クリエイター向けパソコンにおすすめのスペックを
徹底解説!選び方のポイントも紹介
2023.12.13(WED)
2026.03.23(MON)
クリエイター向けのパソコンは、一般的な用途に比べて高いスペックが求められます。またクリエイターといっても、動画編集やイラスト制作、ゲーム配信など作業内容はさまざまです。作業内容に対してスペックが不足していると、作業効率や作品の質に悪影響があるため、必要なスペックを明確化した上で選択することが大切です。この記事では、クリエイター向けパソコンの概要や価格相場、用途ごとの必要スペックなどについて解説します。適切なパソコンを購入し、パフォーマンスを高めたいクリエイターはぜひ参考にして下さい。
クリエイター向けのパソコンとは?
まずは、クリエイター向けパソコンがどのようなものか理解することが大切です。ここでは、クリエイター向けパソコンの特徴やゲーミングPCとの違いを解説します。
クリエイター向けパソコンはスペックが高い
クリエイター向けパソコンは高いスペックを要求されます。なぜなら、画像編集や動画制作、3Dモデリングなどのクリエイティブ作業には、膨大なデータを素早く処理できる能力が求められるためです。例えば、高解像度の画像や動画をスムーズに編集するには、高速なCPU、大容量のメモリ、場合によっては高性能なグラフィックボードも必要になります。また、大量のファイルを保存するための大容量ストレージも欠かせません。クリエイター向けパソコンは、これらの要求に応えるために設計されており、効率的かつ高品質な作業を可能にします。
ゲーミングPCとの違い
ゲーミングPCも高性能なスペックを備えていますが、その特徴はやや異なります。ゲーミングPCは、特にグラフィックボードの性能が重視され、高解像度でのゲームプレイや高フレームレートの実現に特化しています。また、多くのゲーミングPCには、派手なデザインのパソコンケースやライティング、高性能冷却ファンなどが搭載されているのが特徴です。
一方、クリエイター向けパソコンは、高性能CPUや大容量メモリによる高いマルチタスク処理能力、特定のクリエイティブソフトに最適化された性能が求められます。さらに、プロのクリエイター向けパソコンには、NVIDIAのQuadroシリーズなど、クリエイティブ作業に特化したグラフィックボードが搭載されていることも特徴です。PCゲームもプレイするライトなクリエイターであれば、それなりのグラフィックボードを搭載したゲーミングPCも選択肢に入れると良いでしょう。
クリエイター向けパソコンの価格相場
クリエイター向けのパソコンは、高性能なパーツを使っているため一般的なパソコンと比べて価格は高めです。基本的なモデルであっても15〜20万円以上は想定しておく必要があります。プロ向けのモデルになると価格はさらに上昇し、50万円以上する製品も珍しくありません。これは、大容量のメモリや高速なCPU、高解像度かつ色再現性に優れたディスプレイなど、クリエイティブ作業を快適に行うために必要なスペックを満たすためです。クリエイター向けパソコンを選ぶ際には、スペック不足に陥らないよう予算が許す限り高性能なパソコンを選択することをおすすめします。
クリエイター向けパソコンのスペックは?
