パソコンから音が出ない!
原因と対処法(Windows 10 / Windows 11)
2023.12.13(WED)
2023.12.13(WED)
音楽を聴く、動画を視聴する、ゲームを楽しむなど、パソコンは生活に欠かせないものになっています。しかし突然「音が出ない!」ということがあります。とても焦るかもしれませんが、いくつかの原因が考えられます。冷静になって原因を一つひとつ探っていきましょう。
パソコンから音が出ないときのよくある原因

これまで正常だったパソコンから音が出なくなることは、誰もが覚えのある経験だと思います。原因はさまざまですが、深刻なトラブルではなく、簡単なことも多いです。ソフトの設定など、音の出なくなる原因を探ってみましょう。
うっかりミスが意外と多いので焦らない
パソコンから音が出ないと気づいたとき、多くの人が「もしかしてパソコンが壊れてしまったのか?」と心配になるかもしれません。しかし、多くの場合は、思った以上にうっかりミスが原因になっています。
パソコンから音が出なくなっても深刻な問題と思わず、焦らず冷静に基本的な部分から確認をしてみましょう。大事なのは、先走りせず落ち着いて対処することです。少しのチェックで、簡単に問題を解決できることも少なくありません。
パソコンの音量が小さいまたはミュートしている
パソコンから音が出ない場合、音量の設定が小さくなっていたり、ミュートになっていたりすることがよくあります。
Windowsの画面の右下にあるスピーカーのマークをクリックすると、音量のバーとミュートのアイコンが表示されます。ミュートがオンのとき、このアイコンには斜線が入っています。もし斜線が入っていれば、アイコンをクリックしてミュートを解除すると音が出るようになります。
また、音量バーをチェックして、左側に寄っていないか確認しましょう。もし音が小さくなっていれば、バーを右にスライドして音量を上げられます。
出力デバイスの音量が小さいまたはミュートしている
パソコンから音が出ないときは、Windowsの設定だけでなく、接続しているスピーカーやアンプの音量もチェックしておきましょう。外部のスピーカーやアンプの音量が小さく設定されている、またはミュートになっている場合、パソコンの設定がどうなっていたとしても音は出なくなります。
まず、スピーカーやアンプの本体についている音量ノブやボタンを確認してください。ノブがあれば回して音量を上げる、ボタンがあれば押してミュートを解除できます。
また、一部のスピーカーにはリモコンが付属しています。リモコンの音量ボタンやミュートボタンも忘れずにチェックしましょう。
ソフトやWebサイトの音量が小さいまたはミュートしている
パソコンで音が聞こえないとき、使用しているソフトやWebサイトの音量設定を見落としていることがあります。たとえば、動画再生ソフトや音楽プレイヤーは、ソフトに音量バーが設置されていることが多いです。このバーが最小に設定されているか、ミュートになっていると、音は出ません。
動画配信サイトや音楽ストリーミングサイトでは、プレイヤーに音量設定やミュートボタンがあります。もし音が聞こえないときは、再生中の画面に表示される音量のアイコンを探してみましょう。このアイコンをクリックまたは音量のバーを動かすことで、音量の調整やミュートの解除ができます。
イヤホン端子にイヤホンを挿している
パソコンから音が出ない原因として、イヤホン端子にイヤホンを挿していることが考えられます。イヤホンやヘッドフォンを端子に挿入すると、多くのパソコンでは自動的にスピーカーの音がオフになり、イヤホンやヘッドフォンからのみ音が出るようになります。
まず、パソコンのイヤホン端子をチェックしましょう。端子にイヤホンやヘッドフォンのプラグが挿入されていれば、それを一度抜いて、スピーカーから音が出るかをテストしてください。もし音が出るようであれば、それが原因だったということです。
イヤホンを使用するときは、使用後にプラグを端子からしっかりと抜いておきましょう。
Bluetoothでイヤホンに接続している
Bluetoothでイヤホンに接続している場合、スピーカーから出力される音が自動的にオフになることが多いです。これは、Bluetoothイヤホンが優先的に音声出力デバイスとして認識されるためです。
パソコンの右下にある通知領域に、Bluetoothのアイコンが表示されているか確認してください。もしアイコンが表示されていれば、クリックして接続されているBluetoothデバイスの一覧にあるイヤホンを切断して、スピーカーから音が出るかどうかをテストしてみましょう。問題なければ、スピーカーから音が出るようになります。
外付けスピーカーのケーブルが抜けている
デスクトップパソコンの場合、スピーカーを内蔵いていない製品もあります。そのため、外付けのスピーカーを接続して音を出す必要があります。しかし、外付けスピーカーのケーブルが抜けてしまっていると、当然音は出ません。
まず、パソコンにある音声出力端子を確認してください。スピーカーのケーブルがきちんと接続されているか、しっかりと差し込まれているかを見てみましょう。もしケーブルが抜けていたり、緩んでいたりすれば、しっかりと差し込むことで問題が解決することが多いです。
また、音量が小さくなっていないかも、合わせて確認しておきましょう。
外付けスピーカーの電源が切れている
外付けスピーカーによっては、電源が必要な製品もあります。これはスピーカーの動作をサポートするためのもので、電源が切れてしまうと音が出なくなることがあります。
まず、スピーカーの電源ボタンやスイッチがONになっているか確認しましょう。一般的にスピーカーの電源が入ると、LEDが点灯するなど状態がわかりやすく表示されます。電源ボタンをONにしてもLEDが点灯しない場合、電池切れや電源ケーブルの問題が考えられます。切れた電池を交換したり、電源ケーブルを接続し直したりしてみましょう。
イヤホン、スピーカーのケーブルが断線している
イヤホンやスピーカーのケーブルの断線は、音が出なくなる原因のひとつです。断線はケーブル内の線が切れ、信号の流れが止まってしまう状態を指します。これが起こると、音声の信号が途切れ、正常に音が出なくなります。
断線の原因はさまざまですが、ケーブルを強く引っ張ったり、頻繁に折り曲げたりすることで起こることが多いです。特にケーブルのプラグの近くは断線しやすい場所です。
もしケーブルに異変を感じたら、新しいものに交換しましょう。見た目には問題がなくても、ケーブルが断線しているかもしれません。
パソコンから音が出ているのか確認する方法

