Windows 11をインストールする3つの方法!
アップグレード前の準備も紹介
2025.08.18(MON)
2025.08.18(MON)
Windows 11をインストールする方法は複数あり、自分のパソコンの状態に応じて最適な手順を選ぶ必要があります。また、インストールする前に必要な準備を行うことも重要です。準備をせずに進めてしまうと、「大切なデータが消えてしまった」「使用していたソフトウエアや周辺機器が使えなくなった」など、予期せぬトラブルが発生する恐れがあります。本記事では、Windows 11を安全かつ確実にインストールするための準備や手順、インストール後のポイントまでを丁寧に解説しています。初心者でも迷わず実行できる内容になっているので、ぜひ参考にして下さい。
※記事内の手順は変更されている可能性があります。
MicrosoftのWindows 11をインストールする前の準備
Windows 11をインストールする際は、以下の準備をしてから行いましょう。
- Windows10からアップグレードする場合はWindows 11のシステム要件情報を確認する
- 使用中のソフトウエアや周辺機器がWindows 11をサポートしているか確認する
- データやファイルをバックアップする
- USBやDVD-Rで再セットアップメディアをつくる
- Windows Updateを行う
- 電源やストレージの空き容量を確保する
各項目を詳しく解説します。
Windows 10からアップグレードする場合はWindows 11のシステム要件情報を確認する
Windows 11をインストールする前に、パソコンがシステム要件を満たしているかを確認する必要があります。要件を満たしていなければ、正常に動作しなかったりインストールできなかったりするため注意が必要です。例えば、古いパソコンではCPUやTPMといったパーツが要件に合わない場合があります。以下に、Windows 11の主なシステム要件を表でまとめました。
| 項目 | 必要要件 |
|---|---|
| プロセッサ | 1GHz以上・2コア以上の64ビット対応CPU |
| メモリ | 4GB以上 |
| ストレージ | 64GB以上の空き容量 |
| ファームウエア | UEFI・セキュアブート対応 |
| TPM | バージョン2.0が必要 |
| グラフィックス | DirectX 12以上・WDDM 2.0ドライバーに対応していること |
| ディスプレイ | 9インチ以上・解像度720p以上 |
| インターネット | Microsoftアカウントとインターネット接続が必要 |
使用中のソフトウエアや周辺機器がWindows 11をサポートしているか確認する
Windows 11をインストールする前に、使用中のソフトウエアや周辺機器が対応しているかを確認しましょう。古いソフトウエアやハードウエアが、Windows 11に非対応の場合があるため注意が必要です。対応していないままアップグレードすると、アプリが起動しなかったり、プリンターなどの機器が使えなくなる恐れがあります。確認方法は、パソコンメーカーのWebサイトやソフトウエア・周辺機器の公式Webページで情報をチェックするとよいでしょう。対応していない場合は、ハードウエア・ソフトウエア側のアップデートや代替案を検討しておくと、アップグレード後のトラブルを防げます。
データやファイルをバックアップする
Windows 11のインストール前には、データのバックアップを必ず行って下さい。万一のトラブルでデータが消えてしまう可能性があるからです。例えば、アップグレード中にフリーズしたり、初期化されるケースも考えられます。バックアップには外付けHDD・SSD・USBメモリ・クラウドストレージなどを活用しましょう。また、以下のようなデータを優先的に保存しておくと安心です。
- 写真や動画などの個人ファイル
- 文書や表計算などの仕事関連ファイル
- ブラウザのお気に入りや拡張機能
- メールデータやアカウント設定
- アプリのインストール情報やライセンスキー
バックアップはトラブル回避の基本なので、事前準備としてしっかり行っておきましょう。
USBやDVD-Rで再セットアップメディアをつくる
再セットアップメディアは、Windows 11のインストールに失敗した場合にパソコンを元の状態に戻すため手段です。作成していないと、システムが立ち上がらなくなった時に復旧できず困ることがあります。再セットアップメディアを作成しておけば、アップグレード中にトラブルが発生して正常起動できなくなった場合でも、自分だけで復旧が可能です。作成には空のディスクや32GB以上のUSBメモリが必要になり、USBメモリの方が短時間で作成できます。詳細な手順は以下の記事で詳しく解説しているので、アップグレードを進める前に確認しながら作成してみて下さい。
再セットアップメディアの作成手順はこちら
Windows Updateを行う
Windows 10からWindows 11へアップグレードするには、現在のOSバージョンが2004以降 である必要があります。古いバージョンのままでは対象とならず、アップグレードができ ません。バージョンの確認や更新方法は以下の通りです。
1.「スタート」→「設定」をクリックする
