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ゲーミングPCとは?初心者でもわかるゲーミングPC比較特集
最近よく「ゲーミングPC」という言葉を目にすることが多いと感じませんか?
普通のPCと違い、PC用ゲームをプレイするために販売されているPCがゲーミングPCです。普通のPCよりも価格が高いので、高性能だということはなんとなく理解している人も多いかと思います。でも、ゲーミングPCの魅力はそれだけではありません。
ゲーミングPCは、高性能PCと家庭用ゲーム機を別々で買うよりも安く入手できるため、ゲームが目的のゲーマーからはもちろん、ゲームにそれほど興味がない一般層からも注目を集めているのです。
この特集では、ゲーミングPCを買おうか迷っている初心者のために、ゲーミングPCを選ぶときのポイントや注意点をわかりやすくご紹介します。
ゲーミングPCの基礎知識

「ゲーミングPC」の購入を検討する前に、「ゲーミングPC」のことをしっかり学びましょう。
ゲーミングPCがどのようなパーツで作られているのか。それぞれのパーツがどういった役割を担当しているのか。パーツのランクが上がるとどんなメリットがあるのか。ゲーミングPC向けのパーツの特徴とは? このような基礎知識を知らないまま購入してしまうと、性能が低いゲーミングPCを買ってしまったり、必要以上に高額な出費になってしまったり、せっかくの買い物が失敗に終わってしまいます。
そうならないようにしっかりとゲーミングPCの基礎知識を身につけておくことが大切です。
「ゲーミングPC」ってどんなPC?
「ゲーミングPC」は、PC用ゲームを動かすのに適した構成のパソコンのことです。
PC用ゲームといってもその種類はさまざまで、将棋や麻雀などの軽いゲームもあれば、3D映像や高画質技術を多用している本格的なゲームもあります。
軽いゲームなら一般的な事務用PCやスマホでも遊べますが、一般的なPC用ゲームはゲーミングPCでなければまともに動きません。ですので、PC用ゲームをプレイするにはゲーミングPCが必須です。
ゲーミングPCの最大の特徴は、事務用PCに比べて高い性能を持っていること。高い性能があるからPC用ゲームをスムーズに動かすことができるのです。また、ゲームだけでなく、オンライン会議、画像編集、動画編集、監視、3D設計など、プロが使うような重い業務用ソフトもスムーズに動かすことができます。高い性能を持っているのでゲームも仕事もバリバリこなせる、そんな万能のPCがゲーミングPCです。
CPU

PCの性能を左右するパーツがCPUです。CPUの性能が高いほど、PC全体の能力が高くなります。CPUは、あらゆる作業の処理を行い、各パーツの動きを管理しています。動物に例えると「頭脳」にあたります。CPUには、デスクトップPC向け、ノートPC向け、スマホ向けとさまざまな種類があります。デスクトップPC向け・ノートPC向けともに、Intel社の「Core i」シリーズとAMD社の「Ryzen」シリーズが主流で、製品名の末尾の数字が大きいほどランクが高い(=高性能)モデルとなっています。ゲーミングPCでは、Core i7/Ryzen 7またはCore i5/Ryzen 5を選びましょう。
・Intel社の「Core i」シリーズ
Core i9>Core i7>Core i5>Core i3
・AMD社の「Ryzen」シリーズ
Ryzen 9>Ryzen 7>Ryzen 5>Ryzen 3
CPUの性能を示す指標として「クロック周波数」と「コア数」があります。「クロック周波数」は「○○GHz」のように数字で書かれており、 計算速度に影響します。クロック周波数が高いほど計算が早いので高性能です。「コア数」は、いわば指揮官の数のことで、コア数が多いほど複数の作業を同時に実行できます。クロック周波数よりも、コア数のほうが差を実感しやすいので、初心者はコア数の多さを重視しましょう。
メモリ
メモリは容量が多ければ多いほどPCの動作が安定します。CPUの処理しているデータを一時的に保存しておく、「作業デスク」のようなパーツです。デスクが広いと一度にたくさんの資料を並べて仕事をすることができると考えるとわかりやすいでしょう。