音が出ない原因にはさまざまなものがありますが、パソコンそのものに問題があれば、原因を探っても見つけようがありません。パソコンからちゃんと音が出ているのかどうかを確かめるには、どうすればよいのでしょうか。
パソコンから音が出ているかどうかをチェックする
パソコンに問題があって音が出ないのであれば、スピーカーやケーブルなどをチェックしても原因はわかりません。パソコンから本当に音が出ているのか確認したいとき、Windowsの「音量ミキサー」を使うと簡単にチェックできます。
音量ミキサーを起動する方法
1.タスクバーのスピーカーのアイコンを右クリックする
2.右クリックメニューから「音量ミキサーを開く」を選んでクリックする
3.音量ミキサーが起動する
音量ミキサーのバーをクリックするとシステム音が鳴り、音に合わせてバーが動きます。このバーが動いているときは、パソコンから音が出ていることをあらわします。
このバーが動いていても音が聞こえない場合は、スピーカーやイヤホンなどに問題があるなど、そのほかの原因があると考えられます。
正しい出力デバイスを選択しているかチェックする
パソコンで音が出ない場合、思わぬところに原因が隠れていることがあります。パソコンに音声を出力するデバイスが複数接続されていると、意図せず異なるデバイスが選択されていることがあります。
たとえば、イヤホンや外部スピーカー、ディスプレイの内蔵スピーカーなど、複数の出力デバイスがある場合、その選択が間違っていると正しく音が出なくなります。正しい出力デバイスを選択する必要があります。
出力デバイスを選択する方法
1.タスクバーのスピーカーのアイコンをクリックする
2.音量ボリュームの「>」をクリックする(Windows 11)/出力デバイスをクリックする(Windows 10)
3.出力デバイスから音を出したいデバイスを選択する
正しい出力デバイスを選択したら、音が出ることを確認してみましょう。
それでもパソコンから音が出ないときの対処法

