パソコンにウイルス対策してますか?
こんな症状が出たら要注意!
2023.09.28(THU)
2023.09.28(THU)
コンピューターウイルスとは、コンピュータに入り込んでユーザーの意図に関係なく不正な行動をするプログラムのことです。この記事では、ウイルスの種類と特性、感染の原因、警戒すべき症状、防御手段や対策、そしてパソコン選びのコツも紹介します。
コンピューターウイルスとはどんなもの?

はじめに、コンピューターウイルスの基本的な特性とその種類について掘り下げます。パソコンやネットワークに被害を与えるものや、個人情報を盗もうとするものなど、どのような脅威があるのかを紹介します。
パソコンに危害を加えるプログラム
コンピューターウイルスは、コンピューターシステムに侵入し、その挙動を変更する能力を持つプログラムの一種です。データの破壊、情報の盗み出し、コンピューターの操作、さらには他のマシンへの自己拡散など、様々な形で害を及ぼす恐れがあります
このような悪意のあるソフトウェアを「マルウェア(malware)」とも呼びます。コンピューターウイルスはマルウェアの一種で、その特徴によって「トロイの木馬」「ワーム」「スパイウェア」「ランサムウェア」「キーロガー」などがあります。
コンピューターウイルスの種類
コンピューターウイルスには、他のプログラムに埋め込まれ、そのプログラムが実行されることにより拡散するタイプのものや、独立して動作し、自己複製するものがあります。ユーザーのコンピューター内部に潜み、操作内容を盗聴して外部に送信するようなものや、ファイルを勝手に暗号化して開けなくするようなものもあります。
コンピューターウイルス
「厳密な意味でのコンピューターウイルス」は、他の正規なアプリケーションやプログラムにコードを埋め込んで動作します。このウイルスは、それ自体では実行されず、ユーザーがウイルスが潜むプログラムを実行したときに活動を開始するのです。活動を開始したウイルスは別のプログラムへと自己複製を行い、システム全体を侵していくのです。
ワーム
「ワーム」は、独立して動作し、ネットワークを介して他のシステムに自己複製を行う能力を持つマルウェアです。ワームによってデータが破壊される、大量に複製を作り出すことでネットワークの帯域を占有し、システムのパフォーマンスを低下させるおそれがあります。
トロイの木馬
「トロイの木馬」は、ギリシャ神話に登場する、兵士を潜ませた木馬のように振る舞うマルウェアの一種です。表面上は便利なツールや楽しいゲームなど、無害であるかのように見せかけて、内部には悪意のあるコードが秘められているのです。これらのプログラムをインストールして実行すると、中に潜んだマルウェアが実行され、パソコンやネットワークを侵害します。
ランサムウェア
「ランサムウェア」は、ユーザーのコンピューターで管理しているファイルを暗号化することでアクセスできなくして、復号(暗号の解除)のための「身代金」を、ビットコインの送信などで要求するものです。ランサム(Ransom)は身代金を意味します。身代金を支払わないと、ファイルは永久に開くことができなくなるという恐怖心を利用した攻撃方法で、世界中で多くの企業・団体が被害にあっています。
キーロガー
「キーロガー」は、ユーザーのパソコン操作内容を窃取する「スパイウェア」と呼ばれるマルウェアの一種です。ユーザーのキーボード操作を記録し、パスワードやクレジットカード情報などの機密情報を盗み出そうとします。スパイウェアには、キーボードだけでなく、画面の状態やカメラ、マイクからの情報を勝手に保存して外部に送信しようとするものもあります。
こんな症状は要注意!ウイルスに感染したかも

