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ゲーミングPCに必要なものや値段の相場は?
安く購入するポイントやおすすめPCを紹介
2023.05.22(MON)
2024.03.22(FRI)
初めてゲーミングPCを購入する際に、どのくらいの予算が必要になるのか分からないという方も多いでしょう。特にモニターやマウスなどの周辺機器も同時に揃える場合は、事前に必要な機器を把握しておかなければ、想定外の金額がかかる可能性もあります。
ゲーミングPCのスペックは、CPUやグラフィックボード、メモリなどのパーツの選び方によって大きく変化します。予算とスペックのバランスを見極めながら、プレイしたいゲームが快適に動作するゲーミングPCを選ぶことが大切です。
本記事では、ゲーミングPCで遊ぶために必要なものや値段の相場、予算に合わせたおすすめのPCについて解説します。
ゲーミングPCに必要なもの(周辺機器)と値段の相場を解説
まずは、ゲーミングPCで遊ぶために必要なものや、快適に遊ぶために必要なもの、配信をする人に必要なものの具体的な内容や、それぞれの相場を紹介します。
ゲーミングPCで遊ぶために必要なもの
PCでゲームをプレイするために必要な機器一式の相場は、選ぶ機器のスペックにもよりますが、20~30万円程度です。機器一式の内訳は次のとおりです。
・ゲーミングPC本体
・モニター
・マウス
・マウスパッド
・キーボード
既に持っている機器を一部使い回すのであれば、予算を少し下げられますが、初めてゲーミングPCを購入する場合は一式購入することを想定しておきましょう。特にモニターなどは、解像度の高い画面で楽しみたいのであれば、ゲーミングPCに合わせたスペックのものを用意する必要があります。
一般的なPCを購入するときに比べると、ゲーミングPCの購入にかかる金額は大きくなる傾向にあります。各機器の具体的な相場については、次の項から詳しく解説します。
ゲーミングPC本体
必要な機器一式の中で最も高額になるのは、ゲームをプレイするためのゲーミングPC本体です。スペックによって価格は大きく異なりますが、初心者~中級者向けの中程度のスペックのものであれば、安いモデルであれば8万円程度から、一般的には10~20万程度に収まることが多いと考えられます。
ただし、最新のグラフィックボードを搭載した高スペックなものを選ぶ場合は、20~30万円程度かかる可能性もあります。高画質設定で滑らかな動作を実現したい場合は、スペックの高いものを選ぶ必要があります。
基本的には、予算重視なら低価格のものを選び、ゲームを快適に遊びたいならスペックが充実したものを選ぶと良いでしょう。
ゲーミングPC本体は購入費用の大半を占めるため、予算に合わせて適切な機種を選ぶことが大切です。
モニター
PCでゲームを遊ぶためには、ゲーミングPC本体だけでなく、ゲーム画面を映すためのモニターも必須です。モニターは一般的なPCに使用するような機種を接続することもできますが、FPSやシューティングなど、精細な動作が重要なゲームをプレイするなら「ゲーミングモニター」と呼ばれるゲームプレイに特化したモニターを選ぶのがおすすめです。
ゲーミングモニターは画面の高速な描画に対応しており、遅延が少ないので、一瞬の判断が重要なゲームでは特に重宝します。一般のモニターは遅延が発生しやすいことから、ゲーミングPCの性能が高くても、能力を最大限に引き出せない可能性が高くなります。
サイズにもよりますが、モニターの相場は1~5万円程度です。ただし、ゲーミングモニターは10万円以上のものもあります。
また、ゲーミングPCの性能に合ったゲーミングモニターを選択することも大切です。いくら高性能なゲーミングPCを購入しても、モニターのスペックが足りなければ性能を発揮できません。例えば、フレームレート144fps出せるゲーミングPCであっても、モニターが対応していなければ表示できないため注意が必要です。これは、モニターの性能が高く、ゲーミングPCの性能が低い場合も同じことがいえます。
その他に、フルHDや4Kなどの解像度・液晶パネルの種類・fps(フレームレート)やリフレッシュレートの特徴も理解したうえで選択することも重要です。
以下の表に、初心者におすすめのスペックをまとめたので、購入時の参考にしてください。
項目 | 初心者におすすめのスペック | 理由 |
---|---|---|
解像度 | フルHD〜WQHD | ・ゲームを楽しむために十分な映像表現が可能 ・ゲーミングPCに要求するスペックが低く、コストパフォーマンスがよい ・高フレームレートでプレイしやすい |
