丈夫なノートパソコンがほしい!
選ぶ時のポイントは?
2025.02.10(MON)
2025.02.10(MON)
ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い人は、できるだけ丈夫なモデルを選びましょう。大切なデータを持ち運んでいるのですから、些細なトラブルが深刻な事態を引き起こすおそれがあります。丈夫なノートパソコンを選ぶ時に押さえておきたいポイントを紹介します。
ノートパソコンには危険がいっぱい!丈夫なモデルが必要な理由

ノートパソコンは持ち運びができてとても便利なのですが、日常生活の中で多くのトラブルに遭うリスクをいくつも抱えています。よくあるのは落下による故障です。カバンから出す時、カフェの小さなテーブルで作業をしている時、うっかり落としてしまってボディが割れたり、液晶画面が割れてしまったりします。
移動もノートパソコンにはハイリスクです。特に満員電車は大勢の人の圧力でカバンを押され、中のパソコンが壊れてしまうかもしれません。イスにノートパソコンを置いたら、うっかりその上に座ってしまうこともあります。
どこへでも持ち運べる便利さは、ノートパソコンをさまざまな危険にさらすことにもつながるのです。ちょっとやそっとのトラブルでは壊れない、丈夫なノートパソコンを探してみましょう。
丈夫なノートパソコンを選ぶポイント

丈夫なノートパソコンを選ぶには、いくつかの重要なポイントがあります。単に頑丈なだけでは、扱いにくいノートパソコンになってしまうかもしれません。丈夫なノートパソコン選びのポイントを紹介します。
堅牢性の高いモデルを選ぶ
丈夫なノートパソコンを選ぶ時は、堅牢性の高い、頑丈さをアピールしているモデルを選びましょう。モデルによっては、軍用の基準を満たすようなノートパソコンもあります。それほどの頑丈さは必要ないにしても、落としたり、強い圧力をかけたりしても壊れないモデルが良いでしょう。
パソコンメーカーによっては、独自基準で厳しいテストを行っていることがあります。そういった厳しいテストをクリアしているモデルは、堅牢性の高い、頑丈なノートパソコンといえるでしょう。メーカーのWebサイトをチェックして、堅牢性をアピールしているかどうかを見てみましょう。
重量は1kg前後の軽いモデルがおすすめ
丈夫なノートパソコン選びで大切なことは、堅牢性に加えて軽いことです。重いノートパソコンは移動中に扱いにくく、うっかり落としてしまうリスクがあります。そのため、できるだけ軽量で、扱いやすいノートパソコンがおすすめです。頻繁に持ち運ぶなら、1kg前後の軽いモデルをチェックしましょう。
かつて堅牢性の高いノートパソコンは、重いモデルが一般的でした。しかし、技術の進歩に加えて、カーボンやアルミニウムなど丈夫で軽量な素材が使われるようになり、丈夫でありながらも軽量なノートパソコンも登場しています。
ノートパソコン選びではスペックが重要
丈夫なだけのノートパソコンでは壊れにくいだけで、快適に作業を行えません。ノートパソコンの丈夫さだけでなく、スペックのチェックも重要です。ノートパソコン選びで重要なスペックを解説します。
CPU
CPUはノートパソコンの基本的な性能を決める、重要なパーツです。高性能なCPUを搭載しているノートパソコンであれば、性能が高いといって良いでしょう。しかし、CPUにはいくつもの種類があるため、その違いを見極めなければ、求める性能にはならないでしょう。
CPUにはインテルとAMDの2大メーカーがあり、それぞれのCPUの種類は次の通りです。
インテル | AMD | |
---|---|---|
ハイグレード | Core i9、Core i7 Core Ultra 9、Core Ultra 7 |
Ryzen 9、Ryzen 7 |
ミドルグレード | Core i5、Core Ultra 5 | Ryzen 5 |
エントリーグレード | Core i3、Nシリーズ(N100、N95など) | Ryzen 3 |
CPUは性能が高くなると、電力消費量が多く充電の機会が増えます。長時間の外出が多い人であれば、CPUの性能によるバッテリーの駆動時間への影響にも注意が必要です。ノートパソコン向けのCPUでは、型番の末尾に「U」がつくものが省電力タイプです。電力消費量が減るものの、それだけ性能が落ちるのでよく考えて選びましょう。
メモリー
メモリーは一時的にデータを保管するパーツで、CPUが処理するデータを素早く取り出すことが可能です。容量が多いほど、パソコンの動作が快適になります。メモリーを搭載する容量の目安は、次の表の通りです。
4GB | Windowsが起動する最低限の容量 |
---|---|
8GB | 基本的な書類作成を行うのに必要 |
16GB | オフィスソフトなどを複数起動しても快適に動作する |
32GB以上 | 動画編集、画像加工など負荷の高い作業では必要 |
用途に合ったメモリーの容量でないと、動作が遅く、ストレスの溜まるパソコンになるでしょう。きちんと用途を考え、必要な容量を搭載して下さい。
ストレージ
ストレージはソフトウェアやデータなどを保存するパーツです。いまの主流はSSDで、かつて普及していたHDDよりアクセスが高速で衝撃に強いという特徴があります。SSDは物理的に動作する部品がないため、強い衝撃を受けてもデータを失いにくいのです。丈夫なノートパソコンであれば、SSDは必須でしょう。
容量は256~512GBが一般的です。1TBを超えるものもありますが、容量が大き過ぎると故障時に失われるデータ量もそれだけ多くなるので注意が必要です。小まめにバックアップを取って、いざという時に備えておきましょう。
GPU