メモリは、4GB×2枚や16GB×1枚のように、容量(GB数)と枚数で示されます。ここで重要なのは、枚数ではなく、容量の合計。4GB×2枚=合計8GBよりも、16GB×1枚=合計16GBのほうが高性能ですので、必ず容量の合計で判断しましょう。
メモリの容量(GB数)が多いほど一度に扱えるデータ量が増えるため、ゲーミングPCの処理効率が上がり、ゲームが快適に遊べます。
SSD
ゲームのロード時間の長さに影響するのがSSDです。データの書き込みや読み出しを担当しているパーツです。SSDのポイントは、○○MB/sのように示されるアクセス速度の速さ。書き込み速度や読み出し速度が速ければ速いほど、SSD内部にあるゲームデータへのアクセスが速くなるため、快適にゲームを遊ぶことができます。
ゲーミングPCでは、圧倒的な読み書き速度を誇る「NVMe」対応SSDを採用している場合も多いです。一般的なSATA接続SSDと比べて数倍のアクセス速度があるため、たくさんのデータを使う本格派ゲームを遊ぶときに体感速度が明確に違ってきます。ですので、できるだけ「NVMe」対応製品を選びましょう。
HDD
メモリと同様に、容量が多ければ多いほどいいのがHDDです。SSDと同様に、各種データの書き込みや読み出しを行うデータ保存パーツです。HDDの特徴は、大容量モデルでも安く流通していること。SSDと比べると、圧倒的なコストパフォーマンスの良さ(1GBあたりの価格の安さ)を誇ります。ですので、予算が限られている場合でも手軽に大容量モデルを選ぶことができます。
ただし、SSDに比べて読み書き速度が劣りますので、ソフトのインストール先には適しません。ソフトはSSDにインストールし、作成したデータの保存先としてHDDを使うのが理想です。特に、ゲームプレイ動画など大容量データの保存先は必ずHDDにしておきましょう。もし、ゲーミングPCのHDDがいっぱいになってしまっても、増設用の内蔵SSDや外付けHDDを追加購入すれば大丈夫。大容量モデルでも数千円~1万円程度で購入できるのでコスト面でも安心です。
ビデオカード

ゲームの快適さを決定するのがビデオカードです。PCの映像処理や映像表示を担当しているため、ゲーミングPCの心臓ともいえる最重要パーツです。性能が高いビデオカードを搭載したゲーミングPCでは、PCゲームの画質が良くなり、なめらかな動きでスムーズに遊ぶことができます。しかし、ビデオカードの性能が低いと、映像処理の遅延が発生し、画質が粗くなったり、カクカク不安定な描写になってしまいます。このように、PCゲームを快適にプレイするためには、高性能なビデオカードが必要不可欠です。
ビデオカードは、NVIDIA社の「GeForce」シリーズとAMD社の「Radeon」シリーズが主流です。
「GeForce RTX ○○○○」「Radeon RX ○○○○」のように、製品名にある数字の末尾2~3ケタがランクを示しています。ゲーミングPCでは、ミドルレンジとされる末尾60/600クラスが基本です。例えば、RTX 3060やRX 6600であれば、ほとんどのゲームを標準的な画質でスムーズにプレイすることができます。画質の良さを求めたい人はミドルハイの末尾70/700クラスを、最高画質設定でのプレイや動画編集などを行いたい人はハイエンドの末尾80/800クラスを選びましょう。
ゲーミングPCを買う前の準備
ゲーミングPCを購入する前に、いろいろ考えておかなきゃいけないことがありますよね。
誰がどのようにゲーミングPCを使うのか。家のどこにゲーミングPCを設置するのか。誰がいくらくらいの予算でゲーミングPCを買うのか。どこのお店でゲーミングPCを買うのか。
考え出すとキリがないですが、ここでは事前準備のポイントをご紹介します。
購入資金を用意しましょう
ゲーミングPCを購入するとき、誰がお金を出すのかを考えましょう。家族みんなで使うという場合は、あらかじめ親や兄弟に相談して、誰がいくら出すか話し合うとスムーズに進みます。個人用の場合は、購入資金すべてを自分で用意することになりますので、毎月いくらずつ貯金するというように資金計画を立てましょう。裏技として、「PCなどの購入時に使える補助金・助成金」があります。住んでいる自治体や通っている高校・大学にこのような補助金・助成金の制度があれば、購入資金の一部を提供してもらえるかもしれません。市役所や学校に相談してみるのもよいでしょう。