用途別におすすめのグレード・容量を紹介
クリエイター向けパソコンで確認しておくべきスペックは以下の通りです。
- CPU
- グラフィックボード(GPU)
- メモリ
- ストレージ(SSD・HDD)
それぞれの役割や用途別のおすすめグレードや容量を紹介します。
CPUの役割と用途別のおすすめグレード
CPUは、パソコン全体の計算処理を担う中心的なパーツであり、クリエイティブ作業のスムーズな実行には高性能なCPUが欠かせません。特に、動画編集や3DCG制作といった作業では、多くのコアと高いクロック速度を持つ処理能力に優れたCPUが必要とされます。CPUの性能が不足すると、処理が間に合わず操作に遅延が発生したりレンダリングに時間がかかったりするため注意が必要です。以下の表では、用途別におすすめのCPUグレードを示しています。
| カテゴリー | おすすめCPUグレード |
|---|---|
| 動画編集 | Core™ i7以上 Core™ Ultra 7以上 |
| フォトレタッチ、RAW現象 | Core™ i5以上 Core™ Ultra 5以上 |
| イラスト制作 | Core™ i5以上 Core™ Ultra 5以上 |
| DTM(音楽制作) | Core™ i5以上 Core™ Ultra 5以上 |
| 3DCG制作 | Core™ i7~Core™ i9またはXeon Core™ Ultra 7~Core™ Ultra 9 |
| ゲーム配信、実況 | Core™ i7以上 Core™ Ultra 7以上 |
上記のおすすめグレードは、それぞれの作業を快適にこなすための最低限必要な性能です。CPUは全ての作業に関係するパーツなので、自身の業務内容を加味して必要なグレードを選定しましょう。
NPU搭載モデルはAIツールを効率的に使える
NPUは、AI処理に特化した半導体チップです。Neural Processing Unitの略称で、画像生成や音声認識などのAI関連タスクを高速に処理できます。NPU搭載パソコンのメリットは、AIツール(主にローカル利用)の処理速度が向上する点が挙げられるでしょう。
また、CPUやGPUの負荷を軽減できるため、他の作業と並行してAI機能を使用する際もパフォーマンスが低下しにくくなります。加えて、省電力化にも貢献するため、バッテリー駆動時間の延長も期待できます。現在ではWindows OSに搭載されているAI機能などで活用されていますが、今後はクリエイティブツールでの活用も進められるでしょう。
AIツールを快適に使えるCopilot+PCの要件とは?
Copilot+ PCは、AI機能に対応していることをMicrosoftが認証した製品です。この規格を満たすパソコンであれば、高度なAI機能を快適に利用できます。主な要件は以下の通りです。
- NPU性能が40 TOPS以上
- メモリ容量が16GB以上(DDR5/LPDDR5)
- ストレージ容量が256GB以上
- Copilotキーの搭載
要件を満たす代表的なCPUシリーズは以下になります。
- Intel® Core™ Ultraシリーズ(シリーズ2以降)
- AMD Ryzen™ AI 300シリーズ
- Qualcomm Snapdragon® X シリーズ
Copilot+ PCで利用できる代表的なAI機能には、リコールやライブキャプション、画像生成機能などが挙げられます。リコール機能を使えば過去の作業履歴を素早く検索でき、資料作成時の参照が容易になるでしょう。ライブキャプションは、リアルタイムで英語に翻訳でき、画像生成機能はテキストやラフスケッチから新たな画像を生成できます。
GPUやグラフィックボードの役割と用途別のおすすめグレード(NVIDIA RTXシリーズなど)
グラフィックボード(GPU)は画像処理を専門に行うパーツで、特にゲーム配信や3Dモデリングなどのクリエイティブ作業で重要になります。
グラフィックボードの処理能力が高ければ、より複雑な画像をスムーズに扱うことができ、レンダリング時間を大幅に短縮することが可能です。
また、高解像度、高フレームレートの美しい映像でゲームを配信することもできます。
NVIDIAのグラフィックボードでは、高性能なGeForce RTXシリーズやQuadroシリーズがクリエイターに適しています。また、ライトな画像編集や動画編集作業なら内蔵GPUで対応可能です。以下は、用途別におすすめのグラフィックボードのグレードを示した表です。
| カテゴリー | おすすめCPUグレード |
|---|---|
| 動画編集(グラフィックボードに対応したソフトを使用する場合のみ) | GeForce RTX™ 4060以上 |
| フォトレタッチ、RAW現象 | 内蔵GPU |
| イラスト制作 | 内蔵GPUまたはGeForce RTX™ 4060以上 |
| DTM(音楽制作) | 内蔵GPU |
| 3DCG制作 | GeForce RTX™ 4060 Ti以上 |
| ゲーム配信、実況 | GeForce RTX™ 4070以上 |
選択するグラフィックボードのグレードは、目的とする作業内容や使用するソフトウエア、ゲームタイトルによって異なります。高度なグラフィック処理を行う場合は、極力高性能なグラフィックボードを選択しましょう。
メモリの役割と用途別のおすすめ容量