GPUは映像処理を専門的に担うプロセッサーです。ノートパソコンでは、CPUに内蔵されているGPUと、CPUとは別に独立したGPUを搭載しているモデルがあります。
CPU内蔵のGPUは一般的な用途に十分な性能があり、消費電力が少ないのが特徴です。書類作成などの作業が基本で、持ち運びの多いノートパソコンに適しています。
独立したGPUはCPU内蔵よりも性能が高く、負荷の高い映像処理にもスムーズに対応できます。ただし、消費電力が大きく発熱も多いため、バッテリー持続時間が短くなり、本体も重くなることに注意が必要です。
ディスプレイ
ディスプレイのサイズや解像度は、ノートパソコンの操作性や作業効率に大きく影響します。サイズは13.3型、14型が持ち運びやすさと見やすさのバランスに優れています。
解像度は画面の細かさをあらわし、フルHD(1920×1080ドット)が一般的です。高解像度になるほど多くの情報を表示でき、画像も鮮明になります。
ただし、コンパクトなノートパソコンだと、高解像度の表現力を活かした使い方ができません。ディスプレイのサイズが小さくて、映像や文字を美しく表示できてもそれを実感できないことが多いのです。
丈夫なノートパソコンを購入する時の予算はどれくらい?

丈夫なノートパソコンを購入する予算は、求める性能や機能によって大きく変わります。最高性能のGPUを搭載すると、40万円以上することも珍しくありません。そのため、ノートパソコンを購入する時は、よく考えて予算を決める必要があります。予算別に購入できるノートパソコンの目安を見ていきましょう。
12万円以下 エントリーモデルから探す
予算が12万円以下のノートパソコンだと、エントリーモデルが選択肢になります。この価格帯では基本的な機能を備えた標準的なモデルが中心で、耐久性をアピールしているものは少ないでしょう。本体がプラスチック製のノートパソコンが多く、特別な耐衝撃設計はされていないと考えて下さい。
それでも、ヒンジ(ノートパソコンの開閉部分)やキーボードの丈夫さをアピールしているモデルがあります。そういったノートパソコンであれば、日常的な使用で故障するリスクは抑えられるでしょう。コストパフォーマンスを重視する人向けの価格帯です。
12~18万円台 スタンダードモデルから選ぶ
12~18万円台の予算であれば、スタンダードモデルの中から丈夫さを備えたノートパソコンを選べます。この価格帯であれば、全体的に品質の高いモデルが多く、耐久性と性能のバランスが取れたノートパソコンを見つけられるでしょう。
注意が必要なのは、モデルによって特徴が大きく異なることです。丈夫さよりもスペック重視だったり、軽さを重視していたりするため、価格だけで選ばないよう注意しましょう。それぞれのノートパソコンがアピールする特徴をチェックし、丈夫さに優れるノートパソコンを見つけて購入して下さい。
19~23万円台 高性能モバイルノートが狙える
予算が19~23万円台だと、高性能なモバイルノートパソコンが選択肢に入ってきます。この価格帯であれば持ち運びを前提としているモデルが多いため、耐衝撃性などに優れているノートパソコンを選べるでしょう。使用している素材も軽量でありながら堅牢性の高い、カーボン、チタン、アルミニウムなどが用意されています。持ち運ぶ機会が多い人であれば、積極的に購入を検討して下さい。
メーカー独自の耐久性テストだけでなく、米軍基準の耐久テストをクリアしているノートパソコンもあります。丈夫なノートパソコンがほしいという気持ちを、高いレベルでクリアするモデルを見つけられるはずです。
24万円以上 メーカー製のフラグシップモデルが買える!
24万円以上の価格帯であれば、パソコンメーカーのフラグシップモデルも選択肢に入ります。デザイン、設計、スペックなどを高いレベルで集結したノートパソコンを購入できるでしょう。これだけの予算をつぎ込めるのであれば、満足度の高いノートパソコンを購入できるはずです。
もちろん、堅牢性の高さにも期待できます。軽量で堅牢性の高いカーボン、チタン、アルミニウムといった素材を使用する他、厳しい耐久テストを行い、ハードな使い方にも耐えられる一台になっています。CPUをはじめとするスペックも高く、外出先でも高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
頑丈なだけではダメ!セキュリティにも注意

