デュアルモニターの設定方法とは?
必要な準備やより快適に使う方法も解説
2026.05.27(WED)
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デュアルモニターは、2台のモニターをパソコンに同時接続した状態を指します。2台のモニターを同時に利用できるため、作業領域が格段に広がり、作業効率が向上する点がメリットです。デュアルモニターを快適に利用するには、導入前の準備や設定方法などを理解しておくことが大切です。この記事では、デュアルモニターの概要やメリット、設定方法や快適に使用する方法、モニターの選び方などを詳しく解説します。デュアルモニターにしてより良い作業環境を構築したい人は、ぜひ参考にして下さい。
※記事内の手順はWindowsのバージョンや環境によって異なる場合があります
【ノート・デスクトップ】デュアルモニター(デュアルディスプレイ)とは?
デュアルモニターは、合計2台のモニターを同時に使用することを指し、デュアルディスプレイ・マルチモニター・マルチディスプレイとも呼ばれます。3台以上のモニターを使用する場合はマルチモニターと呼ばれることが多いです。デスクトップパソコンであれば2台のモニターをパソコンに接続し、ノートパソコンであれば1台の外部モニターを接続して内蔵ディスプレイと合わせて2台にします。近年ではテレワークの普及により、自宅でもデュアルモニター環境を構築する人が増えています。
デュアルモニター設定にするメリット
デュアルモニターにするメリットは、以下の通りです。
- 情報量の増加により作業効率が向上する
- 2つのモニターに同じ情報を表示できる
- ノートパソコンを大画面で使える
各メリットについて、詳しく解説します。
情報量の増加により作業効率が向上する
デュアルモニターに設定すると、表示領域が拡大し、より多くの情報をひと目で確認できます。複数のアプリやウィンドウを同時に開いて作業できるため、アプリの切り替え作業が減少するのがメリットです。例えば、左のモニターでWebページを参照して右のモニターで資料を作成する使い方や、左右に異なるExcelデータを開いて比較する使い方などができます。また、左で文書作成をして右でチャットツールの対応をするといった使い方も可能です。
ウィチタ州立大学による調査では、デュアルモニター構成を使うと作業効率が18%向上するというデータがあります。ウィンドウの切り替え時間が削減されることで、集中力を維持しやすくなる効果も期待できるでしょう。
2つのモニターに同じ情報を表示できる
デュアルモニターを複製(ミラー)方式に設定すると、メインディスプレイと同じ画面をサブディスプレイに表示できます。プレゼンテーションの場で、手元のノートパソコンと参加者に向けた大型モニターに同じ資料を表示できる点がメリットです。商談やWeb会議の際に相手に資料を見せやすくなり、スムーズに進められます。また、企業のサービスカウンターでパソコンの画面を案内する際に、操作用と顧客に見せる用として使えます。教育現場では講師が操作画面を確認しながら、受講者に同じ内容を表示する際にも活用されています。
ノートパソコンを大画面で使える
ノートパソコンの画面は持ち運びを前提としているため小さく、作業がしにくいことがあります。特にテレワークでノートパソコンを単体で使う場合、画面サイズや作業領域に不足を感じる人もいるでしょう。外部モニターを接続してデュアルモニターにすることで、ノートパソコンをデスクトップパソコンのように大画面で使えます。ノートパソコンに常駐させたいソフトウエアを表示し、外付けモニターでメインの作業をするといった使い方ができます。24インチ以上の外部モニターを接続すれば、文字やグラフが見やすくなり目の疲労も軽減できるでしょう。
デュアルモニターに設定する前の準備
デュアルモニターに設定する前には以下の準備をしましょう。
- 使用中のパソコンがサポートしているモニター数を確認する
- 映像端子について理解しておく
- 必要な機材を揃えて接続する
それぞれの詳細について解説します。
使用中のパソコンがサポートしているモニター数を確認する