画面サイズ | フルHD:21〜24.5インチ WQHD:27〜31.5インチ |
・奥行き60cm程度のデスクで使う場合にちょうどよいサイズ ・大きすぎると画面全体を捉えづらい |
応答速度 | FPSや格闘ゲーム:1ms以下 その他:5ms以下 |
・FPSや格闘ゲームはモニターの遅延が勝敗に直結する ・その他のゲームは5ms以下であれば違和感なくプレイできる |
リフレッシュレート | 144Hz | ・144Hzあれば映像が滑らかで臨場感が増加する ・60Hzでも十分快適にプレイできるが、144Hz以上のゲームが増えているので対応していたほうがよい |
パネル | FPSや格闘ゲーム:TN その他:IPS |
・TNは応答速度が速く価格が安いが、視野角が狭くコントラストが低い ・IPSは発色が美しく視野角が広いが、応答速度はそこそこ |
マウス
ゲームをプレイするためには、マウスも用意しなければなりません。ただし、USBや無線のゲーム用コントローラーを使用する場合は、マウスを別途購入する必要はありません。
マウスの相場は1,000~1万5,000円程度で、価格の幅が広い点が特徴です。スクロールの方式やショートカットボタンを設定できるもの、有線接続や無線接続などさまざまなタイプがあるので、自分に合ったものを探して購入することが重要になります。
ゲームをプレイしやすいように設計された「ゲーミングマウス」も、多くの製品は相場内で購入できます。
マウスパッド
マウスでゲームをする際に、マウスパッドを使いたい人は、併せて用意する必要があります。マウスパッドの相場も商品によって大きく異なりますが、100~3,000円程度で購入できるものが多いようです。
マウスパッドの基本機能は「マウスの動きをスムーズにすること」なので、価格差が生じるのはデザインやブランドに起因する部分が大きいといえます。ただし、近年では、マウス操作のずれを防止するための「ゲーミングマウスパッド」も登場しているため、繊細な操作を必要とするゲームをプレイするのであれば、購入を検討するのも良いでしょう。
キーボード
ゲーミングPCでプレイするゲームには、キーボード操作を必要とするものもあります。このようなゲームを中心に遊ぶ場合は、キーボードの用意も必要です。
相場は1,000~3万円程度で、テンキーが付いているものや付いていないもの、複数のキーを同時押しした時ときに押した順番を正確に認識できる「キーロールオーバー機能」が備わっているものなどさまざまなので、自分のプレイスタイルに合わせて任意のものを購入しましょう。
ただし、デスクトップ型のゲーミングPCではなく、ノートタイプのゲーミングノートを購入する場合は、本体にキーボードが付属しているため、別途キーボードを購入する必要はありません。
ゲーミングPCを快適に遊ぶために必要なもの
ゲーミングPCと一緒に揃えておきたいものとして、デスクやチェア、ヘッドホン、ルーターなどがあります。特に長時間プレイする場合は、デスクやチェアの選び方が疲労度を左右する可能性もあるため、ゲームをする上で自身のゲーム環境をよくするものを購入しましょう。
デスク
ゲーミングPCを設置するためのデスクは、配線なども考慮して、少し広めのサイズを選ぶのがおすすめです。特に、デスクトップ型のゲーミングPCは本体が大型のものもあるため、本体+モニターのサイズを事前に調べておき、適切なサイズのものを選びましょう。
ゲーミングPC本体の大きさだけを考慮して選んでしまうと、モニターやマウスを置く場所が足りなくなる可能性もあるため、周辺機器も含めた総合的なサイズを前提に購入製品を検討する必要があります。 デスクの相場は5,000~3万円、高いものだと7万円以上と幅広く、使用している材質などによっても異なります。オフィス用品店やインテリア用品店などで実際に見て、比較検討しながら選ぶことが大切です。
チェア
ゲームをする際は長時間椅子に座り続けることが多いので、疲れにくく自分に合った椅子を選ぶ必要があります。
近年ではゲームプレイに適した「ゲーミングチェア」も数多く販売されているため、家電量販店やメーカーの展示会、インテリア用品店などで実際に座り心地を試してから購入するものを決めると良いでしょう。
椅子はリクライニングの段階やひじ掛けの位置などによって、フィット感や座り心地がひとりひとり異なります。自分に合った製品に出会えるまでさまざまな椅子に実際に腰かけてみて、比較検討することをおすすめします。
