タブレットは64GBでも足りる?
用途別におすすめの容量を解説!
2024.11.08(FRI)
2024.11.08(FRI)
タブレットのストレージ容量は、悩ましいポイントのひとつです。多ければ多いほど良いのですが、それだけ価格が高くなってしまいます。64GBのストレージ容量は、タブレットに足りるのでしょうか。タブレットのストレージ容量について考えてみましょう。
タブレットの容量は64GBでは足りない?

タブレットの購入を検討する時、ストレージの容量は重要な選択ポイントのひとつです。32GBではもの足りないと考えた時、64GBは最適な容量なのでしょうか。タブレットのストレージ容量が64GBで足りるかどうか見ていきましょう。
基本的な使い方なら64GBで十分
タブレットをWebサイトの閲覧や動画の視聴、電子書籍の読書などに使う場合、64GBのストレージ容量で十分対応できます。これらの用途では、アプリのインストールや大容量のデータのダウンロードが少ないため、ストレージをそれほど消費せずに済むのです。
例えば、Webサイトの閲覧に必要なWebブラウザのアプリは数百MBほどで、キャッシュデータを含めても数GB程度でしょう。電子書籍も1冊あたり数十MBなので、数百冊もダウンロードしたとしても容量的に問題ありません。動画の視聴もストリーミング再生であれば、ストレージ容量はほとんど消費しないでしょう。
このようにタブレットを基本的な用途で使うだけであれば、64GBのストレージ容量で特に不便を感じることはないはずです。
用途によっては大幅に不足することも…
タブレットを動画や音楽の保存、ゲームのインストール、写真や動画の編集などに使うのであれば、64GBのストレージ容量だと不足するおそれがあります。これらの用途では扱うデータのサイズが大きいため、ストレージの容量をすぐに消費してしまうのです。
例えば、高画質な動画だと1本で数百MB~1GBはあるため、数十本も保存すると64GBでは足りなくなってしまいます。特に、ゲームアプリには数GB~10GB以上の容量を必要とするものもあり、いくつもインストールすると64GBでは対応しきれないのです。
将来的に不足する可能性に注意
タブレットを購入する時は、いまの用途に合わせるだけでなく、将来的な使い方も考慮することが大切です。当初は64GBで十分だと思っても、新しいアプリやサービスを利用し始めたり、趣味の幅が広がったりすることで、ストレージ容量が不足する可能性があるためです。
例えば、動画の配信や編集などにもタブレットを使うと、アプリや動画データであっという間にストレージの容量を使い切ってしまいます。写真やゲームなどでも同じことが起こり得ます。
タブレットを長く使い続けるなら、ある程度の余裕を持ったストレージ容量を選ぶと良いでしょう。
32GBだと不足するリスクが高い
タブレットには64GBよりも容量の少ない、ストレージが32GBのモデルもあります。割り切ってWebサイトの閲覧やSNS、動画再生に使うだけであれば、32GBでもストレージの容量は足ります。
しかし、32GBのタブレットだと、購入した時点でOSやアプリなどで既に15GB前後の容量を消費していることが多いため、ストレージの残りにかなり配慮が必要になるでしょう。アプリのキャッシュデータや一時ファイルが知らないうちに容量を消費するため、定期的な削除を怠ると、あっという間に空き容量がなくなってしまうかもしれません。
用途別・タブレットのおすすめストレージ容量
タブレットのストレージは、用途によって必要な容量が変わります。ここでは、主な用途ごとに、おすすめのストレージ容量を見ていきましょう。用途に合わせて、適切なストレージ容量のタブレットを選ぶことが大切です。
Webサイト、電子書籍、動画の閲覧なら64GB

タブレットをWebサイトの閲覧、電子書籍の読書、動画の視聴といった用途で使うのであれば、64GBのストレージ容量で問題ありません。これらの用途では大量のデータをタブレットに保存する必要がないため、容量をあまり消費しないためです。
Webサイトの閲覧に必要なのは、Webブラウザのアプリとキャッシュデータだけで、数GB程度の容量があれば十分でしょう。電子書籍も1冊あたりのデータ量が小さいので、数百冊をダウンロードしても容量的には問題ありません。動画再生もストリーミング再生でデータをストレージに保存しないため、容量を大幅に消費せずに済むのです。
アプリを使った勉強、学習は64GBで対応可能
タブレットを勉強や学習で使う場合も、64GBのストレージ容量で十分に対応できます。学習用のアプリや動画教材、電子書籍などを利用する分には、大量のデータを保存する必要がありません。
例えば、語学学習アプリの多くは、アプリ本体とデータを合わせても数百MB程度の容量しか必要としません。仮に10個の学習アプリをインストールしても、合計で10GB程度の容量で収まるでしょう。
また、オンライン学習のアプリだと動画はストリーミング再生されることが多いため、タブレットにデータを保存する必要がありません。
3Dのゲームで遊ぶなら128GB以上を検討
タブレットで3Dグラフィックスを使った高品質のゲームアプリで遊ぼうとすると、64GBのストレージ容量だと不足するおそれがあります。これらのゲームアプリは、サイズが非常に大きいため、インストールするにはストレージに余裕が必要なのです。
例えば、人気のアクションゲームやRPGの中には、ひとつのアプリで5GB~10GB以上の容量を必要とするものがあります。さらに追加のダウンロードコンテンツの容量も考慮する必要もあります。そのため、タブレットで3Dのゲームを思う存分楽しみたいなら、少なくとも128GBは欲しいところです。
動画・写真の編集、管理は128GB以上