パソコンに2台目のモニターを接続できるか、別の映像出力ポートがあることを確認しましょう。デスクトップパソコンの場合は、搭載しているグラフィックボードや内蔵GPUの性能によって接続できる数が異なります。ノートパソコンでも映像出力端子が搭載されていれば、デュアルモニター接続が可能です。現在は多くの機種が3画面程度は接続できますが、念のため確認しておきましょう。パソコンの仕様書やメーカーのWebサイトで対応モニター数を事前に確認できます。古い機種では2画面までしか対応していない場合もあるため、3画面以上を検討している人は注意しましょう。
映像端子について理解しておく
パソコン側の映像出力端子とモニター側の映像入力端子は、基本的に同じである必要があります。ケーブルの両端で別々の規格の映像端子が付いているものや変換アダプターもあるため、完全に一致しない場合でも接続は可能です。購入前にパソコンとモニター双方の端子を確認しておきましょう。パソコンとモニター接続でよく使われる主な映像端子の種類と、その特徴は以下の通りです。
| 映像端子 | 特徴 |
|---|---|
| HDMI | 映像と音声を1本のケーブルで伝送できる 家庭用テレビやゲーム機でも広く使われている 4K解像度に対応したバージョンもある 最も普及している規格で入手しやすい |
| DisplayPort | 高解像度・高リフレッシュレートに対応 複数のモニターをデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続できる 主にパソコン用モニターで採用されている ゲーミングモニターでよく使われる |
| USB Type-C | 映像(Altemate Mode対応の場合)・音声・データ・電力を1本で伝送できる 対応機器であれば充電しながら映像出力ができる 近年のノートパソコンで採用が増えている ケーブル1本で接続が完結する |
| DVI | デジタル映像信号を伝送する 音声は伝送できない 古いモニターやパソコンで使われている HDMIへの変換が容易 |
| D-Sub | アナログ映像信号を伝送する 画質は他の規格より劣る 古い機器で使われている VGAとも呼ばれる |
必要な機材を揃えて接続する
デュアルモニター環境を構築するために必要な主なアイテムは以下の通りです。
- 追加するモニター(パソコンの映像接続端子に対応したもの)
- パソコンとモニターをつなぐケーブル(パソコン側とモニター側の端子の形に合ったもの)
- 必要に応じて変換アダプター(端子の規格が異なる場合)
ケーブルがしっかりと接続されると、パソコンは自動的に接続されているモニターを検出してデスクトップ画面を表示します。パソコンとモニターの電源を切った状態で接続して下さい。ケーブルの長さは設置場所に合わせて適切なものを選びましょう。
モニターが検出されない時はどうする?
モニターが検出されない場合の主な解決策は以下の通りです。
- ケーブルを確認する
- モニターの電源や入力ソースを確認する
- 再起動とモニターの電源の入れ直しを行う
- 設定で検出ボタンを押す
- グラフィックドライバーを更新する
まずは、ケーブルがしっかりと接続されているか確認するために、ケーブルの抜き差しを行いましょう。モニターの電源が入っているか、またHDMI1・HDMI2など、正しい入力ソースが選択されているかも確認します。問題がなければ、パソコンを再起動してモニターの電源を入れ直してみましょう。また、Windowsの設定から「ディスプレイ設定」を開き「検出」ボタンをクリックしてみるのも有効です。
グラフィックドライバーが原因の場合もあるので、デバイスマネージャーで最新であるか確認し、必要に応じて更新します。ケーブルの断線や端子の故障も考えられるため、別のケーブルで試してみることも検討しましょう。それでも解決しない場合は、パソコンの映像出力ポートやモニターの故障も疑われます。
デュアルモニターを使う時の設定方法
デュアルモニターの設定は、Windowsの設定画面から行います。手順は以下の通りです。
1.スタートボタンをクリックして「設定」を開く
2.左側メニューにある「システム」をクリックして「ディスプレイ」選択する
ディスプレイの設定画面では、接続されているモニターが番号付きで表示されます。ここでは、モニターの各種設定方法について解説します。
モニターを拡張・複製する
ディスプレイ設定画面のディスプレイを視覚的に表示している部分の右下で、表示モードを選択できます。「表示画面を拡張する」を選ぶとデスクトップが2つのモニターにまたがって広がり、「複製」を選ぶと同じ画面が両方のモニターに表示されるので、使用目的に合わせて選択して下さい。拡張モードは通常の作業に適しており、複製モードはプレゼンテーションや画面共有に便利です。設定変更後は数秒間プレビューが表示され、問題なければ「変更を維持する」をクリックします。