オフィス用の一般的な椅子なら5,000~1万円程度で購入できますが、本格的なゲーミングチェアなら、5万円以上のものも販売されています。
ヘッドホン
ヘッドホンを装着してゲームをプレイすると、臨場感のある音声を楽しめます。また、他のユーザーと音声通話を楽しみながらゲームをプレイするときにも、ヘッドホンが役立ちます。
ヘッドホンの価格は千差万別で、ノイズキャンセリング機能が付いたものなど、こだわりによっては5~10万円に達するものもあります。しかし、音質にそれほどこだわらなくても良い場合は、5,000円程度で購入が可能です。
スピーカーが自宅にある場合は必須ではないので、必要に応じて購入すると良いでしょう。ヘッドホンの購入予算を他のパーツに上乗せするのも手段のひとつです。
ルーター
近年提供されている多くのゲームは、クラウド上でユーザーデータを管理しています。そのため、セーブデータの読み込みやユーザーデータの照合のために、ほとんどのゲームはインターネットに接続する必要があります。
また、オンライン対戦や協力プレイなどにも、インターネット接続が必須です。このことからも、ルーターは、インターネット環境を整備するために必要不可欠な機器だといえるでしょう。
一人暮らし程度の広さの物件に対応しているルーターなら5,000円程度で購入できますが、2階建て一軒家や3階建てなど敷地が広い場合は、よりカバー範囲が広いルーターを購入する必要があります。この場合、1~3万円程度が相場です。
配信環境が必要な人はマイクやキャプチャーボードも必須
個人的にゲームをプレイするだけでなく、プレイ中の画面を動画サイトなどで配信する予定がある人は、マイクやキャプチャーボードも用意する必要があります。ここでは、マイクとキャプチャーボードの相場を紹介します。
マイク
ゲームをプレイしながら音声を配信するためには、マイクを購入する必要があります。マイクにはピンマイクのような安価なものから、プロ仕様の本格的なものまで幅広い種類があるので、予算に合わせて自分に合ったものを選ぶことが大切です。
音質にこだわらないのであれば、1,000~5,000円程度の比較的安価なものでも十分に活用できます。
ゲーム実況用などの用途に使用するなら安価なものでも問題ありませんが、歌唱した自分の声を録音するなどの用途に使う可能性がある場合は、ある程度高品質なものを選ぶことをおすすめします。
キャプチャーボード
キャプチャーボードとは、コンシューマゲーム機のプレイ画面を配信したり、動画の撮影・編集を行ったりする際に必要な周辺機器のことです。
PCゲームの場合、動画の記録はPC上で行えるため、キャプチャーボードは基本的に不要です。しかし、SwitchやPS4などのコンシューマーゲームの映像をPCで配信するなら、キャプチャーボードの用意が必須となります。
キャプチャーボードの相場は2万円程度と、周辺機器の中では比較的高額です。ゲーミングPCを購入する目的がゲームの配信でなければ、まずはゲーミングPC本体に予算をかけて、キャプチャーボードを後から購入しても良いでしょう。
ゲーミングPCの価格を左右する4つのパーツ
ゲーミングPC本体の価格を大きく左右するのは、CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックボードの主に4つです。これらのパーツを組み合わせることで、ゲーミングPCのスペックが決まります。ここでは、各パーツの役割や選び方などについて解説します。
CPU
CPUは、PCの演算を行う「頭脳」ともいえるパーツです。パソコンの処理性能を決定づける存在なので、ゲーミングPCを購入するときは、CPUのスペックをどの程度に設定するかよく検討する必要があります。
CPUは主に「Intel」と「AMD」の2つの会社が製造しており、それぞれのCPUにいくつかのランクがあります。Intelの主な製品は「Core iシリーズ」、AMDの主な製品は「Ryzenシリーズ」で、基本的には後ろに付く数字が大きくなるほど、処理性能が高くなります。
例:Core i9>Core i7>Core i5
総合的な価格の観点から、コストパフォーマンスに優れたIntelのCore i5シリーズや、AMDのRyzen 5シリーズが市場において高い人気を獲得しています。しかし、近年はゲーミングPCの性能が上がっていることから各ゲームの推奨スペックも上がってきているため、予算に余裕があるならCore i7やRyzen 7以上のCPUを搭載したゲーミングPCを選ぶのがおすすめです。
メモリ