タブレットで動画や写真の編集、管理をするのであれば、64GBのストレージ容量だととても足らないでしょう。高解像度の写真や4K動画を扱うとなると、1枚あたり数MB~数十MB、1本あたり数百MB~数GBの容量を必要とします。これらのデータを大量に保存しようとすれば、64GBだとすぐ容量不足に陥ってしまうでしょう。
また、写真や動画の編集には、元データに加えて編集中のデータや作業用ファイルを保存する必要があります。これらのデータも容量を大きく消費するため、128GBのストレージ容量があると良いでしょう。
イラスト、マンガの制作は256GBあると安心
タブレットでイラストやマンガを制作するのであれば、大容量のストレージが必要です。画像データ1枚でも数十~100MBほどあり、これが数十枚、数百枚と増えていけば、あっという間に数GB、数十GBの容量が必要になるでしょう。
また、マンガ制作では、下書きや線画、着色といった工程ごとにデータを保存することが多いため、データの容量はさらに増大します。タブレットでイラストやマンガの制作をするなら、256GBのストレージ容量は欲しいところです。これだけあれば、大量の画像データや素材を保存しても、しばらくは容量不足に悩まされることはないでしょう。
タブレットの容量不足の対処法
ストレージ容量が不足してしまうと、データを保存できなくなったりアプリのインストールができなくなったりと、タブレットの使い勝手が大きく損なわれてしまいます。ここでは、タブレットの容量不足への対処法について詳しく解説します。
不要なアプリ、データを削除

タブレットのストレージ容量が不足してきたら、最初に行うべきは不要なアプリやデータの削除です。使っていないアプリや、もう必要なくなったデータを整理することで、容量を効率的に確保できます。
アプリの中には、最初は頻繁に使っていたものの、徐々に使用頻度が下がっていくものがあります。そういったアプリを積極的に削除しましょう。Android™ のタブレットなら次の方法でアプリの使用状況を確認することが可能です。
1.設定アプリを開く
2.「アプリ」⇒「利用時間」の順にタップ
これでどのアプリをどれだけ利用したのか分かりますし、まったく利用していないアプリも見つけられます。
SDカードで容量の追加が可能
タブレットのストレージ容量が不足した場合、SDカードを使って容量を増やせます。ただし、この方法が使えるのは、SDカードスロットを搭載したタブレットに限られます。
SDカードはタブレットの外部ストレージとして機能し、写真や動画、音楽ファイルなどを保存するのに適しています。大容量のSDカードを使えば、数百GBもの容量を追加できるので、ストレージ不足の悩みを大幅に解消できるでしょう。
また、アプリによっては、インストール先をSDカードに設定できるものがあります。ただし、全てのアプリがSDカードへのインストールに対応しているわけではないので注意が必要です。
クラウドストレージでデータを保存
タブレットのストレージ容量が不足してきたら、クラウドストレージを活用してみましょう。クラウドストレージは、インターネット上にデータを保存できるサービスで、タブレットの内蔵ストレージの代わりとして使えます。
クラウドストレージの大きなメリットは、データを自動的に同期できることです。例えば、写真をクラウドストレージにアップロードするよう設定しておけば、撮影した写真が自動的にクラウドに保存されるので、タブレットの容量を圧迫せずに済みます。基本的なサービスだけなら、無料で利用できます。ただし、インターネットへの接続が必要です。
パソコンに不要なデータを転送
タブレットのストレージ容量が不足したら、データの管理をパソコンで行うのも良いでしょう。タブレットとパソコンをUSBケーブルやWi-Fiで接続し、不要なデータをパソコンに転送することで、タブレットの容量を確保できます。
すぐに使う予定のない写真や動画などは、パソコンへ転送しておくとストレージの容量を節約できます。パソコンのストレージは、タブレットよりも大容量なので、たくさんのデータを保存できます。また、パソコンに転送したデータは、必要に応じてタブレットに戻すこともできます。例えば、旅行の写真をパソコンに保存しておき、必要なデータだけタブレットへ戻すような使い方もできます。
スマホとの用途の使い分けも重要
スマートフォン(スマホ)を併用している場合、タブレットと用途の使い分けを工夫することで、ストレージ容量不足を緩和できます。基本はスマホでできることはスマホで行い、タブレットの用途を限定することで、必要なアプリとデータを最小限に抑えるのです。
例えば、カメラで写真や動画を撮影する機会が多いなら、スマホをメインのカメラデバイスとして使うのがおすすめです。スマホで撮影したデータをクラウドストレージに自動アップロードするよう設定し、タブレットでは必要なデータのみをダウンロードするのです。
このほか、SNSやメッセージアプリ、ニュースアプリなども、スマホと使い分けると良いでしょう。
快適に使うならメモリー(RAM)の容量もチェック

