安いデスクトップパソコンでも快適に!
購入するときの注意点を徹底解説
2023.05.22(MON)
2023.05.22(MON)

いまパソコンというと、基本的にノートパソコンを指すことが多くなっています。家電量販店のパソコンコーナーも、ほとんどがノートパソコンです。しかし、デスクトップパソコンには、価格が安くても性能が高いため快適に使えるというメリットがあります。
安いデスクトップパソコンを購入するときは、どういったことに気をつければよいのかを解説します。
安いデスクトップパソコンがおすすめの理由

パソコンを購入するのならノートパソコンよりも、安いデスクトップパソコンのほうがおすすめです。特に持ち運ぶ予定がないのであればノートパソコンより、デスクトップパソコンのほうが使いやすく、性能が高いなどメリットが多くあります。デスクトップパソコンを選ぶべき理由と、ノートパソコンよりも優れているポイントを紹介します。
ノートパソコンよりも高性能!
デスクトップパソコンはノートパソコンと比べると、性能が高いという一面があります。同じグレードのCPUでも、デスクトップパソコン用のほうがノートパソコン用よりも処理能力が高いです。
処理能力の高いCPUは高温を発するのですが、デスクトップパソコンはノートパソコンとは違い、本体のサイズが大きくスペースに余裕があるため、しっかりと冷却する仕組みを導入できます。しかし、ノートパソコンはどうしても内部のスペースに余裕がなく、冷却能力が劣るため、高性能なCPUを搭載できないのです。
そのため、同じ価格帯であれば、デスクトップパソコンのほうがノートパソコンよりも高性能になるのです。
オフィスソフトが使いやすい
デオフィスソフトの使いやすさでも、デスクトップパソコンがノートパソコンを上回ります。これは使用できるディスプレイの違いが大きいです。
ノートパソコンのディスプレイは、13~17型ほどしかありません。しかしデスクトップ用のディスプレイは17型どころか、24型、27型と大型のディスプレイが低価格で販売されていて、見やすさで圧倒的に上回っています。
しかも、デスクトップパソコンではフルHDの4倍の解像度を持つ4Kディスプレイが普及しつつあります。表示できる情報量でもデスクトップパソコンがノートパソコンを大きく上回っています。
マウスやキーボードを変更できる
デスクトップパソコンでは、気軽にマウスやキーボードを変更できます。USB接続なので、ノートパソコンでも同じように思えるかもしれません。しかし、ノートパソコンを外出先で使用するとき、マウスやキーボードまで一緒に持っていくことはできません。もし持っていったら、せっかく軽量なノートパソコンを買った意味がなくなってしまいます。基本的にノートパソコンのキーボードを使い続けることになるのです。
デスクトップパソコンは移動せずに使用するため、そういったことはありません。自分にとって使いやすいキーボードやマウスを選んで使用できます。
安いデスクトップパソコンを買うときの注意点