モニターの位置関係を調整する
ディスプレイ設定画面の上部に表示されているモニターのアイコンをドラッグすることで、物理的な配置に合わせて位置関係を調整できます。実際のモニターの配置と画面上の配置を一致させることで、マウスカーソルがスムーズに移動するため調整しましょう。調整後は「適用」をクリックします。位置関係が正しく設定されていないと、カーソルが予期しない方向に移動して作業効率が低下します。
マルチディスプレイ設定を変更する
「マルチディスプレイ」の設定項目では、以下の選択肢があります。
- モニターの接続に基づいてウィンドウの位置を記憶する
・モニターを再接続した時に、同じ位置に戻す - モニターが接続されていない時にウィンドウを最小化する
・外部モニターを外した時、そのモニターに表示されていたウィンドウをタスクバーに最小化する - ディスプレイ間でカーソルを簡単に移動させる
・モニターの配置が物理的にズレていても、カーソルが自然に移動できるようにする
必要に応じてチェックを入れましょう。
メインモニターを選択する
メインモニターは、タスクバーやスタートメニューが表示されるモニターです。ディスプレイ設定画面で設定したいモニターを選択し、「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れることで変更できます。主に作業するモニターをメインに設定するとよいでしょう。メインモニターは新しく開くアプリのウィンドウが最初に表示される画面でもあるため、使用頻度の高いモニターを選択することが重要です。デスクトップのアイコンもメインモニターに表示されます。
拡大/縮小・解像度・画面の向きを設定する
モニターのサイズや解像度が異なる場合、文字やアイコンの大きさに差が生じることがあります。そのような場合、ディスプレイ設定画面の「拡大縮小レイアウト」から各モニターの表示倍率を調整しましょう。また「ディスプレイの解像度」で解像度を変更したり、「画面の向き」で縦置きモニターに対応した表示に変更したりできます。各モニターに合わせて最適な設定を行うことで、快適な表示環境を実現できます。例えば、4KモニターとフルHDモニターを組み合わせる場合、表示倍率を調整することで文字サイズの統一が可能です。解像度はモニターの推奨設定を選ぶことで、最も鮮明な表示が得られます。
リフレッシュレートを設定する
リフレッシュレートは、1秒間に画面が更新される回数を示す値です。ディスプレイ設定画面の「ディスプレイの詳細設定」から、各モニターのリフレッシュレートを変更できます。モニターが対応している最大値を設定することで、より滑らかな画面表示ができるようになるでしょう。特に、ゲームなどで効果を実感できます。一般的なモニターは60Hzですが、ゲーミングモニターでは144Hzや240Hzに対応しているものもあります。
タスクバーの表示を設定する
タスクバーの表示方法は、設定アプリの「個人用設定」→「タスクバー」から調整できます。設定できる主な項目とその内容は以下の通りです。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| タスクバーを自動的に隠す | マウスやキーボード操作がない時にタスクバーが非表示になる |
| タスクバーアプリでバッジを表示する | タスクバーのアプリアイコンに、通知件数や未読数などのバッジを表示する |
| タスクバーアプリの点滅を表示する | アプリに通知が来た時にタスクバー上のアイコンが点滅する |
| タスクバーを全てのディスプレイに表示する | マルチモニター使用時に、タスクバーを各モニター全てに表示する |
| 複数のディスプレイを使用する場合にタスクバーボタンを表示する場所 | タスクバーボタンのアイコンを表示するモニターを選択する |
| タスクバーからウィンドウを共有する | Teams などの会議アプリを使用する際に、タスクバーから特定のウィンドウを共有・発信できる |
| デスクトップを表示するには、タスクバーの隅を選択します | タスクバーの右端にある領域をクリックすると、全ウィンドウを最小化してデスクトップを表示する |
デュアルモニターをより快適に使用する方法
デュアルモニターをより快適に使用する方法は、以下の通りです。
