のドライブにインストールする、使わないソフトはアンインストールするなどして、最低でもCドライブの空き容量をディスク容量の10~15%程度は確保するようにして下さい。
ウイルスに感染している
パソコンの動作に異常がある場合、コンピューターウイルスに感染していることがあります。コンピューターウイルスはパソコン内の個人情報を盗むものやパソコンの動作を遅くするものなど、さまざまな種類があるため、動作の異常だけで気付くのは難しいでしょう。パソコンがいつもと違う動きをしたら、セキュリティソフトを使用していたとしても、コンピューターウイルスに感染していないか確認してみましょう。
またセキュリティソフトの更新を長く行っていない場合、新しいコンピューターウイルスに対応できていないことがあります。コンピューターウイルスの感染チェックと合わせて、ソフトの更新も行って下さい。
不要なソフトが多過ぎる
ソフトを大量にインストールしていると、ドライブの容量を圧迫するだけでなく、スタートアップアプリやソフトが増えてWindowsの起動が遅くなったり、メモリを圧迫したりして動作が遅くなることがあります。使わなくなったソフトはなるべくアンインストールしましょう。
ソフトのアンインストールは、設定→アプリの順にクリックした先の「アプリと機能」で行うことができます。
「アプリと機能」では、サイズ順やインストール日付で並べ替えを行うことができるので、使用していないソフトを見つけてアンインストールすることができます。
パソコンを寿命と判断する前にやるべき対応
パソコンを寿命と判断する前にやるべき対応は、以下の通りです。
- 不要なスタートアップアプリを削除する
- パソコンのホコリを掃除する
- メーカーのサポートサービスを受ける
それぞれの詳しい内容について解説します。
不要なスタートアップアプリを削除する
Windowsの起動が遅くなる原因の1つに、スタートアップアプリが多過ぎることが挙げられます。スタートアップアプリとは、Windowsを起動すると、併せて起動するソフトのことです。よく使うソフトをあとからわざわざソフトを起動させなくても、すぐに操作することができます。頻繁に使うソフトや、常に監視をする役割を持つソフトについてはスタートアップアプリに登録されていると便利ですが、ほとんど使用しないソフトだとWindowsの起動を遅くするだけです。あまり使わないソフトは、スタートアップアプリから取り除きましょう。
設定→アプリ→スタートアップの順にクリックすると、スタートアップの画面が表示されます。ソフトの横にあるONのスイッチをクリックすると、スタートアップをOFFにすることができます。スイッチの下にOFFにした場合の影響の大きさが目安として表示されているので参考にして下さい。
パソコンのホコリを掃除する
ホコリが吸気口や排気口にたまって、パソコンの排熱がうまくできなくて調子が悪くなっている可能性があります。まずはパソコンにたまっているホコリを取り除いてみましょう。
吸気口・排気口にたまっているホコリは、フキンなどを使って取り除いて下さい。何年も掃除をしないままでいる場合、大きな固まりになっていることがあります。大きなホコリを取り除いたら、エアダスターなどを使って空気の力でホコリを吹き飛ばして下さい。息を吹きかけると、唾液が飛んで故障の原因になるおそれがあります。パソコン内部のホコリも、吸気口・排気口などからエアダスターで吹き飛ばしましょう。ホコリを吹き飛ばしたら、パソコンの動作に影響がないかチェックして下さい。
メーカーのサポートサービスを受ける
パソコンを買って5年以内の異常であれば、劣化だけが不調の原因ではないかもしれません。その他の原因も考えられますので、メーカーのサポートに連絡してアドバイスを受けてみましょう。システム的な不具合が原因で不調になっている可能性があり、適切な解決方法を指示されることがあります。
パソコンの保証期間はメーカーによってさまざまですが、購入時にサポート期間を有料で延長できるサービスを行っているメーカーもあります。困った時に頼れるサポートが利用できるのは心強いものです。パソコンのトラブルを解決するのが苦手な人は、サポート期間を延長できるサービスの追加も検討して下さい。
パソコンがそろそろ耐用年数に⋯寿命が来る前にやるべきこと