初心者向けゲーミングPCの購入予算としては15~20万円が理想です。学生や若い人にとっては、ちょっと高いと感じる金額かもしれませんが、「高性能PC」と「家庭用ゲーム機」を同時に買うと考えると妥当(むしろお買い得)な金額です。画質は家庭用ゲーム機よりも高いですし、仕事も趣味も何でもこなせる万能マシンです。しっかりした製品を選べば長く使えるので、予算を妥協してはいけません。安物買いは禁物です。
遊びたいゲームを考えましょう

PCゲームと一言でいってもその種類はさまざま。FPS、TPS、RPG、アクション、シミュレーションなどジャンルだけでも何種類もあります。そして、ゲームのジャンルによって、ゲーミングPCに求める性能が若干異なります。
例えば、FPS、TPS、アクションなど、動きが激しいゲームの場合は、映像の描写を担うビデオカードへの負荷が大きいです。そのため、高性能なビデオカードを用意しておく必要があります。一方で、RPGやシミュレーションのようにじっくり考えながらプレイするタイプのゲームではビデオカードへの負荷は小さいかわりに、計算処理をするCPUへの負荷が大きいと考えられます。この場合は、高性能なCPUを選んでおくと快適に遊べます。昨今、「eスポーツ」として人気を集めている対戦型ゲームは、コンマ数秒の遅延で試合の勝敗が決まってしまうシビアな戦いです。CPUもビデオカードも上級クラスの性能が求められます。
将来的に遊びたいゲームのジャンルを考えておくと、ゲーミングPCを購入するときに重視したいパーツが浮かび上がってくるはずです。特に遊びたいジャンルが思いつかないという人も、ビデオカードは十分な性能のものを選んでおきたいところです。なぜなら、ビデオカードの性能に余裕があると、ゲームの画質をきれいにすることができるからです。ほとんどのPCゲームは、最高画質>高画質>標準画質>低画質>最低画質といったように画質設定が可能ですので、高性能ビデオカードを搭載していれば高画質でもなめらかにゲームをプレイすることができるのです。また、画質が良いと、隠れている敵やアイテムを見つけやすくなるため、対戦型ゲームでも有利に戦うことができます。
ゲーム以外の用途を考えましょう
ゲーミングPCは、一般的な事務用PCと比べて、高い性能を持っているのが特徴です。そのため、ゲーム以外の用途でも活用できます。イラスト作成などの画像編集、スマホで撮影した動画の編集、テレビ番組の録画、リモートワーク時のオンライン会議、株などのオンライン取引、専門ソフトを使った仕事など、なんでも快適にこなせます。なんにでも使える万能マシンであるため、うまく活用すると購入価格の何倍もの価値を発揮してくれるはずです。画像や動画を扱うことが多いからビデオカードにこだわったり、ソフトをたくさん使うのでメモリ容量を増やしたりと、ゲーム以外の用途を考えた上でゲーミングPCの必要性能を決めるのも有効な方法です。
安くても中古は避けましょう
ゲーミングPCに限らず、昨今はリサイクルショップやフリーマーケットサイトで中古品を安く購入することができますね。でも、ゲーミングPCは、必ず新品を購入するようにしましょう。中古品を避けたい理由は以下の3点です。
・パーツが古かったり劣化していてゲームが正常に動かないことがある
・故障してもメーカー保証がないので、交換や修理ができない
・個人情報を抜き取る有害ソフトやコンピューターウイルスが入っていることがある
このように、ゲーミングPCの中古品には注意点がたくさんありますので、上級者以外は避けるのが無難です。また、たとえ新品であっても、リサイクルショップやフリーマーケットサイトで購入した場合はメーカー保証を受けられないので注意しましょう。
もっとも確実で安全なのは、メーカーから直接買うこと。メーカー直販サイトには専門スタッフがいるので、購入前に相談しながら検討することもできます。また、購入したゲーミングPCにトラブルが発生した場合も、専門スタッフが対応方法も教えてくれるので、初心者でも安心です。
初心者向けゲーミングPCの選び方

いざゲーミングPCを購入するという場合、どのような点に注意して購入したらいいかわからないという人も多いかと思います。高額な買い物ということもあり、初心者の方は特に不安を感じるのではないでしょうか。
