タブレットとスマホの2台持ちは無駄?
違いやメリット・デメリットを解説
2024.11.08(FRI)
2024.11.08(FRI)

スマホとタブレットは類似点が多いため、2台持ちをしても無駄になるのでは、という意見もあります。しかし、それぞれの違いやタブレットの特性を理解して使い分けることで、多くのメリットを享受できます。特にタブレットは、スマホの弱点である画面の小ささをカバーできるため、使いどころが多いデバイスです。この記事では、タブレットとスマホの違いを説明した上で、2台持ちをするメリット・デメリットや注意点、2台持ちの利用料金を安くする方法などを解説します。スマホとタブレットの2台持ちを検討している人は、ぜひ参考にして下さい。
目次
タブレットとスマホ(携帯)の2台持ちは無駄?それぞれの違いを解説!

タブレットとスマホの2台持ちを検討する際は、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。主な違いは以下の通りです。
- 画面サイズ
- 通話機能の有無
- コスト
- アプリのユーザーインターフェイス
それぞれ詳しく解説します。
画面のサイズ
スマホとタブレットは、画面サイズに大きな違いがあります。スマホの画面サイズは一般的に5〜7インチ程度で、片手で持ちやすく、持ち運びに便利です。一方、タブレットの画面サイズは8〜14インチ程度で、大画面を活かした操作が可能です。例えば、スマホは電話やメッセージの送受信、簡単なWebブラウジングに適しています。タブレットはそれに加え、動画視聴や資料作成、プレゼンテーションなどの作業にも対応できます。このように、画面サイズの違いによって使い勝手や用途が異なります。
通話機能の有無
スマホには通話機能があり、携帯電話としての使用されています。一方、タブレットには通話機能が基本的には搭載されていません。これが、スマホとタブレットの大きな違いの1つです。例えば、日常的な通話や緊急時の連絡はスマホで行うことが多いです。一方、タブレットは主にインターネットの利用やアプリケーションを使った作業に特化しています。そのため、スマホとタブレットを2台持ちすることで、それぞれのデバイスの利点を活かして効率的に使い分けることができます。
コスト
スマホは通話や通信をするために維持費がかかりますが、タブレットはWi-Fiモデルを選択することでコストを抑えられます。Wi-Fiモデルのタブレットは、モバイルデータ通信を使用しないので通信費が発生しません。不便に感じるシーンもありますが、スマホのテザリングを利用することで、追加のコストをかけずに外出先でインターネットを利用できます。テザリングとは、スマホのデータ通信を他のデバイスに共有する機能です。また、SIMモデルを選んだ場合でも、通話機能がない分、スマホよりも割安になることが多いです。これにより、通信費を節約しつつ、快適にタブレットを利用することができます。
アプリのユーザーインターフェイス
タブレットに最適化されているアプリは多く、大きな画面サイズに適したUI(ユーザーインターフェース)になっています。例えば、ビジネスアプリや学習アプリはタブレットの大画面を活かし、視認性が高く、操作しやすいUIが採用されています。両手で操作することを前提としており、複雑な操作も容易です。一方スマホは、片手での操作を想定した設計になっているのが特徴です。アプリのUIが異なることで、それぞれのデバイスが持つ特性を最大限に活かすことができます。
タブレットとスマホを2台持ちするメリット