メモリは、パソコンが処理するデータを一時的に保存するためのパーツです。メモリ容量が多いほど、より多くの作業を効率よく処理できます。クリエイティブ作業では、複数のアプリケーションを同時に動かしたり大量のデータを扱ったりするため、メモリの容量が作業効率に直結します。いくら高性能なCPUを搭載していても、メモリ容量が足りなければ十分な性能を発揮できません。以下の表は、用途別のおすすめメモリ容量を示したものです。
| カテゴリー | おすすめ容量 |
|---|---|
| 動画編集 | 16GB以上 |
| フォトレタッチ、RAW現象 | 8GB以上 |
| イラスト制作 | 8GB以上 |
| DTM(音楽制作) | 8GB以上 |
| 3DCG制作 | 32GB以上 |
| ゲーム配信、実況 | 16GB以上 |
8GBのメモリ容量は、特定の作業をこなす分には問題ありませんが、多様な業務を行うクリエイターの場合は不足するケースがあります。そのため、基本的に16GB以上の容量を目安にすると良いでしょう。
ストレージ(SSD・HDD)の役割と用途別のおすすめ容量
ストレージは、データやソフトウエアを長期的に保存するためのパーツです。SSD(Solid State Drive)は高速なデータアクセスが可能で、作業効率を向上させることができますが、HDD(Hard Disk Drive)に比べて価格が高めです。以下の表は、用途別のおすすめストレージ容量を示しています。
| 用途 | SSDおすすめ容量 | HDDおすすめ容量 |
|---|---|---|
| 動画編集 | 1TB以上 | 2TB以上(アーカイブ用) |
| フォトレタッチ、RAW現象 | 512GB以上 | 1TB以上(アーカイブ用) |
| イラスト制作 | 512GB以上 | 基本不要 |
| DTM(音楽制作) | 512GB以上 | 基本不要 |
| 3DCG制作 | 1TB以上 | 2TB以上(アーカイブ用) |
| ゲーム配信、実況 | 512GB以上 | 1TB以上(アーカイブ用) |
クリエイティブ用途以外にもパソコンを使用する場合は、それらも加味して必要な容量を算出しておきましょう。
クリエイター向けパソコンは用途によって重視するスペックが違う!
クリエイター向けパソコンは作業内容に応じて重視するスペックが異なります。例えば、複雑な動画編集や3DCG制作を行うクリエイターは、高性能なグラフィックボードやCPU、大容量のメモリが必要です。一方、文章を書くライターやプログラマーであれば、そこまで高性能なスペックは必要ないかもしれません。下の表は、クリエイターのカテゴリー別に作業の特徴や重視するスペックをまとめた表です。
| カテゴリー | 作業の特徴 | 重視するスペック(重視するパーツ順) |
|---|---|---|
| 動画編集 | 高いマルチタスク性能が必要 | 1.CPU 2.メモリ 3.ディスプレイ 4.グラフィックボード |
| フォトレタッチ、RAW現象 | 負荷の重いRAW現象は処理性能を求められる | 1.CPU 2.メモリ 3.ディスプレイ |
| イラスト制作 | 細かい描画作業 | 1.CPU 2.メモリ 3.ディスプレイ 4.グラフィックボード |
| DTM(音楽制作) | 複数の音源を同時に扱う | 1.CPU 2.メモリ 3.ディスプレイ |
| 3DCG制作 | 複雑なモデリングやレンダリング | 1.CPU 2.グラフィックボード 3.メモリ 4.ディスプレイ |
| ゲーム配信、実況 | 遅延のないゲーム環境や動画編集性能が必要 | 1.グラフィックボード 2.CPU 3.メモリ 4.ディスプレイ |
これらのスペックが不足していると、作業の効率が落ちるだけでなく、成果物の品質にも影響を与えます。そのため、自分の主な作業内容に最適なスペックを備えたパソコンを選択することが重要です。ここでは、各用途の作業内容とスペックの目安について解説します。
動画編集の作業内容とスペックの目安
動画編集の主な作業は以下の通りです。
- カット編集
- テロップ挿入
- エフェクト適用
- カラーグレーディング
- 書き出し など
特に負荷がかかる作業は、4K以上の高解像度動画の編集や複雑なエフェクト、トランジションの適用、最終的な動画の書き出しが挙げられます。動画編集で重要なパーツは、マルチコア性能を持つCPUとメモリ容量、そしてエンコードやエフェクト処理をサポートするGPUです。CPUは複数の処理を同時にする際の速度に影響し、メモリは編集中のデータを一時的に保持します。GPUはエフェクト適用時の描画速度や書き出し時間の短縮に影響する要素です。以下は、作業内容別のスペックの目安です。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| フルHDの簡単な編集 | Core™ i5/Ultra™ 5以上 Ryzen™ 5以上 |
内蔵GPU RTX™ 4050以上 RX 6600以上 |
16GB以上 | 512GB以上 |
| WQHD以上の高度な編集 | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
RTX™ 4060以上 RX 7600以上 |
32GB以上 | 1TB以上 |