メモリは、CPUが処理するプログラムなどを一時的に記憶しておく役割を持つパーツです。搭載されているメモリの容量が大きいほど、複数のソフトを同時に使用したりブラウザを立ち上げたりすることが可能になります。
例えばゲームをプレイしながら他のユーザーと通話をしたり、インターネットを閲覧したりしたい場合は、メモリの容量が大きいゲーミングPCを選ぶ必要があります。
近年では、多くのゲームにおいて、メモリの推奨スペックが8GB程度に設定されていることが多いです。そのため、他の作業を並行して行うことも想定して、市場に流通するゲーミングPCに搭載されているメモリの主流は16GB程度が主流となっています。
ストレージ
ストレージとは、ゲームのデータを記録しておくための記録媒体です。「SDD」と「HDD」の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っているため、用途によって使いわけられています。
HDDはSSDと比べて容量が大きく、高画質な画像・動画ファイルなどを保存する際に便利です。一方、SSDは読み込み・書き込み速度が速いため、一般的にOSを入れる先に指定されたり、ゲームファイルのインストール先に選択されることが多い傾向にあります。HDDをゲームのインストール先に指定すると、読み込みが遅くなりやすいため、基本的にはSDDを指定することをおすすめします。
ゲームの容量は1タイトルだけで50GB以上になることもよくあるため、複数のゲームを快適にプレイするなら、SDDが500GB以上搭載されているゲーミングPCがおすすめです。
グラフィックボード
グラフィックボードとは、モニターへ映像を出力するために必要なパーツです。パーツ内部に映像処理を行うための「GPU」と呼ばれるチップが搭載されており、高精細な映像出力が可能になります。
通常のPCにはグラフィックボードが搭載されていないため、ゲームに適した映像処理を行えず、正常にゲームを動作させること自体が難しい場合が多いです。そのため、ゲームを快適に楽しみたい人は、GPUが搭載されたゲーミングPCを購入する必要があります。
「ゲーミングPC」と称して販売されているPCは、基本的にどの機種にもグラフィックボードが搭載されているため、プレイしたいゲームに合わせて任意のスペックを選びましょう。
グラフィックボードはGPUが映像処理を行う速さを意味する「フレームレート」の数値に大きく影響するので、負荷の大きいゲームほど性能の高いものが求められます。
初心者ゲーマーにおすすめのゲーミングPCのスペック
初心者ゲーマーが後悔しないためには、PCゲームの楽しさを十分に感じられて、コストパフォーマンスもよいスペックを選択することが大切です。
以下の表は、多くの初心者ゲーマーが満足できるであろうスペックになります。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel:Core i5〜 AMD Ryzen 5〜 |
グラフィックボード(GPU) | NVIDIA:GTX 1660 SUPER〜 AMD: RX 6600〜 |
メモリ | 16GB〜 |
ストレージ(SSD・HDD) | SSD:500GB〜 HDD:1TB〜 |
PCゲームを楽しむためのCPUは、「Core i5」や「Ryzen 5」が最低限必要です。「Core i7」や「Core i9」のほうがより性能は高いですが、その分価格も高くなります。注意点として、Core i5でも古いモデルの場合性能が低いケースがあるので、最新のモデルを新品で購入しましょう。
グラフィックボードは、NVIDIAの「GTX 1660 SUPER」やAMDの「RX 6600」以上であれば、フルHD 60fpsで快適にプレイできます。4Kや高フレームレートでプレイしたい場合は、「GTX 3060」や「RX 6700XT」以上を選択しましょう。
メモリは最低8GBが一般的でしたが、近年はゲームの進化に伴い16GBが主流になりつつあります。ストレージに関しては多いほどよいですが、SSD 500GB、HDD 1TBがコストパフォーマンスもよくおすすめです。
以上は、まずはPCゲームの楽しさを体感してみたい初心者ゲーマー向けのスペックです。本気でPCゲームに取り組みたい人や、予算に余裕があり長く使えるゲーミングPCが欲しい人はハイスペックなモデルを検討しましょう。
ゲーミングPCを選ぶときの注意点