パソコンがそろそろ寿命かもしれないと思ったら、不調を解消する方法を試したり、いざという時のための準備をしたりすることが大切です。そのまま使い続けて、どんどんパソコンの調子を悪化させないようにしましょう。
バックアップを取る
パソコンの寿命が近づいているということは、保存しているデータを取り出せなくなる可能性があるということです。突然の故障に備えて、重要なデータはできるだけ早く別のストレージへと移しましょう。別のストレージに移す方法として、外付けのストレージにファイルをコピーする方法もありますが、Windowsには重要なファイルを保存しているフォルダを選んで自動的にバックアップを取る仕組みもあります。
設定→更新とセキュリティ→バックアップとクリックすると、バックアップのウィンドウが表示されます。「ファイルのバックアップを自動で実行」をONにすると指定したフォルダのデータを別のストレージにも自動的に保存します。
「その他のオプション」をクリックすると、バックアップオプションの画面になり、バックアップ対象のフォルダを選択することができます。またバックアップを実行する時間や、バックアップを取るストレージを指定することもできます。
ソフトウエアのライセンス情報を確認する
シリアルキーや認証コードなど有料ソフトウエアのライセンス情報は、パソコンの買い替え前にあらかじめ確認し、メモしておくことが重要です。ソフトウエアによっては複数台での使用が制限されている場合があるため、新しいパソコンへ移行できるかどうかも確認しておきましょう。ライセンスの引き継ぎを行わないまま古いパソコンを処分してしまうと、新しいパソコンで改めてライセンスを購入しなければならない可能性があります。例えば、Adobe製品やMicrosoft Officeなどは使用できる台数や移行方法についてのルールが定められているため、公式サイトで事前に確認しておくと安心です。
アカウント情報を整理する
パスワードやアカウント情報は、パソコンを買い替える前にメモなどに控えておきましょう。メールアドレスやID、パスワードを全て忘れてしまうと再ログインできず、アカウントの新規作成が必要になる可能性があります。Microsoftアカウントや各種サービスのアカウント情報をあらかじめ整理しておくことで、買い替え後もスムーズに同じ環境を構築できます。パスワード管理アプリを活用して一括管理しておく方法も有効です。
データ移行の準備をする
文書ファイルや写真、動画、音楽ファイルなどの重要なデータをリストアップし、新しいパソコンへ移すデータを事前に整理しておくことが大切です。不要なファイルや古いデータを整理しておくと、新しいパソコンのストレージを有効に活用できます。また、メールデータやソフトウエアの設定はコピーするだけでは移行できないため、使用しているメールソフトのエクスポート機能を活用する必要があります。移行するデータの容量と新しいパソコンのストレージ容量をあらかじめ確認すると共に、OneDriveやGoogle ドライブなどのクラウドストレージの活用も検討しておくとよいでしょう。
新しいパソコンを購入するタイミング
パソコンの調子が悪くなってもなんとか動作する場合、買い替えることをためらって使い続ける人も少なくありません。しかし快適に操作できないパソコンを使っているとストレスがたまる一方です。何年も使っていて快適な操作ができなくなってしまったら、思い切って買い替えてみてはいかがでしょうか。買い替えを判断するタイミングを紹介しましょう。
Windowsの起動に何分もかかる
Windowsの起動に時間がかかるようになったら、買い替えを検討していいでしょう。ストレージがHDDの場合起動に時間がかかりますが、SSDであればより早く起動するはずです。それなのにWindowsが起動するのに何分もかかるのは、ストレージなどの調子が悪くなっている可能性があります。特に購入から5年以上経っている場合は、ストレージなどのパーツの性能が落ちて寿命を迎えつつあるのかもしれません。
Windowsは、多くのソフトをインストールしたり、アップデートを繰り返したりすることで、機能が追加され、購入当初よりも起動が遅くなっていきます。使っていないソフトなどを削除してもWindowsの起動時間がほとんど改善されない場合は、寿命が来ていると判断してもいいでしょう。
Windowsのサポート期間が切れている