- 「Windowsキー」+「P」で拡張と複製を切り替える
- モニターアームを活用する
- 自分に合った配置を見つける
- 用途に合った使い方を習得する
それぞれの方法について、詳しく解説します。
「Windowsキー」+「P」で拡張と複製を切り替える
Windowsキー+Pを押すと、セカンドスクリーン表示モードの選択画面が表示されます。素早くモニターの表示方法を切り替えられるため、プレゼンテーションや作業内容の変更時に便利です。以下の4種類の表示方法から選択できます。
- パソコン画面のみ
- 複製
- 拡張
- セカンドスクリーンのみ
設定画面を開く手間が省けるため、作業効率が向上するでしょう。
モニターアームを活用する
モニターアームは、デスクに取り付けて高さや角度などを自由に調整できるアイテムです。モニターを直接デスクに置かないため、モニター下のスペースを有効活用できます。例えば、キーボードや書類を配置したり、タブレットやノートパソコンを配置したりできます。モニターアームを選ぶ時のチェックポイントは、以下の通りです。
- 対応するモニターのサイズと重量
- VESA規格への対応(モニター背面の取り付け穴の規格)
- 可動範囲(上下左右の調整幅や回転機能の有無)
- クランプ式(デスクを挟む)かグロメット式(デスクの穴に取り付ける)
- 耐荷重
モニターアームを使えば、モニターの高さや角度を自由に調整でき、姿勢に合わせた最適な位置に設置できます。
自分に合った配置を見つける
デュアルモニターの物理的な配置方法には、左右に並べる方法や上下に並べる方法などがあり、用途に応じて選択することが重要です。左右に並べる配置が最も一般的で、2つのモニターを並べて作業スペースを横に拡張できます。2台のモニターの高さを揃えることで自然に目線移動ができ、長時間作業でも疲れにくくなるでしょう。一方、上下に並べる配置は縦方向に作業領域を広げたい場合や、デスクの幅が狭い場合におすすめです。上下の配置は、カーソル移動が少なくて済むメリットもあります。
メインのモニターは、目線の高さよりやや下にモニター上部を配置すると、自然な姿勢を維持しやすいです。設置スペースや作業内容を考慮して、自分に合った配置を試してみましょう。
用途に合った使い方を習得する
拡張モード時は、用途に合った使い方を習得すると作業効率が向上します。例えば、以下のような使い方が考えられます。
| 用途 | 使い方 |
|---|---|
| 画像編集 | メインモニターで画像編集をしてサブモニターに素材フォルダを開く |
| 動画編集 | メインモニターでタイムラインを操作し、サブモニターでプレビューを表示する |
| コーディング | メインモニターでコーディングをしてサブモニターで資料を表示する |
| データ分析 | メインモニターでExcelのグラフを表示し、サブモニターで元データを開いて確認する |
| Web会議 | メインモニターで参加者の顔を表示し、サブモニターで資料を開く |
| オンライン学習 | メインモニターで講義動画を視聴し、サブモニターでノートアプリを開いてメモを取る |
デュアルモニターにはどんな製品が良い?選ぶ時のポイントを解説
モニターを選ぶ時のポイントは、以下の通りです。
- サイズや解像度を揃える
- 視野角の広いIPSパネルを選ぶ
- ベゼルが細いモデルを選ぶ
- ウルトラワイドモニターも検討する
- 調整機能付きスタンドのモデルを選ぶ
- ゲーム用途なら高リフレッシュレートモデルを選ぶ
- 目の負担を軽減する機能があるか確認する
各ポイントの重要性や選び方について解説します。
サイズや解像度を揃える
異なる解像度やサイズのモニターを組み合わせると視覚的に見づらくなり、作業効率が低下する可能性があります。片方のモニターが低解像度だと、ボヤケて感じるため使いにくいでしょう。デスクトップパソコンの場合、同じサイズと解像度のモニターを使用することで一貫性を確保できます。
一般的なパソコン作業にはフルHD(1920×1080)解像度で十分です。クリエイティブな作業や画質にこだわる場合はWQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)モニターを検討しましょう。デュアルモニターの場合、一般的なサイズは24〜27インチ程度が目安になります。同じメーカーの同じシリーズで揃えると、色味や明るさも統一されて快適な作業環境を実現できるでしょう。