そんな初心者のために、ここではゲーミングPC選びの際のコツと注意点をご紹介します。
高いほど高性能だけど……
基本的に、販売価格が高い製品ほど性能が高いという認識で問題ありません。高性能なパーツを使っている分、価格が高くなっているからです。しかし、気をつけなければいけないケースもあります。
まず、メーカー直販ではない場合です。例えば、小売店の場合、売れ残りの型落ちモデルが発売当初の価格で販売されていることがあります。世代遅れの古いパーツを使用しているにも関わらず、最新モデルと同じ価格で販売されているので注意が必要です。次に、有名メーカー製ではない場合です。聞いたことがない海外メーカーやショップ独自のゲーミングPC製品が該当します。この場合は、目につきにくい部分の作りが甘かったり、付属ソフトが粗悪なことが懸念されます。また、しっかりと検品をしていないために不良品が多く混じっており、保証の内容も不十分であることも多いです。
以上のように、販売価格と品質が見合わない場合もあるので、初心者は有名メーカーの直販(公式通販サイトなど)で購入するようにしましょう。有名メーカーの直販であれば、専門スタッフが対応してくれるので、購入時の不安や悩みも相談できます。
安いものには理由がある
たまに見かける「激安ゲーミングPC」ですが、はたして安全でしょうか。購入を検討する前に安さの理由を考えてみましょう。まず、第1に考えられる理由が、処分品であるケース。メーカーや販売店が梱包アウトレット品や展示品を安く処分している場合です。この場合はゲーミングPCの品質としては特に問題がないので、購入を検討しても大丈夫です。ただし、製品のスペックと保証内容は十分に確認しましょう。次に、訳アリ品である場合が考えられます。海外の怪しいメーカーの製品だったり、初期不良で返品されたものを修理した製品だったり、耐久性に問題があるパーツを使用していたり……。この場合は、購入後にトラブルが発生する可能性が高いので購入してはいけません。安物買いの銭失いは避けましょう。
安心の国内メーカーで
結論から言いますと、初心者は国内メーカーの直販で購入するのが一番確実で安全です。なぜなら、購入前も購入後も初心者はサポート窓口のお世話になることがとても多いからです。みなさんも経験があるかと思いますが、ゲーミングPCに限らず、初心者にはトラブルがつきもの。何か不具合が発生したときに頼るのがサポート窓口ですよね。有名の国内メーカーであればサポート体制がしっかりしているので、電話やチャットがスムーズにつながり、専門のスタッフがすぐに対応してくれます。もし海外メーカーだったら、サポート窓口で日本語が通じなかったり、「海外の本社に聞いてくれ」というようにタライ回しにされる場合もあります。お金を払ったのに品物が送られてこない……なんてことは絶対に避けたいですよね。
このような状況を考えると、販売価格が多少高くても国内メーカー品が安心です。有名メーカーの直販(公式通販サイトなど)であれば、専門スタッフに購入前の相談をすることもできますので、初心者はひとりで悩まずに相談窓口に連絡してみましょう。
このほか、リセールバリューという面でも有利です。買い替えするときに少しでも高く売却したい人は国内の有名メーカー品を選んでおくべきです。
ゲーミングPCのスペック比較

初心者が購入すべきゲーミングPCは一体どんなスペックの製品でしょうか。性能が低いと快適に遊べない、でも性能が高いと価格も高くなる、そんな悩みがあるかと思います。性能が足りないのは論外ですが、性能を持て余してしまうのももったいないので、性能と価格のバランスがいい製品がベストです。ここでは、初心者にオススメのゲーミングPCのスペックをご紹介します。
CPU比較:Core i5かCore i7
ゲーミングPCの頭脳であるCPUは、性能とコストのバランスにすぐれたCore i5を推奨します。昨今のデスクトップ向けCore i5なら最低でも6コアは搭載していますので、ゲームと何かほかの作業を同時に進行しても、動作を遅く感じることはないでしょう。
同時にたくさんの作業をするという人や性能重視の人はCore i7も検討してもいいでしょう。ただ、Core i5と比べると確実に価格は上昇します。本当に8~16コアも必要かどうかを考えてから選びましょう。