パソコンの動作にあまり問題を感じていなくても、Windowsのサポート期限が切れている場合は、新しいパソコンに買い替えましょう。Windows 7は延長サポートが2020年1月14日で終了しており、脆弱性の修正、重大なバグの修正も行われません。セキュリティ的に危険な状態なため、早く新しいWindowsを購入しましょう。
Windows 8/8.1も既にメインストリームサポート(機能の追加、機能の改善)は終了しており、延長サポートも2023年1月10日で終了しました。さらに、Windows 10のサポートも2025年10月14日に終了しています。サポートの終了したWindowsを使い続けることは、ウイルス感染などにより、そのパソコンだけでなく、他のパソコンにも影響を与えるおそれがあります。Windowsのサポートが切れたら新しいWindowsが使えるパソコンに移行して下さい。
新バージョンのソフトの動作が重い
ソフトの新しいバージョンをインストールしたところ、作業に支障がでるほど動作が重くなってしまった場合は、パソコンの買い替えを検討してはいかがでしょうか。ソフトが新バージョンになって新機能などを搭載したために、これまで使ってきたパソコンでは性能が足らなくなっている可能性があります。ソフトの推奨環境を確認して下さい。もし推奨環境ギリギリの場合や、著しく性能が不足している場合は、より性能の高い新しいパソコンが必要です。
これまで使っていたパソコンが購入してから期間が経っているのであれば、買い替えのいい機会だと考えられます。特に使用したいソフトが仕事などで重要な役割を果たしているのであれば、新バージョンでも問題なく使える環境を用意して下さい。
SSDに不具合が出る
HDDは物理的なディスクにデータを読み込む仕組みになっているため、パソコンを使っていると徐々に調子が悪くなっていくのを感じることができます。しかし、半導体メモリを使っているSSDはHDDのように調子が悪くなっていくのを感じ取るのは困難です。SSDの場合、急に壊れることがあるといわれています。
SSDの寿命は5〜10年程度です。購入から5年経ったらいきなり壊れる、ということはありませんが、ソフトが勝手に終了したりフリーズしたりするような異常が起こるようになったら警戒して下さい。データのバックアップを取るなど、SSDが壊れた時の備えをしておくことが大切です。
パソコンを耐用年数以上使いたい!寿命を延ばす方法とは?
頻繁に使っていれば、パソコンが徐々に調子を悪くしていくのは仕方ありません。しかしパソコンは決して安い買い物ではありませんから、できるだけ長持ちさせたいところです。パソコンの寿命を少しでも延ばす方法を紹介していきます。
パソコンの設置場所・使用場所に注意する
パソコンを長く使うには、設置場所や使用場所を注意することが大切です。ここでは、デスクトップパソコン・ノートパソコンそれぞれの設置場所・使用場所について解説します。
デスクトップパソコンの設置場所
デスクトップパソコンを設置する時は、設置場所に注意しましょう。パソコン内部のCPUやグラフィックボードなどを冷却するために、デスクトップパソコンの多くには吸気口が備えられています。吸気口を塞いでしまうとCPUやグラフィックボードが冷却できず、熱によるダメージを受けてしまうおそれがあります。
また吸気口を塞いでしまうと内部にホコリがたまって、外に出て行きません。パソコン内部にたまったホコリは電気・電子部品に悪影響を与えるおそれがあり、できるだけ小まめな掃除が必要です。ホコリのたまりやすい場所にも注意しましょう。パソコン周辺を定期的に掃除することも大切です。パソコンの設置場所を壁際から離して、清掃のしやすい場所に変更しましょう。
ノートパソコンの使用場所
ノートパソコンの寿命を延ばすには、適切な場所で使用することが重要です。ノートパソコンには裏面か側面に通気口があり、布団や柔らかいソファーの上で使用すると通気口が塞がり、熱が放出されない状態になります。また、ホコリっぽい場所や直射日光が当たる場所、湿気の多い場所での使用も避けましょう。パソコンのパーツは熱や湿気に弱く、結露によってショートする恐れがあります。使用場所が40度などの高温にならないよう心がけると共に、机の上など安定した硬い面の上で使用することをおすすめします。
ノートパソコンはできるだけ衝撃を避ける