タブレットを快適に使うには、ストレージ容量だけでなく、メモリー(RAM)の容量に注意しましょう。メモリーはアプリの起動や動作の快適さに影響するため、容量が少ないと操作に遅さを感じるためです。タブレットの用途に合わせて、メモリー容量もチェックしておきましょう。
メモリーの役割を分かりやすく解説
タブレットの性能を決める要素のひとつに、メモリー(RAM)の容量があります。メモリーは、アプリやデータを一時的に保管し、高速に処理するためのパーツです。ストレージからデータを読み込むより、メモリーからデータを読み込む方が高速のため、メモリーの容量が多ければ多いほどタブレットを快適に使えるようになります。そのため、メモリー容量が不足すると、アプリの切り替えや操作に時間がかかるなどの症状があらわれてしまうのです。
メモリーはタブレットの動作に大きな影響を与えるため、できるだけ容量の多いタブレットを選ぶことが大切です。特に複数のアプリを同時に起動したり、ゲームで遊んだりする時は、メモリーは重要な役割を果たします。
2GBだと不足するかも…
タブレットのメモリー容量には2GBのモデルもありますが、実際に使用すると容量不足を感じることが多いかも知れません。2GBのメモリーでも、Webサイトの閲覧や動画視聴、軽めのゲームなど、基本的な用途なら問題なく使えます。しかし、複数のアプリを同時に使ったり、重めのアプリを動かしたりすると、タブレットのパフォーマンスが低下することがあります。
また、最新のアプリやゲームは、高い性能を要求するものが増えています。2GBのメモリーだと、これらのアプリを快適に動かすことは難しいかもしれません。タブレットを購入する時は、もう少しメモリー容量の多いものを検討することをおすすめします。
基本的な用途なら3GB以上がおすすめ
タブレットを快適に使うなら、メモリーの容量は3GB以上がおすすめです。3GBであればWebサイトの閲覧や動画視聴、軽めのゲームなど、基本的な用途であれば十分に対応できます。アプリの起動や切り替えもスムーズで、ストレスを感じることは少ないでしょう。
複数のアプリを同時に使う機会が多いなら、3GBのメモリーは必須といえます。例えば、メールをチェックしながらWebサイトで情報を検索したり、SNSで投稿したりする場合、それぞれのアプリがメモリーを使用します。3GB以上のメモリーがあれば、こうした使い方もスムーズに行えます。
負荷が高い用途なら6GB以上も検討
タブレットで大量のデータを扱うような重めの作業を行うのであれば、6GB以上のメモリーがあると快適になるでしょう。イラストやマンガの制作、写真加工、動画の編集などは、メモリーを大量に消費する代表的な用途です。
高解像度のイラストを描く時は、使用するブラシや素材のデータ、レイヤーの情報などが大量のメモリーを必要とします。メモリーが不足すると、操作が遅くなってスムーズに作業ができません。
こうした負荷の高い作業をするなら、6GBや8GB、さらには12GB以上のメモリーを搭載したハイスペックなタブレットが適しています。
高解像度、大型タブレットはメモリー多めがおすすめ
高解像度や大型ディスプレイのタブレットを選ぶ場合、メモリー容量が多いモデルを選ぶことをおすすめします。高解像度のディスプレイでは、画面に表示される情報量が多くなるため、それだけ大容量のメモリーが必要です。
また、10インチを超えるような大型のタブレットでも、メモリーは多めにあった方が良いでしょう。大きな画面ではマルチウィンドウ表示など、複数のアプリを同時に使う機会が増えます。そういった使い方をするには、それだけメモリー容量が必要になるのです。メモリーは4GB以上、できれば6GB以上を目安にすることをおすすめします。
NEC Directのおすすめタブレット
NEC Directでは幅広い用途に適した、高品質なタブレットを購入できます。タブレットの用途は人それぞれなので、自分に合ったものを選びましょう。ここでは特におすすめのタブレットを紹介するので参考にして下さい。
LAVIE Tab T9

LAVIE Tab T9は高性能な8.8型ワイドディスプレイのタブレットです。高性能な8コアプロセッサーや8GBメモリーなど、十分過ぎるほどの性能を持っているため、遅さを感じることなく快適に作業を行えるでしょう。2560×1600ドットの高解像度ディスプレイは、作業の快適さはもちろん、動画視聴などの用途にもぴったりです。
ストレスなく心地よくタブレットを使うのであれば、LAVIE Tab T9は間違いのないおすすめの選択といえるでしょう。