2. 左側メニューにある「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を実行する
3.更新プログラムが表示された場合はアップデートする
セキュリティや安定性の面でも更新は重要なので、事前に最新状態へアップデートしておきましょう。
電源やストレージの空き容量を確保する
Windows 11をインストールするには、安定した電源と十分なストレージの空き容量が必要です。途中で電が切れたり容量不足になったりするとインストールが中断されたり、エラーの原因になります。ノートパソコンを使用する場合、必ず電源アダプタを接続した状態で実行しましょう。また、ストレージの空き容量が不足している場合は、不要なファイルや使っていないソフトウエアを削除しておくのがおすすめです。ストレージの空きを増やすことで、インストール作業がスムーズになり、トラブルを防げます。
Windows 11をインストールする3つの方法と手順
Windows 11をインストールする方法は、以下の3つです。
- Windows Updateからインストールする方法
- Windows 11のインストールアシスタントを使用する方法
- インストールメディアでWindows 11をクリーンインストールする方法
各方法の詳しい手順を紹介します。
Windows Updateからインストールする方法
Windows Updateを利用すれば、手軽にWindows 11へアップグレードできます。特別な操作を行わずに公式の手順でインストールできるため、初心者にもおすすめです。具体的な手順は以下の通りです。
1.タスクバーの通知領域に表示されているアップグレードのマークをクリックする
※もしくは、「スタート」→「設定」→「Windows Update」内にある「Windows 11 version〇〇の準備ができました」の「ダウンロードしてインストール」をクリック
2.「Windows Update」が表示されるので、「ダウンロードしてインストール」を選択する
3.「ソフトウエアライセンス条項」の「同意してインストール」をクリックする
4.Windows 11のダウンロードが開始されるため、待機する
5.「再起動が必要です」と表示されるので「今すぐ再起動する」を選択する
6.再起動が完了するとアップグレード終了
すぐに再起動しない場合は、「再起動のスケジュール」をクリックし、「時刻をスケジュ ール」のトグルスイッチを「オン」にして、時刻を選択後にページを閉じます。
画像付きの手順解説は、以下の記事をご覧下さい。
Windows 11にアップグレードする方法
Windows 11のインストールアシスタントを使用する方法
Windows Updateで案内が表示されない場合でも、「インストールアシスタント」を使えば手動でWindows 11を導入できます。Microsoft公式ツールであり、アップグレード方法として信頼性のある方法です。手順も簡単で、ツールをダウンロードして実行するだけで進められます。具体的な流れは以下の通りです。
1.Microsoftのホームぺージから「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロードする
2.ダウンロード後、画面右上にダウンロード結果が表示されるので、「ファイルを開く」をクリックする
※ダウンロード結果が消えた場合は、GoogleChromeの「設定(…)」→「ダウンロード」で確認可能
3.ユーザーアカウント制御が表示されるので、「はい」をクリックする
4.「Windows 11のインストール」を表示されるので、ライセンス条項の内容を確認し、「同意してインストール」をクリックする
5.インストールが終了するまで待機する
※インストール終了→再起動に長い時間がかかることがあるため、パソコンから離れる際は、再度作業中のファイルの保存や起動中のアプリの終了を確認する
6.インストールが完了すると「PCを再起動する必要があります」と表示されるので、「今すぐ再起動」をクリックする
※「今すぐ再起動」をクリックしない場合でも、画面左に表示されている「再起動までの時間」を過ぎると自動的に再起動が開始される
7.「サインアウトしようとしています」と表示されるので、「閉じる」をクリックする
※自動で再起動が始まることもある
8.パソコンが再起動し、更新プログラムの構成が開始される
9.パソコンが正常に再起動すると更新完了
インストールメディアでWindows 11をクリーンインストールする方法
クリーンインストールとは、Windows OSをまっさらな状態で入れ直す方法です。動作が不安定な時や設定をリセットしたい場合に実行されることがあります。クリーンインストールを行うことで、使用しているソフトウエアなどの影響を受けずにWindows 11にアップグレードできます。また、中古パソコンや新たに組み立てたパソコンにWindows 11を導入したい場合にも有効です。詳しい手順は以下の通りです。
1.メディアを作成する
USBメモリやディスクを使いインストールメディアを作成する必要があります。Microsoftのホームぺージの「Windows 11のインストールメディアを作成する」をダウンロードし、USBメモリもしくはディスクに保存しましょう。なお、ISOファイルは5GB程度あるため、それ以上の容量を持つディスクやUSBメモリを用意して下さい。
