NEC PCの音に対するこだわり、
それは1985年から始まった。
NECが初めて「音」を意識したPCを世に送り出したのは、今から30年以上前の1985年。
味気ないBeep音しか鳴らなかった当時のPCに初めて日本楽器製造(現・ヤマハ)株式会社が開発したFM音源チップを搭載。
これにより、豊かな表現が可能となり、PCゲームやコンピュータミュージックなど、新たなエンターテインメントを生み出しました。それ以降、NEC は音にこだわったPCを、次々とリリースしていきます。


ハイレゾ音源、
その真の音を響かせるために
PCで音楽を聴く人はますます増えてきています。
音を大切にするユーザーのために、NECはスピーカもソフトウェアも磨き上げ、PCでありながらオーディオ機器としてのクオリティをも積み上げてきました。そして、「ハイレゾ音源」の登場とともに、さらなる音の表現を目指して、NECとヤマハは新たな挑戦を始めます。
それは世界初 の「ハイレゾ対応スピーカ内蔵デスクトップPC」の開発でした。
CDを超える高音質のハイレゾ音源が持つ臨場感や音の豊かさを再現するには対応したスピーカやソフトウェアが欠かせません。オーディオ機器として信頼できる品質を確保するために日本オーディオ協会が提唱する、厳格なハイレゾ基準に適合することを目標に定めます。
NECとヤマハの
パートナーシップ
省スペースPCのスタイリングを大切にしたいNECと、ハイレゾ認証・高音質化を実現するためにスピーカの配置、スペースを重要視したいヤマハとの間には相反する要求が存在していました。
PC筐体設計の段階からNECとヤマハの技術者は幾度となく意見を交換、ヤマハではPCを模擬した試作を繰り返し、ミリ単位で改良を重ねました。
試聴にはヤマハの音作りの思想であるナチュラルサウンド(NS)を知り尽くしたヤマハのサウンドマイスターも参加するなど、ヤマハのソフトウェア、電気回路、スピーカなどのあらゆる分野のプロフェッショナルが総力をあげてハイレゾ認証取得を目指しました。
斬新なアイデアで
生まれたスピーカ
そして完成したのが、省スペースPCのスタイリングにマッチングした新たな形の省スペースオールインワンPC用スピーカでした。スピーカ開口部が下向きにも関わらず、スピーカ設計と信号処理の組み合わせにより、正面から音が聴こえるよう工夫が施されています。
前モデルと比べて約7%スリム化しながらも、ハイレゾ認証に欠かせない40kHzという高域再生性能を実現、加えて最適化されたFR-Portにより低域再生性能も10%向上しています。
高音質実現のために、ソフトウェアも重要な役割を果たしています。音響環境を補正するソフトウェア「ヤマハ製 AudioEngine™」をハイレゾ音源向きに新たにチューニングして内蔵し、ハイレゾ音源向けに拡張したオーディオプレイヤー「HiGrand Music Player」を搭載しています。
世界初*の
「ハイレゾ対応スピーカ内蔵
デスクトップPC」の誕生
そして誕生したのが、2017年1月に発表された、LAVIE DA970/GAB、DA770/GAシリーズ。
日本オーディオ協会が提唱する厳格なハイレゾ基準に適合するヤマハ製ハイレゾスピーカを搭載した、世界初*の「ハイレゾ対応スピーカ内蔵デスクトップPC」としてデビューを飾りました。
最新の高音質化技術により、ハイレゾ音源はもちろん、MP3などの音源も臨場感あふれるサウンドを楽しめる、音へのこだわりを尽くした製品です。



※当社はハイレゾ普及に向け、ハイレゾモデルには、
日本オーディオ協会が推奨するこのロゴを冠し、推進しています。
2009年のヤマハ製スピーカ搭載機から約8年。LAVIE DA970/GAB、 DA770/GAシリーズ は、NECとヤマハがハイレゾという新しい分野に歩み出し、第一歩を印した記念すべき製品となりました。
そして、NECパソコンの音への挑戦は、これからも続きます。
「より良い音」への飽くなき欲求は、人が音楽を愛する限り続いていくことでしょう。
時代とともにそれに応える製品を生み出し続けることは、NECパソコンのDNAに刻み込まれているのです。
*2017年1月1日現在、NECパーソナルコンピュータ調べ。