フォトレタッチ、RAW現像の作業内容とスペックの目安
フォトレタッチやRAW現像の主な作業内容は、以下の通りです。
- 画像の読み込み
- 色調補正
- レイヤー操作
- ノイズ除去
- レタッチ
- ファイル書き出し など
負荷が高い作業は、高解像度画像の編集や多数のレイヤーを扱う作業、複雑なフィルターやノイズリダクションの適用、RAW現像時の処理などです。フォトレタッチ・RAW現像で重要なパーツは、CPUの処理速度とメモリ容量、高速なストレージになります。CPUは画像処理やフィルター適用の速度を左右し、メモリはレイヤーデータの保持などに必要です。ストレージの速度は画像ファイルの読み込みや書き出しにかかる時間に影響します。作業内容別のスペックの目安は以下の通りです。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| 簡単なレタッチや現像 | Core™ i5/Ultra™ 5以上 Ryzen™ 5以上 |
内蔵GPU | 16GB以上 | 512GB以上 |
| 複雑なレタッチや現像 | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
RTX™ 4060以上 RX 7600以上 |
32GB以上 | 1TB以上 |
イラスト制作の作業内容とスペックの目安
イラスト制作の作業内容には、以下のようなものがあります。
- 下書き
- 線画
- 色塗り
- レイヤー管理
- 書き出し など
負荷がかかる作業には、巨大なキャンバスサイズでの作業や多層レイヤーの使用、ブラシサイズを大きくして描画する際の処理、アニメーション制作を含む場合が挙げられます。イラスト制作で重要なのは、シングルコア性能に優れたCPUと、多数のレイヤーを扱うためのメモリ容量です。GPUは3D機能を使わない限り低負荷で済むことが多く、ソフトウエアによっては内蔵GPUでも十分に動作します。作業内容別のスペックの目安は以下になります。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| 趣味のお絵描き | Core™ i5/Ultra™ 5以上 Ryzen™ 5以上 |
内蔵GPU | 8GB以上 | 256GB以上 |
| プロのイラスト制作 | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
RTX 4050以上 RX 6600以上 |
16GB以上 | 512GB以上 |
DTM(音楽制作)の作業内容とスペックの目安
DTMの主な作業内容は、以下の通りです。
- MIDI入力
- オーディオ録音
- ソフトウエア音源の再生
- エフェクトの適用
- ミキシング
- マスタリング など
負荷のかかる作業は、多数のトラックを使用し、重いソフトウエア音源やリバーブ・ディレイなどのCPU負荷が高いエフェクトを多用するミキシングやマスタリングが挙げられます。DTMで重要なのは、マルチコア性能を持つCPUと、サンプリングデータやオーディオファイルを扱うためのメモリ容量です。複数のトラックを同時に再生する際にはCPUのコア数が影響し、ソフトウエア音源のサンプルデータを読み込む際にはメモリ容量が必要になります。作業内容別のスペックの目安は以下の通りです。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| 趣味の楽曲制作 | Core™ i5/Ultra™ 5以上 Ryzen™ 5以上 |
内蔵GPU可 | 16GB以上 | 512GB以上 |
| 本格的な楽曲制作 | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
内蔵GPU可 | 32GB以上 | 1TB以上 |
3DCG制作の作業内容とスペックの目安
3DCG制作では、以下のような作業をします。
- モデリング
- テクスチャリング
- リギング
- アニメーション
- ライティング
- レンダリング など
負荷のかかる作業は、高ポリゴンモデルの作成や複雑なシミュレーション、最終的なレンダリングなどです。3DCG制作で重要なポイントは、リアルタイム表示と高速レンダリングに影響するGPUやCPU性能、メモリ容量になります。特にGPUは、ビューポート上でのリアルタイム描画の速度やGPUレンダリング時の速度に影響するため高性能なモデルが求められます。以下は、作業内容別のスペックの目安です。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| 簡単なモデリング | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
RTX™ 4060以上 RX 7600以上 |
16GB以上 | 512GB以上 |
| プロの映像制作 | Core™ i9/Ultra™ 9以上 Ryzen™ 9以上 |
RTX™ 4080 RX 7800以上 |
32GB以上 | 1TB以上 |
ゲーム配信、実況の作業内容とスペックの目安
ゲーム配信・実況の主な作業は以下の通りです。。
- ゲームプレイ
- 映像のエンコード
- 動画編集
- 配信プラットフォームへのアップロード
- 複数の映像ソースの合成 など