2.Windows 11をインストールする
インストールメディア作成後に再起動を行い、Windows 11のインストールを開始します。ディスクの場合はパソコンの起動後にディスクを挿入すると、自動で画面が切り替わります。USBメモリの場合はあらかじめ差し込んでおき、電源を入れた直後にインストールメディアの起動キーを押してインストールを始めて下さい。なお、起動キーはメーカーによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
3.言語設定を行う
パソコン起動後に以下の項目を設定します
- インストールする言語
- 時刻と通貨の形式
- キーボードまたは入力方法
- キーボードの種類
設定後に「次へ」→「今すぐインストール」をクリックして下さい。「Windowsのライセンス認証」を求められた場合は、プロダクトキーを入力します。プロダクトキーがない場合は、「プロダクトキーがありません」をクリックしましょう。
4.Windows 11のエディションを選択する
新品の場合はライセンスに応じたエディションを選択し、Windows 10からアップグレードする場合はWindows 10と同じエディションを選択して下さい。現在のエディションは、「設定」→「システム」→「バージョン情報」内の「Windows の仕様」に記載されています。
5.インストール方法を選択する
エディションの選択後、インストールの方法として「アップグレード」と「カスタム」が表示されるので、「カスタム」を選択します。
6.インストールドライブを選択する
OSを再インストールする場合は、これまでOSが保存されていたドライブを選択して下さい。新品のパソコンの場合は、「割り当てられていない領域」かパーティションを作成して指定します。
7.インストールを完了する
インストール完了後にパソコンを再起動します。再起動後は、パソコンの初期設定を行って下さい。
Windows 11にアップグレードした後にやるべき作業
Windows 11にアップグレードした後は、以下の作業を行う必要があります。
- Windows 11対応のソフトウエア、ドライバーのインストール
- Windows Updateの実施
- バックアップしたデータの復元
何もせずに使い始めると、不具合や互換性の問題が出る可能性があるため注意が必要です。まず、Windows 11に対応したソフトウエアやドライバーをインストールします。メーカーサイトで対応状況をチェックし、必要に応じてインストールしましょう。次に、Windows Updateを実行し、セキュリティパッチや追加機能をインストールします。最後に、アップグレード前にバックアップしておいたデータや設定を復元します。再度ソフトウエアの設定が必要になるケースもあるため、確認しておきましょう。
Windows 11搭載パソコン(PC)を購入すればインストール作業は必要ない
Windows 11を使いたい人は、対応するパソコンを新しく購入する方法もあります。インストール作業が不要で、すぐに使い始められる点がメリットです。手持ちのパソコンが古かったり、動作が不安定でクリーンインストールが必要な場合は買い替えも検討しましょう。
パソコンを買い替えることで、最新のCPUやメモリを搭載したモデルを使えるようになり、動作も快適になります。Windows 11専用の新機能や高いパフォーマンスを十分に活かせる点も魅力です。セットアップ済みの状態で販売されているため、初心者でも手間をかけずに環境を整えられます。古いパソコンを使っている人やスペック不足を感じている人は、アップグレードよりも買い替えが有力な選択肢といえるでしょう。
Windows 11インストール済み!NECのおすすめパソコン
NECは、スペックのカスタマイズに対応したBTO(Build To Order)パソコンを販売しています。ここからは、Windows 11がインストールされているNECのおすすめパソコンをご紹介します。
カスタマイズの幅が広い「LAVIE Direct N16」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct N16は、マルチタスクを快適にこなせるノートパソコンです。高精細な16型WUXGA(1920×1200)液晶を搭載していることに加え、色の再現性に優れたIPS方式を採用しています。また、数値入力に便利なテンキーが標準搭載されているため、事務作業もスムーズです。インターフェースはHDMIや有線LAN、USB 3.2 Type-Cなどを装備しており、周辺機器と接続しやすいように設計されています。CPUの種類やメモリ容量など、カスタマズの幅が広く、用途に合ったスペック構成にできるのも魅力です。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | インテル Core (i7-1255Uまたは1260P/i5-1235U/i3-1215U) |