なお、AMDのRyzen 5やRyzen 7もコストパフォーマンスにすぐれていますが、ゲーミング性能という面ではintel製品のほうがすぐれているので、初心者は素直にCore i5かCore i7を選んでおくのが安全です。
メモリ比較:16GBで十分
メモリは、Windows10やWindows11を快適に使うには8GBが必要といわれています。ゲーミングPCの場合は、余裕をもった16GBが主流となっています。16GBの容量があれば、ブラウザでたくさんのタブを開いたり、複数のアプリケーションを開きながらゲームソフトを起動させても快適に遊べます。最新の本格派タイトルであっても、メモリ16GBがあれば問題なくプレイできるでしょう。
なお、ゲーム実況、動画の生配信、プロ向けソフトを使ったクリエイター作業などをゲーミングPCで行いたいと考えている人は32GB以上を検討しましょう。
SSD比較:速度重視

ゲームソフトのインストール先として使用されるSSDは、できるだけ高速な製品を選びたいところです。なぜなら、SSDが高速だとゲームデータの読み込み・書き込みも速くなり、体感速度が上昇して、サクサク快適に遊べるからです。せっかくのゲーミングPCなのに、ロード時間や待ち時間が長いのはストレスに感じてしまいますよね。
高速なSSDかどうかを見抜く方法としては、「NVMe」に対応しているかを調べるのが一番簡単で確実です。「NVMe」は比較的新しい規格であるため、従来のSATA対応モデルに比べて高価ですが、速度は段違いに速いです。SATA対応モデルに比べて容量が少ないということでも悩むかもしれませんが、迷わず「NVMe」モデルを選ぶべきです。快適に遊ぶには、容量より速度を重視。不足している容量は、HDDにまかせましょう。
HDD比較:後付けでOK
ゲーミングPCをどのように使うかにもよりますが、ゲームのセーブデータなどはほとんど容量を使わないので、HDDは後回しにして問題ありません。画像データや動画データが増えてSSDの容量が少なくなってきたら外付けHDDを買い足し、そちらへデータを移すという流れです。外付けHDDは安価なので気軽に買い足すことができます。
一方、仕事などでたくさんデータを使うことが確定している人は、最初から大容量HDDをオプションなどで追加しておきましょう。HDDは大容量モデルも安いので、財布にもやさしいはずです。
なお、HDDはSSDに比べると読み書き速度が遅いので、各種ソフトのインストール先としては不向きです。ソフトやアプリは必ずSSDにインストールするようにしましょう。
ビデオカード比較:GeForce RTX 3060が万能
ビデオカードはゲーミングPCの心臓であるため、どれを選ぶかでゲーミング性能が大きく左右されます。上位モデルになるほど価格が大きく上昇するため、もっとも選ぶのが難しいパーツといえます。中級者~上級者でもどれを選ぶかいつも悩んでいることでしょう。
そんなビデオカードですが、初心者にとってベストなのは「GeForce RTX 3060」です。「GeForce RTX 3060」は、NVIDIAのミドルレンジモデルで、性能と価格のバランスにすぐれています。目玉は、GDDR6 12GBのビデオメモリです。ミドルレンジモデルながら大容量メモリを搭載しているため、ゲームはもちろん、動画編集などの業務用途でも映像描写の遅さで困ることがないでしょう。また、上位モデルと比べて発熱や消費電力も少ないため、冷却用ファンが高回転するときに発生する騒音に悩まされることもなく、快適にゲームを楽しめます。
「GeForce RTX 3060」は、ゲームも仕事もなんでもこなせる万能なお買い得ミドルレンジモデル。初心者にオススメのビデオカードです。
ゲーミングPCアクセサリーの比較

ゲーミングPCで、より快適にゲームを楽しむために、あると便利なアクセサリーをご紹介します。普段何気なく使っているモニター、マウス、キーボード、さらにはイスまでゲーミング向けの製品が各社から販売されています。もちろん最初から買う必要はありませんが、少しずつ買い足していくことでゲーム環境が豊かになります。さらに、対戦型ゲームでは、リラックスした環境でプレイすることが腕前や勝率のアップにつながります。
ゲーミングPC購入後も貯金を継続し、より良いゲーミングPCアクセサリーをそろえていきましょう!