パソコンから音が出ないときに、設定や接続の確認を行っても改善しないことがあります。そんな困ったときのために、いくつかの対処法を紹介します。これらの方法を試すことで、音の問題を解決できる可能性があります。
Windowsを再起動する
パソコンから音が出ないにもかかわらず、音量などの設定やスピーカーの接続などに問題がないのであれば、Windowsの再起動を試みてみましょう。
実はWindowsの内部で何らかの問題が生じているときに、再起動をするだけでその問題が解決することがあるのです。特に長時間にわたってWindowsを起動している場合は、一部で不具合が生じてしまうことがあります。これがWindowsの再起動によってシステムがリフレッシュされて不具合が解決され、パソコンの状況が改善するのです。問題が解決せずに困っているときは、まずWindowsの再起動をしてみましょう。
Windowsの再起動は何らかの問題が生じたときに、まず試しておきたい方法です。
トラブルシューティングを実行する
パソコンから音が出ないとき、再起動しても状況が変わらない場合、Windowsの「トラブルシューティング」の機能を利用しましょう。トラブルシューティングは、パソコンのさまざまな問題を自動的に検出し、修復するためのツールです。
トラブルシューティングの起動方法(Windows 11)
1.スタートボタンを右クリックし、メニューの「設定」をクリックする
2.「システム」を選び、「トラブルシューティング」をクリックする
3.その他のトラブルシューティングツール」をクリックする
4.「オーティオの再生」をクリックする
トラブルシューティングの起動方法(Windows 10)
1.スタートボタンを右クリックし、メニューの「設定」をクリックする
2.「システム」をクリックする
3.「サウンド」をクリックし、出力の「トラブルシューティング」をクリックする
指示に従って操作を進めることで、Windowsが自動的に問題を探し出し、修復を試みてくれます。
ドライバーを更新・再インストールする
パソコンで音が出ない場合、サウンドボードやオーディオデバイスのドライバーの問題が考えられます。特にサウンドボードなどを使用している場合、ドライバーが古くなっていたり、ドライバーのファイルが破損したりといった問題でうまく動作しないことがあります。
そういったときは、ドライバーの更新や再インストールを行い、正常に動作するようにできます。
ドライバーの更新・再インストール
1.スタートボタンを右クリックし、メニューの「デバイスマネージャー」をクリックする
2.「サウンド、ビデオ、およびゲームのコントローラー」からドライバーを更新する出力デバイスを選択する
3.右クリックして、メニューから「ドライバーを更新する」をクリックする
4.「ドライバーを自動的に検索する」をクリックする(Windows 11)/「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します」をクリックする(Windows 10)
あとはWindowsが自動的に最新のドライバーを探して更新してくれます。
インストールしたソフトを削除する

新しくソフトをインストールしたあとに、パソコンから音が出なくなることがあります。そういった場合、そのソフトに問題があるのかもしれません。ソフトによってはインストールしたときにWindowsの設定を書き替え、音声関連の設定やドライバーに影響を及ぼすことがあります。
音が出なくなったタイミングを思い返して、最近インストールしたソフトがあれば、アンインストールしてみるのもひとつの方法です。もしアンインストールをして、音が出るようになったらそのソフトが原因だったと考えられます。ソフトの公式サイトを確認して、最新版のチェックやサポート情報をチェックしましょう。
BIOS・UEFIを初期化する
マザーボードはパソコンの中心となるパーツで、CPUやメモリをはじめとするさまざまなパーツを搭載しています。BIOSやUEFIはマザーボードに搭載されているプログラムのことで、設定の変更などが行えるようになっています。
BIOSやUEFIの設定が変わると、意図しない動作の変化やトラブルを起こすことがあります。音に関連する設定が変更されると、音が出なくなる状況も考えられます。
もし、設定を変更したあとに音の問題が生じた場合、BIOSやUEFIの設定を初期状態に戻すことを検討しましょう。ただし、BIOSやUEFIの設定は専門的な知識が必要な場合があるため、不安な場合は製品のサポートセンターに問い合わせてください。
音が出ていた状態のWindowsに復元する
Windowsには「システムの復元」という、機能が備わっています。システムの復元はパソコンの設定などを、過去のある時点へ戻せる機能のことです。たとえば、突然音が出なくなってしまった場合、音がちゃんと出ていた状態のパソコンへ戻すことで、問題を解決できることがあります。パソコンから音が出なくなった原因が、Windowsにある場合に有効な方法です。
Windowsは定期的に復元ポイントと呼ばれる、そのときの状態へ戻せるポイントを作成しています。何らかの問題が起こったとしても、この復元ポイントの状態へシステムをもとに戻せるようになっているのです。パソコンから音が出なくなったときは、システムの復元で設定を過去の状態へ戻すことを検討しましょう。
メーカーのサポートに相談する

これまで紹介してきたさまざまな方法を試しても、パソコンから音が出ないのであれば故障しているのかもしれません。そういった状態であれば、購入したパソコンメーカーや販売店のサポートセンターに連絡してください。サポートの相談窓口が問題の原因を特定し、適切なアドバイスや修理の指示をしてくれます。
保証期間内であれば、無償で修理などの対応を行ってもらえます。自力で解決できない場合は、サポートに相談しましょう。
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