負荷のかかる作業は、高画質・高フレームレートでのゲームプレイと、映像のリアルタイムエンコードになります。ゲーム配信・実況で重要になるのは、高度な画像処理に対応できるGPUです。GPUの性能が不足すると、画面がスムーズに表示できません。また、配信用の映像を素早くエンコードできるCPUや、ゲームと配信ソフトウエアを同時に動作できるメモリ容量も必要です。以下は、作業内容別のスペックの目安になります。
| 作業内容 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ(SSD) |
|---|---|---|---|---|
| フルHDの低負荷ゲームの配信 | Core™ i5/Ultra™ 5以上 Ryzen™ 5以上 |
RTX™ 4060以上 RX 7600以上 |
16GB以上 | 512GB以上 |
| 高解像度の高負荷ゲームの配信 | Core™ i7/Ultra™ 7以上 Ryzen™ 7以上 |
RTX™ 4080以上 RX 7800 XT以上 |
32GB以上 | 1TB以上 |
クリエイター向けパソコンモニターのおすすめは?選び方を解説
クリエイターの作業内容によっては、モニターの解像度や画面サイズ、パネルタイプなどにもこだわる必要があります。作業効率や品質に関わる部分なので、ぜひ押さえておいて下さい。
解像度の選び方(フルHD・WQHD・4K・8K)
クリエイター業務における解像度は、作業効率と品質に影響します。解像度が高いと作業領域が広がるため、効率的に作業ができます。また、細かな部分の確認にも良い影響があります。以下は、主要な解像度とその特徴です。
デスクトップパソコン
- フルHD(1920x1080):基本的なデザイン作業や一般的な動画編集に適している
- WQHD(2560x1440):より細かいディテールが求められる画像・動画編集やグラフィックデザインに適している
- 4K(3840x2160):高解像度の動画編集や4Kのゲーム配信、詳細なテクスチャを使う3Dモデリングで必要になる
- 8K(7680x4320):特殊なニーズ、例えば高画素の写真を等倍で確認する場合などに検討する
ノートパソコン
- WUXGA(1920×1200)・フルHD(1920×1080):WUXGAはフルHDより縦の作業領域が広い。15.6インチ程度までは使いやすい
- WQXGA(2560×1600):高精細な表示ができる。16インチ以上での採用が多い
- WQUXGA(3840×2400):4Kに近い解像度。17インチ以上での採用が多い
解像度が高い方が細かな部分まで確認できるため、WQHDやWQXGA以上の解像度が好ましいです。4Kの素材を扱う場合は4KやWQUXGAモニターを選び、8Kは特殊なニーズがある場合のみ検討します。
画面サイズの選び方
パソコンの画面サイズは、クリエイターの作業効率やクオリティに影響を与える要素です。画面サイズが大きいほど、より多くの情報を一度に表示できるため、複数のアプリケーションを同時に開いて作業する際の利便性が高まります。以下の表は、ノートパソコンとデスクトップパソコン、それぞれの主要な画面サイズと特徴をまとめたものです。
ノートパソコンのサイズ
- 13〜14インチ:持ち運びに便利で、外出先での作業に適している
- 15〜18インチ:性能や作業効率を重視するクリエイターに適している
デスクトップ用外付けモニターのサイズ
- 21〜24インチ:省スペースで使いたい場合に適している
- 27インチ以上:作業効率や臨場感を重視する場合に適している
作業スペースや持ち運びの有無を考慮した上で、できるだけ大きな画面サイズを選択すると良いでしょう。
パネルタイプの選び方
モニターのパネルタイプは、クリエイターの作業における色の再現性や視野角、応答速度に影響します。主なパネルタイプとその特徴は以下の通りです。
| パネルタイプ | 色の再現性 | 視野角 | 応答速度 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| TN | 低い | 狭い | 高い | ゲームなど高速な応答速度が求められる用途 |
| VA | 中~高い | 広い | 中 | 動画視聴やゲームなど高いコントラストが求められる用途 |
| IPS | 高い | 広い | 中~高い | 画像編集や動画編集、イラスト制作など、色の正確さが重要なクリエイティブ用途 |
| 有機EL | 非常に高い | 非常に広い | 高い | 高度な色彩作業、プロフェッショナルレベルの画像・動画編集用途 |
クリエイター向けのモニター選びでは、作業内容に応じて適切なパネルタイプを選択することが重要です。例えば、色の再現性や視野角の広さが必要な画像編集や動画編集では、IPSや有機ELパネルが適しています。一方で、応答速度を重視するPCゲームには、TNパネルも一定のニーズがあります。
カラーマネジメントモニターも検討する
カラーマネジメントモニターは、色の再現性に特化したモニターで、色彩を正確に表示するための技術が組み込まれています。画像や動画編集、イラスト制作など、色の正確さが求められるクリエイター業務では重要な要素です。カラーマネジメントモニターは、より正確な色で編集できますが、一般的なモニターに比べて価格が高くなる傾向があります。そのため、色の再現性を重視する場合のみ購入を検討すると良いでしょう。
