【わかりやすく解説!】
CPUのコアとスレッドってなに?
購入するパソコンを選んでいると、CPUのスペックでコア数やスレッド数という数値をよく見かけます。いまのCPUの性能では、このコア数・スレッド数がとても重要になっています。CPUの名前やクロック数だけでは、本当の性能を見きわめることができません。CPUのコアとスレッドについてわかりやすく解説します。
コア数とスレッド数はCPUの性能の重要ポイント

パソコンの性能を確かめるとき、まず目にするのがCPUです。しかしCPUは種類が多く、性能の違いがよくわかりません。そのようなときに参考になるのが、コア数とスレッド数です。コア数とスレッド数について、わかりやすく解説していきます。
CPUの性能を示す3大ポイント
CPUの性能を確かめるとき、コア数、スレッド数、クロック数を見ることでおおよその性能を判断することができます。ほかにもCPUの性能差を決める要素はありますが、この3つがCPUの性能を示す大きなポイントなのは間違いありません。
CPUのこれらのスペックを見ることで、購入を検討しているパソコンがどれほどの性能なのかを判断することができます。パソコンを購入するときはCPUの性能にも注目して、自分の目的と合っているか、オーバースペックになっていないかなどにも注意してみましょう。性能が高すぎる場合は、ワンランク下げてメモリなどにお金をかけるという選択も可能です。
コア数とは
コア数とはCPUに内蔵しているプロセッサー(コア。命令を処理する装置)の数を表しています。かつてCPUはひとつのプロセッサーだけで処理を行っていたため、プログラムなどの命令を順に処理するしかありませんでした。しかし近年のCPUは複数のコアを内蔵しているため、命令を順に処理するのではなく同時に処理できるようになっています。そのため処理能力が大幅に向上しました。
CPUのコア数をみれば、どれくらい処理能力が高いのかを知ることができます。コア数が多ければ多いほど性能が高く、高性能CPUでは16コア、12コアも搭載しています。比較的価格の安いCPUでも、4コア、6コアも搭載しているのは珍しくありません。
スレッド数とは
スレッド数とは同時に処理できる命令の最大数を表します。本来であればコアひとつに対して、命令はひとつしか処理できません。しかしコアにあまり負担のかからない命令であれば、処理能力に余裕があるため、さらに命令を実行できるCPUがあります。
8コア/16スレッドというCPUの場合、同時に処理できる命令数は8ですが、余裕があればひとつのコアでふたつまで、最大で16の命令を同時に処理することができます。そのためコア数のことを物理コア数、スレッド数のことを論理コア数とも呼びます。負荷が少ない命令であれば余力を活かしてまた別の命令を処理することができるため、それだけ性能の高いCPUといえます。
クロック数(周波数)とは
クロック数とは1秒間で処理できる命令の数を表し、Hz(ヘルツ)という単位で表します。CPUのプロセッサーがひとつしかなかったころは、クロック数の大きさがCPUの性能を表していました。しかし、複数のコアを搭載できるようになると、クロック数だけではCPUの性能を測ることはできません。
3GHzでコア数2のCPUより、2GHzでコア数4のCPUのほうが効率よく命令を処理できて高性能といえるのです。クロック数はCPUの性能を表す重要な数値ですが、それだけで性能の高さを表すとは限らないので注意しましょう。
同じ名前のCPUでも世代で性能が違う
CPUには、Core i7、Core i5、Ryzen 7、Ryzen 5というように名前が付けられています。ところがこのCore i7が最初に発売されたのは2008年です。10年以上も前から同じ名前で販売され続けているのですから、同じCore i7という名前でも同じ性能のCPUではありません。
CPUは大きく世代で分かれます。第9世代、第10世代、第11世代…というように、世代で区切られており、CPUの名前はその世代内での性能差を表します。同じ第11世代であれば、Core i7はCore i5より高性能ですが、第9世代のCore i7と第11世代のCore i5を比較すると、第11世代のCore i5のほうが高性能ということになります。
NEC DirectならPCのCPUを選べる
NEC Directでは購入するパソコンのカスタマイズが可能です。そのため、3D動画を作成したいのでメモリを大容量にしたい、ビルの設計図を描くため高性能なCPUに変更したいなど自分の目的に合ったパソコンを作ることができます。
カスタマイズでパーツを変更するたびに、購入金額が表示されますので、予算を意識しつつカスタマイズが可能です。何を優先するべきか、よく考えてカスタマイズをしましょう。パソコンによってカスタマイズできるパーツに違いがあるので、ベースになるパソコンを変えてみるなど、複数のパソコンでカスタマイズを試してみましょう。
NEC Directのおすすめ!<LAVIE Direct N15>

エントリーモデルから、ハイスペック機まで自分好みにカスタマイズできるノートパソコンがLAVIE Direct N15です。目的に応じ自由にパーツを選べるので、価格と性能の絶妙なバランスを実現できるのが魅力のモデルです。
CPUは、高性能クアッドコアのインテル® Core™ i7からコスパに優れたインテル® Celeron® プロセッサーまで選べます。メモリは4〜32GB、ストレージは一般的なHDDに加え、SSDにも対応。クイックに起動し衝撃にも強いSSDは、パソコンの使い勝手を大幅に向上させます。
オンラインミーティングに便利な、コンテンツごとに最適な音質調整ができるヤマハ製AudioEngineが標準装備。ヤマハ製ステレオスピーカーもオプションで用意しています。加えて、画面の見やすさもポイントです。映像にも15.6型フルHDディスプレイが標準装備なので、動画鑑賞用にも、作業用にも適しています。
キー入力の快適性を実現しているのも、このN15シリーズの魅力です。キートップは中央にくぼみを用意、さらにキー入力をスムーズに行えるよう軽く傾斜も付いています。スペックだけでなく、ユーザーの快適な使い心地への要望にも、きっちり対応しています。
NEC Directのおすすめ!<LAVIE Direct NEXTREME Carbon>

LAVIE Direct NEXTREME Carbonは、軽量&堅牢が魅力のノートパソコンです。持ち運びがしやすい上にセキュリティ機能も搭載しているので、頻繁に外で作業を行うビジネスパーソンや学生におすすめです。
CPUはさまざまな用途で使える第11世代のCore i7とCore i5の2種類から選べます。どちらも4コア/8スレッドなので、、動画やCGの編集、大量データの解析など、メインパソコンとしてさまざまな用途に使えるだけの性能を持っています。SSDも最大で2TB搭載可能なので、必要なデータをすべてストレージに保存することもできます。オフィスを持ち歩く、というコンセプトでカスタマイズしてみるのも面白そうです。
旧モデルセールも見逃せない
旧モデルお買い得セールは、少し前に発売された型落ちモデルのパソコンをお得な値段で購入できるセールです。ポイントは、パソコンのカスタマイズができることです。旧モデルとはいえ、1世代や2世代程度の違いなので、大きな性能差はありません。現行モデルに近い性能のパソコンを、割引価格で買えるチャンスです。
しかもカスタマイズができますから、CPUを変えたりメモリの容量を増やしたりと、旧モデルとは思えないような性能のパソコンにすることもできます。CPUのコア数やスレッド数などに注目して、快適に使えるパソコンにカスタマイズしてみましょう。