タブレットとスマホを2台持ちするメリットは以下の通りです。
- 動画やゲームの迫力が増す
- 複数のデバイスがあると仕事とプライベートで使い分けができる
- 作業効率が上がる
- 文字が読みやすい
- スマホのバッテリー消耗を抑えられる
- 離れていても画面が見やすい
- 家族の共有デバイスとしても利用できる
- もしもの時にサブ機として使える
各メリットを詳しく解説します。
動画やゲームの迫力が増す
タブレットとスマホを2台持ちすることで、動画やゲームを大画面で楽しめます。例えば、スマホでは5〜7インチ程度の画面サイズですが、タブレットでは8〜14インチの大画面で視聴できます。これにより、映画鑑賞やゲームプレイの迫力は格段に向上するでしょう。具体的には、映画はより大きな画面で臨場感を味わえ、ゲームではより細かいディテールまで楽しめます。大画面での映画視聴やゲームプレイは、エンターテインメントの質を高められるでしょう。
複数のデバイスがあると仕事とプライベートで使い分けができる
スマホを仕事で使うことが多いと、アプリやデータがプライベートと混ざり煩雑になりがちです。タブレットと2台持ちをすることで、仕事とプライベートを分けることができます。例えば、スマホをプライベート用にし、タブレットを仕事用に使うことで、両方のデータを整理しやすくなります。仕事中にプライベートの通知に邪魔されることもなくなり、集中して業務をこなせます。このように、2台持ちにより効率的にデバイスを使い分けることができます。
作業効率が上がる
タブレットは画面が大きい分、スマホより作業効率が良くなります。例えば、文書の作成や情報収集において、大画面のタブレットは表示領域が広いため、複数のウィンドウを同時に開いて作業ができます。これにより、資料を見ながら文書を作成する際に効率が上がります。さらに、画像処理やデザイン作業もタブレットの大画面で行うと、細かい部分まで確認しやすく、精度の高い作業が可能です。タブレットを活用することで、さまざまな業務の効率を向上させることができます。
文字が読みやすい
タブレットは画面が大きいため文字が読みやすいのもメリットです。画面が大きい分文字も大きくなり、少し離れた位置からでも文字を読みやすくなります。Webサイトや電子書籍を読む際にも、拡大せずに快適に閲覧できるでしょう。一方、スマホは5〜7インチ程度の画面が一般的なので、Webサイトによっては文字が小さく、拡大しないと読みにくいことがあります。大画面のタブレットを活用することで、視認性が向上し、情報をスムーズに読み取ることが可能です。
スマホのバッテリー消耗を抑えられる
スマホだけしか持っていない場合、バッテリーの消耗が早くなります。通話やメッセージ、Webブラウジング、動画視聴など、全ての作業を1台で行うとバッテリーがすぐに減ってしまいます。タブレットと2台持ちすることで、使い分けが可能になり、スマホのバッテリー消耗を抑えることが可能です。例えば、動画視聴やWeb閲覧をタブレットで行い、通話やメッセージはスマホで行うことで、どちらのデバイスも長時間使用できます。
離れていても画面が見やすい
タブレットは大画面のため、離れていても画面の内容が読み取りやすい点もメリットです。スマホは手に持って見られる距離でないと画面の内容を把握するのが難しいですが、タブレットであれば、テーブルに置いて少し離れた場所で作業する際にも視認性を確保できます。例えば、料理をする際にレシピを表示させ、確認しながら作業を進めることができます。タブレットの大画面は、作業効率を高めるだけでなく、さまざまなシーンで活用の幅が広がるのも魅力です。
家族の共有デバイスとしても利用できる
タブレットとスマホの2台持ちであれば、タブレットを家族の共有デバイスとして利用できます。例えば、Android™ のマルチユーザー機能を活用すれば、家族それぞれのアカウントを作成して使い分けることが可能です。また、子どものアカウントを作成して学習に利用することもできます。近年では、タブレット向けの優れた学習アプリが多く開発されています。専用の学習アプリをインストールして子どもに与えることで、効果的に学習を進められるでしょう。
もしもの時にサブ機として使える
スマホだけしか持っていない場合、紛失や故障した際に連絡が取れなくなる恐れがあります。タブレットとの2台持ちであれば、タブレットでメールやLINEを送ることができ、急なトラブルにも対応可能です。例えば、出張先でスマホを紛失した場合でも、タブレットがあれば連絡手段を確保でき、重要な業務を滞りなく進めることができます。タブレットはサブ機としても非常に有効で、スマホのバックアップとして役立ちます。
タブレットとスマホを2台持ちするデメリット

タブレットとスマホを2台持ちすると、持ち運びの負担や充電・データ管理の負担が増加します。タブレットが増える分、荷物が多くなり持ち運びも面倒です。カバンのスペースも必要になる上に重くなるので、外出時に不便を感じることがあります。
さらに、充電管理が必要なデバイスも増えます。スマホとタブレットの両方を毎日充電する必要があり、充電器の持ち運びやコンセントの確保も面倒です。また、データやアプリ、SNSの管理も複雑になります。デバイス間で情報を同期させる必要があり、設定や管理に時間がかかります。しかし、上手に使い分けができれば利便性や効率が高まるため、メリットの方が上回るケースが多いでしょう。
タブレットとスマホを2台持ちする際の注意点