ノートパソコンを頻繁に持ち運ぶ人は、できるだけ衝撃を与えないように注意して下さい。ちょっとした衝撃で内部の電気・電子部品に影響が出るおそれがあります。パソコンを入れたカバンは、できるだけそっと下におろすように心がけましょう。
しかしそれだけでパソコンを衝撃から守ることはできません。電車の中で人にぶつかってしまうことだってあるのです。そのような事態に備えてクッション性の高いカバンを選ぶのもおすすめです。また、メーカー製パソコンの場合、購入したノートパソコンがぴったり入る専用ケースを販売していることがあります。うっかりパソコンを壊してしまうよりは、専用ケースなどを使って衝撃があってもノートパソコンを守れるようにしましょう。
同時に起動するソフトウエアを減らす
必要もないのに多くのソフトを同時に起動したり、Webブラウザのタブを多く開いたりした状態は、CPUやストレージに負荷をかけています。もちろんそれだけですぐにパソコンの調子が悪くなることはありませんが、長時間負荷の高い状態を続けるのは決してよいことではありません。
特にメモリが不足している時はメモリの代わりにデータをストレージに保存しているため、ストレージに頻繁にアクセスが発生します。使っていないソフトは終了させて、パソコンにあまり高い負荷をかけ続けないように気をつけましょう。
吸気・排気口のホコリを掃除する
多くのパソコンは外部から空気を取り込み、内部の空気を吐き出すことで放熱しています。常に吸気と排気を繰り返す空気の流れがあるため、知らず知らずのうちにホコリが吸気口や排気口にたまってパソコン内部の温度が下がりにくくなってしまいます。吸気・排気口にたまっているホコリは、定期的にエアダスターなどを使って吹き飛ばして掃除しましょう。
定期的に休憩を取る
パソコンも人間と同様に、適度な休憩が寿命を延ばすことにつながります。電源を常に入れっぱなしにしたり、複数のアプリを同時に開いたまま使い続けたりすると、パソコンへの負荷が高くなるため注意が必要です。定期的に電源を切る、使用するアプリを必要なものに絞るなどの工夫をすることで、ノートパソコンの寿命を延ばすことができます。また、スペックに合ったソフトウエアやPCゲームを選ぶことも重要です。低スペックのパソコンで高負荷なソフトウエアやPCゲームを長時間使い続けると、故障のリスクが高まります。例えば、PCゲームをプレイする際は、推奨スペックを満たすソフトを選ぶことでパソコンへの負担を抑えられるでしょう。
変換効率の良い電源ユニットを利用する
変換効率の高い電源ユニットを選ぶことは、パソコンの寿命を延ばす上で有効な方法です。電源ユニットの変換効率が高いほど、供給した電力を効率よく変換でき、電力ロスが少なくなります。電力ロスが多いほど熱が発生しやすく、結果として寿命を縮める原因になります。変換効率の高い電源ユニットを選ぶことで熱が発生しにくくなり、省エネにもつながります。電源ユニットを選ぶ際は「80 PLUS」認証の有無を確認すると、一定の変換効率を持つ製品を選択できるでしょう。
定期的にCPUグリスを塗り替える
CPUグリスは、CPUとCPUクーラーの間の微細な隙間を埋めて熱伝導効率を高める役割を持ち、パソコンの冷却性能を維持するために欠かせないものです。CPUグリスは時間と共に乾燥・硬化し、一般的に2〜3年程度で劣化するため定期的な塗り替えが必要になります。グリスが劣化すると熱伝導率が低下してCPU温度が上昇し、パフォーマンスの低下や動作の不安定化につながりかねません。動画編集やPCゲームなど高負荷な用途でパソコンを頻繁に使用する場合は、より短いサイクルでの交換が求められることもあります。グリスの塗り替えに不安がある場合は、パソコン専門店へ依頼することも選択肢の一つです。
パーツを交換する
パーツの劣化や性能不足はパフォーマンスの低下や不具合が発生するため、早めの対応が重要です。メモリの増設やストレージの交換はパソコンの動作を快適に保つための有効な方法で、寿命を延ばすことにもつながります。例えば、HDDからSSDへの換装は読み書き速度が向上し、起動時間の短縮や全体的な動作の改善が期待できます。パーツが故障したり動作に不具合が出たりした場合は、購入したショップやパソコン専門店にパーツ交換を依頼しましょう。保証期間内であれば無料で交換できる場合もあります。
パソコンの耐用年数・寿命による買い替えに!