視野角の広いIPSパネルを選ぶ
液晶パネルの種類には主にTNパネル・VAパネル・IPSパネルなどがあります。IPSパネルは視野角が垂直・水平方向どちらにみ広く(上下左右178度)、角度によって色やコントラストが変化しにくいのが特徴です。デュアルモニター環境で、モニターを斜めに設置する場合でも見やすいでしょう。IPSパネルは発色も良いため、画像編集を行う人にも向いています。TNパネルは視野角が狭いため、マルチモニターにする場合は避けるのが無難です。VAパネルはコントラスト比が高く黒の表現に優れていますが、視野角はIPSパネルに劣る傾向にあります。価格と性能のバランスを考えると、IPSパネル搭載モデルがおすすめです。
ベゼルが細いモデルを選ぶ
ベゼルとは、液晶ディスプレイを囲っている枠のことです。ベゼルが細いモデルは2台のモニターを並べた時に境界線が目立ちにくく、作業に没頭しやすくなります。ベゼルが細いモデルは「ベゼルレス」や「フレームレス」と呼ばれるのが一般的です。ベゼルの内側にも非表示領域と呼ばれるスペースがあるため、ベゼルが薄くても非表示領域の分だけ非表示幅が広がることは認識しておきましょう。2台のモニターに1枚の写真を表示したり両方のモニターを交互に見ながら作業したりする場合は、ベゼルの薄さにこだわることをおすすめします。ベゼル幅が薄いモデルを選ぶと、継ぎ目が気にならず快適に使用できるでしょう。
ウルトラワイドモニターも検討する
ウルトラワイドモニターとは横に長い1枚のパネルで、画面の継ぎ目がなく映像やアプリをスムーズに横展開できます。ウィンドウを3つ余裕を持って並べられるため、よりシームレスに作業できるでしょう。ウルトラワイドモニターは34インチが標準的なサイズなので、デュアルモニターにする場合、横向きで2台並べると横に長過ぎます。サブモニターを通常のモニターにして縦にピボットして配置するか、縦に2台並べるとよいでしょう。アスペクト比は21:9が一般的で、通常の16:9モニターと比べて横幅が約1.3倍広くなります。動画編集やトレーディングなど横方向に多くの情報を表示したい作業におすすめです。
調整機能付きスタンドのモデルを選ぶ
高さ調節機能やチルト機能(上下に角度調節)・スイベル機能(左右に角度調節)があるモデルは自分好みの位置に合わせやすく、設置環境にも左右されにくいです。メインモニターとサブモニターの高さをぴったりそろえられれば、目線の移動を抑えられ作業効率もアップします。また、ピボット機能(画面を90度回転して縦向きにできる機能)があると縦長の画像が見やすく、Web検索結果や文章を少ないスクロールで確認できます。長時間のパソコン作業でも、体の疲労を軽減する効果が期待できるでしょう。
ゲーム用途なら高リフレッシュレートモデルを選ぶ
一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hzですが、ゲーミングモニターは144Hz以上に対応したモデルが多く、数値が高いほど映像が滑らかに表示されます。FPSやアクションゲームなど動きの速いゲームをプレイする場合は、144Hz以上のモニターがおすすめです。リフレッシュレートが低いと、遅延を感じたりタイミングのズレを感じる原因になります。本格的にプレイしたい場合は、240Hzや360Hzなどさらに高速なモデルも検討しましょう。ただし、高リフレッシュレートを活用するには、パソコン側もそのフレームレートに対応している必要があります。
目の負担を軽減する機能があるか確認する
デュアルモニターに設定する場合、目の負担を軽減する機能があると疲れを抑制できます。例えば以下のような機能です。
- ブルーライト軽減機能
- フリッカーフリー機能
- ノングレアパネル
- 輝度自動調節機能
ブルーライト軽減機能は青色光を減らし、長時間のパソコン使用による睡眠への悪影響を抑制できます。フリッカーフリー機能があれば、画面のちらつきを抑えられ、長時間モニターを見続ける作業での目にかかる負担を軽減できるでしょう。ノングレア(非光沢)パネルは光沢パネルと比べて外光の反射を抑え、長時間の作業でも目の疲れを感じにくくなります。輝度自動調整機能を搭載したモニターは、環境光に応じてディスプレイの明るさを自動的に調節し、眼精疲労を軽減できます。これらの機能を組み合わせることで、快適な作業環境を構築できるでしょう。
3画面以上のマルチモニターもおすすめ!