クリエイター向けパソコンを選ぶ際のポイント
クリエイター向けパソコンを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 使い方に応じてデスクトップ・ノートを選択する
- 利用したいソフトを起点にOSを選択する(Windows OS・mac OS)
- 使用ソフトやゲームの推奨スペックを確認する
- ソフトや周辺機器(マウスやペンタブなど)も合わせて予算を検討する
- 拡張性を確認しておく
- 冷却性能や静音性をチェックしておく
- 無線・有線LANの有無と対応規格を確認しておく
- 自作や中古は避け問い合わせや保証などサポートの厚い新品を購入する
- スペックをカスタマイズできるBTOパソコンを選択する
それぞれ具体的に解説します。
使い方に応じてデスクトップ・ノートを選択する
クリエイター向けパソコンを選ぶ際、作業スタイルに応じてデスクトップ型かノート型を選択しましょう。それぞれのタイプには以下のようなメリットとデメリットがあります。
デスクトップ型のメリット・デメリット
メリット
- 高い拡張性とカスタマイズ性がある
- ハイスペックなモデルが多い
- 長時間の作業に適した冷却機能を持つ
デメリット
- 手軽に移動ができない
- 広い作業スペースが必要になる
デスクトップ型は、特に性能を重視するクリエイター業務や、複数の大型モニターを使用する場合に適しています。
次に、ノート型のメリット・デメリットです。
メリット
- 優れた携帯性で場所を選ばず作業できる
- ライトな用途であれば十分な性能を持つ
デメリット
- 性能の面でデスクトップに劣ることがある
- アップグレードや修理が難しい
ノート型は、外出先での作業やスペースが限られている環境での使用に最適です。クリエイター業務においては、画像編集やライトな動画編集など、比較的軽めの作業に適しています。これらのメリット・デメリットを考慮して、目的に合う方を選択しましょう。
利用したいソフトを起点にOSを選択する(Windows OS・mac OS)
OSとは「Operating System(オペレーティングシステム)」の略称で、パソコンの操作やソフトウエアの使用に必須の要素です。OSによって、使い勝手や対応しているソフトウエアの種類が異なります。クリエイター向けのOSではmac OSが好まれる傾向にありました。その理由は、クリエイティブ業務に適したソフトウエアが多く、直感的な操作性や安定したシステム環境を提供しているからです。
しかし、近年ではWindows OSとmac OSとの差はほとんどなくなっており、コストパフォーマンスやハードウエアの選択肢の多さではWindows OSの方が優れています。また、動画編集に特化したソフトウエア「AviUtl」や、高度な3DCG制作に使われる「3ds Max」はWindows OSにのみ対応しています。以上のことから、こだわりがない人はWindows OSを選択すると良いでしょう。
使用ソフトやゲームの推奨スペックを確認する
クリエイター向けパソコンを選ぶ際は、使用するソフトやPCゲームの推奨スペックを確認することが重要です。各ソフトやゲームの公式サイトでは、使用に最適なスペックが示されています。推奨スペックを満たしていない場合、ソフトの動作が遅くなったり、カクつきやフリーズが起こったりすることがあります。特に、高度なグラフィック処理を必要とする動画編集ソフトや3Dモデリングソフト、最新のPCゲームでは、高い性能が求められるため注意が必要です。快適な作業環境を確保するためにも、推奨スペックを満たすパソコンを購入しましょう。
ソフトや周辺機器(マウスやペンタブなど)も合わせて予算を検討する
クリエイターは、業務内容によってさまざまな周辺機器が必要になります。揃えておきたい周辺機器とその相場は以下の通りです。
- ペンタブレット : 5,000円〜10万円程度
- 高解像度モニター : 2万円〜15万円程度
- キーボード : 2,000円〜2万円程度
- マウス : 2,000円〜2万円程度
- 外付けHDD : 5,000円〜2万円程度
- ゲーミングチェア : 1万円〜5万円程度
- デュアルモニタースタンド : 5,000円〜2万円程度
価格は商品のグレードにより幅広いため、重要な物に予算を割くようにしましょう。上記以外にも業務によってさまざまな周辺機器が必要になります。予算が限られている場合は、優先順位を決めて徐々に揃えていくのもおすすめです。
拡張性を確認しておく
クリエイターは、将来的なアップグレードや作業内容の変化を考慮して、拡張性を確認しておくことも大切です。例えば、メモリの増設やストレージの換装は、作業効率を向上させることができます。
豊富なインターフェースを備えていれば、多様な周辺機器を接続できるでしょう。デスクトップパソコン、特にタワー型は内部スペースが広く、多くの拡張スロットを備えているため拡張性が高いです。
一方、スリム型や一体型はそのコンパクトさから拡張性に限りがあります。ノートパソコンはさらに拡張性が低くなります。メモリなどを換装・増設できるモデルはあるものの、CPUやグラフィックボードは基本換装できないと認識しておくと良いでしょう。
冷却性能や静音性をチェックしておく