ゲーミングPCを選ぶときの注意点として、必要スペックと推奨スペックを必ず調査し、自分の状況に適した機種を選ぶことが求められます。また、「激安ゲーミングPC」に安易に飛びつかず、中古のゲーミングPCを避けることも大切です。
プレイしたいゲームの必要スペックと推奨スペックを確認する
ゲーミングPCを購入する前に、プレイしたいゲームの必要スペックと推奨スペックを必ず確認しておきましょう。
快適にプレイするために求められるゲーミングPCのスペックはゲームの種類によって異なるため、事前によく確認しないままゲーミングPCを購入すると、そもそも動作しなかったり、快適にプレイできなかったりする場合があります。
一般的に、ゲームの必要スペックと推奨スペックは、公式サイトなどから確認できます。公式サイト以外の情報を参照すると、古い内容や間違った情報が記載されている場合もあるため、避けることをおすすめします。
ゲーミングPC本体だけでなく、モニター選びなどにも関わってくるため、まずは必要スペックと推奨スペックを調べてから、条件を満たすゲーミングPCを購入することが大切です。
必要スペックと推奨スペックの違い
必要スペックとは、ゲームをプレイするために最低限必要なスペックのことを指します。「最低限、このスペックのゲーミングPCを購入すればゲームが正常に動作する」という基準になるのが「必要スペック」です。
一方の推奨スペックは、「ゲームを快適にプレイするために必要なスペック」のことです。必要スペックはあくまでも最低限の動作を保証するものであり、実際のゲームプレイにおいては快適性に欠ける場合もあります。しかし、推奨スペックが満たされていれば、安定した動作でプレイしたり滑らかな映像を楽しんだりすることが可能です。
ゲーミングPCを購入する際は、快適にプレイするためにも、基本的には推奨スペックのPCを選ぶことをおすすめします。
5〜10万円などの価格が安いゲーミングPCは避ける
少しでも安いゲーミングPCを購入したいと思う気持ちが先行して、激安ゲーミングPCに飛びつくと、スペックの不十分な機種を購入してしまいやすくなります。せっかく安価なゲーミングPCを購入できても、目当てのゲームが十分に動作しなければ、早々に買い替えることになって余計な費用がかかる可能性もあるでしょう。
価格の安いゲーミングPCの購入を検討する際は、「その機種のスペックでプレイしたいゲームが快適に動くか?」をよく考えましょう。
「安ければよい」という考え方ではなく、先にゲーミングPC一式の購入予算を決めておき、その中で機能やスペックとのバランスが取れたゲーミングPCを選ぶことが大切です。
中古のゲーミングPCは避ける
ゲーミングPCを購入する際に、中古の機種は避けることをおすすめします。全ての中古PCが悪いというわけではありませんが、中古のゲーミングPCの中には古いものも多く、初心者だと適切なスペックを見極めるのが難しいため、失敗につながりやすい傾向にあります。
特に、フリマサイトやオークションなどの個人出品は届いたときに事前に伝えられていた状態と異なっており、トラブルに発展するリスクもあります。
また、購入からある程度の期間が経っているとメーカー保証が切れており、故障の際に修理できなかったり、高額な修理料金を支払わなければならなくなったりする可能性もあります。新品のゲーミングPCを購入するよりかえって高くつくことも少なくないため、基本的には新品の購入をおすすめします。
ゲーミングPCを自作で組み立てるのはリスクが高い
知識やスキルがある人は、ゲーミングPCを自作することがあります。パソコンケースやマザーボード、CPUやグラフィックボードなど、自分好みのパーツをそれぞれ購入し、目的に合わせたスペックのゲーミングPCを作れるのがメリットです。しかし、ゲーミングPCの自作にはデメリットやリスクもあります。デメリットには、受注生産のBTO(Build To Order)パソコンとそれほど価格が変わらないことや、幅広い知識が必要で手間もかかることが挙げられます。リスクは、組み立て中に故障する可能性があることや、ゲーミングPCとしての製品保証がないことです。
以上を加味すると、ゲーミングPCは自作するより新品を購入したほうが安心できます。特に、初心者には難しい作業なので避けるようにしましょう。
使う場面をよく検討してデスクトップかノートか選択する
ゲーミングPCを購入する際は、使用する場面をよく検討してから、デスクトップ型とゲーミングノートのどちらを購入するかを決めることが大切です。
自宅の部屋での使用が中心で、設置した場所からゲーミングPCをほとんど動かさないのであれば、デスクトップ型が適しています。現在のゲーミングPC市場で販売されているのはデスクトップ型が中心であり、価格帯も幅広く、スペックの選択肢も多いためです。