| グラフィックボード(GPU) | インテル UHD グラフィックス/インテル Iris Xe グラフィックス(どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| ディスプレイ | 16.0型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角)(WUXGA) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 2(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約2.1kg(大容量バッテリー選択時2.2kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約6〜約9.6時間 |
スタイリッシュで機能性も高い「LAVIE Direct SOL」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct SOLは、デザイン性と機能性を両立したモバイルノートパソコンです。手触りが良くきずがつきにくいシルクタッチコートを採用。指紋も簡単に拭き取れます。また、直感的な操作を可能にする防指紋加工を施したタッチパネルが採用され、スマートフォンのように操作できます。さらに、AIによるバッテリー管理機能も搭載されており、電力消費を自動で最適化してくれるため、外出先での長時間使用も安心です。軽量で持ち運びがしやすく、出張や通勤にもぴったりなノートパソコンです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | インテル Core ( i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
| グラフィックボード(GPU) | インテル Iris Xe グラフィックス(プロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル) (WUXGA: 1920x1200) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約23.2時間 |
省スペースで使えるオールインワンパソコン「LAVIE DirectA23」
商品詳細はこちら
LAVIE Direct A23は、設置スペースに限りがある人におすすめする、オールインワンタイプのデスクトップパソコンです。本体とモニターが一体化されているため、コンパクトな机にも設置しやすく、ケーブル周りもすっきりします。23.8型のフルHD IPS液晶は広い視野角を確保でき、映像も美しく表示してくれます。また、モニターの角度や高さを自由に調整できるため、長時間の使用でも疲れにくい設計です。YAMAHA製のサウンドシステムも搭載されており、映画や音楽も臨場感ある音で楽しめます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | ・AMD Ryzen (3 7330U/ 5 7530U/77730U) ・インテル Core(i3-1315U/i5-1335U/i7-1355U) |
| グラフィックボード(GPU) | インテル UHD グラフィックス/インテルIris Xe グラフィックス/(プロセッサーに内蔵) |
| メモリ | 8〜32GB(デュアルチャネル対応) |
| ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
| DVD/CDドライブ | ・DVDスーパーマルチドライブ ・ブルーレイディスクドライブ |
| ディスプレイ | 23.8型ワイド スーパーシャインビューLEDIPS液晶(広視野角・高色純度)(フルHD) |
| 外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 3(内1ポートはパワーオフUSB充電機能付き) ・HDMI入力端子 × 1 ・LAN × 1 ・SDカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 541.4×221.0×411.8(mm) |
Windows 11のインストールはしっかりと準備をして実施しよう
Windows 11のインストールには、準備と手順の理解が重要です。準備不足のまま進めると、ソフトウエアの動作不良やデータの消失につながる可能性があります。システム要件の確認やバックアップなどの準備を行い、正しいインストール方法を確認しながら進めることでスムーズなアップグレードが可能です。インストール後には、最新のドライバーやアップデートを適用し、環境を整えることも忘れないようにしましょう。また、必要に応じてパソコンの買い替えを検討することで、より快適にWindows 11を利用できるようにな ります。
NECは、Windows 11をインストールしたパソコンを販売しています。お手頃なエントリーモデルから、幅広い作業に使えるハイスペックモデルまで用意しているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみて下さい。
NEC LAVIEの公式サイトはこちら