NEC Directのおすすめのパソコン
パソコンの寿命が近づいている気がする…そろそろ買い替えなくては。新しいパソコンに買い替えるのなら、使うのが楽しくなるような魅力的なパソコンを選びましょう。NEC Directではカスタマイズして、自分にぴったりのパソコンにすることができます。
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「LAVIE Direct N16」は、長く付き合える大画面の使いやすいスタンダードノートです。16型のIPSディスプレイ(WUXGA:1920×1200)を採用しており、複数のウィンドウを表示しても十分な視認性を得られます。また、メモリは最大32GBまで搭載でき、16GBを選択して後から増設することも可能です。CPUは第13世代のIntel® Core™ iシリーズ、SSDは最大約1TBまで選択できます。さらに、臨場感のあるサウンドを楽しめるヤマハ製の「AudioEngine™」や、周囲を気にせずタイピングできる静音キーボードなど、魅力的な機能を備えたノートパソコンです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™(i7-1360P/i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® UHD グラフィックス Intel® Iris Xe グラフィックス(メモリ32GBの場合)(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| ディスプレイ | 16.0型ワイド スーパーシャインビュー LED IPS液晶(広視野角)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 標準バッテリー:約2.1kg 大容量バッテリー:2.2kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 標準バッテリー:約6時間 大容量バッテリー:約10時間 |
長寿命バッテリーを搭載したCopilot+PC「LAVIE Direct SOL」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct SOL」は、機能性・デザイン性に優れたモバイルノートパソコンです。セキュアかつ利便性の高い顔認証機能に対応しており、作業の効率化にもつながります。また、キーボードにはカメラやYoutube、パソコンについてAIに質問できる「LAVIE AI Plus」などをワンタッチで起動できるショートカットキーを搭載しているのも魅力です。さらに、装飾が少なくスタイリッシュなノイズレスデザインを採用。長期間使いたくなるデザインです。処理性能にも優れており、CPUはIntel® Core™ Ultraシリーズ、メモリは最大32GBまで選択できます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(7 258V/7 256V/5 228V/5 226V) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Arc™ 140V/130V GPU(CPUに内蔵) |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB・512GB・1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ※USB Type-AとHDMIは、変換アダプタを使用すれば接続可能 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約34.3時間 |
高性能CPUを選択できる「LAVIE Direct DT」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct DT」は、スリムタイプのデスクトップパソコンです。CPUはIntel® Core™ Ultra 5/7/9と幅広く対応し、ハイエンドパソコンにカスタマイズ可能なのが大きな特徴です。メモリも8GBから最大64GBまで対応します。書類作成のような作業から動画編集のような高負荷の作業まで、カスタマイズ次第で対応可能になる自由さが魅力です。パソコンの用途に合わせて、カスタマイズを楽しみましょう。
ディスプレイはグラフィックボードと増設ポート合わせて最大で6台まで接続可能で、4Kディスプレイにも対応しています。マルチディスプレイで快適な作業環境を実現できます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225/7 265/9 285) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(プロセッサーに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB・64GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort×2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920×1080)液晶(広視野角・高色純度・ノングレア) |
| サイズ(横幅/奥行/高さ) | 216×300×345(mm)※スタビライザ設置時 |
パソコンの耐用年数・寿命による
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