2台のモニターだけでなく3台・4台以上の画面を使用するマルチモニター環境も構築できます。3画面はトリプルモニター・4画面はクワッドモニターなどとも呼ばれます。3画面以上のマルチモニター環境ではさらに広い作業領域を確保でき、動画編集などの効率が良くなるでしょう。株式トレーダーやプログラマーなど、多くの情報を同時に閲覧する必要がある職種で活用されています。
ただし、モニターの数が多いほどパソコンの画像処理能力が必要になるため、ハードウエアの仕様によってはパフォーマンスに影響する可能性があります。3画面以上を接続する場合は、グラフィックボードの出力端子数や対応解像度を事前に確認しておくことが重要です。
デュアルモニター・マルチモニターの設定に関するよくある質問
デュアルモニター・マルチモニターの設定に関するよくある質問は、以下の通りです。
- テレビにも接続できる?
- 違うメーカーのモニター同士を接続できる?
- パソコンの映像出力が1つしかない場合はどうする?
- 各モニターに別の壁紙を設定できる?
- デュアルモニターにすると動作が重くなるのはなぜ?
- 3台目以降のモニターが応答しないのはなぜ?
各質問について回答していきます。
テレビにも接続できる?
HDMIなどの端子を備えたテレビであれば、パソコンのモニターとして接続できます。多くの家庭用テレビにもHDMI端子が採用されているため、デュアルモニターの1台として使用可能です。テレビは大画面のため動画視聴やプレゼンテーションに適していますが、応答速度が遅い場合があるため用途によっては向かないことがあります。
違うメーカーのモニター同士を接続できる?
ブランドが異なる複数のモニターでも、パソコンに接続して使用できます。パソコンの出力ポートに適合していれば異なる機種・サイズのモニターの組み合わせでも問題なく使用できるでしょう。ただし、色味や明るさが異なる場合があるため、同じメーカーで揃える方が快適です。
パソコンの映像出力が1つしかない場合はどうする?
映像出力ポートが1つしかない場合でも、デュアルモニター環境を構築する方法はあります。ノートパソコンの場合はドッキングステーションやマルチポートアダプター、USBグラフィックアダプターを使い、デスクトップパソコンの場合はグラフィックボードのアップグレードがおすすめです。USB Type-C対応のノートパソコンであれば、USB Type-Cハブを使って複数のモニターを接続できる場合もあります。
各モニターに別の壁紙を設定できる?
Windows 11では、各モニターごとに異なる壁紙を設定できます。設定手順は以下の通りです。
1.デスクトップ上で右クリックして「個人用設定」を選択する
2.「背景」をクリックする
3.壁紙を設定したいモニターをクリックする
4.設定したい画像を選択する
5.もう一方のモニターにも同じように設定する
各モニターの用途に合わせた壁紙を設定することで、作業環境を視覚的に整理できます。モニターごとに色やテーマを変えると、どちらのモニターで作業しているか認識しやすくなるでしょう。
デュアルモニターにすると動作が重くなるのはなぜ?
モニターの数が多いほど、パソコンの画像処理能力がさらに必要になります。内蔵GPUのような性能があまり高くないGPUを使用した時や、4K・8Kといった高解像度のモニターを接続した時は負荷によってパフォーマンスが低下するため注意が必要です。専用のグラフィックボードを搭載することで、複数のモニターを快適に使用できるようになります。
3台目以降のモニターが応答しないのはなぜ?
3台目以降のモニターが応答しない場合、パソコンのグラフィックボードや内蔵GPUがサポートするモニター数の上限を超えている可能性があります。全てのモニターを取り外して1台ずつ再接続してみたり、解像度を低く設定してみたりすると改善する場合があるため試してみましょう。また、グラフィックドライバーが最新でない場合や正しくインストールされていない場合も認識されないことがあります。ケーブル接続や電源・モニターの入力ソース設定の確認や、Windowsの「ディスプレイ設定」から「検出」ボタンをクリックしてみる方法も試してみて下さい。
デュアルモニターは設定を最適化して使おう!
デュアルモニターは、作業効率を向上できる有効な方法です。接続後に適切な設定を行うことで、快適な作業環境を構築できます。モニターの配置や表示モード・解像度などを自分の用途に合わせて調整しましょう。モニター選びでは、視野角やベゼルの薄さ・調整機能などを確認することが重要です。設定を最適化して、デュアルモニターの利点を最大限に活用して下さい。
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