手書きにぴったり！
おすすめのタブレットを選ぶポイント

手書きでタブレットを使う目的は、人それぞれです。単にペンでメモを取りたいという人もいれば、ペンを使って本格的にイラストを描きたい人もいるでしょう。用途によって選ぶべきタブレットが変わるため、自分がどのようにタブレットを使うのかをしっかり考えましょう。

ペンでメモを書きたい人であれば、サイズは8～9インチのコンパクトなサイズが良いでしょう。性能もそれほど高い必要はありません。比較的、価格の安いタブレットでも対応できるでしょう。しかし、タブレットでイラストを描きたいとなると、画面のサイズが大きい方が良いでしょう。アプリも負荷が高くなるため、性能の高いタブレットが必要です。

このように選ぶタブレットが決まるため、用途をはっきりさせることが大切です。

イラストなどクリエイティブな分野では、手書き用のタブレットではよくiPadが推奨されます。しかし、クリエイティブな用途だったとしても、タブレットのOSはAndroid™ でも問題ありません。iPadで使用されているものと同じアプリがAndroid™ にもある上に、性能もほとんど差がないので、どちらを選んでもそれほど大差はないのです。

また、Android™ は価格の幅が広いのもポイントのひとつです。高価なモデルから手頃な価格のものまで幅広く選択肢があり、予算に応じて選べます。また、Android™ のタブレットは多くのメーカーから販売されているため、サイズやスペックの違いも多岐にわたります。自分の好みや用途に合わせて、最適なタブレットを選べるのも魅力です。

手書き用のタブレットでは、画面のサイズは非常に重要なポイントです。タブレットの画面の大きさは、手書きをする時は紙の大きさと同じ意味があります。つまり、画面サイズが大きければ、それだけ文字やイラストを描く時に、より快適さが増すのです。

特に、10インチ以上の大きな画面は、手書きをする時に多くのメリットがあります。まず、10インチ以上の画面であれば、一度に表示できる情報量が増えます。これにより、文字やイラストを描く時に頻繁に画面をスクロールする必要がなく、作業効率が向上するのです。また、大きな画面は視認性が高く、目の疲れを軽減する効果もあります。長時間の作業では、大きなメリットになるでしょう。

タブレットを手書きで利用する場合、重要なのはスピーディな動作です。動作が重くて、タブレットが紙の代わりにならないようでは意味がありません。特にイラストを描くのであれば、ストレスなく動作するタブレットが必要です。

そこで重要になるのがメモリー容量です。3GB以上あればメモを書くくらいであれば、問題なく動作するタブレットになるでしょう。イラストを描くのにタブレットを使うのであれば、4GB以上は欲しいところです。ペンの反応が早く、快適に描けるでしょう。それ以下のメモリー容量だと、解像度の高いイラストを描く時に動作が重くなってストレスを感じるかもしれません。タブレットを選ぶ時はスペックもよくチェックして下さい。

手書きで使うタブレットを選ぶ時は、ストレージ容量も重要なポイントのひとつです。メモやイラストをたくさん保存することになるため、余裕のあるストレージ容量が求められます。SDカードで容量を増やすこともできますが、アクセス速度が速いため内蔵ストレージの容量に注目しましょう。内蔵ストレージは、64GB以上をおすすめします。

手書きメモと言ってもデータ自体は画像のため、テキストファイルよりデータ容量は大きくなります。そのため、ストレージ容量が多い方が、残り容量を気にせずにメモを書けるのです。イラストであれば、必要なストレージ容量はもっと多くなります。

また、タブレットのストレージがいっぱいになると、アプリの動作も遅くなることがあるので容量に余裕を持たせておく方が良いでしょう。

タブレットの解像度は、できるだけ高い方がおすすめです。解像度は画面に表示できる点（ドット）の数をあらわし、多ければ多いほど高精細に画像を表示できます。つまり、イラストであれば細かなところもきれいに表示できるため、細かいところまで描き込みやすくなるのです。手書きの文字も解像度が高ければ、それだけなめらかに表示できます。手書きをするのであれば、解像度もこだわりたいポイントなのです。