一方で、外出先に持ち運んでゲームをプレイしたい人や、省スペースにこだわりたい人はゲーミングノートPCがおすすめです。購入する前に自分がゲーミングPCを使用する場面を十分に想像して、自分に合ったものを選択することが大切です。
性能が良いゲーミングPCを安く購入するためのポイント
性能が良いゲーミングPCを安く購入するためには、1世代前の機種を購入する、セール情報をこまめにチェックする、現在使っているPCを下取りに出すなどの方法が考えられます。 ここでは、3つの方法について詳しく解説します。
1世代前の機種を購入する
BTOで販売されているゲーミングPCは、新機種が発売されると1つ前の型の機種が値下げになりやすいという特徴があります。そのため、予算を重視するのであれば、最新機種ではなく、型落ちのゲーミングPCを狙うのも方法のひとつです。
もちろん、少し前まで最新のゲーミングPCとして販売されていたものなので、型落ちだからといって「スペックが劣るPC」というわけではありません。CPUやメモリ、ストレージ、グラフィックボードの性能を確認して自分に合ったものを選べば、安くて良いゲーミングPCを購入できます。
型落ちの機種を購入する際は、プレイしたいゲームの必要スペックや推奨スペックを確認しつつ、自分の状況に合ったものを購入すると良いでしょう。
BTOパソコンを購入する
BTOパソコンであれば、価格を抑えながらゲーミングPCを購入できます。BTOパソコンとは「Build To Order」の略で、受注生産で作られるパソコンを指します。CPUやグラフィックボード、メモリ、SSDなどを、指定された範囲内でカスタマイズできるため、自分の目的に合ったスペックのゲーミングPCが手に入ります。例えば、「グラフィックボードには費用をかけたい」、「動画編集にも使うからCPUやメモリに予算を割きたい」などが可能です。
BTOパソコンが安く手に入る理由は、ネット通販がメインなので店舗が必要なく、人件費や賃貸料などがかからないからです。また、パーツの大量仕入れにより原価を抑えていたり、製造・販売を一貫して行い中間マージンを削減していたりなども安くできる理由といえます。新品なので保証も付いており、安心して購入することが可能です。
セール情報をこまめにチェックする
ゲーミングPCを販売しているメーカーのオンラインショップや、家電量販店のセール情報をこまめにチェックすると、通常よりも安くゲーミングPCを購入できることがあります。購入時期を急いでいないのであれば、セール情報を積極的にキャッチして、欲しい機種が登場したらすぐに購入できるように準備しておくのもおすすめです。
セールでどれだけお得になっているのかを知るためには、あらかじめ購入したいと思っているゲーミングPCの相場を知っておくことが大切です。定価をあらかじめ調査しておき、セール品として紹介されているゲーミングPCが本当に安くなっているのかを確認しましょう。
現在使っているPCを下取りに出す
メーカーによっては、ゲーミングPCの購入時に不要となったPCを下取りしてもらえるサービスを展開していることがあります。下取りサービスを利用すれば、査定額を新しいゲーミングPCの購入費用として充てられます。
まだ動作するゲーミングPCだけでなく、故障したPCでも下取り可能なPCメーカーもあるため、処分したいPCを持っている人はぜひ検討してみましょう。
ただし、下取りサービスの利用には、一定の条件が設定されているのが一般的です。事前にメーカーのWebサイトなどで下取り条件を詳しく調べておき、自分が対象になるかどうかを調べておくことが重要です。
必要な機能を備えたNECのおすすめゲーミングPCを紹介
ここからは、PCゲームに必要な機能を備えた、高品質なNECのゲーミングPCをご紹介します。
LAVIE Direct GX
LAVIE Direct GXは、多くのPCゲームを快適に楽しめるスペックを持ちながら、コストパフォーマンスにも優れたゲーミングPCです。
具体的なスペックは以下の表をご覧ください。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel Core (i7-13700F/i5-13400F) |