ノートパソコンの物理的な頑丈さも大切ですが、それと同じくらい重要なのが内部のデータを守るセキュリティの高さです。どんなに丈夫でも、誰かに勝手に使われてデータが流出してしまっては意味がありません。ノートパソコンのセキュリティについて解説します。
セキュリティソフトの導入は基本
ノートパソコンを安全に使うためには、セキュリティソフトの導入は欠かせません。外出先のWi-Fiなどを利用してインターネットに接続する機会の多いノートパソコンは、常にコンピューターウイルスなど脅威にさらされているため、適切な保護が必要なのです。
WindowsのWindows Defenderは標準的なセキュリティ機能を保っていますが、より高度にノートパソコンを守るならセキュリティソフトの導入を検討しましょう。また、使用するユーザーが不用意な操作をしないよう、注意する必要があります。
ノートパソコンの認証システムをチェック
ノートパソコンによっては、見知らぬ誰かが勝手に操作しないよう、さまざまな認証システムを搭載しています。
Windowsは標準でパスワードをかけられるようになっていますが、より安全性の高い方法に生体認証があります。指紋認証は多くのノートパソコンに搭載されており、指紋センサーに指を置くだけで自分を認識してもらえます。その他に顔認証システムもあり、カメラで顔を認識してログインします。これらの生体認証は、パスワードよりも安全で使いやすい方法です。虹彩認証や静脈認証などの高度な認証システムを搭載しているノートパソコンもあります
NEC Directの丈夫なおすすめノートパソコン
NEC Directではさまざまなタイプのノートパソコンを販売しており、いざという時も安心できる丈夫なモデルを揃えています。カスタマイズもできるため、理想的なノートパソコンを購入できます。
カスタマイズで理想のスペックにできる
NEC DirectはCPUやメモリーなどのスペックをカスタマイズできるため、理想的なスペックの丈夫なノートパソコンを購入できます。作業内容に合わせた性能のCPUを選べる他、大容量メモリー、大容量ストレージなどの選択も可能です。選んだノートパソコンによっては、ボディカラーの変更もできます。
価格を見ながらカスタマイズできるため、予算に合わせたコストパフォーマンスの高いノートパソコンを購入できるでしょう。
LAVIE Direct NEXTREME Carbon

頑丈で軽量なノートパソコンを求めている人には、LAVIE Direct NEXTREME Carbonがおすすめです。カーボン素材を使用している上に、アメリカ国防総省が定めるMIL規格準拠のテストをクリアしており、堅牢性の高さは保証済みです。さらにNEC独自の面加圧、落下試験といった、耐久テストもクリアしています。頻繁に持ち運ぶノートパソコンとして、安心して使用できるモデルといえるでしょう。
さらに、Core i5以上の高スペックCPUを搭載している他、メモリーは最大23GBまで、ストレージは最大2TBまで選択できます。安心してハイスペックを堪能できるノートパソコンなのです。
LAVIE Direct N16

LAVIE Direct N16は16型ディスプレイを搭載した、大画面で見やすい上に、ハイスペックにカスタマイズのできるノートパソコンです。高性能CPUのCore i7を選択できる他、メモリーは最大32GB、ストレージは最大2TBなど、性能不足を感じさせないハイスペックノートパソコンにできます。
インターフェースも充実しており、USB Type-C、Type-B、HDMIなどの基本的な端子をフォローしています。さらに光学ドライブを搭載できるなど、LAVIE Direct N16は一台あればさまざまな業務に対応可能です。