注意点としては、解像度が高いとそれだけ高い性能が必要になることです。つまり、それだけタブレットの価格が高くなります。メモ書きだけでタブレットを使うのであれば、高価なタブレットは用途に合わないでしょう。しかし、イラストを描くことを目的にしているのであれば、こだわりたいところです。

外出先でもタブレットを使いたいなら、モバイル通信に対応しているモデルがおすすめです。携帯電話の通信事業者と契約すれば、Wi-Fiがなくてもいつでもインターネットに接続できるので便利です。どこにいてもタブレットを取り出してメモやイラストを描き、クラウドストレージへ保存できます。必要であれば、インターネットで検索して資料を探すことも可能です。頻繁にタブレットを外出先で使用するのであれば、モバイル通信を利用できるようにしておくと便利でしょう。

ただし、通信事業者と契約すると、毎月の通信量がかかることに注意が必要です。安くても数百円が毎月かかるのですから、モバイル通信の必要性をよく検討した上で契約して下さい。

タブレット選びでは、バッテリー駆動時間も重要なポイントです。購入する時は、タブレットの駆動時間をよくチェックしておきましょう。特に長時間の作業なら、十分な駆動時間があることが望ましいです。バッテリーが長持ちするのであれば、外出先や電源のない場所でも安心して作業を行えます。持ち運びやすく、使いやすいのがタブレットのメリットですから、バッテリー切れのような事態は避けたいところです。もしバッテリー切れを起こすと、充電のために作業に取りかかれなくなってしまいます。

スペック表に書かれているバッテリーの駆動時間は、あくまでもメーカーが想定している使い方をした場合の時間です。使い方によっては、スペック表より駆動時間が短くなることに注意しましょう。

タブレットで手書きができると、多くのメリットがあります。キーボード入力だけでは得られない直感的で自由な操作が可能になり、メモ取りやイラスト作成がより簡単かつスムーズになります。そういった手書き対応のタブレットのメリットを紹介します。

タブレットでの手書き入力は、短いメモを取る時に非常に便利です。長い文章であればキーボードの方が速いのですが、短いメモであれば、キーボードで入力するよりも速く書けます。また、文字だけでなく、簡単な図も書けるので、メモ書きできる内容も幅広いのがメリットです。

特にタブレットの画面に表示されるバーチャルキーボードでの入力は、打鍵感がないため、文字入力をミスしてしまうこともあります。その点、手書きであれば入力ミスはなく、メモしたいことをそのまま書き込むことが可能です。すぐにメモしたい時は、タブレットで手書きするのも良いでしょう。

手書きに対応したタブレットのメリットには、イラストやマンガを描けるようになることも挙げられます。もしパソコンで手書きのイラストやマンガを描こうとすると、ペンタブレットが別途必要になります。しかし、タブレットであれば、ペンとアプリだけで良いのです。コストパフォーマンス的にも、タブレットには大きなメリットがあります。

また、いつでもどこでも描けるようになるのも、手書き対応のタブレットのメリットと言えるでしょう。気分転換に外出先のカフェで、違う部屋で、というように場所を問わずに作業を行えます。

タブレットが手書き対応になれば、単なるメモだけでなく、落書きのような自由な表現も楽しめます。思いついたアイデアを直感的に画面上に落とし込むには、キーボードよりもペンの方がはるかに適しているのです。

例えば、電話中にふと思いついたことをメモしたり、会議での議論を追いながら重要なポイントを随時記録したりする時に、ペンを使えばスムーズに書き留められます。このように、手書きなら形式にとらわれずに自由な形で情報を記録できるため、思いついたことを文字に直すような作業を経ることなく記録できるのです。

キーボードで数式を入力するのは、かなり面倒です。しかし、手書きであればそういった面倒なく、タブレットに記録することが可能です。そのまま紙のように、筆算することもできるでしょう。

そして、タブレットで数式を書く最大の利点は、修正や再編集が容易なことです。紙に書いた場合、間違えた式は消しゴムで消す必要がありますが、タブレットならタップひとつで簡単に修正できます。また、書いた内容を移動させたり、コピー＆ペーストしたりすることもできるため、複雑な計算や長い式の整理が非常に楽になります。

タブレットで手書きしたメモは、すぐにデジタル形式で保存されるため、紙のメモを紛失する心配がありません。この安心感は、日常生活やビジネスシーンで大きなメリットをもたらします。