グラフィックボード(GPU) | ・NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER ・NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 8〜32GB |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 6 ・DisplayPort × 2〜3 ・HDMI × 1 |
BTOパソコンなので、用途に応じてスペックをカスタマイズでき、初心者から上級者まで満足できるゲーミングPCを構築できます。また、スペックを活かすためのその他要素も魅力です。例えば、温度上昇による性能低下を防ぐエアフロー設計を採用した冷却システムや、高速通信ができる2.5GbE対応有線LANなどを搭載した多彩なインターフェースなどが挙げられます。
さらに、国内生産や品質管理にこだわりを持っており、高品質なゲーミングPCを製造・販売しています。設計時の検査やパーツの受入検査、生産時の品質チェック、出荷検査などを行い、厳しいチェックを通過したゲーミングPCのみ販売しているので安心して購入できます。高品質、かつコストパフォーマンスに優れたBTOのゲーミングPCをお探しの方におすすめです。
LAVIE NEXTREME Infinity
LAVIE NEXTREME Infinityは、ビジネスやゲーム、その他用途に幅広く使えるハイスペックなノート型のパソコンです。こちらもBTOに対応しており、好みのスペックにカスタマイズできます。
具体的なスペックは以下の表をご覧ください。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel Core (i9-13900H/ i7-13700H/i5-13500H) |
グラフィックボード(GPU) | Intel Arc A570M |
メモリ | 16〜64GB |
ストレージ(SSD) | 512GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1(Display Port出力機能付き) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・SDカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
高い処理能力を持ったCPUや、性能低下を防ぐデュアルファン冷却システム、美しい映像を映し出す16.0型 4K 有機ELディスプレイなどを搭載した魅力的なモデルです。さらに、NVIDIAのGeForce RTX 3060 相当の性能を誇る、Intel Arc A570M を採用しているため、ゲーミングPCとしての性能も高くなっています。ゲームも楽しめるノート型パソコンをお探しの方におすすめできる、ハイスペックなパソコンです。
番外編:30万円以上の予算があるならカスタマイズも視野に
「どうせゲーミングPCを購入するなら、最初から高性能な機種を選びたい!」という方は、LAVIE GX750をベースに、より高性能なパーツを選択して任意のカスタマイズをするのもおすすめです。
例えば、LAVIE GX 750シリーズの標準ストレージはSSDのみですが、カスタマイズによって1TBまたは2TBのHDDをセットにすることもできます。画像や動画を大量に扱う方は、HDDをセットにしておくと、保存容量に余裕が出ます。
また、基本のメモリは最大32GBまで増設が可能です。特に動画編集や音楽制作など、負荷の大きい作業を行う予定があるなら、予算に余裕がある場合は増設を検討しても良いでしょう。ただし、通常の使用範囲なら、16GB程度で十分軽快に動作します。
このように、自身の用途に合わせて柔軟にスペックを調整できるのも、BTOパソコンの強みです。予算と相談しながら、自分にとって最適なゲーミングPCを購入しましょう。
初めてゲーミングPCを買うなら必要なものと相場を押さえておこう
初めてゲーミングPCを購入する人が機器一式を揃える場合の相場は、20~30万円程度です。ゲーミングPC本体だけでなく、モニターやマウス、キーボードなどの周辺機器も必要になるため、全体でかかる予算を総合的に把握しておくことが重要です。
ゲーミングPCのスペックは、CPUやグラフィックボード、メモリなどのパーツによって大きく左右されます。予算と相談しながら、プレイしたいゲームが快適に動作するスペックをあらかじめ調べておき、適切なゲーミングPCを選びましょう。
本記事で紹介した相場やゲーミングPCを選ぶ際の注意点なども参考にしながら、自分の用途に合わせた機種を購入することが大切です。