タブレットとスマホを2台持ちする際の注意点は以下の通りです。
- スマホとの差別化を図るなら画面サイズは大きい方が良い
- スマホのアカウントとの同期設定を適切に行う
- 目的に合ったスペックのタブレットを購入する
各注意点を具体的に解説します。
スマホとの差別化を図るなら画面サイズは大きい方が良い
タブレットは小型だと8インチ程度の製品もあります。コンパクトで扱いやすいですが、8インチではスマホとの差別化がしにくく、タブレットと2台持ちするメリットを感じられないかもしれません。スマホとの差を明確に感じたい場合は、10インチ以上のタブレットがおすすめです。電子書籍用やWebブラウジング用など、特定の用途だけに使う目的であれば小型の製品でも問題ありませんが、全体的な使い勝手を向上させたいのなら大きな画面サイズを選択しましょう。
スマホのアカウントとの同期設定を適切に行う
GoogleアカウントやMicrosoftアカウントなどを使っている場合、タブレットを購入した際は同期設定を適切に行いましょう。同期設定が有効であれば、スマホ・タブレットどちらかに連絡先を追加した際に両方に反映されます。また、アカウントが関連するアプリやサービスのデータが自動的に更新されるなどのメリットもあります。しかし、共有デバイスとして使う場合は、プライバシーを守るためにも同期設定をオフにしておくことが望ましいです。同期設定をオフにすることで、データ通信量や電力消費量を節約できるメリットもあります。
目的に合ったスペックのタブレットを購入する
タブレットとスマホの2台持ちをする際、購入する目的に合ったスペックを選ぶことが重要です。タブレットのスペックは用途に応じて異なるため、以下のチェックポイントを確認して最適なモデルを選びましょう。
チェックポイント | 詳細 |
---|---|
画面サイズ | ・携帯性を重視するなら8〜9インチ ・作業効率を重視するなら10インチ以上がおすすめ |
OS | ・Android™ OS・iOS・Windows OSが主流 ・使用するアプリや既存のデバイスとの互換性を考慮して選ぶ ・アプリが多くコストパフォーマンスが高いのはAndroid™ OS |
解像度 | ・解像度が高いほど、文字や画像が鮮明に表示される ・プレゼンやデザイン作業、動画視聴などに使う場合は高解像度のものを選んだ方が良い |
リフレッシュレート | ・リフレッシュレートが高いと画面の動きが滑らかになる ・動画視聴やゲームを楽しむ場合は、120Hz以上のものがおすすめ |
CPU | ・一般的な事務作業には2〜4コア程度のエントリークラスのCPU ・画像処理や動画編集など負荷の高い作業は6〜8コア程度の高性能CPUを選ぶ |
メモリ | ・メモリはタブレットの動作速度に影響する ・事務作業には2GB以上 ・マルチタスクを行う場合や高負荷なアプリを使用する場合は4GB以上を検討する |
ストレージ | ・保存するデータ量に応じてストレージ容量を選ぶ ・ドキュメントや写真程度なら32GBで十分 ・動画や大量のアプリを使用する場合は64GB以上を選ぶ |
バッテリー駆動時間 | ・外出先での使用が多い場合は、バッテリー駆動時間が長いモデルを選ぶ ・10時間以上持つものが安心 |
搭載機能 | ・防水機能や生体認証機能 ・デジタルペン対応など、使用環境やセキュリティを考慮して必要な機能が搭載されているか確認する |
スマホとタブレットの2台持ちの利用料金を安くする方法