デスクトップパソコンを購入するときは、いくつか注意することがあります。特に価格の安いデスクトップパソコンの場合は、できることとできないことがあるなど、考慮すべき点は少なくありません。
価格が安いデスクトップパソコンを購入するときは、どういったことに気をつければよいのかを解説します。
ディスプレイが別途必要になる
安いデスクトップパソコンを買うにしても、ディスプレイが別途必要になることに注意しましょう。ディスプレイそのものは決して高価なものではなく、21型でフルHDなら1万円くらいからあり、ディスプレイのサイズや解像度、性能によって値段は上がっていきます。パソコンによっては、ディスプレイを2台以上接続するマルチディスプレイも可能です。
ディスプレイと本体がひとつにまとまっている、一体型PCであればディスプレイを購入する必要はありませんが、次のパソコンへ流用できないのがデメリットです。
動画編集・ゲームには性能不足なことも
動画編集やゲームなどは、安いデスクトップパソコンでは性能が不足して楽しめないかもしれません。動画編集やゲームといったと映像処理の負荷が高い用途では、グラフィックボードという映像処理専門のパーツを使用します。しかし、安いデスクトップパソコンではグラフィックボードを搭載していないことが多いため、性能が不足してしまうのです。
ただし、グラフィックボードがなければまったく動画編集やゲームができないとは限りません。数分程度の短い動画の編集や、シンプルなゲームなら安いデスクトップパソコンでも問題なく楽しめます。
スペックに注意!安いだけのパソコンを選ばない
安いデスクトップパソコンは、当然ですがスペックが高くありません。価格を安くするためにスペックを抑えているのですから、当たり前ではあるのですが、どの性能を抑えているかには注意が必要です。よくチェックしましょう。
もっとも注意したいのがストレージです。ストレージにはSSDとHDDがあり、安いHDDをストレージに採用していることがあります。しかし、いま主流のSSDはアクセスが早く、快適さがまったく違います。また、メモリの容量もパソコンの快適さに影響します。極端に容量が少なくないか注意しましょう。
設置場所を考えてケースのサイズを選ぶ
デスクトップパソコンといっても、さまざまな種類があり、大まかにケースの大きさで分類されます。タワー型、ミニタワー型、スリム型、コンパクト型の順にサイズは小さくなります。また、ディスプレイとひとつになった一体型PCもあります。
タワー型やミニタワーはかなり大きく、デスクの上より下に設置することが多いです。それに比べてスリム型、コンパクト型はデスクの上に設置可能です。コンパクト型はかなり小さいものの、パーツにノートパソコン用を使っていることがよくあり、性能的にもの足りないことがあるので注意しましょう。
一体型PCはメモリの増設が難しい
一体型PCはディスプレイとパソコンの本体がひとまとめになっているため、設置スペースをほとんど考えずに済みます。しかもディスプレイ関係のケーブル類が不要なので、デスク周りがすっきりするのもメリットのひとつです。
ただし一体型PCはディスプレイとほぼ一体になっているなど特殊な形状のため、ほかのパソコンだとできることができないこともあります。そのひとつがメモリの増設です。一体型PCは限られたスペースにパーツを設置しているため、個人ではメモリの増設が簡単にはできなくなっていることがあるため注意しましょう。
中古パソコンは初心者には不向き!
中古パソコンは価格が安いため、少しでも安くパソコンを購入しようとしている人には魅力的に思えるかもしれません。しかし、中古パソコンは、あまり初心者にはおすすめできません。
中古のパソコンはほこりや熱などによるダメージを受けて劣化しているため、いまは問題なく動作しても、新品のパソコンよりは早く不具合が生じます。ある程度の知識があれば、どういった問題が起こっているのか調べられるかもしれませんが、初心者には困難でしょう。しかも内部の機械の不具合は外観からは判断できません。初心者は避けたほうが無難です。
Windows10よりWindows11を選ぶ
いま売られているパソコンは、Windows10と新しいWindows11のどちらかのOSを搭載しています。Windows10を使い慣れている人が多いうえに、Windows11へ無料でアップデートできるため、Windows10を選んでも問題はありません。しかし、アップデートによってデータが消えてしまうなどのトラブルが生じるおそれがあります。Windows10である必要性が特になければ、Windows11を選びましょう。
また、Windows10はサポート期間が短く、いずれはWindows11を使うことになります。Windows10に慣れている程度の理由なら、むしろいまのうちにWindows11に慣れておくほうがよいでしょう。
NEC DirectでデスクトップPCをカスタマイズできる!
パソコンの通販サイトのNEC Directでは、販売しているパソコンのカスタマイズが可能です。CPUを高性能にしたい、メモリの容量をもっと増やしたいといったカスタマイズができるので、自分の求めるスペックのパソコンを手にできます。
パーツを変更したときの価格もわかるので、予算の範囲内に収まるように検討しながらカスタマイズをしてみましょう。
デスクトップPCをカスタマイズするときのポイント
デスクトップパソコンをカスタマイズするときのポイントを解説します。やみくもに高性能にすると、価格が高くなるだけでなく、用途に合わないオーバースペックのパソコンになります。購入予算を見ながら、用途に合った適切なスペックになるようにカスタマイズをしましょう。節約するところとお金をかけるところの見きわめが重要です。
【CPU】安くて高性能なCore i3が狙い目!
CPUはパソコンで使用されているなかでも、重要性が高く、かつ価格も高いパーツです。パソコンの性能を大きく左右するパーツのため、できるだけよいものを選びましょう。ただし、過剰によいものを選ぶ必要はありません。パソコンはメモリの容量やストレージの種類でも快適さが向上します。適度によいものを選ぶのがおすすめです。
おすすめは、インテルならCore i3、AMDならRyzen 3です。価格は安いのですが、十分な性能を備えています。オフィスソフトだけでなく、動画編集やゲームなどにも対応できるコストパフォーマンスに優れたCPUです。
【メモリ】予算に余裕があれば16GBに
Windows11が起動するメモリの要件は4GBです。4GBあればWindowsが起動するのですが、それだけではWindowsが起動するだけで、そのほかのソフトが快適に操作できるわけではありません。4GBはかなり少なめのメモリ容量なので、できれば8GB以上はほしいところです。
メモリ容量8GBはそれなりに快適に使えるほどの量で、複数のソフトを起動する場合、決して十分な容量とはいえません。さまざまな使い方を想定しているのであれば、16GBがおすすめです。メモリが16GBもあれば、将来的に何かをやろうとしたときに不足することもないでしょう。
【ストレージ】大容量よりSSDが基本
ストレージはSSDが必須です。アクセスが早いためそれだけパソコンを快適に使えるようになります。ハードディスク(HDD)は価格が安いというメリットはありますが、アクセスが遅いため、Windowsやソフトの起動で待たされてしまうことがあります。しかしSSDは、そういった待ち時間がほとんど生じません。快適性を考えたらSSDにしましょう。
大容量のストレージはそれだけデータを保存できますが、いまはクラウドストレージなどにデータを保存することが可能です。ストレージの容量より、SSDを選ぶほうがパソコンの快適性を高めます。
LAVIE Direct DT Slim