ゲーミングモニター比較
PC用のモニターやテレビを買うとき、みなさんは何を重視しますか? 画面の大きさや画質をチェックするという人が多いのではないでしょうか。ゲーミングPC用のモニターを選ぶときは、画面の大きさや画質だけでなく、「応答速度の速さ」にも注目しましょう。応答速度は、PCがモニターに映像信号を伝えてから、実際にモニターに表示されるまでの時間のことです。応答速度が遅いと、マウスやキーボードを動かしてからモニターに反映されるまでの時間差ができてしまい、快適にプレイできません。特にシューティングや格闘などアクション性の高いゲームでは、この時間差が原因でダメージを受けてしまいます。目安として、「1ms以下」の応答速度を備えているかをチェックしましょう。
また、「リフレッシュレート」も重要です。リフレッシュレートは1秒間に画面を何回リフレッシュ(更新)するかを示す数値です。リフレッシュレートが高ければ画面の動きがなめらかになり、快適さがアップします。目安としては「144Hz以上」のリフレッシュレートがあれば問題ありません。
このほか、暗いところを明るく表示して敵を見つけやすくするといった「ゲームモード」の有無も確認しましょう。
ゲーミングキーボード比較
PCを使うときに欠かせないのがキーボード。キーボードを買うときには無線タイプか有線タイプかに悩むことが多いですよね。しかし、ゲーミングキーボードの場合、接続方式は有線タイプが基本です。なぜなら、無線タイプの場合は、電池切れや電波障害(通信エラー)で一時的に使用不能になることがあるからです。FPSやアクションゲームでプレイしているときに、キーボードが使えなくなったらどうなるでしょうか。自キャラが動かせなくなり、即ゲームオーバーとなってしまいますよね。ですので、無線タイプにこだわりがある人以外は有線タイプを購入しましょう。
また、「キーの複数同時押し」にどれだけ対応しているかにも注目。全キー同時押しが可能な「Nキーロールオーバー」対応製品だと安心です。さらに、誤認識を防止する機能「アンチゴースト」機能や登録済みのキー操作をワンタッチで実行できる「マクロ」機能もあれば便利でしょう。
キースイッチは、メカニカル、静電容量無接点、メンブレンなどの方式があります。FPSやアクションゲームをメインに遊ぶ人は、確実なキー入力が特徴のメカニカルまたは静電容量無接点タイプがオススメです。それ以外の場合は、打ち心地や静音性などの好みで選んで問題ありません。
ゲーミングマウス比較

マウスは使い勝手の良さや握り心地で選ぶことが多いですが、ゲーミングマウスではスペックが大切です。まず、ゲーミングキーボードと同様に有線タイプが基本です。無線タイプの場合は、電池切れや電波障害(通信エラー)で一時的に使用不能になることがあるから避けたほうが無難です。どうしてもワイヤレスで使いたいという人は、有線・無線どちらでも使える両対応タイプを購入して使い分けることをオススメします。
スペックの面では、「解像度」(カウント)に注目してください。解像度はマウス本体が1インチ移動した際に、画面上のポインターがどれだけ移動するかを示した数値です。解像度が高いほど、少ない操作でポインターを大きく移動させることができます。ゲーミング向けモデルでは、解像度10000以上の製品もあります。どれくらいの数値がいいかは個人の好みに左右されますので、解像度設定の範囲が広い製品を購入し、自分好みの解像度を見つけるのが良策です。
このほか、ボタン数の多さ、重さ調節機能、登録済みのキー操作をワンタッチで実行できる「マクロ」機能などもチェック。いずれも便利な機能ですが、機能が豊富だと価格が高くなるので、本当に必要かどうかをよく考えてから選びましょう。
ゲーミングヘッドセット比較
インターネットを使って他人と会話するときに必要なのがヘッドセットです。オンライン会議やIP電話など、仕事でも使う場面が多い周辺機器です。ゲーミング向けのヘッドセットは、協力プレイ時のコミュニケーションを快適にするためのアイテムです。ゲーミングヘッドセットにも有線タイプと無線タイプがあります。有線タイプは、音の遅延や音飛びがなく、充電が不要で安定しています。ただし、装着したまま離席することはできません。無線タイプは、装着したまま離席できて便利ですが、音の遅延や音飛び、電池切れといった懸念があります。
一瞬の音声遅延が敗北につながってしまうFPSやアクションゲームをメインに遊ぶ人は有線タイプを選ぶべきです。それ以外の人は無線タイプでも問題ないでしょう。
なお、周囲のノイズを除去し、自分の音声をクリアに届けられる「ノイズキャンセリング」機能、臨場感のある立体的な音響が楽しめる「サラウンド」機能もあると便利です。
コントローラー(ゲームパッド)比較