コンピューターウイルスは、ユーザーに気づかれないように活動しますが、しばしばその症状を感じられることがあります。いつもの操作なのに動作が重い、通信スピードが遅くなる、予期しない広告が表示される、などの症状に要注意です。
通信速度が遅い、パソコンが重い
インターネットの通信速度が急に遅くなったり、パソコンの動作が重くなったりする場合、コンピュータウイルスやマルウェアに感染しているかもしれません。先に説明したように、ウイルスやマルウェアは、自身のコピーを作成したり、他のコンピュータに情報を送信するために大量のネットワークリソースを消費します。また、マルウェアがシステムリソースを占有したり、不正なプロセスを走らせたりすると、パソコンの動作が重くなる可能性があります。
身代金を要求する画面が表示された
ユーザーのデータを勝手に暗号化し、その復号をするための「身代金」を要求するランサムウェアに感染すると、画面上に「身代金要求書」が表示されることがあります。ファイルが暗号化され、その解除には支払いが必要である旨や、ビットコイン支払い先のアドレスが表示されます。写真、文書、音楽などに突然アクセス不能になり、身に覚えのない拡張子が付けられている場合もランサムウェア感染のおそれがあります。
パソコンの画面に広告が表示される
パソコンの画面やWebブラウザのウインドウに身に覚えなのない広告が何度も表示される場合は「アドウェア」と呼ばれる種類のマルウェアに感染している可能性があります。「アド」とは広告(Advertising)の略語です。アドウェアは、ユーザーのWeb閲覧の履歴を追跡して、その情報を基に関連性の高い広告を表示するプログラムです。
感染を誤解させる警告広告に要注意!
Webブラウザで様々なサイトを見ていると、「コンピュータウイルスに感染した」「サービスが利用できなくなった」などの警告メッセージが表示されることがありますが、これは詐欺広告やフィッシングの疑いがあります。フィッシング(Phishing)とは、有名企業や団体など、実在する組織であると称して、アカウントIDやパスワード、クレジットカードなどを窃取しようとする手口です。信頼できないサイトからの警告メッセージは無視しましょう。一見、自分が使っているサービスのサイトのようでも、巧妙につくられた偽物である可能性があります。安易にパスワードなどは入力しないようにしましょう。
ウイルスに感染するとどうなる?
コンピュータウイルスに感染すると、パソコンの動作が遅くなるだけでなく、深刻な問題を引き起こす可能性があります。サイバー犯罪者は「ボットネット」と呼ばれる、乗っ取ったコンピュータで構成されるネットワークを構築することがあります。ボットネットでは、スパムメール、迷惑メールの送信や、Webサイトやサーバーに対して過剰なアクセスをして利用不能にするDDoS攻撃などに利用されます。感染してしまうと、知らぬ間にこのような攻撃に加担してしまう恐れがあるのです。また近年で感染したパソコンの演算能力を活かし、ビットコインなどの仮想通貨の採掘に利用されるケースも増えています。
ウイルスに感染する原因

コンピューターウイルスの感染は様々な原因から生じます。不審なメールの開封、感染ファイルのダウンロード、古いOSの利用、安全でないWebサイトへのアクセス、無料Wi-Fiの利用など、日々のパソコン利用にはさまざまな感染要因が潜んでいるのです。
感染したファイルが添付されたメールを受け取った
メールを通じてコンピュターウイルスに感染したファイルを受け取ると、そのファイルを開くことで自分のパソコンも感染する可能性があります。また、感染したウイルスの種類によっては、メールソフトなどのアドレス帳に登録した連絡先に、勝手にウイルスを含むメールを拡散してしまう恐れもあります。信頼できない送信元や予期しないファイル添付を含むメールは開かないようにしましょう。
Windows7、Windows8を使っていた
Windows7やWindows8など、サポートが終了したOSを使い続けると、新たなセキュリティリスクが高まります。これは、OSの提供元であるMicrosoftが、セキュリティ上の脆弱性を修正するプログラムの更新をしなくなるからです。新たに発見された脆弱性が放置されていると、攻撃対象になりやすくなってしまうのです。
危険なWebサイトにアクセスした
違法な動画やマンガを掲載しているWebサイト、あるいは怪しいお金儲けを宣伝するWebサイトには、悪質な広告やマルウェアが仕込まれていることがあります。また、自分が意図しないプログラムのダウンロードを強要されたり、個人情報の入力を促され、窃取される可能性もあります。これらのWebサイトは利用者のセキュリティ意識が低いことを狙っているため、無闇にダウンロードしたり情報を入力しないなどの警戒が必要です。
フリーのFi-Wiに接続していた
外出先で無料で使える公共Wi-Fiは便利ですが、セキュリティリスクもあります。誰でも接続できるため、悪意のあるユーザーが同じネットワークに参加したユーザーのデータを盗んだり、マルウェアを仕掛けたりする可能性があるのです。Wi-Fiスポットを偽装して接続したい人から情報を盗もうとする手口もあります。
無料のWindowsのセキュリティ機能を使おう