デジタルでメモを保存できる最大の利点は、セキュリティの高さとメモデータへのアクセスのしやすさです。タブレットに保存されたメモはクラウドストレージへ保存できるため、もしタブレットが故障してもデータを失うリスクを低減できます。さらに、保存したメモデータはタブレットだけでなくパソコンからでもアクセスできるため、情報が必要な場面で素早く対応できます。

タブレットの手書き機能は、日々の生活や仕事に大いに役立ちます。しかし、さらにいくつかの工夫を加えることで、より使いやすくなります。タブレットでの手書きをより便利にするための方法について紹介します。

タブレットで作成した手書きメモなどのデータをパソコンと簡単に共有できれば、作業効率が大幅に向上します。GoogleドライブやOneDriveなどのクラウドストレージを利用してデータを同期すれば、場所を選ばずに最新のデータへアクセスできるようになります。これにより、外出先でタブレットを使ってメモを取り、オフィスに戻ってからパソコンでさらに詳しく編集することが可能になるのです。

さらに、クラウドストレージを利用すれば、データのバックアップが自動的に行われるため、万が一のタブレットの故障やデータ損失のリスクを避けられます。これにより、大切なデータを安全に守りつつ、さまざまなデバイスで作業を行えるようになります。

タブレットで手書きをより便利にするには、起動が早いメモアプリを選ぶことが重要です。速やかにアプリを開いてすぐにメモが取れるようにすることで、ふとしたアイデアや必要な情報をその場で記録できます。例えば、会議中に突然アイデアが浮かんだ時や、外出先で重要な情報を耳にした時、アプリがすぐに起動すればその情報をすぐ保存できます。この早さは、アイデアを失わないためのカギになるでしょう。

また、軽量なアプリはタブレットのメモリーやストレージをあまり消費しないため、他のアプリを使用している時でもスムーズに動作します。これにより、タブレットの動作を快適に保ちつつ、すぐにメモを取れる状態にできるのです。

タブレットの多くは画面がツルツルとしているため、ペンで描いている時にすべるような感触があります。これを紙に書く感覚に近づけるために、画面に保護シートを貼ることをおすすめします。保護シートの多くは画面を衝撃から守ったり、光沢を抑えたりするために使用します。しかし、保護シートの中には、タブレットの画面をざらつきのあるものに変えてくれるものがあるのです。この保護シートを貼ると紙に描いた時のような抵抗感があるため、まるで鉛筆やペンで描いた時のような感覚を得られます。

ツルツルとすべる画面での作業は、長時間になるほど違和感が強くなり、ストレスにつながるおそれがあります。イラストを描くのであれば、保護シートを貼って書き心地を変えてみるのもいいでしょう。

タブレットの使い方によっては、本格的なイラストやマンガを描くことも可能になります。まず、タブレットでのイラストやマンガ制作に適したアプリを選ぶことが大切です。多くの専門性の高いアプリであれば豊富なブラシオプション、レイヤー管理、高度な色調整が可能で、紙とペンでは実現できない緻密な作業を可能にしてくれます。

そして、クラウドストレージを利用してデータを保存することで、どこからでもアクセスして作業の続きを行えます。例えば、外出先でアイデアを形にしたスケッチをタブレットで描き、自宅やスタジオに戻ってからそのスケッチをもとにパソコンでさらに詳細な作業を行うことも可能です。タブレットでも環境を整えれば、プロでも使えるツールになるのです。

手書きに適したタブレットにはさまざまなものがありますが、ここではNEC Directで販売しているものの中からおすすめのものをピックアップしました。自身が使うのに適した、手書き用のタブレットをチェックして下さい。

LAVIE Tab T9は9型ワイドのコンパクトなサイズのタブレットで、スマートフォンより見やすく持ち運びやすいのがポイントです。いつでもどこでも持ち運ぶ、メモ代わりに使うのであれば最適のタブレットでしょう。

価格も比較的手頃なので、気軽に使えるのも優れているポイントのひとつです。バッテリー駆動時間も10時間（Web閲覧時）と比較的長く、外出先でバッテリーが切れる心配が少ないのもメモ代わりのタブレットとして心強いと言えるでしょう。