キーボード&マウスだけでなく、コントローラー(ゲームパッド)を使えるPCゲームも増えています。キーボード&マウスでの操作に慣れないという人は、PC向けのコントローラー(ゲームパッド)を購入しましょう。
コントローラー(ゲームパッド)は、普段利用している家庭用ゲーム機のコントローラーを参考にし、自分の手にあったサイズ・重量のものを選ぶと長時間でも快適にプレイできます。
FPSやアクションゲームなど入力信号の伝達速度・安定性が重要なジャンルのゲームを遊ぶ予定の人は、有線タイプを選ぶのが無難です。電波干渉による通信エラーや入力遅延、電池切れが起きてはスムーズにゲームが楽しめませんよね。それ以外の人は無線タイプでも問題ありません。迷う場合は、有線無線両対応の製品もいいでしょう。
このほか、搭載ボタン数が多かったり、振動機能、連射機能、マクロ機能などを備えている製品もあります。自分の好みや優先度と予算を考慮して、適したものを選びましょう。
ゲーミングチェア比較
ゲームを快適に遊ぶために作られたイスがゲーミングチェアです。ゲーミングチェアは、スペックよりも座り心地の良さがもっとも重要なので、お店で現物を確認してから購入したいアイテムです。実際に座ってみて、疲れにくい姿勢が保てるかを確認しましょう。
機能としては、頭を支える「ヘッドレスト」、腰をサポートしてくれる「ランバーサポート」、腕や足を休められる「アームレスト」「フットレスト」、背もたれ部分の角度を変えられる「リクライニング機能」などの有無をチェック。それぞれのパーツが可動式なのか固定式なのかも重要です。
使用している生地も好みで選んで問題ありません。機能性重視であれば通気性にすぐれた生地が、見た目重視であれば高級感のある生地が適しています。
マイク比較
自分の声を相手に伝えたいときに必要なのがマイクです。でも、マイクは、ゲーミングヘッドセットに内蔵されているので基本的には不要です。ボイスチャットやゲーム実況配信などで、よりよい音質を求める人は購入を検討しましょう。
ボイスチャットや実況配信などひとりで使用する場合は「単一指向性」タイプが、複数人での録音などに使用する場合は「全指向性(無指向性)」タイプが適しています。雑音が気になる場合は、周囲のノイズを自動的に除去してくれる「ノイズキャンセリング」機能もあると便利です。
初心者にオススメのNECゲーミングPC
いろいろなゲーミングPCを見比べてみたけど、結局どのゲーミングPCを買えばいいのかわからないという初心者の方も多いのではないでしょうか。そんな方々のために、初心者にオススメの2モデルをご紹介します。どちらも国内の老舗メーカーであるNECの製品で、メーカー直販サイトから直接買うことができるので安心。また、注文時に構成をカスタマイズできるので、性能と価格を見比べて、好みのパーツを選びましょう。何かわからないことや気になることがある場合は、専門スタッフに電話やチャットで相談できますよ。
NEC LAVIE Direct GX「GX750/EAB」ベース
https://www.nec-lavie.jp/navigate/products2/pc/222q/07/lavie/gx/spec/index02.html
NECが手掛けるゲーミングデスクトップPC「LAVIE GX」シリーズの2022年夏モデルです。最新パーツを採用しているので、長く活躍できます。
Windows 11、第12世代 Core i7、16GBメモリ、SSD 約1TB、GeForce RTX 3060という基本構成で、ゲームでも仕事でもなんでもこなせる1台に仕上がっています。2.5G有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetoothとネットワーク機能も充実しています。Core i5にカスタマイズしたり、メモリやSSDの容量を抑えて注文することで、25万円程度まで購入価格を下げることができます。
NEC LAVIE Direct GX 「GX550/EAB」ベース
NECが手掛けるゲーミングデスクトップPC「LAVIE GX」シリーズの2022年夏モデルです。最新パーツを採用しているので、長く活躍できます。
Windows 11、第12世代 Core i7、16GBメモリ、SSD 約512GB、Radeon RX 6400という基本構成で、初心者が扱いやすいゲーミングPCとなっています。2.5G有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetoothとネットワーク機能も充実しています。Core i5にカスタマイズしたり、メモリやSSDの容量を抑えて注文することで、20万円程度まで購入価格を下げることができます。