スマホとタブレットの2大持ちの利用料金を安くする方法は以下の通りです。
- スマホはお得な格安SIMを契約する
- 適切なプランに変更する
- タブレットはスマホのテザリングを利用する
それぞれの方法を詳しく解説します。
スマホはお得な格安SIMを契約する
スマホの月額料金を抑えるためには、格安SIMの契約が効果的です。格安SIMは、大手キャリアと比べて料金が安く、同じ通話やデータ通信が利用できます。例えば、月々のデータ使用量が少ない場合、格安SIMに切り替えることで数千円の節約が可能です。格安SIMのメリットは、低料金であることと契約の柔軟性です。
一方、デメリットは通信速度が遅くなるケースもあることです。また、サポート体制が大手キャリアほど充実していない場合もあります。しかし、通話とデータ通信をリーズナブルに利用したい場合には、格安SIMは非常に有効です。大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを検討する際は、使用状況や必要なサービスを考慮し、自分に合ったプランを選びましょう。
適切なプランに変更する
スマホとタブレットの2台持ちでコストを抑えるためには、データ通信プランの見直しも重要です。まずは、自分のデータ使用量を正確に把握しましょう。データを使い切れていない場合は、より少ないデータ量のプランに変更することで料金を削減できます。逆に、データ容量が足りずに追加購入している場合は、より多いプランに変更する方がコスト効率が良くなります。また、Wi-Fi環境を活用してモバイルデータの使用を抑えることも効果的です。定期的にデータ使用量を確認し、適切なプランに変更することで、無駄な支出を抑えられるでしょう。
タブレットはスマホのテザリングを利用する
タブレットをスマホのテザリングで利用することで、通信費を節約できます。テザリングを利用するのであれば、Wi-Fiがない場所でもモバイルデータ通信ができるため、SIMカードを追加で購入する必要がありません。また、Wi-Fiモデルのタブレットは、SIMモデルに比べて購入価格が安く選択肢も豊富です。テザリングを使えばモバイルデータ通信ができますが、動画の視聴など負荷の重い用途に使う場合、通信速度が不足するケースもあります。資料の確認やWebブラウジングなど、軽負荷の作業のみ行う前提で検討してみましょう。
タブレットとノートパソコンの2台持ちでの併用も便利!
タブレットとノートパソコンの2台持ちも、利便性を高める選択肢の1つです。例えば、タブレットをサブモニターとして使用することで、作業効率が向上します。ノートパソコンのメイン画面で文章を作成しながら、タブレットで参考資料を表示することで、マルチタスクの効率化が可能です。また、プレゼン資料をタブレットに表示させ、ノートパソコンで発表者用のメモを確認しながらプレゼンを進めることもできます。
また、手書き入力が求められる場面でも、デジタルペンを使って手書きのメモや図の作成に対応可能です。さらに、ノートパソコンでは操作しにくい場所、例えば、狭いスペースや移動中の車内などでもタブレットは便利です。軽量で持ち運びやすく、片手で操作できるため場所を選ばずに利用できます。このように、タブレットとノートパソコンの併用は、多様な作業シーンで活用でき、業務効率を高める有力な手段となります。
スマホ・ノートパソコンとの2台持ちに!NECのおすすめタブレット

最後に、スマホとの2台持ちに適した、NECのおすすめタブレットを紹介します。
コンパクト&ハイスペックな「LAVIE Tab T9(PC-T0995HAS)」

LAVIE Tab T9(PC-T0995HAS)は、コンパクトで高性能なプレミアムタブレットです。ハイスペックな8コアCPUを搭載している他、優れた放熱設計を採用しており負荷のかかる作業でも高いパフォーマンスを維持してくれます。さらに、動きの速いゲームや動画も滑らかに表示してくれる、8.8型ワイド、144Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載しています。その他にも、振動による迫力を感じられるX軸リニアモーターや、立体音響技術のDolby Atmosなども採用したタブレットです。映画やゲームなどを存分に楽しみたい人におすすめです。
OS | Android™ 13 |
---|---|
CPU | Qualcomm SM8475P (8コア) |
メモリ | 8GB |
ストレージ(SSD) | 約128GB |
外部インターフェイス | ・USB 3.2 Gen 2 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、映像出力機能付き、充電兼用) ・USB 2.0 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用) ・micro SDメモリーカード(外部メモリ)×1 |
画面サイズ | 8.8型ワイド 広視野角液晶 |
重量 | 約365g |
スマホとタブレットは2台持ちをしても無駄にはならない!
スマホとタブレットは、上手に使い分けることで作業効率や利便性の向上などが期待できます。また、タブレットは、画面が大きいため動画やゲームなどのエンタメをスマホ以上に楽しめることもメリットです。2台持ちをする際は、スマホとの差別化を図るためにできるだけ大きなサイズを選択することをおすすめします。また、目的に合ったスペックのタブレットを購入することも大切です。記事の内容を参考に、2台持ちに適したタブレットを見つけてみて下さい。
NECでは、今回紹介したタブレット以外にもさまざまな製品を販売しています。公式サイトでは、お得にタブレットを購入できるクーポンの発行や旧モデルお買い得セールなどを定期的に開催しています。ぜひ1度チェックしてみて下さい。
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