Windowsには、ユーザーが安全にコンピュータを使用できるように、あらかじめセキュリティ機能があります。
「Windows Defender」は、ウイルスやマルウェアからコンピュータを保護するための防御システムです。初期状態から有効化されており、バックグラウンドで動作します。脅威を検出すると、自動的にその脅威を隔離または削除します。
Windows Defenderの機能を最大限に活用するためには、Windows Updateを通じて定期的にウイルスとマルウェアの定義を更新するようにしましょう。また、コンピューターがウイルスに感染していないかどうか、スキャンして確認することもできます。
これらのセキュリティ機能は、Windowsが提供する基本的な防御策で、適切に活用するだけでも、多くのウイルスやマルウェアからコンピュータを守ることができます。さらなる保護を求める場合は、別途セキュリティソフトを導入することもできます。
古いパソコンは買い替えることが大事!

古いパソコンを新しいものに買い替えることで、パフォーマンス向上だけでなく、セキュリティ面でのメリットも得られます。新しいパソコンは、最新のセキュリティ機能とアップデートを備えているからです。
特に、古いオペレーティングシステム(OS)は、サポートが終了してセキュリティアップデートが提供されない場合があります。古いパソコンの場合、新しいOSが求めるCPUやメモリなどの条件に合わない可能性もあります。
最新のOSに対応したパソコンなら、ユーザーは最新のセキュリティアップデートを受け取ることができます。また、新しいパソコンにはセキュリティ強化に役立つ機能やハードウェアも搭載されています。たとえば、指紋認証や顔認証などの生体機能は、パスワード認証よりも強固なセキュリティを提供します。
おすすめのノートパソコン「LAVIE Direct N15」
NEC Directがおすすめするノートパソコンを紹介しましょう。「LAVIE Direct N15」は、基本OSは Windows 11 Homeですが、よりセキュリティを高められるWindows 11 Proや、パソコンの立ち上げ時に指紋認証によるログインができる指紋センサを選択可能です。
CPUは、効率よくデータ処理を行える、第12世代の「インテル® Core™ プロセッサー」や、消費電力にも優れた「AMD Ryzen™ 7 7730U プロセッサー」を選択可能です。15.6型ワイドの液晶ディスプレイは、フルHDの高精細表示が可能です。使いやすさにも配慮がされ、キーボードはキートップ中央に窪みをつけタイピングがしやすい配慮がされています。

おすすめのノートパソコン「LAVIE Direct NEXTREME Carbon」
「LAVIE Direct NEXTREME Carbon」は、高品質なカーボン素材を採用し、本体重量は約869g〜と軽量ながら堅牢なボディが特徴です。基本OSはWindows 11 Homeですが、Windows 11 Proも選択可能。セキュリティを向上する指紋認証によるログインができる指紋センサを搭載しています。LTE/3G(nano SIM・eSIM)にも対応し、別途通信事業者とモバイル回線の契約をすれば、常時高速データ通信も可能となっており、信頼できないWi-Fiに接続するなどのリスクが防げます。
CPUは第12世代の「インテル® Core™ プロセッサー」を採用し、効率のよい処理を実現。オンライン会議を快適に行えるよう、音声の調整ができる機能や、使用者の視線検知や離席感知機能による紛失防止機能など、場所や用途を選ばず安心して使えるプレミアムなパソコンです。

旧モデルお買い得セールで安くパソコンが手に入る!
セキュリティの観点からも、最新のパソコンを手に入れることは重要です。NEC Directは、高品質の国内製パソコンを提供していますが、よりお得にお求めいただける、旧モデルお買い得セールを実施しています。旧モデルといっても、もちろん最新OSに対応していますので、アップデートなどセキュリティ機能は万全です。NEC Directのカスタマイズモデルなら、セキュリティソフトをお得に入手できるキャンペーンも展開しています。
販売モデルはたびたび変更があり、キャンペーンも期間限定で内容は随時変わります。定期的にチェックすることをおすすめします!