クリエイティブ作業は長時間かつ高負荷なことが多く、パソコン内部が高温になり性能低下やトラブルの原因になることがあります。
温度が上昇すると、サーマルスロットリングが発生してCPUやGPUの性能が自動的に低下し、作業効率が悪化してしまいます。
また、静音性が低いと、集中力を妨げる原因になるでしょう。DTMなどの録音環境では、ファンノイズが音声データに混入してしまう恐れもあります。
動画編集や3DCG制作など高負荷な作業をするクリエイターは、大型ファンや水冷式の冷却システムを搭載したモデルを選ぶことが重要です。冷却システムが充実していれば、パフォーマンスを維持しながら快適に作業できます。
無線・有線LANの有無と対応規格を確認しておく
クリエイターの作業環境において、高速かつ安定したネットワーク環境は欠かせません。動画などの大容量ファイルのダウンロードやアップロード、クラウドサービスの利用、ゲーム配信などで必要になります。
速度や安定性を重視する場合、無線より有線での接続がおすすめです。有線LANのメリットは、通信速度の安定性と遅延の少なさです。
大容量データの転送やリアルタイム配信をする人は、有線LANを選びましょう。無線LAN(Wi-Fi)は、対応規格が新しいほど高速で混雑に強い通信ができます。
例えば、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7に対応したモデルであれば、より快適な通信環境を構築できます。作業する環境や内容に合わせて、有線LANポートの有無や無線LANの対応規格を確認しましょう。
自作や中古は避け問い合わせや保証などサポートの厚い新品を購入する
自作パソコンや中古品の購入は、初期コストを抑えることができますが、保証の短さやパーツの劣化といったリスクが伴うためおすすめできません。新品のパソコンを購入すると、高い性能や長期の保証期間が得られます。万が一の際にもサポートを受けられるため安心です。クリエイター業務では、性能の高さに加え信頼性とサポート体制も重要なので、新品のパソコンを購入しましょう。
例えばNECでは、延長保証サービスや電話・チャットでの問い合わせサポートを提供しています。延長保証サービスでは、最大5年間まで延長できるため、パソコンを買い替える時期まで安心して使用できます。また、公式サイトでQ&Aやマニュアルの提供などを実施しており、不明点の解消に有用です。
NECの延長保証についてはこちら
NECのサポート情報についてはこちら
スペックをカスタマイズできるBTOパソコンを選択する
BTO(Build to Order)パソコンは、CPUやメモリなどのスペックをカスタマイズできるパソコンです。これにより、必要な性能を過不足なく選択でき、コストパフォーマンスを最大化できます。クリエイターの場合、使用するソフトウエアや作業内容に最適化した構成を選ぶことで、効率的な作業環境を構築できます。また、受注生産であることや固定費を削減していることから、比較的安く販売されていることも魅力です。
クリエイターにおすすめ!NEC Directのハイスペックパソコン
ここからは、NEC Directが販売するおすすめBTOパソコンをご紹介します。
長時間バッテリー搭載のAIパソコン「LAVIE Direct N14 Slim」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct N14 Slim」は、軽量かつ高い堅牢性を備えたノートパソコンです。タッチ付きとして最軽量となる約1,117gの軽量ボディでありながら、MIL規格やNEC独自の試験をクリアしています。また、Intel® Core™ UltraシリーズのCPUを搭載し、ローカルのAI処理を高速化できるのも魅力です。バッテリー駆動時間も長く、外出先での使用にも向いています。バッテリーは自分で簡単に脱着できる仕様なので、バッテリートラブルが起きた時すぐに交換できます。ビジネスから日常使いまで幅広く対応できるモデルです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen™(5 8640U/7 8840U) |
| グラフィックボード(GPU) | AMD Radeon™ 780M グラフィックス/AMD Ryzen™ 760M グラフィックス (どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| ディスプレイ | 14.0型ワイド LED IPS液晶(広視野角・ノングレア)(WUXGA:1920×1200) タッチパネル有り・無し選択可 |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 2(映像出力に対応) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・microSDメモリーカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 標準バッテリー:約1117g~約1232g 大容量バッテリー:約1178~約1294g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 標準バッテリー:約12〜13.8時間 大容量バッテリー:約16.9~19.4時間 |