LAVIE Direct DT Slimは、本体がコンパクトサイズのデスクトップパソコンです。設置場所を考える必要がないほどコンパクトで、キーボードから電源を入れることも可能なので、ディスプレイの裏側などでも設置できます。デスクに空きスペースがない方には、このコンパクトさはおすすめです。
本体はコンパクトですがインターフェースは豊富で、複数のディスプレイ端子を備えているため、ディスプレイを2台接続してデュアルディスプレイにもできます。
また、カスタマイズの幅が広いのもLAVIE Direct DT Slimの特徴で、CPUは高性能CPUのCore i7からコストパフォーマンス重視のCeleronまで選択可能です。
LAVIE Direct A27

LAVIE Direct A27は、一体型のオールインワンデスクトップパソコンです。ディスプレイとパソコンがひとつにまとまっているため、必要なものがすべてそろっているのが魅力です。またディスプレイと接続するケーブル類がないため、デスク周辺がすっきりとするのもメリットです。ディスプレイの設置スペースだけを考えればよいという、省スペース設計になっています。
さらにテレビチューナーを内蔵することも可能で、録画、再生もLAVIE Direct A27だけで行うことが可能です。パソコンにテレビの役割を持たせることで、さらなる省スペース化ができます。所有するものを減らして生活をシンプルにしたい人にもおすすめです。
旧モデルお買い得セールを小まめにチェック!

デスクトップパソコンをより安く購入するのなら、NEC Directの旧モデル買い得セールは必ずチェックしてください。旧モデル買い得セールでは、少し前の世代のパソコンを割引価格で販売しています。
旧モデルといっても、パソコンの性能は数年で大幅に変わったりしません。少し前の世代というだけで割安に購入できるのなら、かなりお買い得といえるでしょう。
しかも、旧モデル買い得セールで販売しているパソコンはカスタマイズすることも可能です。安く、自分に合ったパソコンを購入できるチャンスがあります。小まめにチェックしましょう。