2017年6月7日
NECパーソナルコンピュータ株式会社
NECパーソナルコンピュータ(本社・東京都千代田区、代表取締役 執行役員社長 留目真伸)は、この度、記録媒体に関する調査アンケートを全国の20代~50代の男女800名を対象に実施しました。各々の記録媒体の使用状況を調査しましたのでご報告いたします。
過去の写真や動画・映像をどの記録媒体に保存しているか質問をしたところ、20代・30代の約40%が「古い記録媒体(紙の写真、ビデオテープ)にそのまま保存している」と回答しました。(グラフ①)また、古い記録媒体に保存をしている人を対象に、「SNSの普及で古い記録媒体に保存したものを見返したくなる機会が増えたか?」と質問をしたところ、20代・30代では「とても増えた」「やや増えた」と回答した人が約30%にのぼりました。(グラフ②)
一方、古い記録媒体に写真や動画・映像を保存している人を対象にそれぞれの記録媒体ごとに「デジタル機器やクラウドサービスにデータを移したことがあるか?」と質問をしたところ、紙の写真では全体で約70%の人が、ビデオテープでは約60%の人が「保存し直したことはない」と回答し、多くの人は古い記録媒体に保存したものをデジタル機器、もしくはクラウドサービスを利用して保存し直したことがないという結果になりました。(グラフ③)
SNSで写真や動画をシェアする時代、比較的若い世代の方でも古い思い出の写真をデジタル化したいニーズが一定数あるものの、それのニーズはあまり満たされていない状況にあるといえます。
【グラフ①】あなたは過去の写真や動画・映像をどの記録媒体に保存していますか? n=400(複数選択)
【グラフ②】SNSの普及により、古い記録媒体に保存した写真や動画・映像を見返す、再生したくなる機会は増えましたか? n=148
【グラフ③】保存している写真や動画・映像を以下の記録媒体やサービスに保存し直したことがありますか? 紙の写真:n=327 ビデオテープ:n=128 ハードディスク/パソコン:n=492(複数選択)
紙の写真で保存している人に「今でも紙の写真を見返すことがあるか?」と質問をしたところ、約40%の人が「ほとんどない」「まったくない」と回答。(グラフ④)見返さない理由としては、約4人に1人が「実家など離れた場所に保管しているため」、約5人に1人が「保管している場所を忘れた」と回答し、5人に1人以上が見返したいと思っても見返すことが困難な状況であることが分かりました。(グラフ⑤)尚、3人に1人以上が保存後3年以上も写真を見返していないと回答しました。(グラフ⑥)
またビデオテープで動画・映像を保存している人に「保存した動画を今でも再生することがあるか?」と質問をしたところ、75%以上の人が「ほとんどない」「まったくない」と回答しました。(グラフ④)再生しない理由としては、約40%の人が保存している媒体が古いことが原因で再生をしていないことが分かりました。(グラフ⑤)尚、半数以上の人が保存後5年以上再生をしていないと回答しました。(グラフ⑥)
さらに、以前使用していたスマートフォン/携帯電話にデータを保存している人に「保存した写真や動画のデータを今でも見返すか?」と質問をしたところ、約半数の人が「ほとんどない」「まったくない」と回答。(グラフ④)理由として、60%以上の人が端末を取り出したりセットアップすることが面倒との理由から見返していないことが分かりました。(グラフ⑤)尚、30%以上の人が保存後3年以上見返していないと回答しました。(グラフ⑥)
これらの結果は、記録媒体の技術進歩が、却って思い出を振り返る機会を煩わしいものにしてしまっていると言えるのかもしれません。また、デジタル化されていて便利なはずの携帯電話やスマートフォンにおいても、機種変更以降はデータが古い端末に死蔵されてしまっている傾向にあります。
【グラフ④】保存した写真や動画・映像を、保存媒体を変更せず(他の媒体にデータを移行せず)今でも見返す、再生することがありますか?
紙の写真:n=327 ビデオテープ:n=128 以前使用していたスマートフォン/携帯電話:n=256
【グラフ⑤】見返さない、再生しない理由としてあてはまるものをお選び下さい。
紙の写真:n=125 ビデオテープ:n=98 以前使用していたスマートフォン/携帯電話に保存したまま:n=122(複数選択)
【グラフ⑥】最後に見返した、もしくは再生したのはいつ頃になりますか?
紙の写真:n=125 ビデオテープ:n=98 以前使用していたスマートフォン/携帯電話:n=122
ハードディスク/パソコンで写真などのデータを保存している人に「今でも見返すことがあるか?」と質問をしたところ、70%以上の人が「よくある」「たまにある」と回答(グラフ⑦)し、データをデジタル化してパソコンやハードディスクに保存している人は古い記録媒体に保存している人に比べてよく見返す傾向にあることが明らかになりました。
一方クラウドサービスの利用実態については、紙の写真で保存している人の3.1%、ビデオテープで保存している人の1.6%、そしてハードディスク/パソコンで保存している人でも8.7%の利用実績しかないということも浮き彫りになりました。(グラフ⑧)
これらの結果から、パソコンとハードディスクなどの周辺機器ストレージは、保存したデータに気軽にアクセス出来るとともに、デジタルコンテンツのメインの保管場所として重要な役目を担っていると言えそうです。
【グラフ⑦】保存した動画・映像を、保存媒体を変更せず(他の媒体にデータを移行せず)今でも再生することがありますか? パソコン/ハードディスク:n=492
【グラフ⑧】保存している写真や動画・映像を以下の記録媒体やサービスに保存し直したことがありますか? 紙の写真:n=327 ビデオテープ:n=128 ハードディスク/パソコン:n=492(複数選択)
NECパーソナルコンピュータではこの調査結果から、古い記録媒体に保存している写真や動画・映像をデジタル化して、パソコンなど最新のデジタル機器に保存していただくことで、これまで眠っていた過去の思い出を見返す機会が増え、有効に活用出来るものと考えています。
当社が展開している懐かしい紙の写真やビデオ、年賀状などもデジタル化する『My Treasure サービス』は、ご注文いただいた紙の写真やビデオテープをNEC My Treasure サービスセンターに発送していただくだけで、デジタル化したものをお客様へお届けいたします。
また、大量の写真や動画・映像をデジタル化し、それを一つにまとめて手元に保管したい方向けの製品として、ストレージの大容量化をおこなっています。デスクトップのフラッグシップモデルDA970/GABでは4TB、エントリーモデルのノートパソコンNS150/GAシリーズでも1TBと、幅広く大容量ストレージモデルをラインナップしています。
さらに、デジタル化した過去の写真や動画を変換してスマートフォンで持ち出したい、あるいはSNSへ投稿するために編集をしたい、というニーズには高い処理能力を持つCore i7搭載モデルとしてノートパソコンではNS850/FAB、NS700/GAシリーズなど、デスクトップではDA970/GAB、DA770/GAシリーズなどを取り揃えております。
DA970/GAB
NS850/FAB
このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。