NPUを搭載したCopilot+PC「LAVIE Direct NEXTREME」
商品詳細はこちら
「LAVIE Direct NEXTREME」は、13.3型のCopilot+PCです。Intel® Core™ Ultraシリーズを搭載し、ローカルのAI機能をNPUで処理できます。例えば、情報検索を効率化できる「リコール」や画像生成ができる「コクリエイター」、リアルタイムで音声を英語字幕に変換してくれる「ライブキャプション」などを利用できます。また、世界最長クラスの約16時間駆動を実現したAIバッテリーを搭載しており、外出先でも充電の心配なく作業できるのも強みです。さらに、天板には東レのカーボン材を採用しており、きずが付きにくく、指紋が拭き取りやすくなっています。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(7 258V/7 256V/5 226V) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Arc™(140V/130V)※CPUに内蔵 |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB・512GB・1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド LED IPS液晶(広視野角・高輝度・高色純度・ノングレア・タッチパネル)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 2(USB Power Delivery3.0対応 パワーオフUSB充電機能付き)(DisplayPort出力機能付き) ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフ充電機能付) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 もしくは無し ・microSDメモリーカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約994g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約40.2時間 |
グラフィックボードを選べるスリムデスクトップ「LAVIE Direct DT」
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「LAVIE Direct DT」は、NPU搭載のIntel® Core™ Ultra 200Sシリーズを採用したデスクトップパソコンです。カスタマイズでグラフィックボードを選択でき、負荷の高い作業も快適に処理できます。また、スリムデザインながら優れた拡張性を持ち、最大6画面のマルチディスプレイ環境の構築が可能です。さらに、24型液晶ディスプレイは広視野角・高色純度のノングレアタイプで、長時間作業した時の目の疲れを軽減できます。メモリやストレージもカスタマイズできるため、用途に応じたスペックに調整して購入しましょう。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225V/7 265V/9 285V) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(プロセッサーに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8~64GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB・512GB・1TB |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920 × 1080)液晶(広視野角・高色純度・ノングレア) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C ×1 ・USB Type-A ×8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort × 2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 216×300×345(mm) |
クリエイター向けパソコンは作業内容を明確にして選ぶのがおすすめ!
クリエイター向けパソコンは、高いスペックが求められる上に、作業内容を考慮して最適な構成を組む必要があります。本記事で紹介したスペックや選び方のポイントを参考に、最適なモデルを検討してみて下さい。スペックを細かくカスタマイズしたい人は、BTOパソコンの購入をおすすめします。NEC Directでは、クリエイター業務にも対応できるBTOパソコンを販売しています。品質管理にこだわった国内生産のパソコンを取り揃えているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみて下さい。
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